legion y520 レビュー

legion y520 レビュー /特徴

LenovoのY500シリーズは、GeForce GTX 1050搭載のゲーミングノートPCの中では最安値クラスであり、コスパが良く世界的にも人気が高い機種です。

現在では第10世代CPU搭載の後継モデルLegion 550Piが販売されていますが、2018年に発売された2世代前のY520も未だに現役で使えると評判です。

ライバル機種との価格比較

Lenovo Legion Y520 G-GEAR N1564J DELL
Inspiron 15 7000
OMEN by HP 15-ax204TX FRONTIER NZ
CPU Core i7-7700HQ Core i7-7700HQ Core i7-7700HQ Core i5-7300HQ Core i7-7700HQ
GPU GTX 1050 Ti 4GB GTX 1050 Ti 2GB GTX 1050 Ti 4GB GTX 1050 4GB GTX 1050 Ti 2GB
メモリ 16GB (8GBx2)
DDR4 2400MHz
8GB (4GBx2)
DDR4 2400MHz
8GB (1x8GB)
DDR4 2400MHz
8GB (1x8GB)
DDR4 2400MHz
16GB (8GBx2)
DDR4 2400MHz
ストレージ 256GB SSD(PCIe NVMe/M.2)
1TB HDD(SATA/5400rpm)
240GB SATA SSD 128GB SSD
1TB 5400 rpm
1TB HDD(SATA/7200rpm) 1TB HDD(SATA/7200rpm)
重さ 2.4kg 2.3kg 2.33 kg 2.24 kg 2.1 kg
価格 ¥120,118 \129,384 ¥128,980 ¥121,824 ¥118,692

LEGION Y520はオーダーから4日ほどで届き、DELLやHPと比べ送料もかかりません。

当時のGTX 1050 Ti 4GB搭載のマシン同士を比べてみてもLEGION Y520がスペックも価格も圧倒的にお得なのが分かります。

特にメモリを16GB構成にすると他社では+2万円前後となるにも関わらず、Y520は販売価格に含まれています。

FRONTIER NZシリーズは、この中で唯一Core i7を搭載しており、CPUの性能もこだわるならこちらの機種のほうがいいと思いますが、液晶はIPSではなく、視野角が悪いです。

legion y520 レビュー /仕様

製品番号 80WK002TJE 80WK002SJE
液晶 15.6型 FHD IPS 非光沢
CPU Core i5-7300HQ Core i7-7700HQ
GPU GeForce GTX 1050 (2GB) GeForce GTX 1050Ti (4GB)
メモリ 16GB (8GBx2)
ストレージ 1TB HDD 256GB PCIe SSD 1TB HDD
質量 約 2.4kg
バッテリー駆動時間 約 6.6時間
寸法 380 mm x 265 mm x 25.8 mm
ポート 2つのUSBType-A 3.0
1つのUSBType-A 2.0
1つのUSBType-C(Thunderbolt 3なし)
1つのRJ45LANイーサネット
1つのHDRMI
3.5mmジャック
SDカードリーダー
オーディオジャック
マイクジャック
販売元 Lenovo(レノボ)

CPUは、エントリーモデルのGTX 1050のグラフィックスなら、Core i5-7300HQでもギリギリゲームは可能なので、性能面については及第点でしょう。

ただし、ゲーム以外にCPUに負荷のかかる作業(エンコードなど)をするなら、物足りない事もあるので、Core i7-7700HQを搭載したモデルの方が安心感はあります。

基本コンポーネント

Kabylake世代のCPUのCore i7-7700HQは、据え置き型のハイパワーなノートPCにも採用される事が多く、4コア8スレ、定格2.8GHzーTB時3.8GHzで動作します。

メモリも16GBと値段の割に十分なパワーですが、ストレージはPCIe接続のM.2 SSDが256MBある他、データ用の1TB 5400rpmが2.5インチスロットに入ったデュアルドライブ構成となっており、Steamの巨大なライブラリやバックアップを気にせず格納できます。

左がM.2 SSD,右が2.5インチ HDDのCrystalMarkのスコアになりますが、M.2 SSDが非常に速い事が分かります。

リード2700MB/s、ライト900MB/sとPlextor | M8Pe(G)クラスの性能があります。

legion y520 レビュー /詳細

Lenovo Nerve Sense

他社にはない独自の機能として、LEGION専用のゲーム設定ツール「Lenovo Nerve Sense」が採用されています。

かなりうるさくなりますが、冷却ファンの常時フル回転が出来るので冷却性能には安心感があります。

他にも起動中のアプリの有線通信設定(QoS)Winキー、トラックポイントのOFF、Dolby Atmosサウンド設定が設定できます。

OSは英語

本機はWindows10が英語版のため、日本語化の為の初期設定が必要で、製品ページに日本語化する手順が公開されています。

>>>Y520英語OSモデルセットアップマニュアル

ただし、導入しているソフトウェアによってはプログラムによっては日本語が化ける事があります。

また、細かい部分で英語表記が残っていることが多く、例えば、普通に日本語化の設定をしただけでは右クリックメニューは英語表記のままだったり、多国語サポートしているアプリケーションをインストールしても、デフォルトは英語表記でスタートになってしまったり・・・。

日本語版OSを普通にインストールしていれば普通はゴシック体の文字フォントになるところが明朝体っぽくなってしまう事も多いです。

色々調べてみたところ、このような文字化けはWin10の言語設定とは別な場所を参照し、英語がデフォルトと判断して起動するようで、コントロールパネルを探し出し、「地域」>「管理」タブの主な使用場所を「日本」に設定すると解消されました。

中々面倒なので、パソコンの知識に極端に疎い方は購入しないほうがいいかもしれません。

キーボードは若干癖あり

キーボードは英語キーボードのみとなっており、日本語の刻印がない点や、アルファベット以外のキーの配列が異なる点、Enterキーが縦長ではない点などが、通常の日本語キーボードとは異なります。

英字配列に若干の慣れは必要ですが、プログラミングやゲームのプレイ等日本語配列よりも快適な場合も有りますので、そんなに気にしなくてもいいと思います。

全体としては二段階調節の赤いバックライトがついたアイソレーションタイプとなっており無点灯・弱点灯・強点灯の三段階で切り替え可能。

Fn+SpaceでOFF/ON可能でWASDキーがより明るく光ります。

右Ctrl横には右メニューキーではなくビデオカメラキーがあり、押すと即フルスクリーンキャプチャが可能。

テンキーの7にはLEGIONシリーズのロゴが書かれたキーがあり、Lenovo Nerve Senseをワンタッチで起動可能です。

また、FnキーはThinkPad等とはちがいCtrlの内側に位置しており、好みは出ますが、内側の方がゲームには良いでしょう。

録画ボタンが左Ctrl横に装備されており専用ソフトと合わせてゲーム中の録画に便利です。

ゲーマーには重要な同時押しは6Keyまで反応しますので、アクションゲームをガッツリやる人でも大丈夫な仕様です。

ただ、実際使って使い辛く感じたのは、ENTERキーがとても小さく、かつ打ちにくい位置にあるという事。

打ちにくく感じる理由は、キーに印刷された赤い文字が見にくいことも挙げられますが、エンターキーがシフトキーより小さくしかもエンターのすぐ上のキーと近すぎて押し間違えてしまう事が多いです。

さらに、ENTERキーの大きさもA~Zの普通のキーのサイズの2個分の広さしかありませんので、細かい作業をしたい人は、外付けキーボード推奨です。

このように、Y520のキーボードはゲーミングに特化して作られているので、、文書作成やBLOG投稿などを主な使用用途としている方にはあまりおすすめできないです。

Harmanのスピーカー

Dolby Audio Premium 機能内蔵のハーマンインターナショナル製 2WAYスピーカーが2台搭載されており、高音質サウンドの再生が可能です。

Dolby Audio Premium 機能は、カスタムチューニングができるので、どんなゲームコンテンツでも、それぞれに最適なゲーマーを夢中にさせる高音質のサウンドが得られ、臨場感あふれるゲーミング環境を実現します。

低域はほぼ無いものの、音場は広く残響多めの広がりを加えた音が出ます。

音もかなり大きく、ヘッドホンなしのゲームには十分すぎるほどです。

音声はくっきりしていて、特にボーカルは歪みがなく見分けやすいです。

ドルビーオーディオプレミアムソフトウェアもいい感じです。

音楽、ゲーム、ビデオなどの従来のモードを事前に選択したり、組み込みのイコライザーを構成したりする事もできます。

ポート周り

入出力(I / O)については、USB Type-Aポートは3つあり、2つは3.0、1つは2.0となっています。

充電とアクセサリ用のUSBType-Cがありますが、ビデオ出力と外部GPUサポート用のThunderbolt3がないのは気になる人もいるかもしれません。 (ハイエンドのLegionY720には付いています)

ビデオとディスプレイ出力用のHDMIポートと、ヘッドフォンとマイク用の個別のジャックがあり、SDカードリーダー(SD、SDHC、SDXC、MMC)は、写真を編集したり、メモリを追加する時に便利です。

厚みが必要なLANコネクタは可動式のカバーが半分被せられた状態となっており、外すのかと思ったらコネクターで押し開いてそのまま入れる構造なのがちょっと気になりましたが、有線コネクタをあまり使わない人は気にしないで良いと思います。

ACアダプタは据え置き前提のマシンとはいえちょっと大きめなので、もうちょっと小さくしてほしかったです。

通気口

ゲーミングノートで気になる通気口については、底も対称的な吸気口と角度のあるカットで非常にきれいです。

当然ですが、品質もしっかりしていて、きしみや部品の緩みはありません。

ディスプレイ

Legion Y520に採用されている15.6フィートフルHD(1920 x 1080)ディスプレイは、アンチグレアで多少の色落ちが発生する傾向がありますが、ゲームの光沢は概ね満足度は高いです。

太陽光が差し込む屋内で、100%近くの明るさでディスプレイを使用しても快適です。

少なくとも屋内でのゲームプレイであれば、見づらいという事は無いでしょう。

トラックパッド

LegionY520は、トラックパッドでよく採用されているMicrosoft Precisionを使用しておらず、Synapticsを採用しています。

変わったデザインでクリックしないのでタップする必要があり、左右のボタンをクリックするのに慣れるまで少し時間がかかりますが、使用感は悪くありません。

バッテリー寿命

45WHrのバッテリーは、持ち運ぶ事を考えるとゲーミングノートとしては少し物足りない人もいるかもしれません。

MicrosoftのSurface Pro4が38Whrセルを使用しているのを考えると多めに見えるのですが、Y520は、専用のグラフィックスがないSurfaceのデュアルコアセットアップと違って、クアッドコアプロセッサとNVIDIAGPUに電力を供給しており、消費電力はかなり多いです。

実際のところLenovoはバッテリー寿命はわずか4時間と公式サイトで公表しています。

さらに、30%の画面輝度で4時間なので、ゲームプレイ中の消費電力を考慮するとバッテリーの寿命は約90分に短縮されます。

2017年のPCなので仕方ないと言えますが、持ち運んで外でプレイするのは現実的ではなさそうです。

温度

キーボードデッキ、特にテンキーの近くでは、GPUの負荷を最高で20分間延長した場合、温度は約106°F(41°C)前後、ゲームプレイ中の最高温度は、Legion Y520で120°F(49°C)でした。

こう書くと高い温度に感じるかもしれませんが、これらのピーク温度にもかかわらず、ラップトップは全体的に問題なく使用できますので、冷却台を置けば特に問題はないと思います。

ゲームプレイ

いかんせんGTX1050Tiなので、2022年現在ともなるとプレイできるゲームには限界があります。

PUBG、フォートナイト、DARK SOULSあたりの古いゲームはプレイはできますが、それでも最高画質には出来ないスペックです。

特にアクション性が高いブレイドソウルのようなゲームだと、Full HDでも基本的なプレイは問題ありませんが、設定は下げる必要があります。

画質を犠牲にすれば上位IDも回れますし、PTもこなせますが、12IDはではギミックが見づらく、シビアなダンジョンでは成否を分ける結果になるかと。

ALL5設定+UEAA2段目にすると緑明村で立ってるだけで12fps、戦闘中は10fpsを切ったりとかなり重くなります。

戦闘最適化をOnにすると戦闘中で15fps前後、待機中は20fps~25fpsくらいでギリギリなので快適にプレイできるかと言ったら微妙な感じかもしれません。

ただ、FF14の「高品質(ノート用PC)」ではスコア10365の「非常に快適」は出ていますので、エントリーゲーミングPCの下位モデルと考えれば納得できます。

FPSやMOBA以外の古いゲームであれば特にプレイに支障はないと思います。

なお、付いているマザー的に、メモリのクロックアップは目指せますのでこのY520で更にということで有ればSSDとメモリを変えてオーバークロックもできるのですが、そもそも古いモデルなので、素直に上位機種のLenovo Legion Y720以上を購入した方が良いかもしれません。

legion y520 レビュー /まとめ

LEGION Y520は12万円前後という価格帯ながら、高速な7700HQ、PCIe SSDに16GBメモリとハイエンド機種に並ぶコンポーネントを採用、エントリーモデルのゲーミングノートとしては非常にコスパが良いマシンです。

ゲーム向け機能も入れつつ、GTX1050Tiでミディアムより上を狙いつつCPUは素直にi7という仕様は使いやすいです。

キーボードやI/Oポートから表面仕上げ、ブランディングに至るまで上位機種譲りのエッセンスが加味されており、赤一色のバックライトにロゴだけの武骨な天板など、無用なものはカットしているデザインも良い点だと思います。

ただ、数年前のエントリーモデルなので、出来る事には色々制限があります。

昨今のゲーミングノートパソコンのような、持ち運びでVR機器のプレゼンのような事はできませんし、 FPSや MOBAのプレイ中に違和感は感じます。

とは言っても、PSO2やFF14といった国産のゲームであれば全然快適に遊べますので、中古で購入する前提であれば良い選択肢の1つかもしれません。

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