GTX1650 性能

GTX1650 性能 /スペック

NVIDIAの最新世代「Turing」のローエンドモデルとして投入された「GTX1650」は、先代の大ヒットモデル「GTX1050Ti」の後継を目指すグラボであり、最新グラボRTXシリーズの廉価モデルになります。

GTX1650とGTX1050Tiの違い
  • クロック周波数向上により性能UP
  • 消費電力は維持
  • GTX1050Tiから少し値上げ

パフォーマンスの向上に加え、「プログラマブル シェーディング」が統合されており、DirectX 12への対応やFHDのゲーミングに最適化されているので、最新ゲームも高解像度映像でプレイする事ができます。

GTX1660 GTX1650 GTX1050Ti RX 570
コードネーム TU116 TU117 GP107 Polaris 20
CUDAコア 1408基 896基 768基 2048基
RTコア
Tensorコア
定格クロック 1530MHz 1485MHz 1290MHz 1168MHz
ブーストクロック 1785MHz 1665MHz 1392MHz 1244MHz
メモリタイプ GDDR5 GDDR5(GDDR6) GDDR5 GDDR5
メモリ容量 6GB 4GB 4GB 4GB
TDP(消費電力) 120W 75W 75W 120W

新アーキテクチャ「Turing(テューリング)」を採用していますが、「GTX1660Ti」と「GTX1660」と同様に、RTコアとTensorコアを持たないという特徴があります。

GTX1050Tiと比較すると、メモリ容量とTDPは同じですが、動作クロックは定格クロック、ブーストクロックともに引き上げられており、CUDAコア数も上昇しているため、性能は高くなっています。

レイトレ用、機械学習用のコアが無いものの、アーキテクチャはRTXと同じTuringとなっており、CUDAコア数増加、メモリスピード強化されたことで、補助電源不要ながら前世代よりも高いパフォーマンスを実現しています。

ロープロファイル版も出ているので、スリム型PCをゲーミングPCにカスタマイズする際のグラボとしても優秀です。

性能はGTX1050Tiの1.4倍

GTX1650 GTX1050Ti
1665MHz 1392MHz

プロセスルール(チップ製造の細かさ)が14nmから12nmへ進化したことにより、Turing世代のグラボは先代を超えるクロック周波数で動作できるように進化しています。

従来のGTX1050Tiでは、ブーストクロックが1392 MHzだったのに対して、GTX1650では1665 MHzにまで伸びており、増加率にして約19.6%となり、性能は1.2倍UPしています。

更に、CUDAコア数は768個から896個(+16.7%)に増えているため、スペック上の理論性能はおおよそ1.4倍に達する計算になります。

理論性能はレンダリング性能にも顕著に現れやすいため、グラボを使ったCGレンダリングの処理時間もGTX1050Ti比で7割程度まで短縮されます。

ただ、GTX1060 よりは大分低い性能となっており、重めのゲームを快適にプレイするのは設定を下げないと厳しいです。

逆に、最高設定にこだわらなければ、あらゆるゲームをプレイする事が出来るグラボであると言っても過言ではありません。

TDP(消費電力)は 1050Ti同様の75W

GTX1650 GTX1050Ti
75W 75W

スペック上の性能は約1.4倍になっているにも関わらず、同じ消費電力を維持しているので実質的にはスペックアップです。

ただし、一部のGTX1650搭載グラボは「補助電源コネクタ」を必要とする場合がありますので、製品画像と仕様を確認した上で購入する必要があります。

上位のグラボよりもコスパは良くない

GTX1650は、スペック自体はパワーアップしていますが、1050Tiと比べると希望小売価格はわずかに上昇してしており、何より少し上の価格帯の競争相手が強すぎます。

最強コスパと言われる「GTX1060」の他に「GTX1660」と「GTX1660Ti」、更にライバルのAMD社が販売しているグラボ「Radeon RX」シリーズが激しい値下げを行っており、まさに激戦区です。

GTX1060 6GB RX 570 GTX1650 GTX1050Ti
約2万5千円 約1万5千円 約2万円 約1万6千円

同スペック品の価格帯で比べた場合、ライバルのRadeonの対抗馬のRX 570の方が、3,000円近く安いですし、ミドルレンジ最下位クラスの性能の「GTX1650」では上位モデルのコスパに劣る面があるのは否めません。

上位モデルは5000円~10000円のプラスで性能が大幅にアップし、ゲームの快適さも跳ね上がる事を考えると、安さの割にお得感はあまり感じられないという人も多いかもしれません。

GTX1650 性能 /テスト環境

GTX1650を搭載して実際にゲームのベンチマークスコアを検証してみました。

用意したテスト環境は以下の通りです。

OS Windows 10 Pro 64bit(Ver1809)
CPU Core i9 9900K
グラボ GTX1650他
メモリ DDR4-2666 8GB x2
マザーボード Intel Z390
SSD SATA 250GB
HDD SATA 2TB
電源ユニット 1200W(80+ Platinum)
ドライバ NVIDIA 417.71WQHL(RTXシリーズ対応ドライバ)
ディスプレイ 1920 x 1080 240Hz(BenQ XL2546)

検証に使用したグラフィックボード

今回のテストでは、ASUS ROG-STRIX-GTX1650-O4G-GAMINGをオーバークロックして搭載したビデオカードを使用しました。

ベースクロックは1,485MHzですが、ブーストクロックすると1,830MHzまで引き上げられるのが最大のメリットです。

冷却システムには、セミファンレス動作に対応したASUSオリジナル設計のデュアルファンGPUクーラーを搭載しており排熱性も高いです。

基板は自動製造プロセス「オートエクストリームテクノロジー」で製造したASUS独自設計のもので、コンポーネントにもSuper Alloy Power IIに準拠しており、オーバークロックへの耐久性も高いです。

ディスプレイ出力端子は、HDMI 2.0bとDisplayPort 1.4を各2系統ずつ用意されています。

オーバークロック動作による消費電力の増加をカバーするため補助電源コネクタが付いており、動作にはPCI-E 6ピンコネクタによる電力供給が必要な点は要注意です。

GTX1650 性能 /ゲームベンチマーク

フォートナイト

RX580 84.5fps
GTX1060 6GB 99.0fps
RX 570 75.9fps
GTX1650 68.8fps
GTX1050Ti 60.1fps

*1920 x 1080 / エピック設定で測定

エピック設定でもゲームの動作自体は超快適でした。

最高画質でも60fps以上確保できました。

ライバルとなるRX 570の方が最高画質では少し上ですが、気になる程ではありません。

VALORANT

GTX1660Ti 230fps
GTX1660SUPER 223fps
GTX1660 224fps
GTX1650SUPER 186fps
GTX1650 145fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

VALORANTはかなり軽いゲームなので、GTX1650でも余裕です。

フルHDで平均144fps以上をキープできるので、ゲーミングモニターでもプレイできます。

ゴーストリコン ブレイクポイント

GTX1660Ti 51fps
GTX1660 45fps
GTX1650 30fps
GTX1060 6GB 41fps
GTX1050Ti 23fps
GTX1050 17fps

*1920 x 1080 / ウルトラ設定で測定

UBIゲームの大半は重量級のゲームになりますがウルトラだとやはり30fps程度が限界です。

中画質まで下げればGTX1650でもギリギリ60fps確保できますが、もう少し上のスペックのグラボでプレイしたいところです。

バトルフィールド5

GTX1660Ti 88fps
GTX1660 78fps
GTX1650 39fps
GTX1060 6GB 69fps
GTX1050Ti 37fps
GTX1050 10fps

*1920 x 1080 / ウルトラ設定で測定

BF5もウルトラ設定ではGTX1650では60fpsは出ません。

GTX1660以上のグラボが必要になります。

ファークライニュードゥーン

GTX1660Ti 89fps
GTX1660 80fps
GTX1650 55fps
GTX1060 6GB 70fps
GTX1050Ti 43fps
GTX1050 35fps

*1920 x 1080 / 最高品質で測定

最高品質でもギリギリ60fps前後出ますが、平均値だとわずかに届きません。

別のグラボを選ぶか、設定を下げた方がよさそうです。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

GTX1660Ti 60fps
GTX1660 60fps
GTX1650 57fps
GTX1060 6GB 60fps
GTX1050Ti 48fps
GTX1050 38fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼」はかなり軽いゲームなのですが、最高設定だとわずかに60fpsを割ります。

高設定の場合は余裕です。

Apex Legends

RX580 76.5fps
GTX1060 6GB 65.0fps
RX 570 48.9fps
GTX1650 63.8fps
GTX1050Ti 42.1fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

Apex LegendはTuring世代のグラボと非常に相性の良いゲームとして有名です。

GTX1650もほぼ1.5倍に伸ばして平均60fpsに到達、RX 570を上回る性能を発揮しました。

コールオブデューティ モダンウォーフェア

RX580 72.5fps
GTX1060 6GB 60.0fps
RX 570 64.9fps
GTX1650 62fps
GTX1050Ti 32.1fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

GTX1650はDirectX12のゲームに強いと言われていますが、RX 570には微妙に負けています。

それでも60fps出るので快適にプレイする事はできます。

ボーダーランズ3

RTX2060SUPER 68fps
GTX1660Ti 52fps
GTX1660SUPER 50fps
GTX1660 46fps
GTX1650SUPER 39fps
GTX1650 28fps

*1920 x 1080 / ウルトラ設定で測定

高負荷ゲームで有名なボーダーランズ3でも、中画質までなら60fps確保できます。

ウルトラ設定でプレイするにはGTX1650ではかなり厳しいです。

モンスターハンターワールド

RX580 51.4fps
GTX1060 6GB 46.1fps
RX 570 42.1fps
GTX1650 36.4fps
GTX1050Ti 26.1fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

モンスターハンターワールドではGTX1050Tiよりも40%近く性能アップしています。

ただ、平均60fpsは出ていないので微妙です。

FF14(漆黒のヴィランズ)

GTX1060 6GB 95.2fps
RX 570 75.5fps
GTX1650 65.3fps
GTX1050Ti 59.1fps

*1920 x 1080 / 最高品質で測定

「FF14」は国内のPCゲームの定番ベンチマークですが、性能は約10%しか伸びませんでした。

ギリギリ平均60fps台に乗ったレベルなので、人が多い狩場だと少し不安が残る結果となりました。

FF15

GTX1060 6GB 51.6fps
RX 570 38.4fps
GTX1650 38.6fps
GTX1050Ti 28.3fps

*1920 x 1080 / 高品質で測定

NVIDIAに最適化されている「FF15」のベンチマークでは、3割ほど性能がUPしました。

Radeon自体がFF15に弱い傾向がありますが、RX 570に並ぶレベルの性能になりました。

CS:GO

RX580 266.5fps
GTX1060 6GB 259.5fps
RX 570 248.5fps
GTX1650 181.4fps
GTX1050Ti 181.5fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

CSGOでは圧倒的なfps値を叩き出しましたが、前モデルとあまり性能に変化はありませんでした。

DX9ベースの古いゲームだと、最新のグラボは性能を発揮しにくいのかもしれません。

Call of Duty : Black Ops IV

RX580 106.9fps
GTX1060 6GB 88.6fps
RX 570 72.2fps
GTX1650 72.7fps
GTX1050Ti 51.4fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

CODとTurning世代は相性がいい事で有名ですが、前モデルから4割性能アップ、RX 570と同じ水準の性能になりました。

Rainbow Six Siege

RX580 110.1fps
GTX1060 6GB 95.1fps
RX 570 97.7fps
GTX1650 82.2fps
GTX1050Ti 58.3fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

虹六でもGTX1050Tiから4割性能アップしました。

平均60fpsは簡単に到達できます。

Overwatch

RX580 108.3fps
GTX1060 6GB 123.3fps
RX 570 95.4fps
GTX1650 81.7fps
GTX1050Ti 72.3fps

*1920 x 1080 / エピック設定で測定

オーバーウォッチは今ひとつ性能が伸びませんでしたが、それでも約13%性能アップしました。

PUBG

RX580 88.8fps
GTX1060 6GB 88.4fps
RX 570 78.3fps
GTX1650 65.3fps
GTX1050Ti 51.5fps

*1920 x 1080 / ウルトラ設定で測定

GTX1050Tiでは平均60fpsを出せなかったが、GTX1650でようやく平均60fps台に到達しました。

DOOM

RX580 100.4fps
GTX1060 6GB 112.8fps
RX 570 96.1fps
GTX1650 109.6fps
GTX1050Ti 81.0fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

DOOMでは4割くらい性能アップしています。

RX 570やRX580を抑え、GTX1060クラスに到達しています。

Grand Theft Auto V

RX580 61.6fps
GTX1060 6GB 76.1fps
RX 570 56.7fps
GTX1650 52.3fps
GTX1050Ti 48.3fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

GTA5では前モデルからあまり伸びず、平均60fpsにすら届かない結果となりました。

NieR : Automata

RX580 46.9fps
GTX1060 6GB 50.9fps
RX 570 39.3fps
GTX1650 40.9fps
GTX1050Ti 30.3fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

激重として知られるニーアオートマタですが、前モデルから4割近い性能アップを実現。

RX 570クラスの性能を発揮しました。

Rise of the Tomb Raider

RX580 68.3fps
GTX1060 6GB 67.8fps
RX 570 59.7fps
GTX1650 48.7fps
GTX1050Ti 35.4fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

トゥームレイダーではかなりの性能アップを実現。

ただ、RX 570には全く届きませんでした。

Witcher 3

RX580 52.3fps
GTX1060 6GB 50.1fps
RX 570 45.1fps
GTX1650 39.5fps
GTX1050Ti 30.2fps

*1920 x 1080 / 最高設定 + HairWorksで測定

並のグラボでは平均60fpsを維持するのも難しいTheWitcher 3では、およそ3割の性能アップを達成。

しかし、平均60fpsには届かず、RX 570にも差を開けられる残念な結果となりました。

バイオハザードRE:2

RX580 99.4fps
GTX1060 6GB 81.7fps
RX 570 104.6fps
GTX1650 71.3fps
GTX1050Ti 70.6fps

*1920 x 1080 / カスタム設定(VRAM : 7.38 GB消費)で測定

バイオハザードRE:2では60fpsは突破しましたが、前モデルのGTX1050Tiとほとんど同じ性能という結果に。

RX 570にも差を開けられてしまいました。

黒い砂漠

RX580 50.3fps
GTX1060 6GB 60.0fps
RX 570 43.1fps
GTX1650 47.4fps
GTX1050Ti 33.9fps

*1920 x 1080 / リマスター品質で測定

激重で有名な「黒い砂漠」のリマスター品質で検証したところ、GTX1050Tiと比較してピッタリ40%の性能アップを果たしました。

RX 570も超える性能も発揮しましたが、60fpsには届きませんでした。

GTX1650 性能 /3D Markのベンチマーク

3DMark FireStrike

RX580 15696
GTX1060 6GB 13643
RX 570 13722
GTX1650 8510
GTX1050Ti 7808

DirectX11をベースにした「FireStrike」のベンチマークはTuring世代のグラボとの相性は微妙。

GTX1050Tiから9%程度しか伸びませんでした。

3DMark TimeSpy

RX580 4439
GTX1060 6GB 4343
RX 570 3883
GTX1650 3761
GTX1050Ti 2387

DirectX12をベースにしたベンチマーク「TimeSpy」だと、一気にスコアを伸ばしてRX 570に迫るレベルです。

Turing世代のグラボはDirectX12だと驚くほど性能を発揮するので、最新ゲームであるほど有利な傾向がみられます。

GTX1650 性能 /熱と消費電力

GTX1650の温度

RX580 75.0度
GTX1060 6GB 64.0度
RX 570 67.0度
GTX1650 69.0度
GTX1050Ti 63.0度

*外気温26度の環境でFF14プレイ時にMSIAfterBurnerで測定

グラフィックボードの温度は、消費電力に比例して上がりますが、グラフィックボードのファンの性能や大きさ、ヒートシンクの面積によっても左右されます。

計測した結果、GTX1650は最大69℃に達し、GTX1050Tiの63℃よりも温度が高くなりました。

同じ消費電力のはずなのに6度も上がってしまったのは、小型のグラボを使った事によるものと考えられますので、もう少しファンが大きいグラボであればここまでの差にならないと思います。

GTX1650の消費電力

RX580 193.3W
GTX1060 6GB 119.0W
RX 570 141.1W
GTX1650 74.7W
GTX1050Ti 71.7W

*電源ユニットの電力ロガー機能を使って計測

グラボやCPUに電力を供給している「+12Vレール」の実測値から、CPUの消費電力を差し引いた数値を、グラボの消費電力として算出しました。

GTX1050Tiよりわずかに増えましたが、公式のTDPの75Wにおおむね一致する消費電力なので、GTX1050Tiと同じ消費電力で性能アップしている事が分かります。

GTX1650 性能 /搭載できるおすすめPC

GTX1650を搭載したデスクトップPC

正式名称 G-Tune DG-A5G1B
CPU AMD Ryzen5 4500
グラフィックス GeForce GTX 1650
メモリ 16GB
ストレージ 512GB NVMe SSD
無線 Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11
価格 139,800円(税込)
販売元 G-TUNE

G-TUNEでコスパNo1のエントリークラスのゲーミングデスクトップPC。

CPUをRyzenにして、最もコスパに優れていると言われるグラボのGTX 1650を搭載しています。

ただ安いだけでなく、実際にゲーミングパソコンを使用するゲーマーの声を元に作られている点も見逃せません。

外観は無駄を省いたシンプルなシルエットのマット仕上げで、パソコンでゲームをする際の利便性を追及したデザイン性になっています。

更に、VRで活用の多いHDMI端子をフロントに設置する等、ユーザーの事を徹底的に考えられており、非常に満足感が高いモデルになっています。

G-Tune DG-A5G1Bの詳細

GTX1650を搭載したゲーミングノート

正式名称 G-Tune P5
液晶 15.6型 フルHDノングレア (IPS)
重量 約2.02kg
CPU Core i7-10750H
グラフィックス GeForce GTX 1650
メモリ 8GB
ストレージ SSD MVNe256GB
価格 131,780円(税込)
販売元 G-TUNE

G-tune内で売れ筋No1を常に争っているモデルですが、特筆すべきは本体の軽さです。

リチウムポリマーバッテリー採用で薄型・軽量化を実現しており、MS-HYBRID機能により約10時間のバッテリー駆動で長時間プレイにも耐えられます。

スペック的にはエントリークラスですが、中設定であれば重めの最新ゲームでも快適にプレイできます。

※販売終了しました。

GTX1650 性能 /メーカー別ランキングBest3

1位:ROG-STRIX-GTX1650-O4G-GAMING【ASUS】

スロット 2スロット占有未満(厚さ38.4mm)
ブーストクロック 1,860MHz
ファン ×2
補助電源 6ピン×1
サイズ 全長242mm
価格 22,800円

当サイトのベンチマークテストで使用したモデル。

ブーストクロックすると性能が飛躍的に向上するのが特徴で、上位機種のグラボに肉薄します。

ASUSオリジナル設計のデュアルファンGPUクーラーを搭載しており排熱性が高いのも魅力です。

現在はプレミア価格になっており、中々お手頃価格で購入できないのが難点です。

2位:GeForce GTX1650 4GT LP(VD6989)【MSI】

スロット 2スロット占有(37mm厚)
ブーストクロック 1,665MHz
ファン ×2
補助電源
サイズ 全長168mm
価格 20,084円

バックプレートが無いので、40mm厚の2スロット占有規格にしっかり収まります。

公称では高さ105mmとなっており、LowProfile規格をオーバーしているように感じられますが、接続端子よりも下にはみ出ているブラケット下方向の長さも含めてしまっているためなので、実際はそこまでサイズ感は感じられません。

Mini ITXマザーボードサイズに収まるのはメリットだと思います。

ただし、ディスプレイ出力端子が2つしかないので、トリプルディスプレイに点はデメリットです。

デイジーチェーンも非対応なので最大画面数は2つです。

3位:GF-GTX1650-E4GB/OC/DF【玄人志向】

スロット 2スロット占有(厚さ33mm)
ブーストクロック 1,680MHz
ファン ×2
補助電源
サイズ 全長181mm
価格 14,756円

玄人志向の特徴でもあるコンパクト性と価格の安さがメリットのグラボ。

ただ、厚さがたった33mmしかない反面、冷却性が低く動作周波数も低めです。

ファンは8cmタイプなので9cmファンを2基搭載したグラボや、9cm+10cmファンを搭載したものより静音性が低いのもデメリットです。

GTX1650 性能 /まとめ

GTX1650は、前世代GTX1050ti/1050から確実なパフォーマンス向上をしており、価格差もあまりない事を考えると、後継機としての条件は充分に満たしていると言えるでしょう。

ゲームによっては、ライバルのRX 570に性能で負ける部分もありますが、GDDR6版ではメモリ帯域も向上しており、結果GDDR5に比べ約10%ほど性能が高くなっています。

また、ロープロファイル対応なのはGTX1650だけであり、スリム型をゲーミングPCにカスタマイズできる点や、RX 570は8pinの補助電源が必要であるのに対してGTX1650は補助電源不要である点を顧みても、GTX1650の方がメリットは大きいと考えられます。

発売当初はRX 570の方が圧倒的に安かったのですが、現在ではGTX1650も1万円前後で購入できますので、コスパの面でも差がなくなってきています。

GTX1650は、重いゲームを最高設定でプレイするには厳しいスペックのグラボである事は確かですが、設定を落としてもいいから安価なグラボが欲しい人には最適のグラボであると言えます。

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