rtx2060 super
- rtx2060 super /仕様
- rtx2060 super /動作検証
- rtx2060 super /ゲームベンチマーク
- FINAL FANTASY XV (FF15)
- FF14 漆黒のヴィランズ
- ドラゴンクエストX
- ファンタシースターオンライン2(設定6)
- Apex Legends
- Fortnite(フォートナイト)
- PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)
- Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
- CoD MW
- Overwatch(オーバーウォッチ)
- Battlefield V(BF5)
- MonsterHunter: World(モンハンワールド)
- Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)
- シャドウオブザトゥームレイダー
- ゴーストリコンワイルドランズ
- ファークライ ニュードーン
- rtx2060 super /3DMARK
- rtx2060 super /VRMark
- rtx2060 super /レイトレーシングスコア
- rtx2060 super /消費電力
- rtx2060 super /搭載おすすめゲーミングPC
- rtx2060 super /おすすめメーカーBest3
- rtx2060 super /まとめ
rtx2060 super /仕様
「Geforece RTX 2060 SUPER」は2019年7月に発売されたNVIDIAの新ミドルレンジGPUです。
ライバルAMDの「Radeon RX 5700XT」「RX 5700」の対抗馬であり、既存の「RTX2060」を更新するモデルになります。
他のRTXシリーズの上位モデルである「GeForce RTX 2070 SUPER」と「GeForce RTX 2080 SUPER」も発売されており、以降はGeForce RTX SUPERシリーズとして、無印版と置き換わっています。
なお、無印のRTX 2060が発売されてから、たった半年で上位モデルが登場したことになりますので、無印版を購入してしまった人にとっては、痛恨のモデルチェンジともなりました。
項目 | GeForce RTX 2070 SUPER | GeForce RTX 2060 SUPER | GeForce RTX 2070 | GeForce RTX 2060 |
---|---|---|---|---|
製造プロセス | 12nm FFN | 12nm FFN | 12nm FFN | 12nm FFN |
コードネーム | TU104 | TU106 | TU106 | TU106 |
CUDAコア | 2,560基 | 2,176基 | 2,304基 | 1,920基 |
Tensorコア | 320基 | 272基 | 288基 | 240基 |
RTコア | 40基 | 34基 | 36基 | 30基 |
ベースクロック | 1,605MHz | 1,470MHz | 1,410MHz | 1,365MHz |
ブーストクロック | 1,770MHz | 1,650MHz | 1,620MHz | 1,680MHz |
メモリ容量 | 8GB (GDDR6) | 8GB (GDDR6) | 8GB (GDDR6) | 6GB (GDDR6) |
メモリスピード | 14Gtps | 14Gtps | 14Gtps | 14Gtps |
メモリインターフェース | 256 bit | 256 bit | 256 bit | 192 bit |
メモリ帯域 | 448GB/s | 448GB/s | 448GB/s | 336.1GB/s |
消費電力 | 215W | 175W | 175W | 160W |
価格 | 約66,000円 | 約52,000円 | 約49,000円 | 約37,000円 |
無印RTX 2060の上位モデル
GPUコアは旧モデルと同じTU106を採用していますが、演算ユニットは増強されており、2,176基のCUDAコア、272基のTensorコア、34基のRTコアを備えています。
前モデルの弱点を潰した仕様となっている代償としてTDPは160Wから175Wに増加しています。
ベンチマークや設定内容にもよりますが、GeForce RTX 2060 SUPERは、通常モデルのRTX 2060よりも、16%ほどスコアが上昇しているという結果もあります。
性能はRTX 2070と同等
RTX 2060 SUPERは、RTX 2070によく似たスペックですが、一部のスペックではやや劣ります。
しかし、動作クロック数はRTX 2070よりも高くっており、性能的にはRTX 2070と同等のスコアが叩き出せます。
Radeonのミドルレンジの上位互換
「Geforce RTX2060 SUPER」はAMDの「Radeon RX 5700XT」「RX 5700」の対抗製品として投入されており、「レイトレース」、「DLSS」といった最新テクノロジーに対応しています。
これは競合となる「RX 5700XT」には備わっていないRTX2060 SUPERだけの付加価値であり、同スペック帯のグラボとしては、RTX2060 SUPERの方が優れていると言えます。
rtx2060 super /動作検証
テスト環境に使用したグラボ
今回テスト検証に用いたグラフィックボードは、ZOTACの「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINI」を使用しました。
コンパクトな省スペースモデルで、省スペースITXタイプのPCケースを利用しているユーザーも選択肢に入れることができます。
最大のメリットは、なんといってもRTX2060 Super搭載グラフィックボードの中でも最安値クラスのコスパ。
更に、「FireStorm」というソフトを使えば、オーバークロックやファンコントロールも可能となっており、汎用性も高いです。
- バスインターフェース:PCI Express(3.0) x16
- ブーストクロック:1650 MHz
- メモリクロック: 14Gbps
- ビデオメモリ:GDDR6 8GB
- 映像出力:HDMI2.0b×1/Displayport1.4×3
- 補助電源コネクタ:8ピン×1
- 専有PCIスロット:2スロット
- カードサイズ:209.6mm x 119.3mm x 41mm
省スペースが特徴のモデルなのでLEDなど光りモノギミックはなく、外観はブラックを基調にシルバーとの2トンカラーでシンプルにまとめられています。
背面にはバックプレートが施されており、背面だけでなく、側面までカバーしています。
映像端子には、DisplayPort×3、HDMI×1とスタンダードな構成になっています。
「HDMI」は4K/60Hz映像出力、HDR対応、横長の変則アスペクト比モニタに対応した「HDMI2.0b」に対応した最新仕様が1つ対応しています。
ディスプレイポートのバージョンは「DisplayPort 1.4」です。
なお、NVIDIAの上位モデルには「VirtualLink」用USB Type-Cが搭載されていますが、このグラボには搭載されていません。
冷却に大型アルミフィンを備えており、GPUファンは9cmのデュアルファン構成で「IceStorm 2.0」を搭載している。
補助電源は8ピン×1。60番代のミドルレンジとしては若干高いTDP175Wの影響は気になるところではあります。
rtx2060 super /ゲームベンチマーク
FINAL FANTASY XV (FF15)
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RTX 2080Ti | 120 fps |
RTX 2080 | 109 fps |
RTX 2070 | 94 fps |
RTX 2060 SUPER | 89 fps |
RTX 2060 | 79 fps |
GTX 1080 | 76 fps |
Radeon Ⅶ | 65 fps |
RX 5700 XT | 75 fps |
1920×1080、最高品質で測定
GeForce RTX 2060 SUPERはGeForce RTX 2060を約6~11%上回るという結果になり、GTX1080すらも大きく上回っています。
FF15のベンチマークはNVIDIA Works対応でGeForce有利なので、ここではRadeon勢は全体に的にスコアを落としていますが、RTX 2060 Super はライバルのRX 5700XTを圧倒しています。
FF14 漆黒のヴィランズ
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 156 fps | 77 fps |
RTX 2080 | 138 fps | 62 fps |
RTX 2070 | 126 fps | 49 fps |
RTX 2060 SUPER | 121 fps | 47 fps |
RTX 2060 | 116 fps | 41 fps |
1920×1080の最高品質と3840×2160の最高品質でそれぞれ測定。
フルHDだと上位GPUは先にメモリやCPUがボトルネックとなるので、スコアに差が出にくくなりますが、RTX 2060 Super は安定して120fps以上キープできます。
4Kの場合、結構カクつく場面も目立ちましたので、やはりRTX 2080の壁は厚いという結果になりました。
ドラゴンクエストX
グラフィックボード | fps値(4K) |
---|---|
RTX 2070 | 205 fps |
RTX 2060 SUPER | 200 fps |
RTX 2060 | 182 fps |
RX 5700 XT | 144 fps |
RX 5700 | 130 fps |
3840×2160(4K)の高画質で測定。
ドラクエ10のような超負荷が軽いゲームの場合、4Kでも余裕、フルHD環境だと楽勝過ぎて上位GPU同士の差がでにくくなります。
RTX2060SUPERは飽和点に達しており、4Kでも高フレームレートでのプレイが視可能です。
Radeon勢のライバルのRX 5700、RX 5700XTは相性が悪いのかスコアが冴えませんが、それでも100fpsは余裕でオーバーします。
ファンタシースターオンライン2(設定6)
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RTX 2070 | 906 fps |
RTX 2060 SUPER | 901 fps |
RTX 2060 | 760 fps |
RX 5700 XT | 888 fps |
RX 5700 | 730 fps |
1920×1080、最高品質で測定
PSO2はRTXシリーズでプレイするには軽すぎるゲームですが、GPU負荷がかるすぎてRTX2060SUPERとRTX2070でほとんど差がないスコアという結果になりました。
このクラスのゲームであればオーバースペック気味のグラボである事が分かります。
Apex Legends
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 192 fps | 85 fps |
RTX 2080 SUPER | 161 fps | 71 fps |
RTX 2070 SUPER | 138 fps | 61 fps |
RTX 2060 SUPER | 122 fps | 41 fps |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
4Kプレイ時は41fpsと低めの数値ですが、フルHDでは安定して120fpsを超えました。
Fortnite(フォートナイト)
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 152 fps | 54 fps |
RTX 2080 SUPER | 143 fps | 51 fps |
RTX 2070 SUPER | 134 fps | 48 fps |
RTX 2060 SUPER | 120 fps | 42 fps |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
フルHDでは平均120fps出せており、安定して快適なプレイが可能ですが、4Kは41fpsしか出ません。
フルHDでしかプレイしないという方はRTX 2060 SUPERを、4Kも視野に入れているという方はRTX 2080Tiを推奨します。
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 122 fps | 53 fps |
RTX 2080 SUPER | 115 fps | 50 fps |
RTX 2070 SUPER | 110 fps | 48 fps |
RTX 2060 SUPER | 99 fps | 43 fps |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
重たいゲームなので、フルHDでも100fpsを切る場面が出てきますが、プレイに支障が出るレベルでは無いです。
もっと安定して高いfpsを維持したい場合は、次点のRTX 2070 SUPERやRTX 2080 SUPERがおすすめです。
4KプレイはRTX 2080Ti以外は避けた方が無難です。
Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 337 fps | 109 fps |
RTX 2080 SUPER | 309 fps | 92 fps |
RTX 2070 SUPER | 266 fps | 81 fps |
RTX 2060 SUPER | 230 fps | 69 fps |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
軽めのFPSの虹六はフルHD~4Kまで快適にプレイできます。
フルHDでは230fps出ますが、モニター側の性能が追いついていないと出せない数値なので、ゲーミングモニターも良いものが必要になります。
CoD MW
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 212 fps | 91 fps |
RTX 2080 SUPER | 1839 fps | 79 fps |
RTX 2070 SUPER | 156 fps | 67 fps |
RTX 2060 SUPER | 136 fps | 58 fps |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
CODもフルHD~4Kまで安定してfpsを維持してプレイできます。
4Kは、シーンによっては60fpsを切ってしまう場面が出てきますが、誤差の範囲内といえるレベルです。
Overwatch(オーバーウォッチ)
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 235 fps | 83 fps |
RTX 2080 SUPER | 222 fps | 79 fps |
RTX 2070 SUPER | 208 fps | 74 fps |
RTX 2060 SUPER | 187 fps | 66 fp |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
フルHD~4Kまで安定してfpsを維持してプレイできます。
4Kでも余裕で60fps出ますので、Overwatchしか遊ばないのであればRTX2060SUPERは最適のグラボの一つと言えるでしょう。
Battlefield V(BF5)
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 165 fps | 83 fps |
RTX 2080 | 140 fps | 68 fps |
RTX 2070 | 117 fps | 56 fps |
RTX 2060 SUPER | 117 fps | 50 fps |
RTX 2060 | 100 fps | 44 fps |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
RTX 2070とほぼ同じfps値という結果になりました。
4Kだと50fpsとなっており、60fpsを大きく下回るシーンが出てきますが、それ以外は特に問題ないです。
MonsterHunter: World(モンハンワールド)
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RTX 2080Ti | 115 fps |
RTX 2080 | 100 fps |
RTX 2070 | 82 fps |
RTX 2060 SUPER | 81 fps |
RTX 2060 | 69 fps |
1920×1080、最高設定で測定。
重たいゲームなので、全体的に他のゲームと比べて低めの数値ですが、フルHDなら重たいシーンでも安定したプレイが可能です。
Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 143 fps | 64 fps |
RTX 2080 SUPER | 136 fps | 55 fps |
RTX 2070 SUPER | 121 fps | 45 fps |
RTX 2060 SUPER | 109 fps | 38 fps |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
モンハンやFF15と数値はほぼ変わらず。
フルHDであれば快適ですが、4Kだと60fpsを大幅に下回るシーンが出てきます。
シャドウオブザトゥームレイダー
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RTX 2080Ti | 120 fps |
RTX 2080 | 113 fps |
RTX 2060 SUPER | 102 fps |
RTX 2070 | 95 fps |
RTX 2060 | 85 fps |
1920×1080、最高設定で測定。
重い部類のトゥームレイダーも、フルHDであれば100fpsキープできます。
ゴーストリコンワイルドランズ
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RTX 2080Ti | 87 fps |
RTX 2080 | 77 fps |
RTX 2070 | 66 fps |
RTX 2060 SUPER | 64 fps |
RTX 2060 | 58 fps |
1920×1080、ウルトラで測定。
ワイルドランズも高負荷のゲームですが、RTX2060SUPERなら60fpsキープできます。
ファークライ ニュードーン
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080Ti | 100 fps | 78 fps |
RTX 2080 | 100 fps | 64 fps |
RTX 2070 | 98 fps | 52 fps |
RTX 2060 SUPER | 98 fps | 69 fps |
RTX 2060 | 94 fps | 43 fps |
1920×1080(FHD)と3840×2160(4K)を最高設定でそれぞれ測定。
フルHDから4Kまで余裕でプレイできます。
4KではRTX 2070を凌ぐスコアを叩き出しており、ファークライとの相性はかなりいいグラボだと思います。
rtx2060 super /3DMARK
3DMARK TimeSpy
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2070 | 8751 |
RTX 2060 SUPER | 8669 |
GTX 1080 Ti | 8444 |
RTX 2060 | 7620 |
GTX 1080 | 7333 |
Radeon Ⅶ | 8596 |
RX 5700 XT | 8728 |
最新のDirectX12ゲーム性能を図る「TimeSpy」では、「RTX2060 SUPER」は「RTX2060」から大きく性能を伸ばしている事が分かります。
上位モデルとなる「RTX2070」と殆ど誤差となるスコアであり、また前モデルの「GTX1080」を圧倒、「GTX1080Ti」すら上回ります。
ライバル「RX 5700XT」とは殆ど互角のスコアです。
3DMARK Firestrike Full HD
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2070 | 18984 |
RTX 2060 SUPER | 18958 |
GTX 1080 Ti | 20459 |
RTX 2060 | 16857 |
GTX 1080 | 17869 |
Radeon Ⅶ | 21122 |
RX 5700 XT | 21090 |
既存ゲームの主流であるDirectX11のゲーム性能を図るフルHD「FireStrike」でも、「RTX2060SUPER」は上位モデルのとなる「RTX2070」に迫るスコアを叩き出しています。
ただ、「RX 5700XT」には大きく劣る結果となっている事から、古いゲームについては、最新版のRadeonの方が強い事が読み取れます。
3DMARK Firestrike Ultara
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2070 | 5391 |
RTX 2060 SUPER | 5300 |
GTX 1080 Ti | 6821 |
GTX 1080 | 5462 |
RTX 2060 | 4339 |
Radeon Ⅶ | 6679 |
RX 5700 XT | 6045 |
DirectX11の4Kゲーム性能を図る「FireStrike Ultra」では、Extremeと傾向は変わらず、RTX2070とほぼ同等のパフォーマンスを発揮。
高解像度でも前世代のGTX1080相当のスコアを叩き出します。
rtx2060 super /VRMark
VRMarkBlueRoom
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2070 | 2761 |
RTX 2060 SUPER | 2723 |
GTX 1080 Ti | 3291 |
RTX 2060 | 2344 |
GTX 1080 | 2246 |
Radeon Ⅶ | 2635 |
RX 5700 XT | 2489 |
高負荷VRの性能指標を図るVRMarkのBlueRoomで測定しました。
RTX2060 SuperはRTX2070とほとんど差がないスコアとなっており、GTX1080を大きく上回ります。
Radeonとの比較は、RX 5700XTだけでなくRadeonVIIをも上回るパフォーマンスを見せました。
VRMark OrangeRoom
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2070 | 10816 |
RTX 2060 SUPER | 9878 |
GTX 1080 Ti | 11241 |
GTX 1080 | 11100 |
RTX 2060 | 9878 |
Radeon Ⅶ | 10084 |
RX 5700 XT | 10019 |
htc VIVEやOculus Rift等の最新世代のVR性能の基準となるOrangeRoomで測定しました。
RTX2060SUPERは10000に達しており、基準となる5000の2倍のスコアなので、必要十分なVR性能を持っていると言えます。
SteamVR Performance Test
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2070 | 11 |
RTX 2060 SUPER | 11 |
GTX 1080 Ti | 11 |
RTX 2060 | 11 |
GTX 1080 | 11 |
Radeon Ⅶ | 11 |
RX 5700 XT | 11 |
現在のVRゲームの標準となるStemVRのパフォーマンステストで測定しました。
RTX2060SUPERは最高スコアの「11」に達しており、SteamVRのVRゲームタイトルであれば十分快適に遊べることが分かります。
ただ、無印のRTX2060や他のRTXシリーズのグラボも同数値で、あまり差がない事も分かりました。
rtx2060 super /レイトレーシングスコア
レイトレーシングは、光の反射を追跡シミュレートしてグラフィックを生成するレンダリング技法で、「RTX」シリーズは専用回路「RTコア」によって、リアルタイムに処理する事が可能です。
Port Royal
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2080 Ti | 7860 |
RTX 2080 | 6037 |
RTX 2060 SUPER | 4884 |
RTX 2070 | 4834 |
RTX 2060 | 3734 |
レイトレーシング性能を図る3DMarkのPortRoyalの結果、レイトレースでもRTX2060SUPERはRTX2070に迫る性能を示しており、RTX2060とは大きく性能に差が出ました。
BF5のレイトレーシングスコア
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2080 Ti | 86 fps |
RTX 2080 | 69 fps |
RTX 2060 SUPER | 63 fps |
RTX 2070 | 60 fps |
RTX 2060 | 49 fps |
リアルタイムレイトレーシング機能である「DirectX Raytracing(DXR)」を有効にした時のバトルフィールドVの平均フレームレートを測定しました。
解像度はフルHD(1920×1080)で、フレームレートを向上させるDLSS機能はオフにした結果、RTX 2070よりもやや高いスコアになりました。
rtx2060 super /消費電力
グラフィックボード | 消費電力 |
---|---|
RTX 2070 | 289 W |
RTX 2060 SUPER | 281 W |
GTX 1080 Ti | 325 W |
GTX 1080 | 279 W |
RTX 2060 | 271 W |
Radeon Ⅶ | 392 W |
RX 5700 XT | 323 W |
消費電力はグラボやCPUに電力を供給している「+12Vレール」の実測値から、CPUの消費電力(Package Power)を差し引いた値を実測値として計算しました。
RTX2060 Superは、RTX2070並の175WにTDPが達しており、実消費電力もアップしています。
GeForce RTX 2060 SUPERの電気料金
グラフィックボード | 電気料金/年 |
---|---|
RTX 2070 | 7,990円 |
RTX 2060 SUPER | 7,880円 |
GTX 1080 Ti | 8,980円 |
GTX 1080 | 7,880円 |
RTX 2060 | 7,660円 |
Radeon Ⅶ | 9,660円 |
RX 5700 XT | 8,870円 |
「1日3時間、GPU負荷100%でゲームを1年プレイした」と想定した場合の年間電気料金を算出してみました。
RTXシリーズ自体の消費電力が上がっており、RTX2060より200円程高くなっています。
とは言っても、GTX1080相当の料金となっており、前モデルから可もなく不可もなくといった結果となりました。
rtx2060 super /搭載おすすめゲーミングPC
Coreシリーズの構成の一押しモデル
正式名称 | G-Tune EM-B |
---|---|
CPU | Core i7-9700 |
グラフィックス | GeForce RTX 2060 SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
電源 | 700W |
価格 | 175,780円(税込) |
販売元 | G-TUNE |
幅広いジャンルのゲームを楽しみたいミドルゲーマーにおすすめのモデル。
ハイエンド下位の位置付けのRTX 2060 SUPERを搭載していますが、価格が16万未満で購入できるモデルは恐らく本機だけです。(激安で有名なライバルのD社でさえ16万以上します)
グラフィックスをAMDの同スペック品のRadeon RX 5700 に変更すると、販売価格から30,000円OFFになるのでかなりお得です。
更にメモリやストレージをアップしておくと最新ゲームをWQHD環境でもプレイできます。
※販売終了しました。
第3世代AMD Ryzen搭載のコスパ最良モデル
正式名称 | LEVEL-M0B4-R53-RWS-PJS |
---|---|
CPU | Ryzen 5 3600 |
グラボ | GeForce RTX 2060 SUPER 8GB GDDR6 |
メモリ | DDR4-2666 DIMM (PC4-21300) 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 240GB Serial-ATA SSD |
価格 | 120,980 円~ |
販売元 | パソコン工房 |
コンパクトなミニタワーMicroATXフォームを採用したGeForce RTX2060 SUPER搭載のゲーミングPCです。
電源ボタンやUSB端子等のインターフェースが側面に配置されており、全体的にスッキリした造りとなっており、場所も取りません。
また、ミニタワーケースでありながら、ゆとりある内部マージンを持ち併せているので、様々なカスタムにも対応。
何よりRyzenのCPUで構成されているので、Intelの同スペック品よりも3万以上安いので超お買い得です。
※販売終了しました。
rtx2060 super /おすすめメーカーBest3
1位:ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINI【ZOTAC】
- ブーストクロック:1650 MHz
- 映像出力:HDMI2.0b×1/Displayport1.4×3
- 補助電源コネクタ:8ピン×1
- 専有PCIスロット:2スロット
- カードサイズ:209.6mm x 119.3mm x 41mm
- 価格:約5万円
当サイトでRTX 2060 Superの検証に使用したグラボ。
圧倒的な安さと、オーバークロックとファンコントロールに対応している点がメリットです。
サイズが小さいので、コンパクトなPCを自作したい作りたい方にもおすすめです。
ブーストクロックはやや低めですが、RTX2060SUPER自体の性能が高いので、気になる程のデメリットではないです。
→ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINIの詳細
2位:RTX 2060 Super S.A.C VD7029 GD2060-8GERSS【ELSA】
- ブーストクロック:1650 MHz
- 映像出力:HDMI2.0b×1/Displayport1.4×3
- 補助電源コネクタ:8ピン×1
- 専有PCIスロット:2スロット
- カードサイズ:206mm x 114mm x 44mm
- 価格:約5.5万円
ZOTAC同様こちらもサイズが小さいのがメリットです。
性能ほぼ同様なので、現時点の価格を見比べて、安い方を選ぶのがおすすめです。
→ELSA GeForce RTX 2060 Super S.A.Cの詳細
3位:RTX 2060 SUPER 8G ROG-STRIX-RTX2060S-O8G-EVO-GAMING【ASUS】
- ブーストクロック:1830 MHz
- 映像出力:HDMI2.0b×2/Displayport1.4×2/USB Type-C(Virtual-Link) x 1
- 補助電源コネクタ:8ピン×1/6ピン×1
- 専有PCIスロット:2スロット
- カードサイズ:300.5mm x 130.6mm x 48.9mm
- 価格:約6万円
接続端子が豊富で、ブーストクロックが高めに設定してあるのがメリットです。
デメリットとしては、補助電源が8pinと6pin必要な点と、価格が高めな点ですが、価格よりも性能を重視する方におすすめです。
→RTX 2060 SUPER 8G ROG-STRIX-RTX2060Sの詳細
rtx2060 super /まとめ
GeForce RTX 2060 SUPERは、無印のGeForce RTX 2060のオーバークロックモデルに1割前後の差をつけて上回っており、GPUとして明らかにワンランク上の性能を備えていることが分かりました。
RTX2060 SUPERの上位モデルとなるRTX2070と比較しても殆ど誤差に迫るゲーミング性能を持ったGPUであり、フルHDであれば最新ゲームにおいても最高画質で安定的にプレイが可能です。
WQHDでも画質オプションを少し調整することで60フレーム安定も狙えますが、4K高画質での高fps維持は少々難しいので、画質設定は多少妥協するひつようがあります。
デメリットとしては、消費電力と価格が60番代としてはかなり高い数値なので、GTX1060やGTX960ユーザーが乗り換えるには少しハードルが高いグラフィックボードかもしれません。
ただ、発売から時間を経て、価格も多少落ち着いてきたので、レイトレース・DLSSの入門用のグラボとして少しずつ手を出しやすくなりつつなっています。
関連記事:グラボ おすすめ /グラフィックボード(GPU)を比較して評価【2022年】