RTX 3070 性能

RTX 3070 性能 /仕様

2020年10月末に発売されたRTX 3070は、かつての最上位「RTX 2080 Ti」の半額(999 → 499ドル)でありながら、ほぼ同等の性能を実現したコスパ特化型のグラフィックボードです。

立ち位置としては、RTX 30(Ampere)シリーズの70番台にあたり、RTX 2070や2070 Superの後継モデルに当たり、上から4番目に位置する上位クラスグラボとなっています。(2021年10月地点)

「GeForce RTX 30」シリーズの強みとして、製造プロセスは前世代の12nmから8nmになり、レイトレーシング用の「RTコア」は第2世代に、DLSSなどのディープラーニング用の「Tensorコア」は第3世代へと進化。

また、メモリタイプには、より高速なMicron GDDR6Xメモリを搭載し、前世代と比較して最大で2倍の性能を発揮します。

スペック

項目 GeForce RTX 3070 GeForce RTX 2080 Ti GeForce RTX 2070 SUPER GeForce RTX 2070
GPU GA104 TU102 TU104 TU106
製造プロセス 8nm 12nm 12nm 12nm
CUDAコア 5,888基 4,352基 2,560基 2,304基
Tensorコア 184基 544基 320基 288基
RTコア 46基 68基 40基 36基
ベースクロック 1,500MHz 1,350MHz 1,605MHz 1,410MHz
ブーストクロック 1,725MHz 1,545MHz 1,770MHz 1,620MHz
メモリ容量 8GB (GDDR6) 11GB (GDDR6) 8GB (GDDR6) 8GB (GDDR6)
メモリ帯域 512GB/s 616GB/s 448GB/s 256GB/s
消費電力 220W 250W 215W 175W
MSRP $499 $1199 $499 $499
参考価格 約70,000円 約140,000円 約66,000円 約49,000円
発売日 2020/10/29 2018/09/27 2019/07/09 2018/10/18

RTX 3070のGPUコアは、RTX 2080などの「GA102」ではなく「GA104」となっています。

CUDAコア数は前世代のRTX 2070 SUPERから2.3倍に増強されており、RTX 2080Tiよりも26%も多くなっています。

単純にこれだけで処理性能を測るわけではないですが、CUDAコアの数は性能に直結しやすいです。

一方で、VRAM容量はRTX 2080Tiの11GBよりも少なく、RTX 2080 SUPERや2070 SUPERと同じ8GBに留められている点は気になる人もいるかもしれません。

ただし、シェーダー数は5888コアとなっており、シェーダー数から計算される理論性能だけでも、RTX 2080 Ti以上である事が分かります。

また、TDPはRTX 2080 SUPERよりも低い220Wとなっており、ワットパフォーマンスにかなり期待が持てます。

RTX 2080 Tiの半額で同性能

「RTX 3070」は、一応RTX 2070の後継モデルに位置付けられていますが、NVIDIAいわく「RTX 2080 Ti以上の性能」とアピールしています。

VRAMはGDDR6を据え置き、容量も8 GBのままですが、RTX 2080 Tiが13.45 TFLOPSなので、スペック的には本当に2080 Ti以上です。

VRAM容量はコストに直結するため、VRAMの増量よりも希望小売価格の499ドルを維持する方を優先して組んだスペックになっていると考えられます。

希望小売価格は従来の70番台と同じく499ドル(国内は約6.9万円~)を据え置きなので、同じ値段のまま性能は2倍以上、価格が2倍以上も高価なRTX 2080 Tiすら超える事になります。

TDPについても、RTX 2080 Tiから見ても30Wの減少なので、コスパは確実にRTX 3070の方が上でしょう。

安定感はRTX 2080 Tiに分があり

実際にゲームをプレイしてみると、最大fpsに限ればRTX 3070は多くの場面でRTX 2080 Tiを凌駕している一方で、最低fpsはRTX 2080 Tiより低い場面があったり、Core i7-9700ではRTX 2080 Tiが上回り、Core i7-10700ではRTX 3070が上回る事があります。

原因は、スペックで並んでもメモリ容量では届いていないことが影響していると考えられます。

RTX 3070が8GB、RTX 2080 Tiが11GBとなっているメモリの差が、そのまま最小fpsに現れる場面があり得るわけです。

一方で、平均fpsで並ぶことも多く、最小fpsで下回りながら平均fpsで並ぶということは、最大fpsはRTX 3070の方が上になる事が多いです。

振れ幅が大きいとカクつきとして体感してしまう可能性もあるので、RTX 2080 Tiに対して性能面での大きなアドバンテージはないと考えた方が無難です。

フルHDプレイならRTX 2070 SUPERの方がお得

スペックを見る限り、RTX 3070のベースとなっているのはやはりRTX 2070 SUPERです。

主に、価格とメモリ周りはRTX 2070 SUPERを踏襲し、CUDAコアの数は倍以上に増加しています。

RTX 2070、RTX 2070 Superより2倍以上も多いシェーダー数で、RTX 3070の演算性能は20.31 TFLOPSに達します。

性能面だけ見るとRTX 2070 SUPER以下からなら買い替えの恩恵は大きいでしょう。

ただ、フルHDゲーミングなら価格の下がっているRTX 2070 SUPERの方が適しているとも言えます。

また、消費電力に関しても、Founders EdiTionの場合やや高めですが、これはメーカー製品になると数値が下がる傾向にあるので、省電力性は高まると予想できます。

負荷が増加すると消費電力は高まることを考えると、最大消費電力はRTX 2070 SUPERを超える場面も多いでしょう。

それでも、これまでの税込み30万円近いゲーミングPCと同等の性能が税込み20万円以下で手に入ると考えると、性能の伸びよりも、この価格部分がRTX 3070を評価する部分だと言えます。

WQHD以上の高解像度でのゲームプレイしたいのであれば、RTX 3070に買い替えるのはアリです。

RTX 20シリーズから「レイトレ」と「DLSS」は大幅強化

性能面だけで見ると、中古のRTX 2080 TiやRTX 2070 SUPERを買った方がお得と考える人も少なからずいるかもしれません。

しかし、RTX 3070は、「レイトレ」と「DLSS」も大幅に強化されていることを忘れてはいけません。

従来のRTX 20シリーズだと、リアルタイムレイトレーシング(NVIDIA RTX)を使うとフレームレート落ちすぎで、正直なところ不人気な機能でした。

RTX 30シリーズは、レイトレを処理するRTコアを進化させ、性能は1.5倍に改善しています。

また、グラボに大きな負荷が掛かるアンチエイリアシング(AA)を、ディープラーニング技術を使って超高速で処理する「NVIDIA DLSS」も進化してます。

より少ないTensorコアで高性能なDLSSを可能にし、コストカットに貢献します。

RTX 3080より電源の選択肢の幅は広い

GeForce RTX 3090 GeForce RTX 3080 GeForce RTX 3070
GPU GA102 GA102 GA104
GPUアーキテクチャ Ampere Ampere Ampere
製造プロセス 8nm 8nm 8nm
CUDAコア数 10,496 8,704 5,888
Tensorコア数 328(第3世代) 272(第3世代) 184(第3世代)
RTコア数 82(第2世代) 68(第2世代) 46(第2世代)
定格クロック 1400 MHz 1440 MHz 1500 MHz
ブーストクロック 1700 MHz 1710 MHz 1730 MHz
メモリタイプ GDDR6X GDDR6 GDDR6
メモリ容量 24GB 10GB 8GB
TDP 350W 320W 220W
参考価格 約230,000円 約110,000円 約70,000円

価格的には性能が一段階上のRTX 3080とは3~5万ほど差があり、その分グラボメモリの世代や容量などは一つ下のRTX 3060 Tiと同じ仕様になっています。

そのためRTX 3080の廉価版というより、RTX 3060 Tiのパワーアップ版という立ち位置が厳密には正しいでしょう。

ゲームだけのコスパに限って言うとRTX 3080の方が断然コスパは高いです。

ただ、ゲーム内で最高性能を求めるわけでなく、動画の編集なども趣味程度にやるのであれば、購入価格次第ですがRTX 3070を選ぶ方がいいです。

後でRTX 3080が欲しくなった場合でも、RTX 3070をフリマサイトなどで販売して、売却益と差額分で購入するという方法も取れます。

スペック的には、RTX 3080や3090で使用されているダイ(GA102)よりも4割近くも小型なダイ(GA102)で製造されており、CUDAコア数が大幅に削減されています。

RTX 3080から見るとコア数は約32%の削減である一方で、ベースクロック、ブーストクロック共に上がっており、RTX3090、RTX 3080と比較すると、実はRTX 3070が一番高いです。

特に魅力的なのは、220WというTDPです。

RTX 3080では高すぎた320WというTDPが100Wも減っており、RTX 3080よりも電源の選択に大きく余裕があります。

長期的な利用を視野に入れる場合、これは寿命的な意味でもワットパフォーマンス的な意味でも非常に大きな利点となります。

ただ、RTX 3080ほどではないにせよ、電源には注意が必要です。

500W程度の電源だと、少し負荷がかかるだけで高負荷時には落ちる可能性がありますので、650W以上の電源を使用しましょう。

推奨は750W以上で、ゴールドクラス以上が好ましいです。

また、RTX 3080以上のグラフィックボードは30cm超えのものが多く、パソコンケースのサイズにも注意が必要です。

RTX 3080を導入するために、CPU、電源、ケースを見合うものに変えるなら合計で20万円以上で(パーツ次第ですが)、費用的にはパーツの入れ替えというよりパソコンの買い換えが必要になる事もあります。

その点、RTX 3070のサイズはそこまで大きくないので、グラボだけ載せ替えるハードルが低いのもメリットです。

RTX 3070 Tiとの性能差は少ない

後継モデルであるRTX 3070 Tiがリリースされましたが、結論から言うと期待していたほど性能が高いわけではありませんでした。

もし価格がRTX 3070並に下がれば魅力的な選択肢となりましたが、実際はRTX 3070に近いゲーム性能でRTX 3070より値段が大幅に高いです。

価格差が少なければ、メモリ帯域などの観点を考慮してRTX 3070 Tiを優先して買う選択肢もあるかもしれません。

しかし、RTX 3070 Tiは品切れが多発している事からも、現状ではプレミア価格のRTX 3070 Tiを買うくらいなら、普通のRTX 3070を購入した方がいいでしょう。

GTX 1070 Tiとの性能差は2.5倍

2世代前のGTXシリーズと比べると、その性能差は歴然としています。

特に強烈なのはレンダリング性能の差です。

Cinema 4D版 Redshift Render でレンダリングした場合(サイズ:1280 x 1280)
  • GTX1070Ti のレンダリング時間 = 3分35秒
  • RTX 3070 のレンダリング時間 = 1分27秒

RTX 3070にすることでレンダリング速度は約2.5倍と大幅に向上します。

GTXシリーズからの買い替えは、確実に性能差を体感できます。

価格

RTX 3070の販売価格は発売当初は7万円位を推移していましたが、2021年に入った頃のタイミングから、上昇傾向にあります。

2021年10月の時点では8万円から11万円程度のモデルが多く、OCタイプでは12万円に迫る商品も多くあります。

RTX 3070の買い時は?

Radeonの6800XTなどが同時期に投入された事により、価格は比較的値上がりせずに推移し、市場に多く出回った事により、発売当初は比較的に入手しやすいグラボでした。

今までコスト的にハードルが高かった240 Hzゲーミングや4Kゲーミングをもっと低予算で実現可能しているので、適正価格の7~8万円台で購入できればRTXシリーズの中でも頭ひとつ抜けた優れたグラボであると言えるでしょう。

なお、一世代前のモデル、RTX 2080 Ti の長期保証モデルはオークションサイトやフリマサイトに出品されている例があります。

中古品であることを気にしないのであれば、そのようなサイトを使ってRTX 2080 Tiを選択肢の1つに入れてみることも一つの方法です。

例年通りならNVIDIAからは、RTX4000、5000という新世代のグラフィックボードも出てくるはずなので、ほぼ同性能のRTX 2080 Tiで凌いで、新型を待つという考え方もありかもしれません。

RTX 3070 性能 /テスト環境

実際にゲームのベンチマークスコアを検証してみました。

用意したテスト環境は以下の通りです。

OS Windows 10 Pro 64bit(Ver1809)
CPU Core i9 9900K
グラボ RTX 3070他
メモリ DDR4-2666 8GB x2
マザーボード Intel Z390
SSD SATA 250GB
HDD SATA 2TB
電源ユニット 1200W(80+ PlaTinum)
ドライバ NVIDIA 417.71 WQHL(RTXシリーズ対応ドライバ)
ディスプレイ 1920 x 1080 240Hz(BenQ XL2546)

ボトルネックが発生しにくい事で定評がある安定感抜群のCPU「Core i9 9900K」を軸に、メモリはごく標準的なDDR4-2666を2枚組で使って合計16 GBにしています。

検証に使用したグラフィックドライバは、NVIDIA GeForce Driver 441.08(レビューを行った時点の最新版)です。

用意したグラボ

ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC
  • ブーストクロック 1,755MHz
  • メモリクロック 14,000MHz
  • DisplayPort×3、HDMI 映像出力端子装備
  • 8GB GDDR6 256bitメモリ搭載
  • NVIDIA DLSS、G-SYNC対応
  • DirectX 12 Ultimate、OpenGL 4.6、Vulkanをサポート
  • 補助電源コネクタ 8ピン×2

今回のグラボはZOTACのTwin Edge OCモデルを使用しました。

RTX 3070シリーズの中では、比較的長さが抑えられつつ、独特のデザインで大変人気があるモデルとなっています。

デュアルファン仕様のオリジナルクーラー「IceStorm 2.0」と独自のオーバークロックツール「FireStorm」を搭載。

ボード1枚で4画面出力が可能で、細かいファン制御が行えるアクティブファンコントロールに対応しています。

アウトプットはDisplayPortが3つ、HDMIが1つとなっています。

NVidia公式では、RTX 3070の補助電源は8pin x 1ですが、今回のグラボも含めてベンダーによって8pin x 2利用になっています。

ちょっと補助電源が刺しにくかったですが無事セッティング完了です。

RTX 3070 性能 /ゲームベンチマーク

フォートナイト

グラフィックボード フルHD高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
4K高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 308 fps(123 fps) 180 fps(54 fps)
RTX 3070 277 fps(110 fps) 138 fps(43 fps)
RTX 3060 Ti 245 fps(102 fps) 122 fps(-)
RTX 2080 Ti 282 fps(112 fps) 139 fps(45 fps)
RTX 2070 SUPER 241 fps(101 fps) 120 fps(-)
RTX 2060 SUPER 203 fps(80 fps) 92 fps(-)
RTX 2060 120 fps(72 fps) 80 fps(-)

フォートナイトはDLSSとレイトレーシングが2020年9月から利用できるようになりましたが、レイトレーシングを利用すると重くなるだけで、FPSがでにくくなります。

とはいっても、比較的軽めのゲームですので、DLSSを組み合わせれば、4K高画質でも144fps以上の確保が可能です。

もちろんフルHDでは240fpsゲーミングモニター利用も余裕でしょう。

RTX 2080 TiとRTX 3070を比較すると、通常時に大きな差はありませんが、高負荷がかかったタイミングRTX 2080 Tiと比較して、RTX 3070は10-20FPSほど、低い数値になりました。

シーンによって勝ったり負けたりを繰り返しており、室内や風景が多く映るシーンではRTX 2080 Tiの方が優位です。

これはクロック数やシェーダー数ではRTX 2080 Tiを上回っているものの、VRAMの容量が少なくなっているために起きている現象と言えそうです。

また、3080と比較するとこちらもほとんど変わりませんが、負荷がかかるシーンでは20-30FPSほど低くなるシーンが多かったです。

価格もそうですが、RTX 3080とは結構な差がでている印象でした。

特に4K解像度では、DLSS性能の影響も大きくなるため、RTX 3070とRTX 3080の性能差は大きくなります。

フルHD解像度と比較したときに、RTX 3080のほうが優位に立てる部分が多くなってくるのもこの影響です。

最大90fpsほど差があったり、4Kレイトレは60fps確保の可否の差がでており、最高環境で楽しむには一歩性能が足らない感じです。

Apex Legends

グラフィックボード フルHD最高画質 4K最高画質
RTX 3080 300 fps 155 fps
RTX 3070 265 fps 109 fps
RTX 3060 183 fps 73 fps
RTX 3060 Ti 236 fps 96 fps
RTX 2080 Ti 269 fps 112 fps
RTX 2070 SUPER 189 fps 78 fps
RTX 2060 SUPER 169 fps 69 fps
RTX 2060 171 fps 65 fps

Apexではゲーム側でFPS値の上限が300fpsのようで、フルHDでは上限いっぱいになる画質もあるので、十分すぎる性能です。

4Kでも低画質ぐらいまでならぎりぎり144fpsで遊べそうです。

RTX 2080 Tiと比較すると、ほとんど差がなく、勝ったり負けたり拮抗しているシーンが多いですが、RTX 3080と比較すると、20-30FPSほど低くなることが多かったです。

RTX 3070は荷が重く、DLSS性能を持ってしても、RTX 2080 Tiの性能を完全に上回ることは難しいようです。

Escape From Tarkov

グラフィックボード フルHD高画質 4K高画質
RTX 3080 146 fps 60 fps
RTX 3070 146 fps 60 fps
RTX 3060 130 fps 39 fps
RTX 3060 Ti 145 fps 54 fps
RTX 2070 SUPER 139 fps 72 fps
RTX 2060 SUPER 134 fps 68 fps
RTX 2060 127 fps 35 fps

タルコフは非常に重いゲームですが、それでも最低画質で140fps付近、ウルトラ画質でも60fpsと十分すぎるゲーム性能です。

ゲーミングモニター利用では画質は限られてしまいますが、重いゲームでも4Kが視野に入ってきます。

Back 4 Blood

グラフィックボード フルHD最高設定
※FSR ON
4K最高設定
※FSR ON
RTX 3080 249 fps 156 fps
RTX 3070 243 fps 113 fps
RTX 3060 197 fps 79 fps
RTX 3060 Ti 201 fps 100 fps
RX 6600 167 fps 62 fps

本作は、DLSSだけでなくFSRにも対応しています。

FSRは、AMDが開発したグラフィック処理を低負荷にすることで、高FPSを実現するFidelityFX SUPER ResoluTion(FSR)という技術で、低解像度にして負荷を下げる代わりにのアップスケーリングで解像度の劣化を防ぎ、結果として高FPS値を実現するというもの。

グラフィック機能の充実が伺えるゲームタイトルですが、DLSSよりFSRのほうがパフォーマンスは良かったです。

ソフト側の対応が必要ですが、GeForce、Radeonの両方で利用可能です。

フルHDは言うに及びませんが、4K最高画質でも113fps付近と十分なパフォーマンスを発揮できています。

FSRの効果ありきとはいえ、4Kゲーミングでも十分通用できるゲームが多いのがRTX 3070の魅力であると言えるでしょう。

今後もDLSSやFSR対応ゲームは増えてくるはずなので、4Kでも高fpsが確保できるゲームは増えてくる可能性が高いです。

VALHEIM

グラフィックボード フルHD最高設定
※カッコ内はVulkan起動
4K
※カッコ内はVulkan起動
RTX 3070 122 fps(125 fps) 58 fps(61 fps)
RTX 3060 76 fps(86 fps) 30 fps(37 fps)
RTX 3060 Ti 114 fps(124 fps) 51 fps(49 fps)
RTX 2070 SUPER 113 fps(127 fps) 55 fps(57 fps)
RTX 2060 SUPER 78 fps(85 fps) 32 fps(34 fps)
RTX 2060 61 fps(75 fps) 28 fps(-)

累計500万本突破した北欧サバイバルゲームのヴァルヘイムは、昨今のゲームでは中級程度の負荷のタイトルです。

このゲームはDLSSやFSRなど低負荷で高FPSを得る処理はできませんが、それでもさすがハイクラスなRTX 3070ということだけあり、フルHDでは高画質でも120~140fpsほどは確保できます。

4Kも相当な負荷ですが高画質で60fps付近を出しています。

むしろ低負荷すぎるとグラボ性能を使いきれてなかったため、高画質や高解像度で遊ぶ前提がおすすめです。

レインボーシックスシージ

グラフィックボード フルHD最高品質
※カッコ内はVulkan起動
4K最高品質
※カッコ内はVulkan起動
RTX 3080 439 fps(570 fps) 251 fps(268 fps)
RTX 3070 417 fps(501 fps) 198 fps(279 fps)
RTX 3060 378 fps(437 fps) 170 fps(231 fps)
RTX 3060 Ti 385 fps(449 fps) 172 fps(238 fps)
RTX 2080 Ti 437 fps(566 fps) 198 fps(278 fps)
RTX 2060 305 fps(324 fps) 122 fps(154 fps)

レインボーシックスは最近、軽量化されており、昔ほどは重たくなくなりました。

RTX 3070の数値は、RTX2080Tiと比較すると、20ほど低い数値、RTX 3080と比較すると、30ほど低い数値が出ています。

このゲームでもフルHD解像度ではRTX2080Tiに勝つことは難しいでしょう。

4Kの解像度の場合は、RTX2080Tiと比較するとほぼ同等、RTX 3080と比較すると、50ほど低い数値が出ています。

レインボーシックスでは、4Kになると初めてRTX2080Tiとほぼ同等性能を出すことができるようです。

そもそもこのゲームにおいてはRTX 3060 Tiでも余分すぎる性能なので、RTX 3070は計測するまでもないのですが、4K最高画質でも144fps以上の確保ができます。

またDirectX11より新世代APIであるVulkanのほうが良いFPS値を出しています。

RTX3000系は全てそうですが、今後主流になるDirectX 12やVulkanにてパフォーマンスを発揮しやすい仕様となっています。

モンスターハンターワールド

グラフィックボード フルHD最高 4K最高
※4KはレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 175 fps 91 fps
RTX 3070 146 fps 78 fps
RTX 3060 105 fps 48 fps
RTX 3060 Ti 131 fps 64 fps
RTX 2070 SUPER 128 fps 61 fps
RTX 2060 SUPER 105 fps 49 fps
RTX 2060 85 fps 41 fps

DLSSを適応すれば4K最高画質でも60fpsで遊べます。

ノーマル画質よりシャープネスの効いた映像になり、フレームレートはおよそ1.4倍です。

ただRTX 3060 Tiでも同じく狙えますので、少しもったいない性能とも言えるしょう。

やはりRTX 3080とは4Kにて20~50fpsほどの差がでており、RTX 3060 Tiとは10fpsほどですから、RTX 3080とRTX 3060Tiの中間というより、RTX 3060 Ti寄りの性能と言えそうです。

ウォッチドッグスレギオン

グラフィックボード フルHD最高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
4K最高画質
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 105 fps(87 fps) 53 fps(63 fps)
RTX 3070 87 fps(85 fps) 42 fps(43 fps)
RTX 3060 60 fps(64 fps) -(-)
RTX 3060 Ti 77 fps(79 fps) 34 fps(41 fps)
RTX 2080 Ti 93 fps(85 fps) 49 fps(46 fps)
RTX 2070 SUPER 78 fps(76 fps) 35 fps(40 fps)
RTX 2060 SUPER 58 fps(61 fps) -(-)
RTX 2060 46 fps(42 fps) -(-)

レイトレ有効時に他のゲームとは比較にならないほどWatch Dogs Legionも、DLSSを入れると大幅にフレームレートが改善します。

RTX 3070ではなんと2倍以上の効果です。

レイトレを入れずにDLSSだけを使った場合でも、効果は約1.5倍(平均40 → 61 fps)とかなり大きく、先代のRTX 2070 Superの2倍近い性能に達します。

ただ、最高環境だとVRAMが足りてないので、フルHDの時点ですでに平均60 fpsにギリギリのラインで、WQHDは平均38 fpsに落ち込み、4Kではついに10 fps台にまでレイトレ性能が落ち込みます。

Watch Dogs Legionでレイトレを使うなら、最高の画質は諦めて設定を妥協する必要があります。

レイトレ最高モードはRTX 3070だとフルHDが限界と考えた方がいいでしょう。

とはいっても、4K高画質レイトレ60fpsで遊べるなど、DLSSを使うことができれば4Kでも高環境で遊べる結果となっています。

また、VRAMをより多く必要とする4K環境では、RTX 2080Tiの方がスコアが高い場合が多いです。

例えば、8208MBものVRAMを必要とする4K環境では、RTX 3070のVRAM容量を少しオーバーするため、RTX 2080Tiとの差が開いています。

また、4K環境では最高設定で60 fpsを超えることは難しく、中~高設定辺りが60 fpsを超えるグラフィック設定となります。

サイバーパンク2077

グラフィックボード フルHDウルトラ画質
※カッコ内はレイトレウルトラ画質
4Kウルトラ画質
※カッコ内はレイトレウルトラ画質
RTX 3080 152 fps(88 fps) 96 fps(55 fps)
RTX 3070 153 fps(88 fps) 92 fps(37 fps)
RTX 3060 122 fps(69 fps) 50 fps(30 fps)
RTX 3060 Ti 149 fps(88 fps) 64 fps(35 fps)
RTX 2070 SUPER 145 fps(85 fps) 63 fps(33 fps)
RTX 2060 SUPER 119 fps(66 fps) 48 fps(35 fps)
RTX 2060 116 fps(62 fps) 46 fps(32 fps)

最適化不足が指摘されているゲームタイトルですが、あまり上位グラボの違いがでてこない結果となっています。

FPSになるのである程度高FPSがほしいのであれば、レイトレ利用は厳しそうです。

DLSS利用でフルHDまでなら144fpsいけそうです。

60fpsで問題なければ、4Kはレイトレ無しなら最高画質でもプレイできます。

Call of Duty Black Ops Cold War

グラフィックボード フルHD最高
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
4K最高
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 225 fps(153 fps) 127 fps(96 fps)
RTX 3070 173 fps(121 fps) 93 fps(76 fps)
RTX 3060 180 fps(94 fps) 100 fps(58 fps)
RTX 3060 Ti 185 fps(109 fps) 108 fps(70 fps)
RTX 2070 SUPER 187 fps(115 fps) 111 fps(75 fps)
RTX 2060 SUPER 178 fps(90 fps) 89 fps(43 fps)
RTX 2060 88 fps(160 fps) 43 fps(66 fps)

DLSS利用でフルHD~4K中画質ではあれば144fpsはいけそうですが、240fps以上の超高FPSは残念ながら一歩及びません。

このクラスになるとRTX 3080利用が必要になってきます。

またこのゲームにおいてはなぜかフルHD時のDLSS利用の伸びがよくありません。

RTX 3060 TiのFPS値に負けているので、最適化不足と思われます。

4KではRTX 3070のほうがパフォーマンスを発揮しています。

Wolfenstein: Youngblood

グラフィックボード フルHD 4K
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 378 fps 157 fps(124 fps)
RTX 3070 340 fps 124 fps(97 fps)
RTX 3060 215 fps 71 fps(97 fps)
RTX 3060 Ti 288 fps 105 fps(111 fps)
RTX 2080 Ti 337 fps 124 fps(92 fps)
RTX 2070 SUPER 244 fps 84 fps(91 fps)
RTX 2060 SUPER 197 fps 61 fps(77 fps)
RTX 2060 187 fps 55 fps(70 fps)

負荷の軽いWolfenstein: Youngbloodでは、RTX 3070がRTX 2080 Tiを上回っています。

このように比較的新しいゲームにはRTX 3070は強い傾向にあるように思えます。

高解像度への対応力を見ても、RTX 2080 Tiと同等以上のものがあります。

Metro Exodus

グラフィックボード フルHD 4K
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 134 fps 71 fps(63 fps)
RTX 3070 106 fps 53 fps(45 fps)
RTX 3060 67 fps 32 fps(30 fps)
RTX 3060 Ti 96 fps 47 fps(39 fps)
RTX 2080 Ti 106 fps 53 fps(49 fps)
RTX 2070 SUPER 76 fps 37 fps(27 fps)
RTX 2060 SUPER 62 fps 36 fps(22 fps)
RTX 2060 56 fps 24 fps(13 fps)

Metro Exodusでは4K環境までは同等以上のパフォーマンスでありますが、フルHDで106fpsは少し物足りない気がしないでもありません。

やはり高リフレッシュレートで快適にプレイするにはRTX 3080の性能が必要そうです。

厳密に言えばRTX 3080でも少し性能が足りておらず、144fpsに届いていません。

ただ、最高設定を避ければ高リフレッシュレートで快適にプレイできます。

60fpsが上限の4Kで平均53fpsが出るのはなかなかです。

Shadow Of The Tomb Raider

グラフィックボード フルHD 4K
※カッコ内はレイトレDLSS/ON時
RTX 3080 216 fps 85 fps(69 fps)
RTX 3070 161 fps 58 fps(42 fps)
RTX 3060 120 fps 43 fps(31 fps)
RTX 3060 Ti 142 fps 54 fps(40 fps)
RTX 2080 Ti 163 fps 56 fps(42 fps)
RTX 2070 SUPER 131 fps 48 fps(30 fps)
RTX 2060 SUPER 113 fps 40 fps(21 fps)
RTX 2060 97 fps 33 fps(19 fps)

Shadow of the Tomb RaiderではレイトレとDLSSを別々に設定できませんが、レイトレとDLSSを入れた状態ですら、フレームレートはDLSS無しを上回ります。

ただ、RTX 3070はRTX 2080 Tiよりスコアが伸びません。

同等の性能と言うには十分でも、リアルタイムレイトレーシング、DLSSを適用した4Kでは体感できるほど差をつけられています。

4K+最高設定までならRTX 2080 Tiと同等のパフォーマンスに期待できます。

4Kのリフレッシュレートは一般的に60Hzが上限なので、平均58fps出ているなら快適です。

一方で、フルHDをメインにプレイするなら、RTX 3070はオーバースペックと言えるかもしれません。

逆に240Hzでは少し物足りないです。

165Hz対応のゲーミングモニターも多く登場しているので、144fps以上240fps未満というのは悪くないですし、もう少し144Hzを超えるモニターが普及すれば受け入れられそうです。

このように、Shadow of the Tomb Raiderに関しては少し性能が中途半端という印象がありますね。

FF14(DX11)

グラフィックボード フルHD 4K
RTX 3080 185 fps 96 fps
RTX 3070 170 fps 76 fps
RTX 3060 136 fps 48 fps
RTX 3060 Ti 158 fps 67 fps
RTX 2080 Ti 168 fps 76 fps
RTX 2070 SUPER 132 fps 55 fps
RTX 2060 SUPER 118 fps 45 fps

FF14ベンチでの検証結果のスコアはRTX 3070はかなり高い数値を出しており、RTX 2080 Tiのスコアとほぼ同じ。

RTX 3080のスコアは1,500(15 fps)ほど違いますが、ほぼ変わりません。

4Kの標準品質まで解像度まで上げてみると、RTX 3070とRTX 2080 Ti の差は2 fpsほど。

RTX 3080とのスコア差は1,500(15 fps)に広がっています。

差は大きくなりましたが、RTX 3070とRTX 2080 Tiの比較では、ほとんど変わりがないか、少しスコアが上になるということがわかりました。

FF15(DX11)

グラフィックボード フルHD 4K※カッコ内はDLSS/ON時
RTX 3080 135 fps 75 fps(109 fps)
RTX 3070 127 fps 59 fps(85 fps)
RTX 3060 89 fps 38 fps(49 fps)
RTX 3060 Ti 112 fps 51 fps(82 fps)
RTX 2080 Ti 129 fps 60 fps(96 fps)
RTX 2070 SUPER 103 fps 44 fps(67 fps)

フルHDとはいえ、FF15ベンチは、FF14ベンチと比較すると数値がでにくいベンチマークです。

結果的には、RTX 3070とRTX 2080 Tiの性能に少々差が出ました。

また、DLSSを使うと、平均60 fpsギリギリだったのが一気に平均85 fpsまで改善します。

ただ、FF15はDLSSの効果は大きいのですが、ゲーム自体が肝心の画質はお世辞にもイマイチです。

RTX 3070 性能 /3D Mark

3DMark Time Spy

グラフィックボード スコア
RTX 3080 17064
RTX 2080 Ti 13872
RTX 3070 13393
RTX 2080 SUPER 11315
RTX 3060Ti 11526
RTX 3060 8650
RTX 2070 SUPER 9922
RTX 2070 8751
RTX 2060 SUPER 8669
GTX 1080 Ti 8444
RTX 2060 7620
Radeon Ⅶ 8596
RX 5700 XT 8728

DX12で動作する、WQHD向けかつ比較的新しいゲーム向けの「TimeSpy」ではRTX 3070は2080 Tiにわずかに届かず、2080 Superを圧倒する位置づけです。

GeForce RTX 3070は、RTX 2070 SUPERと比較して約1.3倍、RTX 2080Tiと比較すると、ほぼ同等のスコアでした。

4K環境ではVRAM容量の多いRTX 2080Tiの方がパフォーマンスが高い場合が多いのですが、その分消費電力が低く、RTX 2080Tiよりも価格が安いので、ワットパフォーマンス、コストパフォーマンスともにかなり優秀なグラフィックカードですね。

3DMark Fire Strike

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 40972
RTX 2080 Ti 35044
GeForce RTX 3070 33933
GeForce RTX 3060 Ti 29208
RTX 2080 SUPER 28931
GeForce RTX 3060 22678
RTX 2070 SUPER 26026
RTX 2070 18984
RTX 2060 SUPER 18958
GTX 1080 Ti 20459
RTX 2060 16857
GTX 1080 17869
Radeon Ⅶ 21122
RX 5700 XT 21090

DX11で動作するフルHD向けベンチマーク「FireStrike」では、RTX 3070は約34000点です。

RTX 2080 Tiにあともう少し、2080 Superより約18%も高いスコアです。

RTX 3070 性能 /VRのベンチマーク

VRMark BlueRoom

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 5432
RTX 2080 Ti 4933
GeForce RTX 3070 4198
RTX 2080 SUPER 3823
GeForce RTX 3060 Ti 3482
GeForce RTX 3060 2645
RTX 2070 SUPER 3344
RTX 2070 2761
RTX 2060 SUPER 2723
GTX 1080 Ti 3291
RTX 2060 2344
GTX 1080 2246
Radeon Ⅶ 2635
RX 5700 XT 2489

「Blue Room」は将来のハードウェアを前提として用意された、5K解像度の高負荷VRベンチマークです。

RTX 3070は性能が伸び切らず、2080 Superより約9.7%程度の性能アップにとどまります。

Cyan Room

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 16541
RTX 2080 Ti 14254
GeForce RTX 3070 13056
RTX 2080 SUPER 11532
GeForce RTX 3060 Ti 11354
GeForce RTX 3060 9012
RTX 2070 SUPER 10112
RTX 2060 SUPER 8887
GTX 1080 Ti 8871
RTX 2060 7421

「Cyan Room」はDX12で動作するVRベンチマークで、2番目に高負荷です。

こちらもRTX 3070はRTX 2080 Tiより1割ほど低い性能にとどまりました。

VRAMが8 GBだと、重たいVRゲームで性能を伸ばしにくい様子が見受けられます。

SteamVR OrangeRoom

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 15203
GeForce RTX 3070 15067
RTX 2080 Ti 14974
RTX 2080 SUPER 14952
GeForce RTX 3060 Ti 14929
GeForce RTX 3060 12084
RTX 2070 SUPER 14761
RTX 2070 10816
RTX 2060 SUPER 9878
GTX 1080 Ti 11241
GTX 1080 11100
RTX 2060 9878
Radeon Ⅶ 10084
RX 5700 XT 10019

「Orange Room」はVRMarkで一番負荷が軽く、HTC ViveまたはOculus Riftの動作チェックに使われるベンチマーク。

RTX 3070は余裕の動作で、他のライバルグラボと同様にスコア上限に張り付きます。

FD環境下のゲームだと強そうですね。

RTX 3070 性能 /DLSS有効時のベンチマーク

DLSSは、GPUコア内部に配置されているディープラーニング専用の「Tensorコア」を使って、グラフィックの中で特に負荷が重たいアンチエイリアシング(AA)を超高速で処理する仕組みです。

シェーダーコアに掛かる負担が減って、フレームレートを底上げが可能で、特にGPUへの負荷が大きい、かつ画質も重視される4K解像度以上で効果を発揮します。

GeForce RTX 30シリーズでは、第3世代「Tensorコア」により、AIレンダリング技術がより強化されており、画質を落とさずに、ゲームのパフォーマンスを向上させます。

NVIDIA DLSS feature test

グラフィックボード スコア(2560×1440) スコア(3840×2160)
GeForce RTX 3080 116 fps [DLSS ON]
51 fps [DLSS OFF]
63 fps [DLSS ON]
24 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 2080 Ti 92 fps [DLSS ON]
40 fps [DLSS OFF]
49 fps [DLSS ON]
18 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 3070 91 fps [DLSS ON]
38 fps [DLSS OFF]
48 fps [DLSS ON]
17 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 2080 SUPER 76 fps [DLSS ON]
32 fps [DLSS OFF]
39 fps [DLSS ON]
15 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 3060 Ti 79 fps [DLSS ON]
32 fps [DLSS OFF]
41 fps [DLSS ON]
15 fps [DLSS OFF]
GeForce RTX 3060 58 fps [DLSS ON]
23 fps [DLSS OFF]
30 fps [DLSS ON]
10 fps [DLSS OFF]
RTX 2070 SUPER 66 fps [DLSS ON]
27 fps [DLSS OFF]
34 fps [DLSS ON]
11 fps [DLSS OFF]
RTX 2060 SUPER 57 fps [DLSS ON]
23 fps [DLSS OFF]
29 fps [DLSS ON]
10 fps [DLSS OFF]

DLSS有効時のフレームレートの伸びはいずれも2.3倍~2.8倍でした。

RTX 3070はRTX 2080Tiとほぼ同等のスコアです。

RTX 3070 性能 /レイトレーシングのベンチマーク

GeForce RTX 30シリーズでは、第2世代「RTコア」によりレイトレーシング機能も強化されています。

レイトレーシングを使った負荷の重いゲームも、高いフレームレートでプレイが可能です。

Port Royal

グラフィックボード スコア
GeForce RTX 3080 11052
GeForce RTX 3070 8360
GeForce RTX 3060 Ti 6918
GeForce RTX 3060 5062
RTX 2080 Ti 7860
RTX 2080 SUPER 6900
RTX 2080 6037
RTX 2070 SUPER 5810
RTX 2060 SUPER 4884
RTX 2070 4834
RTX 2060 3734

RTX 3070は8360点(平均38.6fps)。

レイトレーシング環境では、RTX 3070はRTX 2080Tiよりやや低いスコアという結果になりました。

RTX 3070 性能 /クリエイティブ性能のベンチマーク

TMPGEnc(NVENCエンコード時間)

グラフィックボード エンコード時間(NVENC)
GeForce RTX 2080 SUPER 51秒
GeForce GTX 1660 SUPER 52秒
GeForce RTX 2070 SUPER 52秒
GeForce RTX 3070 53秒
GeForce RTX 2060 SUPER 53秒
GeForce RTX 3090 53秒
GeForce RTX 3080 53秒
GeForce RTX 3060Ti 54秒
GeForce RTX 3060 56秒

TMPGEnc Video Mastering Works 7にて、XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVC変換したときのエンコード時間を計測しました。

どのグラフィックカードもそれほど差はありませんでした。

Adobe Premiere Pro CC(書き出し時間)

グラフィックボード 書き出し時間(Adobe Premiere Pro CC)
GeForce RTX 2080 Ti 3分50秒
GeForce RTX 3090 3分53秒
GeForce RTX 3080 3分56秒
GeForce RTX 2080 SUPER 4分20秒
GeForce RTX 2070 SUPER 4分22秒
GeForce RTX 3070 4分23秒
GeForce RTX 2060 SUPER 4分24秒
GeForce RTX 3060 Ti 4分28秒
GeForce RTX 3060 4分40秒

Premiere Proで、4K動画の書き出し時間を計測しました。

4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間になっています。

Premiere Proでの4Kエンコード時間はRTX 2060 SUPERよりも遅い結果になりました。

ただ、RTX 3070はまだ新しいので、Premiere Pro側のアップデートで速くなる可能性はあります。

Blender Benchmark(レンダリング時間)

グラフィックボード 書き出し時間(Adobe Premiere Pro CC)
GeForce RTX 3090 3分40秒
GeForce RTX 3080 4分22秒
GeForce RTX 3070 5分45秒
GeForce RTX 3060Ti 6分27秒
GeForce RTX 2080 Ti 7分13秒
GeForce RTX 2080 SUPER 8分36秒
GeForce RTX 2070 SUPER 11分35秒
GeForce RTX 3060 11分35秒
GeForce RTX 2060 SUPER 14分39秒

3D CGソフト「Blender」のベンチマークスコアを計測。

Blenderの公式サイトで無料配布されているCycles Render向けのデモファイル「BMW」を読み込んで、GPUのみ使用する設定に切り替えてから、レンダリングを行いました。

描画に掛かった時間が短いほど高性能ですが、RTX 3070はRTX 2080 Tiより約10%速いレンダリング性能です。

LuxMark(GPUレンダリング)

グラフィックボード スコア(LuxBall HDR)
GeForce RTX 3080 71742
GeForce RTX 3070 52368
GeForce RTX 3060Ti 46133
GeForce RTX 2080 Ti 42944
GeForce RTX 3060 33180
GeForce RTX 2080 SUPER 30368
GeForce RTX 2070 SUPER 30210
GeForce RTX 2060 SUPER 30318

LuxMarkはレンダリングソフト「LuxRender」のパフォーマンスを評価できるベンチマークソフトです。

Cycles Renderと違って、NVIDIA / AMDのどちらでも「OpenCL」を使ってテストが実行されます。

結果はBlenderと同じく、RTX 2080 Tiを軽く上回ります。

レンダリングは基本的にはコアが多いほど有利ですが、RTX 3070のCUDAコア数は5888で従来のRTX 20シリーズを圧倒しており、LuxMarkの結果はスペック通りと言えるでしょう。

SPECviewperf 13(OpenGL処理)

グラフィックボード 3ds MAX(3dmax-06) Maya(maya-05) Solidworks(sw-04)
GeForce RTX 3080 296 434 121
GeForce RTX 2080 Ti 283 399 124
GeForce RTX 3070 265 381 120
GeForce RTX 2080 SUPER 246 344 112
GeForce RTX 3060Ti 237 326 107
GeForce RTX 2070 Super 231 318 112
RX 6800 223 297 169
GeForce RTX 2060 SUPER 210 275 100
GeForce RTX 3060 198 287 98
RX 5700 XT 174 242 135

3DCGやCADソフト関連の、OpenGLの描画性能を測定するベンチマークを測定。

各グラフィックスでComposite Scoreを比較したところ、大きな差はありませんが、RTX 2080Tiのスコアの方がわずかに高い結果となっており、3ds Max、Solidworks、MayaどれをとってもRTX 2080 Tiにあと少し及ばず。

8 GBのVRAM容量が足を引っ張っているように感じられますね。

RTX 3070 性能 /温度と消費電力

温度

グラフィックボード グラボの温度(最大値)
RTX 2080 Ti 75度
RTX 2080 Super 70度
RTX 2070 Super 68度
GeForce RTX 3070 67度
GeForce RTX 3060Ti 65度
GeForce RTX 3080 63度
GeForce RTX 3060 57度

FF15ベンチマーク(3840 x 2160)を実行中に、HWiNFOを使ってGPUコア温度を計測しました。

人気モデルでもあるZOTAC Twin Edge OCは、全長24 cmの小さなボードデザインながら、200 W級の熱を持つRTX 3070を、最大69℃(平均67.2℃)にまで抑え込んでいます。

グラフィックボードの温度はテストに使用したオリファンモデルの出来によって完全に左右されるため、あくまでも参考程度ですが、RTX 3070の熱効率が優れているのが分かります。

消費電力

グラフィックボード 消費電力
GeForce RTX 3080 318 W
GeForce RTX 2080 Ti 306 W
RX 5700 XT 229 W
GeForce RTX 3070 214 W
RTX 2070 Super 206 W
GeForce RTX 3060Ti 189 W
RTX 2060 SUPER 183 W
RTX 2060 172 W
GeForce RTX 3060 147 W

FF15ベンチマーク(設定:高品質)を実行中に、グラフィックボード本体の消費電力を計測。

RTX 3070の消費電力はフルHDで、わずか214 W前後しか消費しませんでした。

RTX 2080 Tiとおおむね同性能でありながら、たった200 Wちょっとの消費電力です。

先代モデルのRTX 2070 Superと比較しても、少し増えた程度であり、RTX 3080より約27%少ないです。

消費電力単体で見るとハイエンド級ではあるものの、このクラスの性能でこの消費電力はかなり優れています。

ワットパフォーマンス

GPU ワットパフォーマンス比較
(RTX 3070基準)
GeForce RTX 3070 100%
GeForce RTX 3080 84%
GeForce RTX 2080 Ti 81%
RX 5700 XT 90%
RTX 2070 Super 83%
GeForce RTX 3060Ti 88%
RTX 2060 SUPER 83%
RTX 2060 80%
GeForce RTX 3060 68%

表はRTX 3070を基準(100%)のフルHD環境下におけるワットパフォーマンスの相対的な差ですが、どの解像度でもトップです。

RTX 3070はRTX 2080 Tiより約30 ~ 35%も少ない消費電力で、RTX 2080 Tiとおおむね同じゲーム性能を出せるという事になります。

RTX 3070で要求を満たせるのであれば、RTX 3080よりもワットパフォーマンスに優れている上に価格も安いRTX 3070は、継続的なコスパ面でも優秀と言えるでしょう。

RTX 3070 性能 /RTX 3070搭載おすすめBTOパソコン

デスクトップ

Lenovo Legion T770i

正式名称 Lenovo Legion T770i
CPU Core i7-12700K
GPU NVIDIA Geforce RTX3070
メモリ 16GB
ストレージ 1TB HDD SSD
価格 287,760円(税込)~
販売元 Lenovo(レノボ)

LenovoゲーミングPC最高スペックモデルとして人気のあったT750iの後継機種。

T760iをスキップしてT770iを販売しており、1年半ぶりの新モデルになります。

最新のインテル12世代Core i7とi9、メモリはDDR5、SSDはPCIe 4.0と現行最新スペックを詰め込み、グラボはRTX 3070かRTX 3080と人気の高いGPUから選択できます。

他社がBTO各社のインテル12世代CPU搭載ゲーミングPCはメモリにDDR4-3200MHzを採用していますが、本機はワンランク上のDDR5を搭載しているのも特徴。

それでいて他社より値段は安いので非常にコスパが良いモデルです。

Legion T770iの詳細

ゲーミングノート

G-Tune H5

正式名称 G-Tune H5
液晶 15.6型 フルHDノングレア (240Hz)
重量 約2.23kg
CPU Core i7-10870G
グラフィックス GeForce RTX 3070
メモリ 16GB DDR4-2400
ストレージ SSD MVNe512GB
価格 219,780円(税込)
販売元 G-TUNE

最高の映像表現を楽しめるRTX 3070+240Hz液晶の組み合わせのハイスペックゲーミングノートです。

残像感の少ない滑らかな映像表現を実現しており、最新第10世代CPU搭載&先進のWi-Fi 6対応です。

特筆すべきは、全キー同時押しに対応するメカニカルキーボードを採用している点で、ノートPCへの搭載が難しかったメカニカルスイッチを 標準的な15.6型の本体サイズで実現しているモデルは他社にはなかなかありません。

93.48Whの大容量バッテリーを内蔵している点も他社の類似モデルよりも優れている点で、 従来製品よりも約79%長い、約10時間の動作が可能になっています。

G-Tune H5の詳細

RTX 3070 性能 /おすすめ機種Best3

1位:ZOTAC Twin Edge OC

RTX 3070で一番おすすめなのが、コンパクトかつ最安値な「ZOTAC Twin Edge OC」です。

小型なので物理的な互換性に優れ、アップグレード用にも使いやすく、冷却性能も優秀です。

価格もRTX 3070搭載モデルの正規価格としては最安値に位置するグラボ(= Twin Edgeが約6.9万円 / OC版が約7.0万円)です。

あまり値段の高いRTX 3070を選ぼうとすると、上位のRTX 3080が視野に入ってしまうので、6.9~7.4万円で買えるのであれば、RTX 3070の中でも最適のグラボと言えるでしょう。

2位:玄人志向 GALAKURO GG-RTX 3070-E8GB/TP

正規価格が7.2万円でスペックは100%定格準拠ですが、トリプルファン + 1-Clip Boosterという小型のファンを取り付け可能。

冷却性能が非常に強力です。

国内3年保証が付いているのもGALAKUROの大きなメリットです。

3位:GIGABYTE AORUS RTX 3070 MASTER

GIGABYTE独自のインターフェースRGB Fusion2.0を搭載しており、グラボやマウスなどRGB Fusion2.0に対応している製品のライティングをカスタマイズすることができるグラボです。

また、LCD Edge Viewによって、小さいな四角いモニターからグラボの状態やカスタムGIFなどを映し出すことができます。

RTX 3070 性能 /まとめ

RTX 3070の短所

  • 最高設定のレイトレには耐えられない
  • VRAMが足を引っ張るシーンあり
  • NVLink SLIは物理的にサポートしない
  • 4Kを最高環境で遊ぶには性能が足りない事がある
  • RTX 3060 Tiとの性能差があまりない

RTX 3070で目立った弱点は、一部の4Kゲーミング(特に高画質なレイトレ)とクリエイティブタスクにおいて、容量8 GBのVRAMが足を引っ張っていることです。

スペックと性能的にRTX 2080 Tiと互角レベルのパフォーマンスを期待できそうなシーンで、なぜかガクンッとRTX 2080 Tiに引き離されてしまいます。

VRAM使用量を毎度8000 MBカツカツまで使い切っており、VRAM容量の不足がボトルネックになる事が多いです。

また、RTX 3060 Tiと性能的に近い事も、購入を迷う要因になります。

もちろんRTX 3070のほうが性能は上ですが、同じグラボメモリが8GBですし、画質やFPS値を考慮するとRTX 3060 Tiで十分なケースが多く、RTX 3070とRTX 3060 Tiとの違いによるメリットが見えにくいです。

今後RTX 3060 Tiが安くなり価格差が大きくなるようであれば、RTX 3070のコスパが悪くなる可能性が高いです。

逆に、価格差が少ないうちはRTX 3070のほうがお買い得なケースがでてきますので、価格に応じてRTX 3060 TiとRTX 3070、どちらを購入するか検討することがおすすめです。

RTX 3070の長所

  • フルHDで200 fps以上が可能
  • WQHDゲーミングは軽く100 fps以上
  • 低予算で240 Hzや4K60 Hzが可能
  • フレームレートを底上げする「DLSS」
  • 2080 Super以上のクリエイティブ性能
  • トップクラスのワットパフォーマンス
  • コスパ最高(RTX 2080 Tiの半額)
  • シェーダー数は5888コア(2070 Superの2.3倍)
  • 高性能化した「レイトレ」と「DLSS」

RTX 3070は適正な価格で購入できれば、コスパ最高のハイエンドグラボと言えるでしょう。

7万円台で、かつて最低でも13.5万円は必要だったRTX 2080 Tiに迫るゲーム性能を提供します。

性能だけでなく消費電力も大幅に減って、ワットパフォーマンスはRTX 2080 Ti比較で3割も改善しており、クリエイティブ性能はレンダリングが特に強力で、5888コアのパワーでRTX 2080 Tiを超えています。

GeForce RTX 3070はどんな人におすすめ?

  • 初めて4Kゲーミングに挑戦したい人

GeForce RTX 3070は、4Kゲーミング入門機としては丁度よい性能を持っているグラボと言えます。

60fpsでよければ重量級ゲームでも4Kゲーミングができますし、何より最新のDLSS対応のゲームタイトルとの相性は抜群です。

あくまで適正価格で購入できた場合ですが、初めて4Kゲーミングに挑戦したい人にとっては手が出しやすいです。

少なくとも、4K上級者向けのRTX 3080との価格差は大きいので、予算をおさえつつ4Kにて遊びたい!というユーザーには選択肢として入るでしょう。

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