GTX1660Ti 性能

GTX1660Ti 性能 /仕様

「GeForce GTX1660Ti」は、GTX1060の後継機種となるミドルレンジのグラフィックボードです。

GTX1660TiとGTX1060の違い
  • CUDAコアが25%増加
  • VRAMはGDDR6に進化
  • 新機能を省いて低コスト化
  • MSRPはほぼ同水準を維持
  • 消費電力はほぼ同じ
  • クロック周波数は上昇
  • VRAMの容量は6GBで同じ

GeForce GTX1660Tiの特徴を一言でまとめると、「フルHDのゲーマー向けの安価なグラボ」となっており、性能的にはGTX1070前後に届くグラボになります。

リファレンスデザインとなるカードは無く、各メーカーオリジナルのデザインで製品化されているのも特徴で、映像出力端子の構成やカードデザインがグラフィックスカードごとに異なっています。

RTX2060 GTX1660 Ti GTX1660 GTX1650 GTX1070 GTX1060 6G
コードネーム TU106 TU116 TU116 TU117 GP104 GP106
製造プロセス 12nmFFN 12nmFFN 12nmFFN 12nmFFN 16nmFFN 16nmFFN
CUDAコア数 1920 1536 1408 896 1920 1280
RTコア数 30
Tensorコア数 240
ROP数 48 48 48 32 64 48
メモリタイプ GDDR6 GDDR6 GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR5
ベースクロック 1365Mhz 1500Mhz 1530Mhz 1485Mhz 1506Mhz 1506Mhz
ブーストクロック 1800Mhz 1770Mhz 1785Mhz 1665Mhz 1683Mhz 1709Mhz
メモリ容量 6GB 6GB 6GB 4GB 8GB 6GB
TDP 160W 120W 120W 75W 150W 120W
補助電源 8pin×1 8pin×1 8pin×1 8pin×1 8pin×1

GTX1660Tiの性能はGTX1060とほぼ同等、GTX1650以上、RTX2060やGTX1070未満な位置づけになっています。

GTX1070と比較すると、メモリ容量が少なくなっていますが、GDDR6なので速度は速く、定格クロックはほとんど差がないものの、ブーストクロックはやや上がっており、TDPも低いです。

また、GTXシリーズと言いつつも、GPUアーキテクチャを見ると、RTXシリーズと同じ「Turing」世代となっていますが、「RTコア」と「Tensorコア」を持たないので、Turingアーキテクチャの特徴であるリアルタイムレイトレーシングには対応していません。

その他の機能面ではGeForce RTX 20 シリーズと同様となっており、GPU内蔵のハードウェアビデオエンコーダ「NVENC」などは使用可能となっています。

つまり、「RTXシリーズのようなリアルタイムレイトレーシングとDLSSは機能を省いた、安価で高性能なミドルクラスのグラフィックカード」といった特徴があります。

必要な機能のみに絞り低コスト化を実現

RTX2060など、RTXシリーズには「Tensorコア」と「RTコア」という、ゲーミング性能には直接影響しない特殊なコアが搭載されていますが、対応するゲームが非常に少ない為、コスパが悪い要因になっていました。

しかし、GTX1660Tiでは、TensorとRTコアを削減し、更にCUDAコア数も削ることでチップ面積を縮小する事に成功しています。

GTX1660Ti RTX2060
コスト 安い 高い
レイトレ ×
DLSS ×

現状のハイスペックゲームでも、レイトレやDLSSを使わないと快適にプレイできないゲームはほとんど無いので、コスパを重視するのであればGTX1600Tiは非常に最適なグラボであると言えるでしょう。

GTX1060の1.2倍の理論性能

GTX1660TiはGTX1060よりCUDAコアが1.2倍に増加しており、クロック周波数も改善されているため、理論性能(FP32)が約25%向上しています。

GTX1660Ti GTX1060
約5.4TFLOPS 約4.4TFLOPS

理論性能は実際のゲーミング性能と比例しない場合もありますが、後継機種としての性能は確実に向上している事が分かります。

VRAMの規格が「GDDR6」に

VRAM(ビデオメモリ)の規格は、従来のGDDR5から最新のGDDR6に更新された事によりメモリクロックは進化しており、1秒間あたりのデータ転送量(帯域幅)が大幅に伸びてます。

GTX1660Ti GTX1060
288.0 GB/秒 192.2 GB/秒

GTX1060から約50%も帯域幅が伸びており、テクスチャの読み込みが多い(=高倍数のアンチエイリアシングなど)場面で性能を発揮します。

また、オーバークロックした場合の耐性にも期待できます。

性能アップしても消費電力は維持

GTX1660Tiは製造プロセスが16nmから12nmへ微細化し、チップ面積もそれほど大型化していない為、性能が向上しているにも関わらずTDP(消費電力)はGTX1060から変わっていません。

RTX2060 GTX1660Ti GTX1060
160W 120W 120W

ただ、必要な補助電源コネクタは6 pinから8 pinに引き上げられている点は注意が必要です。

既に持っているPCにGTX1660Tiを増設する際は、コネクタが足りているか確認してから購入するようにしましょう。

GTX1660Superよりコスパは劣る

2019年10月29日にGeForce GTX1660の後継モデルとしてGTX1660Superが登場した事により、GTX1660Tiは微妙な立ち位置に立っています。

GTX1660Superは、GTX1660Tiとほぼ同等の性能ですが、GTX1660と同価格、つまりGTX1660Tiよりも微妙に安いです。

GTX1660Super搭載ゲーミングPCの数はまだあまり出回っていませんが、今後はGTX1660Super搭載モデルに切り替わっていく可能性もあります。

ただ、GTX1660Tiはまだまだ在庫が多いと考えられますので、値下がりする事も考慮すると今後も選択肢に含めてもいいでしょう。

ドスパラなど一部のBTOメーカーではGTX1660Ti搭載モデルをやめてGTX1660Superを採用したPCを増やしつつありますが、他社のミドルレンジのゲーミングPCはGTX1660Tiを値下げして採用している場合も多いです。

GTX1660Ti 性能 /テスト環境

実際にゲームのベンチマークスコアを検証してみました。

用意したテスト環境は以下の通りです。

OS Windows 10 Pro 64bit(Ver1809)
CPU Core i9 9900K
グラボ GTX1660Ti他
メモリ DDR4-2666 8GB x2
マザーボード Intel Z390
SSD SATA 250GB
HDD SATA 2TB
電源ユニット 1200W(80+ Platinum)
ドライバ NVIDIA 417.71 WQHL(RTXシリーズ対応ドライバ)
ディスプレイ 1920 x 1080 240Hz(BenQ XL2546)

テスト環境に用意したグラボ

グラフィックボードはMSIの「GeForce GTX1660Ti AERO ITX 6G OC」を使用しました。

コンパクトなPCケースでも収まるショートサイズモデルなのが特徴です。

  • インターフェース形状:PCI Express(3.0) x16
  • ブーストクロック:1830MHz
  • メモリクロック:12Gbps
  • ビデオメモリ:GDDR6 6GB
  • 映像出力:HDMI2.0b×1/Displayport1.4×1/DL-DVI-D×1
  • 補助電源コネクタ:8ピン×1
  • 専有PCIスロット:2スロット
  • カードサイズ:178mm x 126mm x 41mm

外観は前世代モデルのAero ITXと同様で、ブラックをベースとしたシンプルなデザインです。

前モデルのGTX1060はトルクスファンが使われていましたが、本機はノーマルタイプとなっており、ショートサイズに合わせたシングルファンが採用されています。

GTX1060モデルと見た目は同じですが、側面から見えるヒートパイプのカラーと補助電源のピン数で違いを判別できます。

リファレンスデザインとなるNVIDIAの一般的なグラフィックボードとのサイズと比べると、178mm x 126mm x 41mmと非常に短くなっている反面、横幅は若干広がっています。

スリムタイプのPCケースに搭載する場合は注意が必要ですね。

バックプレートはついておらず、基盤はむき出しです。

映像端子は、DisplayPort×3、HDMI×1とスタンダードな構成になっています。

「HDMI」は4K/60Hz映像出力、HDR対応、横長の変則アスペクト比モニタに対応した「HDMI2.0b」の最新仕様です。

ディスプレイポートのバージョンは「DisplayPort 1.4」となる。

ミドルレンジクラスのGPUなのでDVI端子を1つ備えており、旧型PCモニターも使えるように配慮されています。

補助電源は8ピン×1、推奨電源ユニットは400Wとなっています。

補助電源コネクタの配置場所も奥まったポジションでないため、コンパクトながらも横幅に注意が必要です。

GTX1660Ti 性能 /ゲームベンチマークスコア

FF14 :漆黒のヴィランズ

RTX2060 79fps
GTX1070Ti 77fps
GTX1070 69fps
GTX1660Ti 68fps
GTX1660 60fps

*1920 x 1080 / 最高品質で測定

紅蓮のリベレーターの時は「軽い」部類に入るFF14公式ベンチマークでしたが、最新版ではまた重くなりました。

それでもGTX1660Tiなら最高品質のフルFDで60FPSは維持できます。

FINAL FANTASY 15

RTX2060 80.5fps
GTX1070 70.1fps
GTX1660Ti 69.5fps
GTX1060 51.6fps

*1920 x 1080 / 高品質で測定

FF15のベンチマークは非常に重たく、GTX1060では平均60fpsを突破できませんでhしたが、GTX1660Tiであればクリアできます。

ミドルクラスのグラボで初めてFF15を快適にプレイできました。

Apex Legends

RTX2060 111.2fps
GTX1070 102.0fps
GTX1660Ti 111.4fps
GTX1060 65.0fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

GTX1660TiはGTX1060に対して71%も高いフレームレートを叩き出しました。

GTX1070よりも数字が出ており、RTX2060にすら迫る性能になっています。

Counter Strike : Global Offensive

RTX2060 273.9fps
GTX1070 266.2fps
GTX1660Ti 253.1fps
GTX1060 259.5fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

今となってはレトロゲームの部類に入るFPS「CS:GO」では、240fpsを軽々と超える動作です。

Call of Duty : Black Ops IV

RTX2060 147.6fps
GTX1070 121.5fps
GTX1660Ti 124.5fps
GTX1060 88.6fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

GTX1060を40%も超える性能を叩き出し、GTX1070も超える性能に達しました。

Rainbow Six Siege

RTX2060 165.8fps
GTX1070 128.7fps
GTX1660Ti 150.4fps
GTX1060 95.1fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

虹六はベンチマークが付属していますが、Turing世代と相性が良いので、GTX1070を約17%も超える性能となりました。

Overwatch

RTX2060 176.5fps
GTX1070 164.9fps
GTX1660Ti 149.4fps
GTX1060 123.3fps

*1920 x 1080 / エピック設定で測定

GTX1060と比べると約20%高いフレームレートになりました。

GTX1070には惜しくも15fps届かずという結果です。

PUBG

RTX2060 142.1fps
GTX1070 118.2fps
GTX1660Ti 118.4fps
GTX1060 123.3fps

*1920 x 1080 / ウルトラ設定で測定

GTX1060から約34%も性能を伸ばして、118.4fpsに到達。

ほぼGTX1070と同じパフォーマンスを発揮しました。

DOOM

RTX2060 136.9fps
GTX1070 133.8fps
GTX1660Ti 131.9fps
GTX1060 112.8fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

2016年版のDOOMでは、GTX1660TiはGTX1070に迫る性能を発揮しました。

Grand Theft Auto V

RTX2060 97.1fps
GTX1070 96.1fps
GTX1660Ti 90.0fps
GTX1660 76.1fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

GTA VはNVIDIAに最適化されていますが、性能の伸びは約18%程度で落ちつきました。

NieR : Automata

RTX2060 58.4fps
GTX1070 58.7fps
GTX1660Ti 58.9fps
GTX1060 50.9fps

*1920 x 1080 / 最高設定で測定

ニーアオートマタ動作が重たい事で有名ですが、GTX1060では届かない平均60fpsもGTX1660Tiでは、ほぼ上限(60fps)に近いフレームレートが出ました。

Rise of the Tomb Raider

RTX2060 102.0fps
GTX1070 97.2fps
GTX1660Ti 87.0fps
GTX1060 67.8fps

1920 x 1080 / 最高設定で測定

トゥームレイダーは比較的重たいゲームですが、GTX1660Tiは余裕で60fpsを突破します。

Witcher 3

RTX2060 80.5fps
GTX1070 67.1fps
GTX1660Ti 68.4fps
GTX1060 50.1fps

※1920 x 1080 / 最高設定 + HairWorksで測定

ウィッチャー3はHairWorksを有効化すると動作がかなり重たくなりますが、GTX1060で平均60fpsを超えられなかったものの、GTX1660Tiでは安定して60fpsをキープできます。

バイオハザードRE:2

RTX2060 134.8fps
GTX1070 115.6fps
GTX1660Ti 118.5fps
GTX1060 81.7fps

※1920 x 1080 / カスタム設定(VRAM : 7.38 GB消費)で測定

VRAMを約7.4 GB使用するカスタム設定で計測すると、GTX1060よりも約45%もの性能アップしました。

モンスターハンターワールド

RTX2060 75.6fps
GTX1070 63.8fps
GTX1660Ti 64.4fps
GTX1060 46.1fps

※1920 x 1080 / 最高設定で測定

MHWはGTX1060だと快適にプレイできませんでしたが、GTX1660Tiでは平均60fps台に乗りました。

黒い砂漠

RTX2060 93.4fps
GTX1070 85.0fps
GTX1660Ti 82.2fps
GTX1060 60.0fps

※1920 x 1080 / リマスター品質で測定

MMORPGとしては最高に重い画質で有名なリマスターの「黒い砂漠」のリマスター品質ですが、GTX1660Tiは約37%の性能アップ。

ほぼGTX1070に迫る性能で、安定した80fpsキープできます。

Fortnite

RTX2060 129.0(80.2)fps
GTX1070 118.5(75.8)fps
GTX1660Ti 115.7(71.3)fps
GTX1060 90.2(55.9)fps

※フルHD(WQHD) / 最高設定で測定

WQHD設定でも、GTX1070には及ばないものの60fpsは余裕キープできます。

GTX1060 6GBと比較すると20-30%性能がアップしているのが分かります。

Battlefield 5

RTX2060 113.2(86.1)fps
GTX1070 99.0(74.3)fps
GTX1660Ti 98.7(75.2)fps
GTX1060 74.6(55.6)fps

※フルHD(WQHD) / 最高設定で測定

Battlefield 5ではGTX1070とほぼ同等のスコアとなっています。

RTX2060と比べると18%程度差が付いているものの、60fpsは十分にキープできます。

FarCry5

RTX2060 107.6(76.4)fps
GTX1070 100.5(69.8)fps
GTX1660Ti 97.9(67.9)fps
GTX1060 71.1(48.2)fps

※フルHD(WQHD) / 最高設定で測定

Far Cry 5のPC版は超重いですが、GTX1660TiであればFULL HD環境ならほぼ100fpsでヌルヌル動く。

GTX1060 6GBと比較すると30%以上スコアがアップしています。

Deus EX: Mankind Divided

RTX2060 70.1(48.4)fps
GTX1070 63.3(43.3)fps
GTX1660Ti 62.5(43.1)fps
GTX1060 44.9(30.7)fps

※フルHD(WQHD) / 最高設定で測定

Deus EXではFULL HD環境で60fpsはギリギリです。

それでもGTX1060 6GBと比べると40%程改善しており、十分な数値です。

ドラゴンクエストX

RTX2060 168.6fps
GTX1070Ti 170.3fps
GTX1070 159.5fps
GTX1660Ti 155.6fps
GTX1660 135.0fps

※1920 x 1080 / 最高設定で測定

設計が古いゲームという事もあり、GTX1660Tiではかなり高いfps値を叩き出しました。

4Kでも「すごく快適」判定が出るので余裕があります。

GTX1660Ti 性能 /3D Markのベンチマークスコア

3DMark FireStrike

RTX2060 19726
GTX1070 19198
GTX1660Ti 16915
GTX1060 6GB 13645

フルHD向けの定番ベンチマーク「FireStrike」では、GPUスコアが約17000点に到達します。

GTX1060から約23%のスコアアップなので、後継モデルとして申し分ない数値です。

3DMARK Firestrike Ultara

RTX2060 4339
GTX1070 4414
GTX1660Ti 3403
GTX1060 6GB 3374

DirectX11の4Kゲーム性能を見極める用途に役立つ「FireStrike Ultra」ですが、高負荷になると6GBのメモリ容量がボトルネックとなるのか「GTX1660Ti」はスコアの伸び良くないです。

GTX1660Tiはやはりミドルレンジで、フルHDでは余裕がありますが4Kでのゲームプレイは基本的に厳しい事が分かります。

3DMARK TimeSpy

RTX2060 7620
GTX1070 5672
GTX1660Ti 6497
GTX1060 6GB 4101

最新のDirectX12ゲーム性能を見極めるのに役立つ「TimeSpy」では、Turing系のグラボと相性が良いベンチマークという事もあり、「GTX1660 Ti」は「GTX1070」を圧倒、「GTX1070Ti」に近いスコアが出ます。

GTX1660Ti 性能 /VRのベンチマークスコア

VRMark BlueRoom

RTX2060 2344
GTX1070 1692
GTX1660Ti 1946
GTX1060 6GB 1262

高負荷VRの性能指標を図るBlueRoomで測定しました。

元々TuringアーキテクチャはVRと相性がいい事もあり、GTX1660TiはGTX1070を上回るスコアを叩き出します。

SteamVR Performance Test

RTX2060 11
GTX1070 10.8
GTX1660Ti 10.8
GTX1060 6GB 8.8

現在のVRゲームの標準となるStemaVRのパフォーマンステストで測定しました。

GTX1660Tiはカンストに迫る10.8に達しており、一般的なVRゲームソフトであれば十分快適にプレイする事ができます。

GTX1660Ti 性能 /GTX1660Tiの熱と消費電力

1660 Tiの温度

RTX2060 66.0 ℃
GTX1070 68.0 ℃
GTX1660Ti 67.0 ℃
GTX1060 6GB 63.0 ℃

*外気温26度の環境でFF14プレイ時にMSIAfterBurnerで測定

グラフィックボードの発熱は、GPUチップ自体の消費電力伊賀に冷却ファンの性能によって大きく左右されるため、あくまでも参考値になります。

「GeForce GTX1660Ti AERO ITX 6G OC」は、元々冷却性能が高い為、オーバークロックしてても最大65~67℃程度でした。

1660 Tiの消費電力

RTX2060 164.8W
GTX1070 157.4W
GTX1660Ti 126.2W
GTX1060 6GB 120.0W

*電源ユニットの電力ロガー機能を使って計測

グラボやCPUに電力を供給している「+12Vレール」の実測値から、CPUの消費電力を差し引いた値を、グラボの消費電力として算出しています。

マザーボードの消費電力は引いていないので、実際よりもやや高い数値になっていますが、大まかな消費電力としては参考になると思います。

GTX1660Tiの公式に公開されている電力は120Wとなっていますが、実測値は126.2Wという結果を見ると、ほぼ公式通りの数値である事が分かります。

GTX1070に近い性能を達成しつつも、消費電力は50W近い削減、GTX1060とほぼ同じ消費電力でありながら、パフォーマンスが3割近く上がっている事が分かります。

GTX1660Tiの電気料金

RTX2060 7665円/年
GTX1070 6896円/年
GTX1660Ti 6570円/年
GTX1060 6GB 6550円/年

GPU負荷100%で1日3時間×365日ゲームをプレイしたと想定した場合の年間電気料金を算出してみました。

前モデルよりほんのわずかながら価格は20円程度の差である事を考えると、誤差の範囲と考えていいと思います。

GTX1660Ti 性能 /GeForce GTX1660Ti搭載おすすめPC

10万円未満で購入できるコスパ重視のモデル

正式名称 GALLERIA RT5
CPU Ryzen 5 3500
GPU GTX1660Ti 6GB
メモリ 16GB
ストレージ SSD MVNe256GB
HDD 1TB
価格 99,980 円(+税)
販売元 ドスパラ

おすすめ度:★★★★☆

GTX1660Tiを搭載したPCの中ではかなり安価な部類に入るモデル。

CPUをRyzenにする事で価格を極限まで抑えています。

電源ユニットには600W BRONZEを搭載しているので、GTX1660Tiの消費電力のスペックボトムである500Wも満たしています。

唯一のネックは、人気が有りすぎて品切れしてる時が多い点です・・・。

ガレリア RT5の詳細

ダブルストレージで容量が多いモデル

正式名称 LEVEL-R040-i7-RXA
CPU Core i7-9700
GPU GTX1660Ti 6GB
メモリ 16GB
ストレージ SSD MVNe480GB
HDD 2TB
価格 134,980円(+税)
販売元 パソコン工房

おすすめ度:★★★★★

ミドルタワーを採用しており、SSD容量が480GBと多いのが特徴です。

ダブルストレージになっているので、HDD 2TBと容量は更に余裕があります。

CPUには第九世代のCore i7-9700を搭載、中の上といったスペックになっています。

LEVEL-R040-i7-RXAの詳細
icon

パーツ構成にこだわりたい人向けのモデル

正式名称 G-Master Mace H370
CPU ~Core i9-9900K
GPU GTX1660Ti 6GB
メモリ 8GB~
ストレージ SSD 480GB
HDD
価格 129,630円~
販売元 Sycom/サイコム

おすすめ度:★★★★★

パーツの型番まで細かく指定できる玄人向けBTOパソコンです。

CPUはCore i9まで指定可能、電源やマザーボードまで選べるので、細かい点まで信頼性の高いパーツで組み上げられるだけでなく、重要でないパーツを省く事でコスパを高める事もできます。

G-Master Mace H370の詳細

GTX1660Ti 性能 /メーカー別ランキングBest3

1位:GeForce GTX1660Ti AERO ITX 6G OC【MSI】

スロット 2スロット占有(厚さ41mm)
ブーストクロック 1,830MHz
ファン ×1
補助電源 8ピン×1
サイズ 全長178mm
価格 29,957円

2019年2月発売されたモデルで、当サイトでテスト検証で使ったモデル。

2スロット占有(厚さ41mm)でファン方向に1mmだけ2スロット規格からはみ出しているのは、Mini ITXマザーボードに搭載する事を想定して作られているからです。
(Mini ITXマザーボードにはPCI Expressスロットが1つしかないため隣り合う別のボードがない)

全長178mmはMini ITXマザーボードから少しはみ出す程度ですが、グラボのとなりに電源ユニットやPCケースの蓋がある場合は干渉する場合もあるので注意が必要です。

しかし、そういったデメリットを差し引いても、とにかく安いですし、他のGTX1660Tiのグラボと性能は全く変わらないのでおすすめです。

GeForce GTX1660Ti AERO ITX 6G OC【MSI】の詳細

2位:ROG-STRIX-GTX1660TI-O6G-GAMING【ASUS】

スロット 2.5スロット占有(厚さ43mm)
ブーストクロック 1,890MHz
ファン ×3
補助電源 8ピン×1
サイズ 301mm
価格 49,800円

2.5スロット占有(50mm厚)、全長301mmとサイズはk12インチ以内であれば収まります。

このグラボの最大の売りは、ブーストクロック1890MHzという点です。

ただ、他のグラボでわずか60MHzしか変わらずに2万円近く安いグラボがある事を考えると、どちらを選ぶか悩みどころです。

3位:ZOTAC GAMING GeForce GTX1660Ti 6GB GDDR6 ZT-T16610F-10L (ZTGTX1660TI-6GB) VD6900【ZOTAC】

スロット 2スロット占有(厚さ35.3mm)
ブーストクロック 1,770MHz
ファン ×2
補助電源 8ピン×1
サイズ 全長173.4mm
価格 30,990円

2スロット占有(厚さ35.3mm)ですが、2スロットに十分収まるほど薄くできているのがメリット。

全長173.4mmはMini ITXマザーボードから少しはみ出す程度です。

ブーストクロック1,770MHzはちょっと低めですが、実際使ってみると気になる程ではないと思います。

GTX1660Ti 性能 /まとめ

GTX1660Tiは正しく「GTX1060の進化版」です。

GTX1060だとゲームによってはギリギリ60fpsに届かない事もありましたが、GTX1660Tiではほとんど全てのゲームでフルHD平均60fpsを超えており、性能はGTX1070にすら迫るレベルとなっています。

オーバークロックモデルは動作クロックが1950~1980 MHzになるなど、オーバークロック耐性も極めて高く、消費電力は120 Wを少し超える程度であり、コスパは最強クラスです。

更に、GTX1660Tiは「致命的なデメリットが無いグラボ」でもあります。

「レイトレ」以外に、フレームレートを飛躍的に向上させる「DLSS」まで搭載しなていない点が不安に感じる人もいるかもしれませんが、そもそそも現状ではDLSSに対応したゲームは極めて少ないですし、グラボ自体の大幅な低コスト化を実現出来ている点は逆にメリットです。

もちろん、将来的な性能の伸び代まで考慮すると、更に上位の「RTX2060」はレイトレやDLSSに対応しているので、これからプレイするゲームの傾向次第ではRTXシリーズを選択肢に入れてもいいでしょう。

少なくとも、「フルHDゲーミングで平均60fpsくらい突破できれば満足」というコスパ最重視のプレイヤーにとっては、GTX1660TiはTuring世代中では最高のグラボであると言えます。

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