RTX 3060 Tiの性能 /【GeForce比較】スペック、ベンチマーク、価格の評価

3060ti 性能 /仕様

「Ampere アーキテクチャ」を採用した「RTX 3060 Ti」は、2020年12月に発売されたGeForce RTX30シリーズのラインナップの一つです。

2021年6月に発売された「RTX 3060」のマイナーチェンジバージョンのGPUですが、前身モデルよりも先に発売されました。

CUDAコア数の増加だけでなく、RTコアは2世代になり前代比最大1.7倍、Tensorコアも前代比最大2倍の3世代を搭載。

さらに、前世代の60番台はグラボメモリが6GBでしたが、今回は8GB搭載している点も嬉しいパワーアップです。

また、レイトレーシング対応RTX30シリーズの中ではエントリークラスの立ち位置のGPUですが、あくまでRTX30シリーズ内での話であって、本当のエントリークラスのGPUである「GTX 1650」や「GTX 1660 Super」と違い、グラフィック性能はミドルスペックです。

実際の「RTX 3060 Ti」のゲーミング性能は前世代モデルの「RTX 2070 Super」と「RTX 2080 Ti」の間くらいの性能になっており、WQHDゲーミング、もしくはフルHD超高FPSゲームが可能なので、今までのミドルクラス=フルHD60fpsゲーミングという構図はなくなってきた事が分かります。

最新の60番台が従来のハイエンドに並ぶのはGTX 1060がGTX 980に並んで以来の快挙と言えるでしょう。

「RTX 3060」同様に、ヘビーユーザーのゲーマーというよりはコスパの優れたミドルスペックGPUを求める層に需要があり、3DMark Time Spyのスコアは約25%ほど向上しており、ミドルクラスでも上位の位置づけです。

「RTX 3060」との価格差を考慮すると、「RTX 3060 Ti」の方がよりコストパフォーマンスに優れており、『Apex Ledends』などの人気FPSゲームも快適にプレイすることができ、レイトレーシング対応ゲームを遊びたいけど「RTX 3070」以上のGPUは高価で手が出せない、というユーザーに需要があります。

4Kを目指すならRTX 3070、WQHDを目指すならRTX 3060 Tiのように性能で棲み分けはできていると言えるでしょう。

スペック

項目 GeForce RTX 3060 Ti GeForce RTX 3070 GeForce RTX 2080 SUPER GeForce RTX 2070 SUPER GeForce RTX 2060 SUPER
GPU GA104 GA104 TU104 TU104 TU106
製造プロセス 8nm 8nm 12nm 12nm 12nm
CUDAコア 4,864基 5,888基 3,721基 2,560基 1,920基
Tensorコア 152基 184基 384基 320基 240基
RTコア 38基 46基 48基 40基 30基
ベースクロック 1,410MHz 1,500MHz 1,650MHz 1,605MHz 1,365MHz
ブーストクロック 1,665MHz 1,725MHz 1,815MHz 1,770MHz 1,680MHz
メモリ容量 8GB (GDDR6) 8GB (GDDR6) 8GB (GDDR6) 8GB (GDDR6) 6GB (GDDR6)
メモリ帯域 448GB/s 512GB/s 495GB/s 448GB/s 336GB/s
消費電力 200W 220W 250W 215W 160W
MSRP $399 $499 $699 $499 $399
参考価格 約55,000円 約70,000円 約96,000円 約66,000円 約37,000円
発売日 2020/12/02 2020/10/29 2019/07/23 2019/07/09 2019/1/07

RTX 3060 Tiでは、アーキテクチャを中心とした処理性能を司る部分が強化されています。

Cuda Coreの数を見ると分かりやすいですが、RTX 2060 SUPERに対して2.23倍、RTX 2080 SUPERに対しても1.6倍増加しています。

クロック周波数が下がっても、CUDA Coreの増加により処理性能は大幅に上昇することに成功したことからも、RTX 30シリーズの強みはこのアーキテクチャの進化にある事が分かります。

GPU自体は上位のRTX 3070と同じGA104を採用しており、ダイサイズ・トランジスタ数も変わりません。

RTX 20シリーズよりもコンパクトになっているのはプロセスが12nm→8nmへと縮小化されているからですね。

なお、このスペックはFounders Editionをベースとしており、メーカー品になると価格だけでなく性能にも多少の差異が出てきます。

RTX 2060 SUPERの2倍以上の性能

発売時のNVIDIAや各メディアによるアピール文句は、「RTX 2060 Superと同価格でRTX 2080 Super超えの性能」であり、RTX 2060 Superの後継モデルの位置付けでした。

実際のところ、VRAMの容量は変わりませんでしたが、搭載シェーダー数は4864コア、シェーダー数から計算される理論性能は、2060 Superの2倍以上とスペックは大幅強化されています。

しかも、TDPは160 → 200 Wへ増加しており、増えた消費電力を見なかったことにするなら、RTX 3060 Tiのスペック評価は明らかに2060 Superを過去のモノにする内容です。

RTX 2080 SUPERと同等以上の性能

RTX 3060 Tiの性能は、Turing世代におけるハイクラスに属するRTX 2080 SUPERを超えています。

言い換えると「比較的に軽いゲームで安定して240 fpsを狙える性能」を、半額で提供できる可能性を持った超コスパ型グラボと言えるでしょう。

また、RTX 3060 Tiの総合的な評価を高める要因にリアルタイムレイトレーシングへの対応力の高さも挙げられます。

ゲームタイトルや環境によってはRTX 2080 SUPERが上回る場面もありますが、将来性という面ではやはりRTX 3060 Tiの方が優れていると言えます。

5万円台はまだ普及帯から遠いですが、240 Hzゲーミングモニターを考えているゲーマーにとって、RTX 3060 TiはRTX 3070に並ぶ新しい選択肢になります。

RTX 3070との性能差は10%

RTX 3060 Tiは、上位モデルのRTX 3070と同じ「GA104」を採用しており、仕様上の共通点は多いです。

Samsung ElectronicsがNVIDIA向けにカスタムした8nmプロセス技術を用いて製造している点や、ダイサイズが392mm2である点、さらにトランジスタ数が約174億個である点もRTX 3070とまったく同じです。

メモリ周りも、RTX 3060 Tiでは、グラフィックスメモリにGDDR6を採用しており、容量は8GB、メモリクロックは14GHz相当となっていますが、RTX 3070とまったく同じ仕様です。

CPUとの接続インタフェースにPCI Express(以下,PCIe) 4.0をサポートしている点もRTX 3070と同じです。

ただ、RTX 3060 Tiではストリーミングプロセッサーの数が38基とRTX 3070よりも8基少なく、RTX 3070の162.6 Tensor-TFLOPSと比べて約80%ほどの性能になっています。

また、RTX 3070と比べてCuda Coreは82.6%に留まり、処理性能に差が生じていることが分かります。

ベースクロックは、RTX 3060 Tiは1410MHz前後、RTX 3070は1500MHz前後なので、90MHz抑えられています。

ブーストクロックも1665MHz前後で、こちらもRTX 3070から60MHz低いです。

ただ、テスト中のコアクロックをGPU-Zで追ってみたところ、2025MHzまで上昇している事もあり、RTX 3070は1950MHzだったことを考えると、RTX 3060 TiはCUDA Core数が少ないからか、比較的動作クロックが伸びやすいです。

これらの数値からフルFD環境下では、RTX 3060 TiとRTX 3070の性能差をざっくりまとめると、10%弱、4Kの場合でも「RTX 3070」と比較すると約11%遅れます。

一方で、価格差は良い意味でかなり開いています。

例えば、ドスパラの搭載モデルの場合、RTX 3070搭載モデルとRTX 3060 Ti搭載モデルの価格差は4万円とかなり大きいです。

性能差はせいぜい10%弱で、価格差は20%近くも開いてしまっているので、現状の価格差を考慮するなら、RTX 3070搭載モデルよりも、RTX 3060 Ti搭載モデルを選ぶ方がコスパは良いでしょう。

グラボ単体でも北米価格では20%の価格差があるので、コスパ的には「RTX 3060 Ti」の方がやや有利です。

DLSS併用時にはTensorコア数が多い「RTX 3070」が差を広げる事も考えられますが、コスパ的にはそこまで考慮してもやっと追い付くかなというレベルなので、「RTX 3060 Ti」の方がコスパでは勝っていると考えて良いです。

単純なパフォーマンスではやはり「RTX 3070」以降の方が高いため、その優位性はありますが、コスパのみで考えれば「RTX 3060 Ti」はハイエンド用途においても他の最新のハイエンドGPUを上回るという点は、費用面や手軽さ的にも優れています。

RX 6600 XTよりもコスパは上

RTX 3060 Tiがリリースされて8ヶ月後に、ライバルのAMDからミドルクラスのRadeon RX 6600 XTをリリースされましたが、今のところ軍配はRTX 3060 Tiに上がっています。

まず、価格は$379でRTX 3060 Tiとの価格差はわずか$20です。

RX 6600 XTから見ると6%多く払えば、15%近く高いパフォーマンスを得られるのでコスパは相当いいです。

さらに、レイトレーシング・DLSSといった機能も洗練されているので、次世代のゲームではより高みを目指せますので、Radeon RX 6600 XTよりもワンランクもツーランクも上でしょう。

DLSSに代わる機能については今のところRX 6600 XTには搭載されておらず、Radeon RX 6600 XTが登場は、逆にRTX 3060 Tiの価値の高さに気付かせてくれることになっています。

レイトレ性能はRX 6800に匹敵

レイトレーシング性能はAMD GPUでいうと「Radeon RX 6800」に匹敵します。

ラスタライズ性能では圧倒的に負けているにも関わらずレイトレーシング性能は同等です。

「Radeon 6000シリーズ」に関してはこれからの最適化でスコアが改善する可能性もあるのですが、少なくとも現状では大幅に安いながら同等のレイトレーシング性能を備えています。

これから出てくるであろう対抗の「RX 6700」よりもほぼ確実にレイトレーシング性能は勝っているという事になります。

価格

2021年に入ってからは世界的な半導体不足の影響、マイニング需要の増加により全体的にGPUが品薄、大幅な高騰状態が続いています。

実際の3060Tiの価格は6万円前後ですが、転売などの影響で14万円まで上がる事もあり、値段は流動的に変動しています。

「RTX 3060 Ti」の価格推移

時期 相場
2020年12月 72,480円
2021年1月 82,300円
2021年2月 77,000円
2021年3月 179,000円
2021年4月 158,000円
2021年5月 159,800円
2021年6月 130,000円
2021年7月 100,600円
2021年8月 87,800円
2021年9月 85,000円
2021年10月 84,500円

RTX 3060 Tiの中では比較的安い、玄人志向が販売しているGALAKURO GK-RTX3060Ti-E8GBの発売当初から今までの価格推移をまとめてみました。

発売後、上がり続けていましたが、半年ほど経ち少しずつ値下がり、2021年8月にはついに10万円を切る価格に。

それでも北米価格よりは高めですが、元々コスパの良いグラボなので、7万円台まで下がれば単体購入という選択肢も十分ありでしょう。

3060ti 性能 /テスト環境

OS Windows 10 Pro 64bit(Ver1809)
CPU Core i9 9900K
グラボ RTX 3060 Ti他
メモリ DDR4-2666 8GB x2
マザーボード Intel Z390
SSD SATA 250GB
HDD SATA 2TB
電源ユニット 1200W(80+ PlaTinum)
ドライバ NVIDIA 417.71 WQHL(RTXシリーズ対応ドライバ)
ディスプレイ 1920 x 1080 240Hz(BenQ XL2546)

ボトルネックが発生しにくい事で定評がある安定感抜群のCPU「Core i9 9900K」を軸に、メモリはごく標準的なDDR4-2666を2枚組で使って合計16 GBにしています。

検証に使用したグラフィックドライバは、NVIDIA GeForce Driver 441.08(レビューを行った時点の最新版)です。

用意したグラボ

ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge
  • ブーストクロック 1,695MHz
  • メモリクロック 1,400MHz
  • DisplayPort×3、HDMI 映像出力端子装備
  • 8GB GDDR6 256bitメモリ
  • NVIDIA DLSS、G-SYNC対応
  • DirectX 12 Ultimate、OpenGL 4.6、Vulkanをサポート
  • 補助電源コネクタ 8ピン×2

今回の検証に使用したグラフィックカードは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Ti Twin Edge」です。

正規価格は税抜50,800円と、上位モデルのRTX 3070より1万円以上安くてお買い得です。

11枚のブレードと90mm径デュアルファンを採用し、アイドル時にファン回転を停止させる「FREEZE Fan Stop」に対応しています。

大型のヒートシンクと背面の金属製のプレートにより基板が保護されており、放熱性を少しでも稼ぐため、バックプレートには細かいスリット(隙間)がデザインされています。

なお、1つ上位の「RTX 3070 Twin Edge」と搭載ファンは同じデュアルファンですが、RTX 3060 Ti版は2つとも90 mm径のファンで統一されています。

ZOTAC的には、200 Wの熱(TDP : 200 W)を処理するだけなら、従来どおり90 mmのデュアルファンで問題なく冷やせると判断したのでしょう。

カードサイズは222.1(L) x115.6(W) x38.2(H) mmとなっており、RTX 30シリーズの中では最も薄くてコンパクトで、質量も実測で650gと非常に軽いです。

ボードの厚みは一般的な2スロット占有、実測で38.2 mmと、40 mmを下回っており、実質的には2スロット未満の厚みです。

ミニタワーケースにも余裕で収まり、ほとんどのPCケースと適合するメリットがある一方で、200 Wを処理できるかは少し不安が残ります。

補助電源には8ピンコネクタを1本のみとなっており、RTX 3070のTDPは220W、RTX 3060 Tiは200Wとその差たったの20W程度ですが、8ピンコネクタが2本必要なのと、1本で済むのとでは大きな差です。

映像出力端子はDisplayPort 1.4aが3ポート 、 HDMI 2.1が1ポートとなっています。

3060ti 性能 /ゲームベンチマーク

フォートナイト

グラフィックボード フルHD高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
4K高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 308 fps(123 fps) 180 fps(54 fps)
RTX 3070 277 fps(110 fps) 138 fps(43 fps)
RTX 3060 Ti 245 fps(102 fps) 122 fps(-)
RTX 2080 Ti 282 fps(112 fps) 139 fps(45 fps)
RTX 2070 SUPER 241 fps(101 fps) 120 fps(-)
RTX 2060 SUPER 203 fps(80 fps) 92 fps(-)

比較的軽めのタイトルなのでフルHD高画質144fpsだけでなく4KでもDLSS利用で中高画質144fpsが狙えます。

ゲーミングモニター利用でも問題ないです。

Apex Legends

グラフィックボード フルHD最高画質 4K最高画質
RTX 3080 300 fps 155 fps
RTX 3070 265 fps 109 fps
RTX 3060 Ti 236 fps 96 fps
RTX 3060 183 fps 73 fps
RTX 2080 Ti 269 fps 112 fps
RTX 2070 SUPER 189 fps 78 fps
RTX 2060 SUPER 169 fps 69 fps

Apexではゲーム側でFPS値の上限が300fpsなので、フルHDでは上限いっぱいになる画質なので、240fpsのゲーミングモニター利用も余裕です。

ターゲットはWQHDのグラボとはいえ、Apex程度のスペックのゲームであれば4Kにおいても最高画質にて60fpsはでプレイできます。

Escape From Tarkov

グラフィックボード フルHD高画質 4K高画質
RTX 3080 146 fps 60 fps
RTX 3070 146 fps 60 fps
RTX 3060 Ti 145 fps 54 fps
RTX 3060 130 fps 39 fps
RTX 2070 SUPER 139 fps 72 fps
RTX 2060 SUPER 134 fps 68 fps

フルHD下ではウルトラ画質以外ならfps上限値いっぱいと、十分すぎる性能で遊ぶことができます。

4Kでも最低画質なら120fps、低画質なら77fpsほどは出ていますので、WQHDクラスのウルトラワイドモニターであれば十分対応可能です。

Back 4 Blood

グラフィックボード フルHD最高設定
※FSR ON
4K最高設定
※FSR ON
RTX 3080 249 fps 156 fps
RTX 3070 243 fps 113 fps
RTX 3060 Ti 201 fps 100 fps
RTX 3060 197 fps 79 fps
RX 6600 167 fps 62 fps

Back 4 Bloodは、DLSSおよびFSRの両方に対応していますが、DLSSよりFSRのほうがパフォーマンスが良かったです。

フルHDはもちろんですが、4K解像度でも100~193fpsと、4K144Hzのような最強クラスのゲーミングモニター利用もできてしまうレベルのパフォーマンスを発揮しています。

FSRの機能が素晴らしいということもありますが、DLSS/FSRの活用によってはRTX3060tiでも4K解像度で利用できる事もあります。

VALHEIM

グラフィックボード フルHD最高設定
※カッコ内はVulkan起動
4K
※カッコ内はVulkan起動
RTX 3070 122 fps(125 fps) 58 fps(61 fps)
RTX 3060 Ti 114 fps(124 fps) 51 fps(49 fps)
RTX 3060 76 fps(86 fps) 30 fps(37 fps)
RTX 2070 SUPER 113 fps(127 fps) 55 fps(57 fps)
RTX 2060 SUPER 78 fps(85 fps) 32 fps(34 fps)
RTX 2060 61 fps(75 fps) 28 fps(-)

VALHEIMでは、RTX 3060 Tiの上位のRTX3070とも2~20fpsほどの差であり、RTX3060との差は特に高負荷時に顕著でした。

フルHDなら高画質で高FPSで遊ぶことができます。

DLSSに対応していないタイトルので4Kではかなり辛いですが、それでも次世代APIのVulkanベースでプレイすれば低負荷ならプレイできそうです。

モンスターハンターワールド

グラフィックボード フルHD最高 WQHD最高 4K最高
※4KはレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 175 fps 103 fps 91 fps
RTX 3070 146 fps 82 fps 78 fps
RTX 3060 Ti 131 fps 69 fps 64 fps
RTX 3060 105 fps 52 fps 48 fps
RTX 2080 SUPER 100 fps 67 fps 34 fps
RTX 2070 SUPER 128 fps 64 fps 61 fps
RTX 2060 SUPER 105 fps 53 fps 49 fps

MHWIは最近、WQHD画質以上ならDLSSが利用できるようになりました。

RTX 3060 Tiであれば、DLSSを適応すれば4K最高画質でも60fpsで遊べます。

ノーマル画質よりシャープネスの効いた映像になり、フレームレートはおよそ1.4倍です。

あまり高FPSを狙うゲームではないですが、フルHDなら144fpsモニターも利用可能です。

DLSSを使えば、RTX 3060 Tiでモンハンの4Kゲーミングでもギリギリ動きます。

ウォッチドッグスレギオン

グラフィックボード フルHD最高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
WQHD最高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
4K最高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 105 fps(87 fps) 84 fps(90 fps) 53 fps(63 fps)
RTX 3070 87 fps(85 fps) 70 fps(73 fps) 42 fps(43 fps)
RTX 3060 Ti 77 fps(79 fps) 61 fps(63 fps) 34 fps(41 fps)
RTX 3060 60 fps(64 fps) 52 fps(55 fps) -(-)
RTX 2080 Ti 93 fps(85 fps) 75 fps(70 fps) 49 fps(46 fps)
RTX 2080 SUPER 80 fps(82 fps) 60 fps(61 fps) 36 fps(41 fps)
RTX 2070 SUPER 78 fps(76 fps) 58 fps(53 fps) 35 fps(40 fps)
RTX 2060 SUPER 58 fps(61 fps) 37 fps(33 fps) -(-)

ウォッチドッグスレギオンは、DirectX 12対応はもちろん、DLSSおよびレイトレも対応しています。

レイトレ有効時にとんでもない重さを持つゲームですが、DLSSを入れると大幅にフレームレートが改善します。RTX 3060 Tiでは約55%も性能アップです。

レイトレを入れずにDLSSだけを使った場合でも、効果は約1.4倍(平均36 → 50 fps)と大きく、RTX 2080 Superを完全に抜き去ります。

レイトレ利用時でもDLSSを用いれば4Kでもプレイできるほどの性能を発揮しました。

サイバーパンク2077

グラフィックボード フルHDウルトラ画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
WQHDウルトラ画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
4Kウルトラ画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 152 fps(88 fps) 102 fps(59 fps) 96 fps(55 fps)
RTX 3070 153 fps(88 fps) 97 fps(42 fps) 92 fps(37 fps)
RTX 3060 Ti 149 fps(88 fps) 70 fps(41 fps) 64 fps(35 fps)
RTX 3060 122 fps(69 fps) 58 fps(37 fps) 50 fps(30 fps)
RTX 2080 SUPER 149 fps(87 fps) 75 fps(40 fps) 69 fps(36 fps)
RTX 2070 SUPER 145 fps(85 fps) 70 fps(37 fps) 63 fps(33 fps)
RTX 2060 SUPER 119 fps(66 fps) 62 fps(30 fps) 48 fps(35 fps)

かなり要求スペックが高いゲームですが、DLSSやレイトレに対応しており、NVidiaロゴが出るRTX3000系に有利なゲームです。

それでも、RTX 3060 Tiであれば、フルHDは余裕があります。

DLSS対応しているのも大きく、レイトレ利用時でも60fpsで遊べます。

4Kではさすがにレイトレ利用は厳しいですが、利用しなければ中高画質ぐらいで快適にプレイ可能です。

Call of Duty Black Ops Cold War

グラフィックボード フルHD最高
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
4K最高
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 225 fps(153 fps) 127 fps(96 fps)
RTX 3070 173 fps(121 fps) 93 fps(76 fps)
RTX 3060 Ti 185 fps(109 fps) 108 fps(70 fps)
RTX 3060 180 fps(94 fps) 100 fps(58 fps)
RTX 2070 SUPER 187 fps(115 fps) 111 fps(75 fps)
RTX 2060 SUPER 178 fps(90 fps) 89 fps(43 fps)

DLSSやレイトレに対応している重量級のゲームタイトルですが、DLSSを利用すれば144fpsゲーミングモニターならフルHD最高画質で遊べます。

フルHDの低画質であれば240fps以上いけそうです。

4Kではゲーミングモニター利用はちょっと届かないですが、60fpsなら最高画質で遊べる性能です。

レイトレ利用でも60fps上回るので、描画品質重視ならレイトレ60fpsもいけます。

Wolfenstein: Youngblood

グラフィックボード フルHD WQHD 4K
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 378 fps 133 fps 157 fps(124 fps)
RTX 3070 340 fps 109 fps 124 fps(97 fps)
RTX 3060 Ti 288 fps 93 fps 105 fps(100 fps)
RTX 3060 215 fps 90 fps 71 fps(97 fps)
RTX 2080 Ti 337 fps 107 fps 124 fps(92 fps)
RTX 2080 SUPER 106 fps 84 fps 58 fps(77 fps)

比較的新しいタイトルのWolfenstein: Youngbloodでは、フルHDではRTX 2080 SUPERが上回り、4K+リアルタイムレイトレーシング+DLSSではRTX 3070を上回りました。

特にRTX 2080 SUPERのフルHDは異常に伸びています。

RTX 3060 Ti以外は負荷の軽い順に段々となったのですが、RTX 3060 Tiだけグラフの並びがおかしくなったのは、Wolfenstein: Youngblood自体がRTX 3060 Tiと相性が悪いタイトルなのかもしれません。

Metro Exodus

グラフィックボード フルHD WQHD 4K
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 160 fps 129 fps 77 fps(63 fps)
RTX 3070 133 fps 105 fps 53 fps(45 fps)
RTX 3060 Ti 110 fps 95 fps 47 fps(39 fps)
RTX 3060 67 fps 55 fps 32 fps(30 fps)
RTX 2080 Ti 106 fps 87 fps 53 fps(49 fps)
RTX 2080 SUPER 109 fps 82 fps 45 fps(39 fps)

Metro Exodusは非常に負荷の高いゲームとして有名ですが、RTX 3060 TiでもフルHDでは安定して120fps維持するのは難しいです。

ただし、RTX 2080 SUPERにも差をつけているので、RTX 3060 Tiは高負荷なゲームでも従来のハイエンド以上のパフォーマンスを発揮できるでしょう。

RTX 3070と比べて明暗が分かれる結果となりましたが、4Kでは許容範囲に収まります。

リアルタイムレイトレーシングさえ使用しなければ4Kでも対応できるのは大きいですね。

RTX 3080まで使えば、フルHDでは165Hz、WQHDでは144Hz、4Kでは60Hzにしっかり対応できます。

この性能差を見るとRTX 3070 TiやRTX 3070 SUPERのようなGPUの登場もありえそうです。

Shadow Of The Tomb Raider

グラフィックボード フルHD WQHD 4K
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 216 fps 151 fps 85 fps(69 fps)
RTX 3070 161 fps 112 fps 58 fps(42 fps)
RTX 3060 Ti 142 fps 102 fps 54 fps(40 fps)
RTX 3060 120 fps 87 fps 43 fps(31 fps)
RTX 2080 Ti 163 fps 115 fps 56 fps(42 fps)
RTX 2080 SUPER 142 fps 95 fps 38 fps(36 fps)

Shadow of the Tomb Raiderでは、レイトレとDLSSを別々に設定できませんが、レイトレとDLSSを入れた状態ですら、フレームレートはDLSS無しを上回ります。

ただ、4K+リアルタイムレイトレーシング+DLSSはRTX 2080 SUPERが健闘しています。

やや古めのゲームなのでRTX 2080 SUPERでもほぼ同等のスコアに落ち着いたという事でしょう。

一方で、RTX 2080 SUPERに分があるはずだったフルHDではRTX 3060 Tiがリードしています。

これは、処理性能の高さが上手く作用しているのかもしれません。

RTX 3070に対してもそこまで大きく遅れを取っているわけではないです。

フルHDでプレイするなら165Hzで対応できるRTX 3070ですが、WQHD以上であればRTX 3060 Tiでも対抗できると言えるでしょう。

BF5(バトルフィールド5)

グラフィックボード フルHD最高設定 4K最高設定
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 188 fps 153 fps(70 fps)
RTX 3070 168 fps 130 fps(57 fps)
RTX 3060 Ti 148 fps 112 fps(47 fps)
RTX 3060 122 fps 58 fps(33 fps)
RTX 2080 Ti 165 fps 83 fps(48 fps)
RTX 2080 SUPER 147 fps 70 fps(41 fps)
RTX 2070 SUPER 133 fps 62 fps(39 fps)
RTX 2060 SUPER 117 fps 50 fps(31 fps)

Battlefield V(レイトレ有効化)でDLSSを使うと約15%の性能アップが見られますが、平均60 fpsはまだ遠いです。

FF15

グラフィックボード フルHD高品質 WQHD高品質 4K高品質※カッコ内はDLSS/ON時
RTX 3080 135 fps 116 fps 75 fps(109 fps)
RTX 3070 127 fps 98 fps 59 fps(85 fps)
RTX 3060 Ti 112 fps 84 fps 51 fps(82 fps)
RTX 3060 89 fps 64 fps 38 fps(49 fps)
RTX 2080 Ti 129 fps 95 fps 60 fps(96 fps)
RTX 2080 SUPER 114 fps 86 fps 50 fps(70 fps)
RTX 2070 SUPER 103 fps 78 fps 44 fps(67 fps)

FF15ベンチマークでDLSSを使うと、RTX 3060 Tiで平均60 fpsをクリアできます。

ただし、FF15のDLSSは「バージョン1.0」で肝心の画質がイマイチです。

フレームレートは上がって当然です。

FF14

グラフィックボード フルHD最高 WQHD最高 4K最高
RTX 3080 185 fps 151 fps 96 fps
RTX 3070 170 fps 136 fps 76 fps
RTX 3060 Ti 158 fps 125 fps 67 fps
RTX 3060 136 fps 99 fps 48 fps
RTX 2080 Ti 168 fps 134 fps 76 fps
RTX 2080 SUPER 154 fps 121 fps 64 fps
RTX 2070 SUPER 132 fps 108 fps 55 fps
RTX 2060 SUPER 118 fps 97 fps 45 fps

RTX 3060 TiではRTX 2070 SUPERよりも高いスコアとなっています。

特に4K環境下だと優位性が高まります。

3060ti 性能 /3D Mark

3DMark Fire Strike

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 40972
RTX 2080 Ti 35044
GeForce RTX 3070 33933
GeForce RTX 3060 Ti 29208
RTX 2080 SUPER 28931
GeForce RTX 3060 22678
RTX 2070 SUPER 26026
RTX 2070 18984
RTX 2060 SUPER 18958
GTX 1080 Ti 20459
RTX 2060 16857
GTX 1080 17869
Radeon Ⅶ 21122
RX 5700 XT 21090

DX11で動作するフルHD向けベンチマーク「FireStrike」では、RTX 3060 Tiは約29000点。

RTX 3060 TiはRTX 3070の87~89%程度、RTX 2060 SUPERとの差は51~63%程度、RTX 2080 SUPERに対しては5~8%程度と、わずかに引き離しています。

3DMark Time Spy

グラフィックボード スコア
RTX 3080 17064
RTX 2080 Ti 13872
RTX 3070 13393
RTX 2080 SUPER 11315
RTX 3060Ti 11526
RTX 3060 8650
RTX 2070 SUPER 9922
RTX 2070 8751
RTX 2060 SUPER 8669
GTX 1080 Ti 8444
RTX 2060 7620
Radeon Ⅶ 8596
RX 5700 XT 8728

DX12で動作する、WQHD向けで新しいゲーム向けの「TimeSpy」では、GTX 1080 Tiを完全に抜き去り、RTX 2080 Superをわずかに上回るスコアを叩き出します。

前世代RTX 2060 SUPERと比較すると、およそ1.3倍です。

3060ti 性能 /VRのベンチマーク

SteamVR OrangeRoom

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 15203
GeForce RTX 3070 15067
RTX 2080 Ti 14974
RTX 2080 SUPER 14952
GeForce RTX 3060 Ti 14929
GeForce RTX 3060 12084
RTX 2070 SUPER 14761
RTX 2070 10816
RTX 2060 SUPER 9878
GTX 1080 Ti 11241
GTX 1080 11100
RTX 2060 9878
Radeon Ⅶ 10084
RX 5700 XT 10019

「Orange Room」HTC ViveまたはOculus Riftの動作チェックテストで、VRMarkで一番軽いベンチマークです。

RTX 3060 Tiは、他のライバルグラボと同様にスコア上限に張り付きますのでかなり余裕があります。

Cyan Room

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 16541
RTX 2080 Ti 14254
GeForce RTX 3070 13056
RTX 2080 SUPER 11532
GeForce RTX 3060 Ti 11354
GeForce RTX 3060 9012
RTX 2070 SUPER 10112
RTX 2060 SUPER 8887
GTX 1080 Ti 8871
RTX 2060 7421

「Cyan Room」はDX12で動作する、2番目に重たいVRベンチマークです。

このように負荷が重たいベンチマークだと、グラボの性能差がハッキリと出ますが、RTX 3060 TiはRTX 2080 Superと互角の性能である事が分かります。

VRMark BlueRoom

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 5432
RTX 2080 Ti 4933
GeForce RTX 3070 4198
RTX 2080 SUPER 3823
GeForce RTX 3060 Ti 3482
GeForce RTX 3060 2645
RTX 2070 SUPER 3344
RTX 2070 2761
RTX 2060 SUPER 2723
GTX 1080 Ti 3291
RTX 2060 2344
GTX 1080 2246
Radeon Ⅶ 2635
RX 5700 XT 2489

「Blue Room」は将来のハードウェアを前提として用意された、5K解像度の一番重いVRベンチマークです。

RTX 2080 SuperのVRAM帯域幅は約500 GB/sですが、RTX 3060 Tiは1割少ない約448 GB/sとなっています。

このように仕様上でVRAMの帯域幅が少ないせいで、RTX 3060 Tiは、RTX 2080 Superに引き離される結果になってしまいました。

3060ti 性能 /DLSS有効時のベンチマーク

DLSSは、GPUコア内部に配置されているディープラーニング専用の「Tensorコア」を使って、グラフィックの中で特に負荷が重たいアンチエイリアシング(AA)を超高速で処理します。

結果的にシェーダーコアに掛かる負担が減って、フレームレートを底上げできる仕組みですが、特にGPUへの負荷が大きい、かつ画質も重視される4K解像度以上で重宝します。

特にGeForce RTX 30シリーズでは、第3世代「Tensorコア」により、AIレンダリング技術がより強化されており、画質を落とさずに、ゲームのパフォーマンスを向上させることが可能です。

NVIDIA DLSS feature test

グラフィックボード スコア(2560×1440) スコア(3840×2160)
GeForce RTX 3080 116 fps [DLSS ON]
51 fps [DLSS OFF]
63 fps [DLSS ON]
24 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 2080 Ti 92 fps [DLSS ON]
40 fps [DLSS OFF]
49 fps [DLSS ON]
18 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 3070 91 fps [DLSS ON]
38 fps [DLSS OFF]
48 fps [DLSS ON]
17 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 2080 SUPER 76 fps [DLSS ON]
32 fps [DLSS OFF]
39 fps [DLSS ON]
15 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 3060 Ti 79 fps [DLSS ON]
32 fps [DLSS OFF]
41 fps [DLSS ON]
15 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 3060 58 fps [DLSS ON]
23 fps [DLSS OFF]
30 fps [DLSS ON]
10 fps [DLSS OFF]
RTX 2070 SUPER 66 fps [DLSS ON]
27 fps [DLSS OFF]
34 fps [DLSS ON]
11 fps [DLSS OFF]
RTX 2060 SUPER 57 fps [DLSS ON]
23 fps [DLSS OFF]
29 fps [DLSS ON]
10 fps [DLSS OFF]

NVIDIA DLSS feature testの結果は、RTX 3060 Tiは、RTX 2080 SUPERより、DLSS有効時のフレームレートの伸びも2.4倍~2.7倍と、RTX 2080 SUPERの2.3倍~2.6倍よりわずかに高いです。

4KだとFPSの数値は出にくくなっていますが、RTX2080Tiと比較しても大きな差は得られず、Onにして若干の差を感じる程度です。

RTX3080などの上位モデルになると、DLSSのON, OFFでの性能差が大きいのですが、RTX3060Tiでは4Kでは利用タイミングがあまりなさそうです。

3060ti 性能 /レイトレーシングのベンチマーク

「RTX(リアルタイムレイトレーシング)」は、光の反射や映り込みをリアルタイムに計算して、リアリティあふれる映像を作り出す機能で、NVIDIA RTXシリーズの大きな武器です。

ただ、レイトレは非常に負荷が重たい処理なので、RTX 3060 Tiのレイトレ性能がどの程度最新ゲームに通用するか気になるところです。

Port Royal

グラフィックボード Graphics score
GeForce RTX 3080 11052
GeForce RTX 3070 8360
GeForce RTX 3060 Ti 6918
GeForce RTX 3060 5062
RTX 2080 Ti 7860
RTX 2080 SUPER 6900
RTX 2080 6037
RTX 2070 SUPER 5810
RTX 2060 SUPER 4884
RTX 2070 4834
RTX 2060 3734

3DMARKのリアルタイムレイトレーシングベンチマークテスト「Port Royal」のベンチマーク結果は、レイトレーシング環境では、RTX 3060 TiとRTX 2080 SUPERはほぼ同等のスコアです。

要となるRTコア数が38基とRTX 2080 SUPERの48基よりも20%ダウンしていてもパフォーマンスは上回っています。

2070SUPERと比較してもRTコアが少ない3060はより低い数値が、ほとんどRTコアで遜色ない3060Tiは性能が上回っていることもあり、第2世代目になる3000番台のレイトレーシングの高さを証明しています。

DLSS併用時にはパフォーマンスがさらに約26.5%向上しますので、対応タイトルも増えてより実用性が高くなったと言えます。

ただし、やはり対戦ゲームで使用するには頼りなさあるのも事実です。

特別重いゲームでなければ、設定を下げる事で80~100fps程度は出そうな感じですが、これは対戦ゲームに求める環境としていささか物足りないです。

カクカクでまともにプレイできないという程ではないので、雰囲気を知るためのプレイには支障がないほどに向上した点は評価すべき点です。

ただ、試しに買うにしては高すぎる価格設定なので、始めからレイトレーシングで対戦ゲームを満喫する事が目的の人は上位モデルを選択した方が良いかもしれません。

DirectX Raytracing

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3070 31 fps
GeForce RTX 3060 Ti 26 fps
GeForce RTX 3060 19 fps
RTX 2080 Ti 30 fps
Radeon RX 6800 21 fps
RTX 2070 SUPER 18 fps
RTX 2060 SUPER 15 fps

「DirectX Raytracing feature test」のベンチマークは、シーン全体をレイトレーシングでレンダリングするため、純粋な「DirectX Raytracing(DXR)」性能を比較することができます。

こちらでも、RTX 3060 TiとRTX 2080 SUPERは同等のスコアですが、RTX 3060 TiとRTX 3070との差は約18%にまで広がっており、確固たる上位モデルとの溝がある事が分かります。

その一方で,RTX 2080 SUPERに対しては約24%もの開きを見せており,DirectX Raytracingでは第2世代へと進化したRT Coreが真価を発揮しています。

3060ti 性能 /クリエイター向けソフトのベンチマーク

Adobe Premiere Pro CC(書き出し時間)

グラフィックボード 書き出し時間(Adobe Premiere Pro CC)
GeForce RTX 2080 Ti 3分50秒
GeForce RTX 3090 3分53秒
GeForce RTX 3080 3分56秒
GeForce RTX 2080 SUPER 4分20秒
GeForce RTX 2070 SUPER 4分22秒
GeForce RTX 3070 4分23秒
GeForce RTX 2060 SUPER 4分24秒
GeForce RTX 3060 Ti 4分28秒
GeForce RTX 3060 4分40秒

Premiere Proで、4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間を計測しました。

Premiere Proでの4K書き出し時間はRTX 2080 SUPERよりもやや遅い結果となっています。

Blender Benchmark(レンダリング時間)

グラフィックボード 書き出し時間(Adobe Premiere Pro CC)
GeForce RTX 3090 3分40秒
GeForce RTX 3080 4分22秒
GeForce RTX 3070 5分45秒
GeForce RTX 3060 Ti 6分27秒
GeForce RTX 2080 Ti 7分13秒
GeForce RTX 2080 SUPER 8分36秒
GeForce RTX 2070 SUPER 11分35秒
GeForce RTX 3060 11分35秒
GeForce RTX 2060 SUPER 14分39秒

Blenderの公式サイトで無料配布されているCycles Render向けのベンチマーク「Blender Benchmark」を使って、GPUのみ使用する設定でレンダリングを行いました。

描画に掛かった時間が短いほど高性能です。

RTX 3060 TiはRTX 2080 Superより約35%も高速で、RTX 2080 Tiすら上回るレンダリング性能です。

RTX 2080 SUPERの速度を大きく上回り、RTX 2080 Tiよりも速い事が分かりました。

LuxMark(GPUレンダリング)

グラフィックボード スコア(LuxBall HDR)
GeForce RTX 3080 71742
GeForce RTX 3070 52368
GeForce RTX 3060Ti 46133
GeForce RTX 2080 Ti 42944
GeForce RTX 3060 33180
GeForce RTX 2080 SUPER 30368
GeForce RTX 2070 SUPER 30210
GeForce RTX 2060 SUPER 30318

LuxMarkはレンダリングソフト「LuxRender」のパフォーマンスを評価できるベンチマークソフトです。

Cycles Renderと違って、NVIDIA / AMDのどちらでも「OpenCL」を使ってテストが実行されます。

結果はBlenderと同じく、RTX 2080 Superを1.5倍近くも超えて、RTX 2080 Tiすら上回ります。

レンダリングはコア数がモノを言う処理内容ですが、RTX 3060 TiのCUDAコアは4864個、RTX 2080 Superは3072個で、RTX 2080 Tiは4352個。

4864コア搭載の3060 Tiが圧倒的に有利であり、レンダリングだと大量のコアがしっかりと活用されています。

SPECviewperf 13(OpenGL処理)

グラフィックボード 3ds MAX(3dmax-06) Maya(maya-05) Solidworks(sw-04)
GeForce RTX 3080 296 434 121
GeForce RTX 2080 Ti 283 399 124
GeForce RTX 3070 265 381 120
GeForce RTX 2080 SUPER 246 344 112
GeForce RTX 3060Ti 237 326 107
GeForce RTX 2070 Super 231 318 112
RX 6800 223 297 169
GeForce RTX 2060 SUPER 210 275 100
GeForce RTX 3060 198 287 98
RX 5700 XT 174 242 135

ワークステーション向けのベンチマークソフト「SPECviewperf 13」を使って、有名な3DCG / 3DCAD系ソフト「3ds Max」「Maya」「Solidworks」の性能を検証しました。

ここでは、ほとんどの項目において、RTX 2080 SUPERの方がスコアがわずかに高く、BlenderやLuxMarkのように性能は伸びませんでした。

3060ti 性能 /温度と消費電力

温度

グラフィックボード グラボの温度(最大値)
RTX 2080 Ti 75度
RTX 2080 Super 70度
RTX 2070 Super 68度
GeForce RTX 3070 67度
GeForce RTX 3060Ti 65度
GeForce RTX 3080 63度
GeForce RTX 3060 57度

FF15ベンチマーク(3840 x 2160)を実行中に、HWiNFOを使ってGPUコア温度を計測しました。

グラフィックボードの温度はオリファンモデルの出来によって大きく左右されるため、各GPUの比較は参考程度になります。

RTX 3060 TiのZOTAC Twin Edgeは小型デザインですが、200 W近いRTX 3060 Tiを適切に冷却できます。

温度は最大66℃(平均65.4℃)でまったく問題ありません。

ただし、ファンの動作音は結構気になります。

ピーク時に45 dBAを超えるほどの動作音は、決して静音性が優れているとは言えないですね。

消費電力

グラフィックボード 消費電力
GeForce RTX 3080 318 W
GeForce RTX 2080 Ti 306 W
RX 5700 XT 229 W
GeForce RTX 3070 214 W
RTX 2070 Super 206 W
GeForce RTX 3060Ti 189 W
RTX 2060 SUPER 183 W
RTX 2060 172 W
GeForce RTX 3060 147 W

FF15ベンチマーク(設定:高品質)を実行中に、グラフィックボード本体の消費電力を計測しました。

測定はグラフィックカード単体の消費電力ではなく、PC全体の消費電力で、測定機器にはワットチェッカーを使用しています。

フルHDの時点でほぼ100%の消費電力を出し切り、およそ190 W前後ですが、TDPの仕様が200 Wですので、公称値どおりの結果が出ています。

同性能のRTX 2080 Superは約230 Wの消費電力で、RTX 3060 Tiより40 Wも多いです。

ワットチェッカーは、ピーク値を採るテストなので、差は広がる傾向があるのですが、それでもRTX 3060 TiとRTX 3070との差も10~27W程度と,消費電力が低くなっているのが確認できます。

RTX 2080 SUPERとの差も14~41W程度にまで開いており,システム全体で見てもRTX 3060 Tiは消費電力が低いと言って良いでしょう。

同じ性能なのに消費電力は減っており、ワットパフォーマンスの改善がされていることは間違いありません。

ただ、RTX 2060 SUPERと比べて10%ほど高いため、どのCPUと合わせても600W以上の電源は必要です。

ゲーミングPCでは650W BRONZEが最低ライン、できれば電源容量は同様に750Wは欲しいところです。

最大負荷時に550Wでは落ちてしまいますので、今後対応するであろう、Resizable BARの機能を最大限利用するのであれば、電源以外のスペックも当然必要になってくるので、大容量の電源を選ぶのが得策と言えるでしょう。

3060ti 性能 /RTX 3060 Ti搭載おすすめBTOパソコン

G-Tune HM-B-3060Ti

正式名称 G-Tune HM-B-3060Ti
CPU Core i7-10700F
グラフィックス GeForce RTX 3060 Ti
メモリ 16GB
ストレージ 512GB (NVMe)
電源 700W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUSR BRONZE】
価格 197,780円(税込)
販売元 G-TUNE

ゲームプレイから動画配信まで多種多様な用途に活用できるG-Tune HMシリーズのGeForce RTX 3060Tiを搭載したミドルスペックの名機。

カスタマイズ性が非常に高く、個性が際立つガラスサイドパネル搭載モデルが製品ラインアップに用意されているのが特徴です。

美しい外観だけではなく、内部パーツのカスタムやアレンジなども「魅せる」ドレスアップが可能で、ガラスサイドパネル上部のアタッチメントはワンプッシュで簡単にオープン出来るので、メンテナンス性も非常に優れています。

カスタマイズで水冷CPUクーラーも搭載可能なので、夏場のプレイも安心です。

G-Tune HM-B-3060Tiの詳細

OMEN by HP 25L Desktop GT12-0722jp

正式名称 OMEN by HP 25L Desktop GT12-0722jp
パフォーマンスエクストラモデル
OS Windows 10 Pro(64bit)
CPU Core i7-10700F
GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD + 2TB HDD
価格 ¥232,100(税込)
販売元 OMEN by HPシリーズ

OMEN Desktopシリーズの最新モデル。

RTX 3060よりも40%性能が高いRT X306 0Tiを搭載しており、ミドルレンジ最上位、ハイエンドモデル下位といっても差支えないスペックのマシンです。

EMコーティングされた強化ガラスサイドパネル越しに映る色彩豊かな各種コンポーネントのLEDライティング等、最先端のデザインのPCケースはとにかく格好良いです!

もちろん、機能性も充実しており、空冷/水冷いずれかのCPU冷却装置のモデルを選択可能。

ダブルボールベアリングを搭載した92mmファンの空冷クーラーを採用しており、アルミニウム製ヒートシンクと最大ファン速度4500RPMの高出力プロペラファンブレードで効果的に冷却を行います。

電源ユニットの安全動作温度にも配慮されており、50℃の高温度設計の為、安定したゲーミング体験を楽しむ事ができます!

OMEN by HP 25L Desktop GT12-0722jp パフォーマンスエクストラモデルの詳細icon

3060ti 性能 /おすすめ機種Best3

1位:ZOTAC Twin Edge

RTX 3060 Tiで特におすすめなグラボは、価格がほぼ最安値に位置する「ZOTAC Twin Edge」です。

小型デザインで互換性に優れていて、補助電源コネクタは8ピンのみで、既存パソコンへの載せ替えがしやすいです。

冷却性能は優秀ですが、小型ゆえにファンの動作音は若干うるさいです。

しかし、静音性に優れたハイエンドモデルを選ぼうとすると、途端に1つ上のRTX 3070が視野に入ってきます。

コスパを考えるとRTX 3060 Tiのハイエンドモデルは選びにくいので、静音性をある程度捨てて安さを取る方がいいでしょう。

2位:GALAKURO E8GB/WHITE

どうしても静音性も優先したい人には、実売5.8万円で買えるGALAKUROが有力候補です。

デュアルファンモデルですが、全長28.5 cmで厚み5.8 cmのかなり分厚いデザインでサイズがあります。

薄型ヒートシンクに小口径トリプルファンをのせたボードと比べると、分厚いヒートシンクに大口径デュアルファンの本機は静かによく冷えます。

3位:MSI GeForce RTX 3060 Ti GAMING X 8G LHR グラフィックスボード VD7721

世界有数のビデオカード製造メーカー「MSI」のグラフィックボードです。

本モデルは、オリジナルデュアルファンクーラー「TWIN FROZR 8」採用、高負荷による発熱に対応します。

LEDは大人しめなので、好きな人には無いも同然の物足りなさを感じるかもしれませんが、ケースファンの音で本体の音はまるで聞こえないくらい静かです。

3060ti 性能 /まとめ

「RTX 3060 Ti」の短所

  • 最高設定のレイトレまでは耐えられない
  • 4Kゲーミングは若干性能不足
  • 小型ボードは静音性が微妙
  • ミドルクラスとしては高価(発売時 約55,000円~程度)
  • 消費電力は少なくはない(TDP200W)

性能的な弱点は、4Kゲーミングをプレイするには若干性能不足な程度ですが、5万円台のグラボに求められる性能では無いので、それほど大きなデメリットでは無いでしょう。

5万円台のターゲットはフルHD(144 fps以上)やWQHDゲーミングで、RTX 3060 Tiはきちんとニーズに応える性能を提供しています。

デメリットとして気になるのは性能よりもむしろ、実売価格と在庫問題です。

「RTX 3060 Ti」の北米参考価格は399ドルなので、従来であれば国内ではおおよそ5万円程度で取引されるべきですが、実際の販売スタート価格は55,000円程度で、少しずつ値上がりしています。

とは言っても、RTX2060の登場時も6万くらいでしたから、今後価格が下落していく可能性もあります。

また、現状の性能を考えるとこの値段でも決してコスパは悪くなく、長く使えるハイクラスなグラボの意味合いとして購入するなら非常におすすめできます。

「RTX 3060 Ti」の長所

  • フルHDで144 fps以上が可能
  • WQHDゲーミングは100 fps台
  • 実用レベルのレイトレーシング性能(ただしまだ対戦ゲームでは厳しい
  • RTX 2080 SUPER を上回る高い性能
  • RTX 2080 Ti以上のレンダリング性能
  • Mini-ITXで使いやすい小型ボードあり
  • コスパ最高(2080 Superのほぼ半額)
  • フルHDならゲーミングモニター利用も余裕
  • 軽いorDLSS対応ゲームなら4Kゲーミングもいける
  • 人気ゲームはDLSS/レイトレ対応が増え、性能を活かしやすい
  • 消費電力もRTX3000系では控えめ
  • いずれショートモデルでる可能性も
  • RTX 3070 より安い

RTX 3060 Tiはほとんどのゲーマーにとって十分な性能を、わずか5万円後半で提供できる非常にコストパフォーマンスに優れたグラフィックボードです。

4Kゲーミングと最高画質のレイトレを除き、フルHD ~ WQHDゲーミングにおいて強力なゲーム性能を備えており、RTX 2080 Superと互角以上の性能を、2割少ない消費電力で実現します。

素のパフォーマンス(ラスタライズ性能)の高さだけでなく、レイトレーシング性能でも「RTX 2080 SUPER」を上回っています。

RTコアは38基しかないにも関わらず、前世代のRTコア48基採用のハイエンドGPUの性能を超えるのは驚異的です。

クリエイティブ性能はOpenGL系だとRTX 2080 Superに劣るものの、価格以上の性能と言って良いでしょう。

レンダリングに至っては4864コアの物量で、2080 Superどころか2080 Tiすら超える性能です。

軽いゲームなら4K解像度でも60 fpsを超えますが、どちらかと言えば、2560×1440解像度での運用が最適です。

ミドルクラスの枠組みの性能においては、最高のグラフィックカードと言えるでしょう。

価格は5万円台とミドルクラスにしてはちょっとお高いですが、RTX 3070と同じ8GBのVRAMで、消費電力も20W低く、2万円弱も安いと考えれば、コストパフォーマンスは高いです。

現在登場している「RTX 3070」以降の上位モデルのどれよりも優れており、純粋な費用も上位モデルより少なく済む点も嬉しいです。

むしろ、価格とスペック的に中途半端になってくるのはRTX 3070の方であり、4Kを考慮しないのであれば、RTX 3060 Tiで十分です。

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