シティーズスカイライン pc スペック /必要スペックと推奨ゲーミングPC、MOD導入でも低スペック?【Cities: Skylines】
シティーズスカイライン pc スペック /Cities: Skylinesとは?
Cities:Skylineは2015年に登場して以来、世界的に評価されているNo.1街づくりシミュレーションゲームです。
Cities:SkylineはPS4でも発売されていますが、PC版ではMODを使用できるため特に人気があります。
街づくりゲームといえば「シムシティ」が有名ですが、「Cities:Skyline」はシムシティを上回り、PCゲームならではModによる自由度や創造性の高さから、今尚根強い人気を誇っています。
DLCも盛況で、現在も多くのDLCが登場しており、登場から5年以上経った今でも街づくりシミュレーションの頂点に立ち、今尚新鮮に楽しめる名作タイトルに挙げられています。
SteamやEpic gameで販売され、セール対象にもなりやすいので、安い価格で購入できますので、コスパ良好で長く楽しめるゲームである事は間違いありません。
Cities: Skylinesが人気の理由①:単調な作業は敢えて排除
単調になりにくいゲーム性と遊び尽くせないボリュームが長寿タイトルの要因ですが、その一方で、建物を細かく設定するような飽きやすい作業は排除されています。
住宅、商業、工業の区画を選択する程度で、ショップの中身までは決められないようになっており、消防署や警察署などは設置できても、建物に関する自由度はあまり高くないです。
しかし、逆にこれが人気を後押ししている部分でもあり、細かく膨大なボリュームの中で、街づくりにおける面倒を排除しています。
一方で、街づくり系の中では非常に広大なマップが採用されており、マップは徐々に広げることができ、土地の起伏や線路の有無などで広げる方向を決められます。
こういった広大なフィールド上のインフラを整えることがCities: Skylines最大の醍醐味であり難関でもあります。
中盤を過ぎてもできることは豊富にあり、終盤になるに連れてゲームの本領が発揮されるようになっており、他の街づくり系と比べて、これ以上開拓できる土地がない状態になるまでに掛かる時間が大きく異なります。
Cities: Skylinesが人気の理由②:収益化するまでがリアル
収益を安定させることは難しくないのですが、収益を高めるための工夫はなかなかにハードでリアルです。
例えば、トラックが目的地に辿り着けるようにインフラを整えても、渋滞してしまうと迂回ルートを通る事になります。
渋滞を取り除くことが収益に繋がりますが、街をつくることよりも、街を円滑に機能させることが重要で、一度詰まると収益が大幅に下がります。
回復させるために街を大きくすると渋滞は激化し、街を大きくするを繰り返す事になり、奇抜な発想やアイデアが必要な場面が出てくるので、これまであったような街づくり系のゲームになかった要素が詰め込まれていいます。
Cities: Skylinesが人気の理由③:数十万種類ものMod
MOD無しでも十分楽しめるゲームではあるものの、Cities: Skylinesと言えばやはりMODが不可欠なゲームです。
MODを使用すれば実在の建築物や看板、有志が作成した無数のパーツ、マップの広大化、住人の行動アルゴリズムの変更など家庭用ゲーム機版と同じゲームとは思えないほどのカスタマイズが可能です。
標準の機能だけでは到底実現できないグラフィックやゲームシステムを取り入れる必要がありますが、Cities Skylinesには数十万種類ものModやアセットが用意されています。
MAPだけでは無く建物やシステム変更系のMODなど色々あるので飽きてきたら色々自分でコンテンツを追加出来る魅力があります。
Cities: Skylinesが人気の理由④:Mod導入が簡単
MODというと少し難しそうだなと感じる方もいるかもしれませんが、Cities: SkylinesではMOD導入の敷居が非常に低く、「Readme.txt」を読み込んだり解説してくれる外部サイトを渡り歩く心配もありません。
Cities: SkylinesはSteamから簡単にカスタムアセット(MOD)を導入することができます。
Steamのworkshopに並んでいるコンテンツの中から「+サブスクライブ」というボタンを押すだけで適用出来ます。
Steamのワークショップで導入したいMODをワンクリックすると導入完了。
後はコンテンツマネージャーでチェックを入れれば完了です。
まるで公式のDLCを適用しているくらいの簡単さです。
ただしMODによって必要なPCスペックは大きく変化してくる点は注意が必要で、初めから出来るだけスペックの高いマシンでプレイする事をおすすめします。
シティーズスカイライン pc スペック /必要環境と推奨環境
Windows
必須動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Microsoft Windows XP/Vista/7/8/8.1 (64-bit) | Microsoft Windows 7/8 (64-bit) |
CPU | Intel Core 2 Duo, 3.0GHz / AMD Athlon 64 X2 6400+, 3.2GHz | Intel Core i5-3470, 3.20GHz / AMD FX-6300, 3.5Ghz |
メモリ | 4GB | 6GB |
グラフィックカード | nVIDIA GeForce GTX 260, 512 MB / ATI Radeon HD 5670, 512 MB | nVIDIA GeForce GTX 660, 2 GB / AMD Radeon HD 7870, 2 GB |
ストレージ | 4 GBの空き容量 | |
ネットワーク | ブロードバンド接続 | |
DirectX | Version 9.0c | Version 11 |
Windows版Cities: Skylinesの最大の注意点として、32bit版のOSでは動作しません。
購入前に64bit版のOSか必ず確認してください。
また、公式の動作環境基準だと、2015年の最初のリリースバージョンの時のままであり、かなりギリギリで実情に見合っていません。
ゲーム本体のみでのバニラ状態の動作環境・推奨環境なので、追加DLCは考慮されていません。
その後、年々ゲームのバージョンアップがされて機能が増え続けて段々と重くなり、実際の要求性能も上がっています。
最小動作環境はゲームが「とりあえず起動可能」なだけで、推奨動作環境が「実際の最小動作環境」になります。
推奨動作環境でもプレイはできますが、色んなことをすると早々にスペック不足に陥ります。
序盤は問題なくとも、ゲーム進行によって都市拡大や人口増加、追加DLCやMODやカスタムアセットの導入をすれば、要求スペックが上昇していきます。
Mac
必須動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | OS X 10.10 OS X 10.9 OS X 10.9 (64-bit) | |
CPU | Intel Core 2 Duo, 3.0GHz / AMD Athlon 64 X2 6400+, 3.2GHz | Intel Core i5-3470, 3.20GHz / AMD FX-6300, 3.5Ghz |
メモリ | 4GB | 6GB |
グラフィックカード | nVIDIA GeForce GTX 260, 512 MB / ATI Radeon HD 5670, 512 MB | nVIDIA GeForce GTX 660, 2 GB / AMD Radeon HD 7870, 2 GB |
ストレージ | 4 GBの空き容量 | |
ネットワーク | ブロードバンド接続 |
SteamOS / Linux
必須動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Ubuntu 14.04 64-bit Ubuntu 14.10 64-bit Ubuntu 12.04 64-bit Ubuntu 14.04 (64-bit) | |
CPU | Intel Core 2 Duo, 3.0GHz / AMD Athlon 64 X2 6400+, 3.2GHz | Intel Core i5-3470, 3.20GHz / AMD FX-6300, 3.5Ghz |
メモリ | 4GB | 6GB |
グラフィックカード | nVIDIA GeForce 8800, 512 MB RAM or ATI Radeon HD 3850 512 MB RAMnVIDIA GeForce GTX 260, 512 MB / ATI Radeon HD 5670, 512 MB |
nVIDIA GeForce 8800, 512 MB RAM or ATI Radeon HD 3850, 512 MB RAM |
ストレージ | 4 GBの空き容量 | |
ネットワーク | ブロードバンド接続 |
MOD導入に必要なスペック
OS | Windows 7/8.1/10 64-bit |
---|---|
CPU | Core i5-10400 |
グラフィックカード | GeForce GTX 1660 SUPER |
メモリ | 16GB |
Cities: Skylinesに多少のMODを入れてプレイできる、現行モデルパーツを目安としたスペックです。
建物の見た目を変えたり、実在する看板や道路表現の変更なら上記スペック程度でも動作します。
しかし、Cities: Skylinesでは入れるMODによって必要なスペックは変化します。
- 街のマップを広げるMOD
- 交通アルゴリズムを変更するMOD
例えば、バニラ状態では最大9タイルのマップを選択できるのですが、これをModで最大50を超えるタイルに広げるModも存在します。
有名どころでは、「TM:PE」という信号や進行方向を細かく設定できるModや、好きなところにアスファルトを配置できたりする「Ploppable Asphalt」などは”重い”部類だと言われています。
また、マップを広げる系のModを適用するにはメモリ容量もそれなりに重要になるので、最低でも16GB以上を推奨します。
さらに、突き詰めて言えば、MODを入れる場合、必要となる性能は青天井になっていきます。
バニラ+コンテンツを追加する程度のModやDLCであれば現行のミドルクラスで十分ですが、特殊なゲームプレイを想定している場合は、現行のハイエンドも視野に入ります。
100万人都市をつくるスペック
OS | Windows 7/8.1/10 64-bit |
---|---|
CPU | intel Core i7 10700 Ryzen 7 3700X |
グラフィックカード | GeForce RTX2060 Radeon RX 5600 XT |
メモリ | 32GB |
Cities:skylinesはPCスペックによって制限なくマップを広大化できるため、事実上スペック上限がありません。
100万人都市をつくるなら、マップ広大化MODや、交通アルゴリズムMODなどを使用して制作しますがかハイエンドモデルが必要になってきます。
マップが広がれば、そのマップ全域で都市をリアルタイムで進行させなければならないため、ハイエンドゲーミングPCが必要になります。
特に同時に処理する動作が膨大になるので、CPUの性能はもちろんの事、メモリの容量が多く要求されます。
アセット大量導入時のスペック
OS | Windows 7/8.1/10 64-bit |
---|---|
CPU | intel Core i7 10700 Ryzen 7 3700X |
グラフィックカード | GeForce RTX3060 |
メモリ | 32GB |
バニラ状態ではなく、ビルや鉄道車両、道路など追加でワークショップで公開されているアセット類を詰め込んでいけば、別ゲームなくらい見た目が変わりますし、景観作成&観察ゲームとしての本領を発揮し始めます。
ただし、これはスペック的には非常にきつい話になってきます。
まずYoutubeでPC版の景観プレイを実況してるような方々はアセット数が数千(5000以上とか)なんてのは当たり前の世界です。
Steamのコミュニティに、プレイヤーがまとめたおおよそのアセット数ごとの目安メモリ量が記載されており、かなりハイスペックなPCであってもCitiesの起動だけで数分~十数分(当然Loading Screen Mod使用)かかる事が判明しています。
The average rule of thumb for the base game is:
4GB: 0-10 assets
8GB: 100-400 assets
12GB: 400-800 assets
16GB: 800-1200 assets
24GB: 1200-2000 assets
32GB: 2000-2800 assets
64GB: 2800-6000 assets引用元: Steam コミュニティ :: ガイド :: Cities Skylines | A Beginner’s Guide To Using Mods & Custom Content
メモリ量は都市の広さや人口の多さと比例して膨らんでいきますし、さらにグラフィックボードの搭載メモリも8GBあっても上限に張り付くようになります。
またこうしたプレイスタイルになると、いつどの時点でゲームが固まったり落ちたりするかもわからなくなってきます。
安定性という点では、かなり厳しくなってきますので、できるだけ使うアセットだけに絞って導入した方が無難です。
シティーズスカイライン pc スペック /おすすめのスペック
MOD+アセット+100万人都市(実況配信無し) | MOD+アセット+100万人都市(実況配信有り) | |
---|---|---|
OS | Windows 8.1, Windows 10(各64ビット) | |
CPU | Core i7-11700 / Ryzen 3600X(6c12t)~3700X(8c16t) | Core i9 |
メモリ | 16GB | 64GB |
グラフィックカード | GeForce GTX 1660 SUPER | RTX3060 |
ストレージ | 250GB以上のSSD | |
DirectX | DirectX 11 | |
解像度 | 1280×720 | 1920×1080 |
バニラ状態でプレイする限り、都市の広さ≒人口に比例する形で必要とするスペックは上昇していきますが、使用されているエンジンの関係から、およそ4コア8スレッド程度しか使われないことがわかっています。※発売が5年前のゲームであるため
よって、標準的なプレイスタイルでは、CPUはそこそこ、メモリは16GB~、GPUはRAMを4~6GB程度搭載しているモデルを選べば十分プレイできます。
今から購入するのであればPascal世代ではなくTuring世代になりますが、このあたりのラインを目処に探せば、複数のDLCを導入した上でアセットを少々入れてプレイする上では不自由を感じることは少ないです。
逆にこれ以上を用意してもCitiesの性能的にはどうしても制限がかかるので投資コスト分の獲得パフォーマンスが徐々に悪くなります。
ただし、通常プレイに加えて、「録画したい」、「動画配信したい」、「動画配信者と同等以上の景観プレイを存分に楽しみたい」などの用途があるのなら、さらに上積みが必要になってきます。
グラボ
グラボがスペック不足の場合、FPSが低い・画面を動かすとカクつく原因になります。
特に都市全体を表示するような描画・移動している人や車両が多い場所で顕著にFPSが下がります。
都市の拡大・カスタムアセットの使用では描画・ビデオメモリの使用量が増えますので、GDDR5 6GB以上できれば8GB以上のグラボを搭載しておいた方がいいでしょう。
大都市になって建物が増えると、ビデオメモリを8GB近く普通に消費します。
と言っても、GPU自体の負荷は意外と高くありません、
他のPCゲームとは異なり30fps程度で十分快適にプレイできるため、Cities:skylinesでは高いフレームレートは求める必要がないからです。
カメラワークによってはフレームレートは大きく変動し、都市上空から全体を見渡す視点時はフレームレートが上がり、都市に近づき画面内に多数の人や車が動く状況ではフレームレートが大きく低下するのですが、そこまで気になる程ではありません。
現行のエントリークラス上位のグラボでも十分プレイ可能です。
CPU
Cities:skylinesではシミュレーション処理のすべてをCPUで行いますのでかなり重要です。
CPUの性能が不足していると、進行速度や車両や住民の移動が遅くなります。
また、数々のオブジェクトをシミュレーションするので、多くなると遅くなりますので、2倍速・3倍速は、初期の小都市でしか有効に使うことができないでしょう。
等倍速以下になると、ゲーム内の進行速度が更に遅くなりますが、極端に進行速度が落ちると、都市運営が困難になってプレイができなくなります。
さらに、Modによっては、導入する事でガクンとFPSが低下してしまうものもあります。
ただ、CPUをハイエンドにすれば無限にModが軽くなるのかといえばそう単純な話ではありません。
そもそも本作は2015年のゲームであるため、使用されているエンジンの関係から、およそ4コア8スレッド程度しか使われないことが判明しています。
それ以上コアやスレッドが空いていても、スカスカ(CPUコア的には手持ち無沙汰な)な状態になりますし、さらにコアを使うように設定できるようなオプションやModなどはありません。
ここがゲーム側での決して超えられない性能的な限界であり、余ってるコアを使用するような上向きの改造は不可能で、節約する方向でしか改造できません。
つまり「Cities」をプレイするだけならば、MODを入れまくる場合でも、それほど高価な(例えば16コア32スレッドなどの)CPUを入れたからと言っても劇的に改善するわけではなく、CPUの限界を見据えながら入れるアセットやMODの調整をしていく事も重要になってくるわけです。
特に、交通系MOD(TMPE等)は大幅に進行速度を低下させる(2割程度、状況次第)事がわかっており、MODやアセットによっては組み合わせや入れただけで、CPUの性能に関わらず進行速度が低下します。
ただ、4コアのCPUに最適化されているものの、コア数が増えればクロック数が低めでも高速化できる事は分かっています。
4コア以下のCPUの場合、進行速度が出ても描画(fps)に支障が出るので、進行速度が0.5倍以上になるように更にMOD等を抑えてプレイする事も重要になってきます。
メモリ
Cities:skylinesでは都市の拡大やDLCの導入でも必要なメモリが増加します。
物理メモリが不足するとストレージ内の仮想メモリ(低速度)が使われます。
その時の処理に必要なデータが物理メモリ内に無い時は処理が中断され、仮想メモリから必要なデータを読み込み、逆にその時に必要でないデータを一時的に仮想メモリに退避させます。(スワップイン・スワップアウト)
この中断・低速な読み書きの為に、動作が非常に遅くなります。
都市の拡大・カスタムアセットを導入すると、メモリ使用量は増加していき、発売されている大型DLC Industriesまで導入した状態で、メモリの消費は6GBを超えます。
これらの事から、メモリ容量の目安としては、少数のMODを導入する場合でも16GB、多数のMODを導入する場合は32GBは欲しいところです。
大都市を作ったり、配信も考慮する場合は64GB以上搭載しておいた方が無難です。
ストレージ
快適にプレイしたいならSSD一択です。
起動時のアセット読み込み速度に直結します。
HDDでもセーブは速めですが、ロードは普通に1~3分程度掛かります。
オブジェクト数が増えると、単純にセーブ・ロード時間が長くなる仕様なので、描写省略MODやカスタムアセットを大量に導入すると、更にセーブ・ロード時間は長くなります。
よって、Cities:skylinesのロード時間を少しでも短縮するためには、SSDは必須と言えるでしょう。
シティーズスカイライン pc スペック /ベンチマーク
検証環境
以下のスペックの自作PCを使って、実際に動作検証を行ないました。
CPU | Core i7 7700K @4.80Ghz他 |
---|---|
ビデオカード | GeForce GTX 660他 |
マザーボード | ASRock「B450 Steel Legend」(AMD B450) |
メモリ | DDR4-3200 8GB×4、DDR4-2666 |
ストレージ | Plextor M8Pe M.2 NVMe 512GB (RAID0) |
電源ユニット | 850W 80+ Platinum |
50万人都市でMOD+アセットが300個程、朝4時~夜21時を録画しながらの測定しています。
フレームレート計測
グラボ | 遠距離で計測 | 近距離で計測 |
---|---|---|
RTX2080Ti | 74 fps | 34 fps |
RTX2060 S | 74 fps | 33 fps |
GTX1080Ti | 71 fps | 33 fps |
GTX1660Ti | 69 fps | 32 fps |
GTX970 | 67 fps | 30 fps |
GTX660 | 35 fps | 14 fps |
順序としてはGTX1660Tiで計測し、RTX2060SUPERで取得した際に数値が伸びないので違和感がありましたので、RTX2080Tiも使用してみたのですがあまり変化がありませんでした。
逆に、GTX660で計測すると半分程度までフレームレートが低下しています。
GTX 970とRTX 2080 Tiでも2倍の差があり、早送り速度も明らかに遅くなるため進行速度にも明確な違いが出ます。
GTX1660Tiだとビデオメモリが5GB超えでしたのでほとんど余裕がないので、MODでグラフィック向上系を導入される方は注意が必要です。
Cities Skylinesは時間を止めた作業を行うことが多いのでそこまでグラフィックスは気になるものでもなく、他プレイヤーと競うようなゲーム性でもないのでゲームプレイ自体に大きな影響は無いのですが、作業速度とゲーム進行速度の差が大きくなるに連れて、ゲーム内の作業効率には影響が出てきます。
例えば、作業とゲーム内速度を10で進んでいたため資金の貯まりなどがちょうど良く行えていたのに、終盤になっても作業速度は落ちることなく10のまま、しかしゲーム内速度は5や4にまで落ちてしまうと資金の貯まりが悪くなったり渋滞のタイミングが変わったりしてきます。
なので、やはりビデオメモリの容量が多いグラフィックスボードは搭載しておいた方が、快適にプレイできるのは事実です。
シティーズスカイライン pc スペック /低スペックPCでプレイ
Cities: Skylinesは、プレイスタイルによっては非常に負荷の高くなるゲームです。
特に大都市でプレイする場合は、最小動作環境にも満たないPCだと、どうにかできるレベルではありません。
設定を下げることである程度軽減することはできますが、それでもちょっとでもスペックが足りていないPCであればコマ落ちします。
ただし、5万人規模の小都市を最低設定でプレイするのであれば多少スペックが低いPCでも動きます。
グラボ無しでもプレイは可能
試しにグラボを搭載していないSurface Pro 3でプレイしてみたところ、1024×800の解像度で最低設定まで下げれば一応10fps程度はキープできました。
内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 4600のノートのテレビパソコンでも試してみたのですが、中画質であればサクサク動きました。
5万人超えたあたりから倍速が効かなくなってきますが、10万人までプレイ自体に支障ありません。
ただ、どちらもメモリは8GB、CPUはi7は搭載済みのPCでしたので、やはりCPUとメモリ依存のゲームであると言えるでしょう。
どちらにせよ、ゲーミング用のグラボを搭載していないPCの場合、都市が大きくなるとCPUの進行速度の低下問題によって早いうちに機能不全になります。
それでもどうしても低スペックPCでプレイしたい場合は、重い原因を突き止めた上で、ゲーム内設定や軽量化MODの導入等を細かく考えていく必要があります。
ゲームを始める前の対策
- OSやGPUなどのドライバーは、最新に更新
- 仮想ファイルを自動から手動に変えて、大きめファイルファイズを指定
- HDDでファイルが断片化していそうなら、デフラグ
- CPUの利用率を上げるために、不要・優先度の低いプログラムを終了させる
- Windows10のCreatorsUpdateから、ゲームモードを有効にする
- GPUに付属のソフトウェアなどで、グラフィックの描画設定を下げる
低スペックPCでプレイする場合、ゲームをプレイする前に、OS周りの動作状況を確認して、少しでもスペックを下げる要員を取り除きましょう。
上記以外にタスクマネージャーでCPU優先度を上げる方法を挙げる人もいるのですが、クラッシュしやすいので止めた方がいいです。
Cities: Skylinesを軽量化するグラフィック設定
- 表示モード:ウィンドウ
- 垂直同期:同期しない
- 色補正フィルタLUT:なし
- 被写界深度のタイプ:無効
- 被写界深度の深さ:真ん中
- フィルム粒子の量:左端
- 影の品質:無効
- テクスチャの品質:低
- ディテールのレベル:中
- 影の描写距離:最短
- 異方性フィルタリング:無効
- アンチエイリアス:無効
Cities: Skylinesはフレームレートをあまり気にしなくて良いゲームですが、動作のカクつきやクラッシュが発生する場合は、まずは上記の設定にしてみましょう。
他には、解像度も下げると、描写範囲が減るので低性能グラフィックボードの場合は有効です。
また、オプションから、災害の無効・天候変化を無効にして降雨・降雪を止めると動作が多少改善します。
昼夜のサイクルは、さほどPCの負荷に影響はありませんのでいじらなくても構いません。
マップ内の川や海は、水流のシミュレーションがあるので、陸地の多いマップを使うと若干改善します。
無駄なオブジェクトを除去して軽量化する
グラフィックス設定をいじっても、プレイ中に各種オブジェクトが増えると、比例して動作は重くなっていきます。
特に動いている人や車両が多くなると、シミュレーションでCPUの負荷が上がります。
細かいところを言いますと、人と同伴しているペットもオブジェクトの1つなので、ペット禁止の条例を制定して除去するだけでもゲーム内の動作が改善します。
自転車も、人と車両の両方を処理するので重くなりますので、これも条例で使用を制限しましょう。
路線設定と停車場所が多いと、ルート検索処理が多くなり重くなりますので、設定を見直して数を減らしましょう。
マップ上にある、木やプロップもオブジェクトの1つなので、必要なければ除去しても問題ありません。
重いMODを削除する
交通管理系のMOD・シュミレーションを変更するタイプのMODは、動作が重くなります。
有用なMODが多いのですが、使用を止めた方が動作は軽くなります。
MODのAVOを作って、鉄道車両や資源配送のトレーラーを短い車両編成のカスタムアセットに置き換えて、処理の対象となる車両数を減らします。
同様にMODのAVOで乗車定員や積載量の変更もすると、更に車両数を削減できます。
ただし、積載量の変更は、都市が機能不全になりやすいので注意してください。
負荷を下げる為のMODを導入する
導入できるMODの中には、各種オブジェクトの除去や表示を省略して軽量化するものもあります。
MODの使用数が増えるので、少なからずPCの負荷にもなるのですが、大都市になるほど軽量化MODの効果は絶大です。
ただ、紹介しているMODはゲームアップデートや、MOD制作者の更新放棄などで、使用できなくなる場合がありますので、使用可能かどうか、MODの紹介ページ・Steamのワークショップでよく確認してから利用して下さい。
重い原因を突き止めるのに有用なMOD
CSL Show MoreLimits
導入してCTRLキー+Lで、都市内で使用している、各種オブジェクトの使用状況と上限が分かります。何らかの数字が上限を超えていると、オブジェクト制限になっていますので削除します。
Mesh info
CTRLキー+Mで、カスタムアセットのポリゴンの使用数などを一覧で表示します。ポリゴンの多いアセットがあれば、削除した方がGPU負荷を抑えられます。
描画を変更・省略するMOD
Clouds & Fog Toggler
遠景表示で描画される、雲や工業地帯のスモッグの表示を切り替える・消すことができます。
Dynamic Resolution
内部のレンダリング解像度を変更することができます。一般的に見た目の向上で使用しますが、設定を下げることで負荷が低減できます。
Prop it Up!
建物内の木やプロップを置き換えます。ポリゴンの使用数が少ない、カスタムアセットに置き換えると負荷が低減できます。
Prop Remover
バニラの建物にある、広告や排煙など、プロップ類を選択して非表示にします。
Remove Decoration Sprites
地面の点在している、雑草や石を除去します。
Ultimate Level Of Detail
プロップなどの簡易モデルへの切り替え距離を変えます。遠景表示でプロップを表示するための物ですが、切り替える距離を短くすることで負荷が低減できます。
Vanilla Trees Remover
バニラの公共施設や区画の建物内にある、生えている木を除去します。
オブジェクトの消費を減らすMOD
No On-Street Parking
自家用車の路上駐車を無効にして、車両の表示数を減らします。路上駐車を無効にしても、ゲームプレイに支障はありません。
No Parking
自家用車の路上駐車・建物の敷地内にある駐車場を全て、駐車禁止します。
Remove All Animals
マップ上にいる、動物・家畜・ペットを全て除去します。
Remove Seagulls 1.6
ゴミの埋め立て地や港湾施設などにいる、カモメを除去します。
Remove Need For Pipes
水道管の敷設を不要にし、水道管で使用するオブジェクト数を減らします。ただし、上下水道施設にのみ、短距離の水道管を繋げる必要があります。
Remove Need For Power Lines
送電線の敷設を不要にし、送電線で使用するオブジェクト数を減らします。建物類の設置時に、停電を気にする必要がなくなります。
シティーズスカイライン pc スペック /おすすめのCities: Skylines推奨ゲーミングPC
FRGA-H670
正式名称 | FRGA-H670 |
---|---|
CPU | Core i7-12700F |
グラフィック | GTX 1660 SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
価格 | 179,800円(税込) |
販売元 | FRONTIERゲーマーズ |
高い拡張性と冷却性能が特徴の、受注生産のエントリーモデル。
マザーボードのASRock H670 PG RiptideはインターフェースにはUSB 3.2 Gen1 Type-Aを4つ、USB 3.2 Gen2 Type-A / Type-Cを1つずつ、USB2.0を2つ搭載しており、多彩な周辺機器の接続にも十分に対応できます。
PC内の空間が広いため、購入後に RTX3090など大型のグラフィックスカードに載せ替えられるだけでなく、大型のCPUクーラーも搭載可能。
デフォルトの構成では、今やレアなグラボの代名詞とも言えるGTX 1660 SUPERを搭載していますが、GTX 3050やRTX 3060のカスタマイズモデルも選べます。
G-Tune PG-I7G60
正式名称 | G-Tune PG-I7G60 |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
価格 | 239,800円(税込) |
販売元 | G-TUNE |
ゲームを最高の環境で楽しみたいヘビーゲーマーの為のモデル。
高性能CPUだけでなく、前世代のRTX2070SUPER以上のグラフィックスGeForce RTX 3060を採用しており、ゲーミングモニターでも快適にプレイする事ができます。
筺体の両側面、及び底面がメッシュ加工となっているため、多方面からのエアフローを実現した優れた冷却性能となっており、CPUやグラフィックスカード周囲のスペースを確保しているのでカスタマイズ性も抜群。
ハンドル付属のケースもついており、持ち運びにも便利で、LANパーティやイベントにも使えるのでお得感もあります。
G-Tune E5-165-WA
正式名称 | G-Tune E5-165-WA |
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液晶 | 15.6型 フルHDノングレア (144Hz) |
重量 | 約1.73kg |
CPU | Core i7-12700H |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 Laptop |
メモリ | 16GB (8GB×1 / シングルチャネル) |
ストレージ | SSD MVNe512GB |
価格 | 199,800円(税込) |
販売元 | G-TUNE |
演算処理に優れたデスクトップ用のCPUと 速い動きも滑らかに表現するリフレッシュレート144Hz液晶パネルを採用した 15.6型ゲーミングノートPC。
前モデルのE5-Dに搭載していた GeForce RTX 2060に比べ、グラフィック性能では約27%、レイトレーシングでは約87%の性能向上を実現しています。
HDMI、Mini DisplayPort、USB Type-Cの3系統出力により 最大で4画面の同時出力にも対応しています。
無線LANは、最大2.4Gbpsの高速通信が可能なWi-Fi6に対応しており、ワイヤレスでも快適なネットワーク接続を可能となっています。
OMEN 16 ハイパフォーマンスモデル
正式名称 | OMEN 16 ハイパフォーマンスモデル |
---|---|
液晶 | 16.1インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ |
重量 | 約2.31kg |
駆動時間 | 最大5時間30分 |
CPU | Core i7-11800H |
GPU | GeForce RTX 3070 Laptop |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB SSD |
HDD | – |
価格 | 297,000円(税込) |
販売元 | OMEN by HPシリーズ |
ゲーミングノートで100万人都市+実況配信をするならこれ。
HPのゲーミングPC、OMENシリーズの最新ハイエンドモデルです。
バッテリーでの長時間駆動を可能にするNVIDIAR Advanced Optimusに対応し、どこにいてもウルトラ設定でプレイが楽しめます。
GeForce RTX 30シリーズノートPCの最高のレスポンスを最大限生かしており、最小の遅延を実現。
特に、FPSやバトロワ系の対戦ゲームでは、より迅速にターゲットを捕捉し、より素早く反応して、エイム精度を高める事ができます。
精密操作が必要なゲームでは圧倒的な優位性を確保できるゲーミングノートです。
シティーズスカイライン pc スペック /まとめ
シティーズスカイラインは、プレイスタイルによって要求されるスペックも大きく変わるゲームです。
バニラで小都市を作成するくらいであれば、グラボ搭載無しのPCでもプレイは可能ですが、100万人都市を目指すのであればそれなりのスペックのPCが必要になってきます。
ただ、ゲームの性質上、CPUとメモリの依存度が高いゲームなので、高価なグラボを買えば軽くなるわけでもありません。
入れるMODやアセットの種類、数によってはハイエンドモデルでもプレイできない事もあるので注意してください。