GTX950の性能 /【GeForceのGPU】GTX950の性能
gtx950 性能 /スペック・仕様
項目 | GTX 950 | GTX 960 | GTX 760 | GTX 750 Ti | GTX 750 | GTX 1650 |
---|---|---|---|---|---|---|
アーキテクチャ | Maxwell | Maxwell | Maxwell | Kepler | Maxwell | Turing |
コードネーム | GM206 | GM206 | GK104 | GM107 | GM107 | TU117 |
CUDAコア | 768基 | 1024基 | 1152基 | 640基 | 512基 | 896基 |
ベースクロック | 1024MHz | 1127MHz | 980MHz | 1020MHz | 1020MHz | 1485Mhz |
ブーストクロック | 1188MHz | 1178MHz | 1033MHz | 1085MHz | 1085MHz | 1665Mhz |
メモリ容量 | GDDR5 2GB | GDDR5 2GB | GDDR5 2GB | GDDR5 2GB | GDDR5 2GB | GDDR5 |
消費電力(TDP) | 90W | 120W | 170W | 60W | 55W | 75W |
補助電源 | 6pin×1 | 6pin×1 | 6pin×2 | 6ピン×2 | 6ピン×2 | – |
発売日 | 2015年8月20日 | 2015年1月22日 | 2013年6月25日 | 2014年2月18日 | 2014年2月18日 | 2019年4月23日 |
参考価格 | $159 | $199 | $249 | $149 | $149 | $149 |
「GeForce GTX 950」は2015年8月に発売された、28nmプロセスで製造されたMaxwellアーキテクチャのGPUコア「GM206」を採用するDirectX 12対応のミドルレンジGPUです。
上位モデルの「GTX970」と「GTX960」のコストパフォーマンスが高かった事もあり、「GTX950」の存在感はイマイチ薄かったのですが、最大の特徴は「GTX900」シリーズでは唯一の「補助電源なし」モデルという点。
過去2世代のGeForce GTX x50シリーズ製品から大きな性能向上を果たしており、
GTX750Tiを上回るGPU性能は当時の「補助電源なし」モデルの中では最強に位置していました。
純粋なフルHD解像度でのゲーミング性能だけでなく、4K解像度に対応できるHDMI 2.0とDisplayPort 1.2の存在、4画面同時出力が可能なマルチディスプレイ環境の構築力が売りのバランスタイプのGPUと言えるでしょう。
Windows 10に合わせてPCの新調を検討しているユーザーにとって、最新のディスプレイ出力インターフェイスを持つGeForce GTX 950は、単に3D描画性能を高めるだけでなく、将来のディスプレイ変更にも対応できる魅力的なグラフィックボードでした。
GTX 950 vs GTX750 Ti
「GeForce GTX 950」は、製品型番的にはMaxwellアーキテクチャを採用する最初のGPUとして登場したGeForce GTX 750/750Tiの後継にあたります。
価格帯的に考えると、後継モデルはGTX 750($119)ではなく、価格差が$10しかないGTX 750 Tiのほうがしっくりきます。
ただ、NVIDIAはGeForce GTX 950をKepler世代のミドルレンジGPU「GeForce GTX 650」のアップグレード対象と位置付けており。実際に、レビュワーズガイドでもGeForce GTX 650に対して多くのゲームで3倍の性能を実現することをアピールしていました。
なお、1世代前のGeForce GTX 750/750Tiが第1世代のMaxwellアーキテクチャを採用していたのに対し、第2世代のMaxwellアーキテクチャを採用するGeForce GTX 950では、対応するDirectXが11.2から12へと引き上げられています。
また、GeForce GTX 750/750Tiが標準ではサポートしていなかったDisplayPort 1.2およびHDMI 2.0にも対応しています。
接続端子がHDMI2.0に対応している点はGTX 750にはない非常に大きなアドバンテージと言えます。
HDMI2.0による4Kテレビへの接続が可能となり、 ゲーム用途だけではなく、4K解像度の動画編集マシンの画面出力用途にも有力な選択肢の一つとなるでしょう。
GTX 750 Tiと比べてトランジスタ数が57%多くなっていますが、ダイサイズも54%大きくなり228m㎡と、パフォーマンスに大きな期待が持てます。
6つのSMs(ストリーミングマルチプロセッサ)が有効化されCUDAコアは768基(6×128)となっていますが、こちらもGTX 750 Tiと比べて20%多くなっています。
コアクロックはほぼ同等ですが、ブーストクロックは10%近く高くなっています。
メモリクロックも高速化されメモリバンド幅は105.8 GB/sとなっています。
ただ、スペックが高くなった分消費電力は高く90Wと50%アップしています。
GTX 950 vs GTX 960
GTX 950で採用されているGM206コアは、上位モデルのGeForce GTX 960にも採用されていますが、後者はフルスペックになっています。
GeForce GTX 950では、GM206が備える8基のSMM(Streaming Multiprocessor Maxwell)のうち6基が有効化されており、合計で768基のCUDAコアと48基のテクスチャユニットを備えています。
これがGTX 960では、GTX 950で無効化されていた2つのSMsが有効化され、CUDAコアは1024基(8×128)となっています。
プロセス・トランジスタ数・ダイサイズは共通ですが、コアクロックは10%高く、ブーストクロックは僅かに抑えられています。
GPUメモリ容量も同じですが、メモリクロックが6%高く、メモリバンド幅も僅かながら引き上げられています。
ただ、消費電力は120Wと性能が高い分だけ大きくなっています。
つまり、GTX 950は、GeForce GTX 960のストリーミングプロセッサ数を減少させ、動作クロックとメモリの動作クロックを下げ、その分TDPを90W台にまで下げたGPUと言えるような仕様となっています。
惜しむべきは、GTX 950は、発売当初では2万円前後となる価格のため、すこし頑張れば手の届く範囲にある上位モデルのGeForce GTX 960 の方が魅力的に見えてしまう点です。
GTX 950 vs GTX 760 vs GTX 670
GTX 950は、GeForce GTX 750 Ti・750の上位モデルの様に見られがちですが、 むしろGeForce GTX 760 を置き換えるGPUであるとも言えます。
性能的にはGTX950と同じくらいのグラフィックボードですが、消費電力はおよそ170Wとほとんど倍。
さらに、価格はGTX760が3万円前後であり、価格も消費電力も半分以下なのに性能が同じというのは上位互換として位置づけていいかもしれません。
DirectX 11世代のゲームではGTX 760なみの性能でプレイすることができるため、特にFF14などをDirectX 11でプレイするには最適な性能のGPUの一つと言えそうです。
GTX 950 vs R7 370
Radeonの同じ世代のグラフィックボードと比較するなら、Radeon R7 370が丁度良いでしょう。
性能・価格・消費電力全てにおいてGTX950と殆ど変わらないです。
ただ、一つ一つ細かく見ていくと僅かながらGTX950が上回っています。
ベンチマークテストをしてみると若干ながらGTX950が上になりますし、価格や消費電力も僅かにGTX950の方が優れています。
これらは僅かな違いなので気にならない人の方が多いかと思いますが、RadeonでもGeForceでもどっちでも良い人が迷った時にはこの僅かな差が決め手となるはずです。
GTX 950 vs GTX 1650
GTX 950がその座を明け渡した、新たな「補助電源なし」の最強モデルと言えば、Turingアーキテクチャの「GTX1650」です。
さすがに製造プロセスが2世代新しいTuringアーキテクチャの「GTX1650」と比較するとTDPが15ワットも高く、クロックも大幅に低くなります。
メモリ容量も半分の2GBとなっていますが、これは前世代のPascalアーキテクチャのエントリーモデル「GTX1050」と同じ水準です。
シャーダープロセッサ数も130以上差があり、性能面では、全てにおいてGTX 1650の方が上であると言わざるを得ません。
ただ、GTX 1650が高騰している事を考えると、価格次第では繋ぎとしてGTX 950を選択するのもありかもしれません。
gtx950 性能 /評価
現行の60番台より大きく性能が劣る
性能的には前身のGTX 750及びGTX 750 Tiよりも高いパフォーマンスを発揮するのは事実です。
ただ、上位モデルと比べた場合、GeForce GTX 950は、価格重視となっていてGTX 960よりも価格を抑えたモデルの位置付けになっています。
それでも、RTSやMoBA系と呼ばれるゲームジャンルなら設定を下げることでほとんどのタイトルに対応することが可能なので、標準以下に下げるば現在のゲームでも対応できます。
しかし、流石に負荷の高いMMORPGなどではカクつきやラグなどの遅延が発生しやすく、性能面では不安が残ります。
前世代よりも性能が伸びたとは言っても、あくまでもエントリークラスの50番台であることに変わりはないです。
さらに、最新世代のエントリーモデルのRTX 3050と比べてしまうと2.3倍程度の差が開いており、これから新しくグラフィックボードの購入を考えているのであればGTX 950では明らかに約不足であり、RTX 3050以上を選択すべきでしょう。
これから使うのであれば、予算をどうしても落としたいというユーザーか、プレイするゲームがある程度固定されているユーザーに限定されてしまうグラボであると言えます。
中古品の流通が少ない
発売当初のGeForce GTX950の価格は2万円前後で、安価なものなら1万円台で購入できました。
しかし、2022年現在では、GTX 950は中古品でも流通が少ないです。
販売自体が少ないのでレアモノ扱いされており、昨今の半導体不足の影響もあって容赦なく価格が引き上げられています。
10,000円以下で購入できるなら考慮してもいいかもしれませんが、GTX 950の在庫があると仮定しても、性能面での価値はせいぜい15,000円前後がボーダーライン。
もともと1万円台で発売されていたグラフィックボードというと、ミドルエンドに分類されてハイエンドと比べると性能もイマイチです。
従来のグラフィックボードの基準で言えば、十分ハイエンドと言って差し支えない性能を誇りましたが、それでも4Kクラスのグラフィックで遊ぶには物足りない性能です。
そもそも高価な4Kディスプレイを購入する余裕のある人ならもっと上のグラフィックボードを買うでしょう。
後継モデルであるGTX 1050の中古価格が20,000円で、GTX 1650になると25,000円程度なので、性能面で考えるならそちらを買った方が全然賢いです。
ただし、GTX 1050も性能不足で将来性が低いので、できれば予算を増やしてGTX 1650以上を購入する事を推奨します。
消費電力は良くないグラフィックボード
発売当時は90Wというと、ローエンドやエントリーモデルのグラフィックボードにも見られた消費電力であり、性能的にワンランク下のグラフィックボードとあまり変わりませんでした。
つまり、消費電力的にはミドルエンドなのに性能的にはハイエンドという位置付けでした。
ただし、良く見てみると、性能の大幅な上昇に伴って、GeForce GTX 750/750 Tiでは補助電源コネクタなしでの動作が可能なほどに減少していた消費電力は、GeForce GTX 950で大きく増加しています。
実際のゲームプレイ時の平均消費電力は200Wを超えGTX 760と同じ水準。
28nmプロセスの流用でトランジスタ数を増やしてCUDAコア数を上げたのだから仕方がないのですが、昨今のプロセスを改良した最新のグラボと違って、純粋なスペック増に比例して消費電力が上がっています。
少なくとも、最新世代のグラボと比べると消費電力は良くないのは間違いありません。
gtx950 性能 /ASUS GTX950-2Gで検証
今回動作検証に使ったのはASUSの「 GTX950-2G」です。
GTX950の中では比較的流通量も多かったため、そこそこ入手しやすいです。
補助電源不要ながらも定格のコアクロック1024MHzから1026MHzへ微妙にOCされておりお得感もあります。
ASUS GTX950-2Gの特徴
- インターフェース形状:PCI Express(3.0) x16
- ブーストクロック:1026 MHz
- メモリクロック: 6610 MHz
- ビデオメモリ:GDDR5 2GB
- 映像出力:HDMI2.0×1/DVI-I×1/Displayport1.2×1
- 補助電源コネクタ:なし
- 専有PCIスロット:2スロット
- カードサイズ:211mm x 114mm x 41mm
外観はエントリークラスでは珍しくホワイトカラーを採用しており、白いマザーボードなどと色味が合わせやすいのは自作ユーザーにもありがたいです。
GPU冷却ファンを2つ搭載しており、リファレンスクーラーと比較して3倍の静音性と2倍のエアフローを実現しているとの事。
なお、リファレンスでは6ピン×1となっていますが、本モデルは補助電源は不要です。
リファレンスデザインとなるNVIDIAの一般的なグラフィックボードと比べると、カードサイズは211mm x 114mm x 41mmとショートカードサイズになっています。
ディスプレイポートのバージョンは規格上では4K-60Hzをサポートする「DisplayPort 1.2」となっており、新旧モニタに対応した映像端子構成になっています。
映像端子には、DVI-Iを搭載しており古いPCモニタでも対応可能で、「HDMI」は4K/60Hz映像出力に対応した「HDMI2.0」に対応しています。
エントリーモデルという事でバックプレートはないのが多少安っぽく見えます。
とは言っても、軽量で低発熱なので、特に気にする事はないでしょう。
gtx950 性能 /ベンチマーク
3DMARK TimeSpy
グラフィックボード | スコア |
---|---|
GTX 1650 6GB | 3731 |
GTX 970 | 3581 |
RX 570 | 3779 |
GTX 960 | 2512 |
GTX 950 | 1970 |
GTX 1050 Ti | 2530 |
RX 560 | 2082 |
GTX 680 | 2102 |
RX 550 | 1421 |
GTX 660 | 1432 |
GTX 750 Ti | 1402 |
Ryzen5 2400G | 1230 |
GT 1030 GDDR5 | 1212 |
Ryzen3 2200G | 1007 |
GT 1030 DDR4 | 701 |
GT 730 | 400 |
最新のDirectX12ゲーム性能を図る「TimeSpy」では、Turingアーキテクチャが強いベンチマークという事もあり、GTX950の2世代後の「GTX1650」の性能の伸びが著しい事が確認できました。
GTX1050以下は、そこまで大きな差もなく、「GTX950」も予想以上に健闘している結果となっています。
3DMARK Firestrike Full HD
グラフィックボード | スコア |
---|---|
GTX 1650 | 8466 |
RX 570 | 10035 |
GTX 970 | 9367 |
GTX 1050 Ti | 6947 |
GTX 680 | 6905 |
GTX 960 | 6822 |
RX 560 | 6191 |
GTX 760 | 6081 |
GTX 950 | 5825 |
GTX 660 | 4711 |
GTX 750 Ti | 3950 |
RX 550 | 3512 |
GT 1030 GDDR5 | 3402 |
Ryzen5 2400G | 3184 |
Ryzen3 2200G | 2695 |
GT 1030 DDR4 | 1601 |
GT 730 | 1502 |
現在主流のDirectX11のゲーム性能を図るフルHD「FireStrike」では、Fire Strike ・Fire Strike Extreme ともGeForce GTX 960の90%弱、GeForce GTX 760 と同等のスコアとなっています。
GeForce GTX 750 Ti・750とは一段異なるスコアを示している事からも、DirectX 11世代のベンチマークでは、どうやらGeForce GTX 760のライバルと見てもよさそうです。
「GTX1650」と比べると70%程度の性能は維持しており、ライバルAMDのエントリーモデル「Radeon RX560」に近い性能を示しています。
Pascalアーキテクチャの「GTX1050」との差は小さく、以外にも「GTX1000」のエントリークラスの飛躍率は低かった事が伺えます。
Keplerアーキテクチャの「GTX760」や「GTX660」も健闘している事から、エントリークラスのGPUはこの数年は足踏み状態であったことが伺えます。
Battlefiled 4
グラフィックボード | フルHD | WQHD |
---|---|---|
GTX 770 | 56 fps | 38 fps |
GTX 960 | 50 fps | 31 fps |
GTX 760 | 46 fps | 30 fps |
GTX 950 | 43 fps | 27 fps |
R7 370 | 38 fps | 25 fps |
GTX 750 Ti | 31 fps | 20 fps |
Battlefieldでは最高設定でのゲームプレイはやや厳しく、設定を下げる必要があります。
それでもGTX 750 Tiよりも45%程度フレームレートが高く、GTX 760に近いフレームレートを出しています。
AMDのRaden R7 370よりも17%高く、上位モデルのGTX 960との差は12%なので、実用性はありそうです。
Far Cry 4
グラフィックボード | フルHD | WQHD |
---|---|---|
GTX 770 | 47 fps | 32 fps |
GTX 960 | 46 fps | 31 fps |
GTX 950 | 40 fps | 27 fps |
GTX 760 | 38 fps | 24 fps |
R7 370 | 38 fps | 25 fps |
GTX 750 Ti | 30 fps | 19 fps |
GTX 750 Tiよりも37%、GTX 760よりも5%高いスコアを出しているものの、やはり最高設定でのゲームプレイは設定を落とすか解像度を下げなければ厳しいです。
Radeon R7 370よりも6%高いので、同世代での購入を迷っているのであれば、GTX 950を選択した方がいいでしょう。
Grand Theft Auto 5
グラフィックボード | フルHD | WQHD |
---|---|---|
GTX 770 | 45 fps | 32 fps |
GTX 960 | 43 fps | 31 fps |
GTX 760 | 38 fps | 26 fps |
GTX 950 | 36 fps | 24 fps |
GTX 750 Ti | 28 fps | 19 fps |
R7 370 | 27 fps | 18 fps |
GTA 5でもGTX 750 Tiを上回るフレームレートを出しています。
GTX 750 Tiとの差は33%となっており、Radeon R7 370よりも35%高いです。
GTA 5クラスのゲームをプレイする上では、50番台でも高いゲーミング性能を持っていることがわかります。
FF14 紅蓮の解放者
グラフィックボード | fps値(フルHD標準品質) |
---|---|
GTX 1060 6GB | 126 fps |
GTX 980 | 124 fps |
GTX 1060 3GB | 119 fps |
GTX 970 | 118 fps |
RX 580 | 113 fps |
RX 570 | 93 fps |
GTX 1050 Ti | 78 fps |
GTX 960 | 72 fps |
GTX 660 Ti | 70 fps |
GTX 1050 | 65 fps |
GTX 950 | 60 fps |
GTX 660 | 55 fps |
RX 550 | 55 fps |
PS3世代の古めのゲーミング性能を図るFF14ベンチでは、プログラムが古いためか、「GTX1650」の伸び率は少し鈍化しています。
GTX950はGTX1050に肉薄しており、RX550は完全に上回っています。
「とても快適」判定を得ており、このクラスのゲームであれば十分現役で遊ぶことができそうです。
FF15
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
GTX 1650 6GB | 39 fps | 17 fps |
RX 570 | 38 fps | 15 fps |
GTX 1650 | 38 fps | 15 fps |
GTX 760 | 29 fps | 12 fps |
GTX 1050 Ti | 28 fps | 11 fps |
GTX 950 | 20 fps | – |
RX 560 | 17 fps | – |
最新のJRPG代表となるFF15のベンチマークはそこそこ重量級のゲームです。
上位の「GTX960」でも高品質では「重い」判定しかでません。
ここでも「GTX1650」の伸び率が高く、最新ゲームと最新アーキテクチャの親和性の高さが窺い知れます。
その中で、「GTX950」はライバルAMDの「RX560」を上回っている点からもそこそこ健闘していると言えそうです。
ドラゴンクエストX
グラフィックボード | fps値(4K最高画質) | Radeon Vega 64 | 198 fps |
---|---|
GTX 970 | 127 fps |
RX 570 | 112 fps |
GTX 960 | 86 fps |
GTX 760 | 85 fps |
GTX 1050 Ti | 81 fps |
GTX 950 | 66 fps |
かなり軽量なゲームなので、「GTX950」のGPU性能があれば、4Kでもプレイが可能な「快適」判定が出ます。
古いプログラムのためか、全体的にMaxwllはKeplerとと比較して、やや伸び率が鈍いです。
ファンタシースターオンライン2 設定6
グラフィックボード | fps値(フルHD最高画質設定6) |
---|---|
Radeon Vega 64 | 612 fps |
GTX 970 | 508 fps |
RX 570 | 287 fps |
GTX 1050 Ti | 232 fps |
GTX 960 | 212 fps |
GTX 760 | 182 fps |
GTX 950 | 127 fps |
RX 560 | 78 fps |
全体的にRadeon勢が苦戦する事で有名なPSO2のベンチマーク。
Geforceに最適化されたプログラムですが、Geforceの中でも特にGPUの性能にスケールしてない箇所が見受けられます。
シェーダー数が響く傾向が強い事が結果から読み取れます。
gtx950 性能 /VRのベンチマーク
SteamVR OrangeRoom
グラフィックボード | スコア |
---|---|
GTX 1650 | 5444 |
GTX 1050 Ti | 3872 |
GTX 1050 | 3471 |
GTX 1030 | 1884 |
GTX 970 3.5GB | 6032 |
GTX 970 3.5GB | 6032 |
GTX 960 | 4075 |
GTX 950 | 3126 |
GTX 760 | 2955 |
GTX 750 Ti | 2265 |
GTX950はVRレディの指標となる「5000」には届きません。
そもそもVRでのゲームプレイは、PCVRが発売された当時から「GTX970」以上のGPU性能を必要とされており、「GTX950」では発売当初からスペック不足です。
最新ゲームでのVRプレイは絶望的です。
SteamVR Performance Test
VRゲームの標準となるStemaVRのパフォーマンステストでは、一応可能となっていますが、90fps以下のフレームが発生しており下限ギリギリです。
軽量なVRゲームで設定を適切に行えばできなくはないかもしれませんが、現実的ではないです。
gtx950 性能 /まとめ
GTX 950は、フルHD環境下でも設定を最低まで落とせばギリギリ現行のゲームをプレイできる程度の性能はあります。
ただ、性能面以外に大きなデメリットが2つあります。
まず、元々流通が多くなかったグラボであり、中古品でも適正価格で入手がし辛いです。
また、現行のグラボと比べると、性能に対して消費電力は高いです。
性能的なメリットよりも、それ以外のデメリットが大きいグラボなので、10,000円前後の掘り出し物で購入するならともなく、今からわざわざ探して購入する価値のあるグラフィックボードではないと言えます。