rx570 性能
- rx570 性能 /仕様
- rx570 性能 /テスト環境
- rx570 性能 /ゲームベンチマーク
- フォートナイト
- モンスターハンターワールド
- Apex Legends
- FarCry5 New Dawn
- Assassin’s Creed Odyssey
- The Division2(DirectX11)
- Shadow of Tomb Raider
- DevilMayCry5
- Anthem
- FinalFantasy XV
- FF14 紅蓮の解放者
- ドラゴンクエストX
- ファンタシースターオンライン2 設定6
- PUBG(PlayerUnknown’s Battlegrounds)
- レインボーシックスシージ
- CS:GO
- Battlefield V
- SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
- ストリートファイターV
- DEAD OR ALIVE 6
- League of Legends
- Rocket League
- 黒い砂漠
- Call of Duty : Black Ops IV
- Overwatch
- DOOM
- Grand Theft Auto V
- NieR : Automata
- Rise of the Tomb Raider
- Witcher 3
- rx570 性能 /3DMark
- rx570 性能 /VRMark
- rx570 性能 /熱と消費電力
- rx570 性能 /おすすめメーカーBest3
- rx570 性能 /まとめ
rx570 性能 /仕様
最新世代のNaviも登場し、いよいよRadeonも新機軸へ飛躍していくのかと思いきや、相変わらず旧世代の「RX 570」が人気です。
マイニング特需によって一旦値上がりし、当時のゲーマーの選択肢から外れてしまった「AMD Radeon RX 570」ですが、、マイニングブームの終焉とともに市場に溢れるようになるとコストパフォーマンスの高いGPUとしてゲーマー達から改めて注目を集めるようになりました。
特にここ最近は、2万円を割って1?1.5万台になるなど、異様なほど安価な「Radeon RX 570」ですが、1.8万なら、GTX 1050 Tiと2~3000円しか差が無いので、RX 570は「1050 Tiキラー」と呼べる神コスパグラボと言ってもいいでしょう。
値下がりしたミドルレンジは、果たして2020年のゲーマーのミドルレンジグラフィックボード選択肢になりうるのか?最近人気のゲームでどこまで性能を発揮できるのか?見ていきます。
今回はRX 570をGTX1650~1660シリーズや競合GTX1060、最新RadeonのRX590,RX5500など最新GPUも交えて比較レビューしていきたいと思いますが、特に最新世代のRX5500XT、NvidiaのGTX1650系との比較に注目です。
Polaris10からの微増クロックアップとなるPolaris20!
RX500シリーズは前世代RX400シリーズから基本的にクロックを微増したほぼリネームといって良いAMDの最新GPUです。
Polaris20のフルスペック版である「Radeon RX 580」からシェーダー・演算ユニットがカットされ、クロックも少しセーブされたGPUが「Radeon RX 570」となっています。
最新GPUと比較すると、やや消費電力面で遅れを取っているものの、ビデオメモリ容量はGTX1060の6GB、GTX1650の4GBに比べて、RX 570は4GB/8GBとアドバンテージがあります。
スペック
項目 | RX5500XT 8G | RX5500XT 4G | RX580 8G | RX 570 8G | GTX 1660 SUPER | GTX 1650 SUPER | GTX 1050 Ti | GTX 1050 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プロセッサ数 | 1408 | 1408 | 2304 | 2048 | 1408 | 1280 | 768 | 640 |
ベースクロック | 1670MHz | 1670MHz | 1257MHz | 1168MHz | 1530MHz | 1530MHz | 1290MHz | 1354MHz |
ブーストクロック | 1845MHz | 1845MHz | 1340MHz | 1244MHz | 1785MHz | 1725MHz | 1392MHz | 1455MHz |
メモリスピード | 14Gbps | 14Gbps | 8Gbps | 7Gbps | 14Gbps | 12Gbps | 7Gbps | 7Gbps |
メモリ量 | 8GB GDDR6 | 4GB GDDR6 | 8GB GDDR5 | 8GB GDDR5 | 6GB GDDR6 | 4GB GDDR6 | 4GB GDDR5 | 2,4GB GDDR5 |
メモリ帯域 | 224GB/s | 224GB/s | 256GB/s | 224GB/s | 336GB/s | 192GB/s | 112GB/s | 112GB/s |
TDP | 130 W | 130 W | 185 W | 150 W | 120W | 100W | 75W | 75W |
電源コネクタ | 8pin × 1 | 8pin × 1 | 8pin × 1 | 8pin × 1 | 8pin × 1 | 不要 | 不要 | 不要 |
小売価格 | 約24,725円~ | 約20,000円~ | 約19,200円~ | 約17,000円~ | 約24,800円~ | 約19,800円~ | 約11,970円~ | 約11,880円~ |
RX 570 8GBは旧世代で、最新世代ですとRX5500XT 4G/8Gあたりが近い存在です。
ライバルとなるNvidiaだと性能的に近いGTX1660/1650(SUPER)あたりでしょう。
特記すべきはVRAM(グラフィックスメモリ)の量とメモリ帯域です。
昨今のゲームではVRAM利用量が多く、またデータ量の多さからメモリ帯域も重要になってきていますが、RX 570はDirectX 12向けというだけあり、旧世代ながら最新世代にも負けないスペックです。
ビデオメモリ4GBの影響としては、60フレームをターゲットにした場合は、4GBというVRAM容量も大きなボトルネックにはならないので、フルHD60フレームターゲットという設定において、極端な設定を用いない限りは十分なメモリ容量と捉えて良えるでしょう。
ただし、旧世代のGDDR5採用なので、メモリスピードは遅くなっている点は注意です。
また、消費電力と発熱は多めになっており、正直ワットパフォーマンスは測るまでもなくNvidiaが上ですが、やはり消費電力が多いので熱を持ちやすいので、小型マシンで組む場合はネックになってしまいます。
あと、そもそもRX 570はiMacに使われているグラボの系統の物なので、汎用性が非常に高く、NVIDIA製ほどの性能はないですがクリエイター系のソフトとの相性は抜群に良いです。
ゲーム系ではフルHDサイズでは普通に動きますし、それより上のサイズだと少しカクつきます。
RX 570と470の性能比較
RX 570、RX 470両方共、実際に使った感覚は大差がないです。
安くなっている物を買えば大丈夫ですが、できれば8Gの物を選ぶと汎用性が高いです。
RX 570とGTX1050Tiの性能比較
RX 570のライバルGPUとしてよく話題になるのが、希望小売価格で30ドル安いGTX 1050 Tiです。
1050 TiはNVIDIA史上もっとも出来が良いと評されている「Pascal」世代のローエンドGPUですが、RX 570と比較して、チップ面積は半分くらいしか無い、とても小さなGPUである事が特徴です。
スペックも理論性能もGTX 1050 TiよりもRX 570が強い!
単純比較は出来ないですが、傾向としてはグラボのコア数(AMDはストリームプロセッサ、NVIDIAはCUDA)が多いほど、ゲームで高いフレームレートを叩き出しやすくなります。
つまり、768コアしか無いGTX 1050 Tiに対して、RX 570は約2.7倍の2048コアを持っているので、RX 570が圧倒的に性能が良いです。
グラボの計算速度を示す理論性能も、GTX 1050 Tiは2.1 テラフロップスしか無いのに、RX 570は5.1 テラフロップスもあります。
ただ、AMD製は実際は理論性能ほどのゲーミング性能が出ない傾向があるので注意です。
RX 570とGTX1060の性能比較
RX 570のコスパや性能は、結論から言うと旧GTX1060相当に値します。
少しだけGTX1060の方が性能が高いですが、ソフトによってはRX 570の方がベンチが上だったりもします。
全体的には少々GTX1060の方が上ですが、コスト的にはGTX1060の方が一万円くらい高かったので、この程度の差ならRX 570を入れた方が安く作れます。
更に言うと、ゲームのヘビーユーザーなら、やはりGTX1060の後継機GTX1660が一番コスパが良いです。
RX 570とGTX970の性能比較
「Radeon RX 570」の実ゲーミングにおけるGPU性能はGTX970とほぼ同等クラスとなっており、フルHDで60フレームをターゲットにしたゲームプレイであれば十分な性能を持っています。
最新の負荷が高いタイトルの場合は最高画質で完全な60フレームは厳しいですが、大きく品質を損なわない程度に画質オプションを調整する事で、60フレーム以上安定も不可能ではありません。
PS3,Xbox360世代のゲームなら4Kモニタや高リフレッシュレートのゲーミングモニタを持ちいたプレイも視野に入ってきますが、この世代のゲームはSteamでもセール対象になりやすいです。
当時は遊べない品質のグラフィックでゲームを安価に楽しむといった事も可能です。
価格
RX 570は、価格においても、Nvidia系や新Navi世代より安い傾向にあるのも魅力でしょう。
特に安価帯で自作PCを構成するなら、コスパではRX 570は定番です。
iMacに採用されているかなり信頼性が高いグラボですし、フルHDくらいまでならゲームでもそこまで不便なく使える性能で1~1.5万円はかなりコスパが高く、安価帯では最高のグラボと言えるでしょう。
これより上のシリーズになってくるとRX 580を入れるなら、GTX1660と同じくらいの性能になるので、価格的にも断然新型のGTX1660を入れた方がコスパが上がりますし、2万円台くらいになってくると、NVIDIAのグラボが強すぎるので、RXシリーズはRX 570、RX 470までにしておいた方が無難です。
つまり、「安くてそこそこ良いコスパの構成でカスタマイズしたい人向けのグラボ」であると言えますね。
マイニング特需による価格の高騰してから特価品となったグラボ
1年かけてRX470が2万円を切る価格まで下落し、RX 570は、RX470の在庫がなくなり次第、RadeonのミドルレンジGPUの主流となると思われました。
しかし、マイニングによるGPU特需が発生してRX580、RX 570の価格は一気に上昇し、店頭の在庫も消えていきました。
そして、国内特需が一段落したあとはマイニングで利用されたGPUが大量放出されており、逆に価格が暴落。
新品から中古市場でも流通量が多く特価品も多く、逆に安価なRX 570~RX590の流通量に引っ張られて、最新GPUが展開しづらい状況になっています。
RX 570はそもそもの販売原価も安い
RX 570は国内では発売当初2.5~2.8万円くらい販売されており、GTX 1060 3GBが価格的に競合するグラボでしたが、そもそも販売元のAMDのMSRP(希望小売価格)はたったの169ドルです。
169ドルということは、GTX 1050 TiとGTX 1060の中間くらいを狙っている感じだったのですが、残念なことに日本のAMD代理店はマージンの載せ方が大きいため、残念な立ち位置になってしまっていた経緯があります。
マイニング特需の後はようやく「適正価格」に戻っているようで、価格コムの最安Top5を平均すると「19744円」、対するGTX 1050 Tiは「16702円」で、3000円ほど安いです。
MSRPが30ドル安いので、こちらはほぼ適正価格といっていいので、3000円追加で出してRX 570を取る価値があるかが購入の判断基準になると言えるでしょう。
rx570 性能 /テスト環境
用意したグラボ
SAPPHIRE社の短尺のショートサイズ グラフィックボード、「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5」を使ってベンチマークを計測しました。
通常のグラフィクボードよりカード長が短く、mini-ITXサイズのPCケースでも無理なく収まる点が特徴です。
- インターフェース形状:PCI Express(3.0) x16
- コアクロック:ブースト1,244MHz
- メモリクロック:7,000MHz
- ビデオメモリ:GDDR5 4GB 256bit
- 映像出力:HDMI2.0b/DisplayPort 1.4/DL-DVI-D
- 補助電源コネクタ:6ピン×1
- 専有PCIスロット:2スロット
シングルファン設計でアイドル時にファンを停止させるセミファンレス「Intelligent Fan Control 3」機能を備えています。
動画視聴の用途も多いRadeonだけに低負荷時は高い静音性が期待できます。
実測してみるとスペック値どおり17cmに収まっており、Metisなど収納カード長が厳しいPCケースでも無理なく収納できそうです。
PCブラケット外部は約1cm飛びてていますが、この程度であれば補助電源を挿す事を想定したPCケースであれば干渉の心配はないと考えていいでしょう。
側面にはメーカーロゴが配置されているがLEDで光るという事はないです
補助電源は6ピン×1に収まっており、RX580の6ピン×2(又は8ピン×1+6ピン×1)ほど消費電力が激しくなってない事が見た目からも分かります。
映像端子は、HDM2.0bとDisplayport1.4に対応しています。
バックプレートはミドルレンジクラスという事で存在せず、基盤パターンは後方まで埋まっています。
PCIの専有枠は2スロット内に収まっているものの、ギリギリいっぱいなので、エアフローを踏まえると直下のスロットは空けておくしかないです。
rx570 性能 /ゲームベンチマーク
フォートナイト
グラフィックボード | 最高画質 | 高画質 | 中画質 | 低画質 |
---|---|---|---|---|
GTX 1050 Ti 4G | 45 fps | 62 fps | 100 fps | 183 fps |
RX 570 | 68 | 92 | 217 | 303 |
GTX 1650 | 69 fps | 98 fps | 211 fps | 250 fps |
GTX 1650 SUPER | 93 fps | 119 fps | 218 fps | 254 fps |
GTX 1660 | 101 fps | 124 fps | 220 fps | 269 fps |
GTX 1660 SUPER | 116 fps | 140 fps | 232 fps | 295 fps |
GTX 1660 Ti | 120 fps | 146 fps | 235 fps | 311 fps |
フルHD環境のDirectX 11で計測したところ、思ったよりFPS値が伸びなかった印象です。
GTX1650 SUPERに低中領域では勝っているものの、高画質領域では、最大30fpsほど差が付いています。
やはりGDDR5のせいで、テクスチャが重くなるとバススピードの影響が大きいのかもしれません。
RX5500XT 4Gに対しても高負荷領域で大差で負けていますが、「快適にゲームができるか?」という観点では、特に問題なくフォートナイトを遊べると考えて良いです。
高FPSを狙うゲーミングモニター利用も可能です。
モンスターハンターワールド
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
GTX1650 SUPER | 63 fps |
RX 580 | 51 fps |
RX5500XT 4G | 49 fps |
GTX 1060 6GB | 46 fps |
RX 570 | 42 fps |
GTX 1650 | 36 fps |
GTX 1050 Ti | 26 fps |
1920 x 1080 / 高設定で測定。
MHWでも思ったより数値が伸びておらず、GTX1650 SUPERには全画質領域で負けており、最大で約30fpsほど負ける結果に。
場合によってはGTX1650と大分僅差になりますが、RX5500XT 4Gとは同等に近い結果です。
低~中画質ぐらいなら快適にプレイできる感じです。
Apex Legends
グラフィックボード | fps値(フルHD・中) | fps値(フルHD・最高) | fps値(WQHD・最高) | fps値(4K・最高) |
---|---|---|---|---|
RTX 2060 Super | 189 fps | 150 fps | 112 fps | 61 fps |
GTX 1660 Ti | 142 fps | 113 fps | 80 fps | 42 fps |
GTX 1660 SUPER | 134 fps | 105 fps | 75 fps | 33 fps |
GTX 1660 | 121 fps | 95 fps | 66 fps | 35 fps |
GTX 1650 SUPER | 118 fps | 86 fps | 60 fps | 31 fps |
GTX 1060 6GB | 85 fps | 70 fps | 47 fps | 25 fps |
GTX 970 | 102 fps | 84 fps | 56 fps | 30 fps |
GTX 1650 | 80 fps | 62 fps | 42 fps | 23 fps |
GTX 1050 Ti 4G | 71 fps | 55 fps | 38 fps | 20 fps |
GTX 1050 2G | 52 fps | 47 fps | 33 fps | 17 fps |
RX 570 | 102 fps | 71 fps | 50 fps | 29 fps |
Apexは高画質領域ではVRAM利用量が大きく、8GBのRX 570には適したゲームと言われていますが、GTX1650 SUPER、RX5500XT 4Gに負けています。
特に高画質になるほど差が大きくなっており、GTX1650 SUPERには最大で約40fps、RX5500XT 4Gには約30fpsほど差がつきます。
やはりGDDR5の影響は結構でかいですね。
FarCry5 New Dawn
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
GTX 1660 Ti | 89 fps |
RX 570 | 80 fps | GTX 1660 | 80fps |
GTX 1650 | 55fps |
GTX 1060 6GB | 70fps |
GTX 1050 Ti | 43fps |
GTX 1050 | 35fps |
FarCry5の続編として登場した重量級のゲームを最高設定で測定。
このゲームにおいてはGTX1060よりも良いパフォーマンスを発揮、GTX1660に並ぶ結果に。
最近のUBIソフトはAMD寄りに作られている事も起因していると思われます。
Assassin’s Creed Odyssey
グラフィックボード | fps値(フルHD・標準設定) | fps値(フルHD・最高設定) |
---|---|---|
GTX 1660 Ti | 93 fps | 57 fps |
GTX 1660 Super | 90 fps | 53 fps |
GTX 1660 | 81 fps | 46 fps |
GTX 1650 SUPER | 80 fps | 39 fps |
GTX 1060 6GB | 70 fps | 44 fps |
RX 570 | 64 fps | 53 fps |
GTX 1650 | 64 fps | 33 fps |
GTX 970 | 57 fps | 30 fps |
GTX 1050 Ti 4G | 49 fps | 40 fps |
GTX 1050 2G | 48 fps | 40 fps |
GTX 960 | 40 fps | – |
フルHDベンチマークで標準~高画質まで測定。
アサシンクリードオデッセイもUBIソフトの重量級ゲームですが、このゲームはGPUだけでなくCPU性能も試されるゲームです。
測定の結果、スコアはGTX1060のほうが上の結果となりました。
ゲームによってRX系が強いのと弱いのが分かれているのですが、こちらのゲームはGTXのほうが強いということですね。
ただ、高画質になると差がなくなってきており、これはグラフィックメモリの多さが起因しているからです。
The Division2(DirectX11)
グラフィックボード | 低画質 | 中画質 | 高画質 | ウルトラ |
---|---|---|---|---|
GTX 1050 2G | 82 fps | 45 fps | 32 fps | – |
GTX 1650 4G | 126 fps | 71 fps | 55 fps | 39 fps |
GTX 1650 Super | 158 fps | 97 fps | 76 fps | 55 fps |
GTX 1050 Ti 4G | 96 fps | 52 fps | 40 fps | 27 fps |
GTX 1060 6G | 144 fps | 85 fps | 65 fps | 46 fps |
RX 570 | 133 fps | 83 fps | 62 fps | 43 fps |
ディビジョン2はDirectX11と12が切り替えられるのが特徴ですが、12の方がグラフィックスがキレイになる分負荷が大きくなります。
フルHD高画質設定でもDirectX11だと平均65fps前後を維持できており、問題なく快適に遊べます。
DirectX11の場合はGTX1060に若干負けていますが、DirectX12になるとRX 570が逆転して上になっています。
Radeon系はDirectX12に強い傾向があって、最近はShadow of The Tomb RaiderやこのあとのDevilMayCry5など、DirectX12を採用するゲームも増えてきたので、将来性も考えるとRX 570かなりお得ですね。
Shadow of Tomb Raider
グラフィックボード | 低画質 | 中画質 | 高画質 | 最高画質 |
---|---|---|---|---|
GTX 1650 super | 126 fps | 107 fps | 82 fps | 76 fps |
GTX 1650 4G | 93 fps | 77 fps | 57 fps | 53 fps |
GTX 1060 6G | 98 fps | 81 fps | 64 fps | 62 fps |
GTX 1050Ti 4G | 72 fps | 60 fps | 57 fps | 38 fps |
GTX 1050 2G | 66 fps | 53 fps | 52 fps | 35 fps |
RX 570 | 108 fps | 88 fps | 65 fps | 64 fps |
DirectX12ベースであるShadow of Tomb Raiderはレイトレーシング対応となっているゲームです。
フルHDベンチマークで低~最高画質まで測定したところ、GTX1060よりRX 570のほうが高い結果になりました。
DirectX12やグラフィックメモリ使用量が多いゲームが今後増えていくと考えると、RX 570のコスパの良さが際立ってきます。
DevilMayCry5
グラフィックボード | 低画質 | 中画質 | 高画質 |
---|---|---|---|
GTX 1050 2G | 66 fps | 54 fps | 49 fps |
GTX 1650 SUPER | 126 fps | 114 fps | 111 fps |
GTX 1650 4G | 106 fps | 84 fps | 77 fps |
GTX 1660 SUPER | 166 fps | 144 fps | 127 fps |
GTX 1050 Ti 4G | 77 fps | 65 fps | 59 fps |
GTX 1060 6G | 123 fps | 107 fps | 98 fps |
RX 5500XT 4G | 128 fps | 118 fps | 108 fps |
RX 5500XT 8G | 139 fps | 116 fps | 107 fps |
RX 570 | 125 fps | 105 fps | 98 fps |
フルHDベンチマークで低~高画質まで測定。
コンフィグにてDirectX11と12ベース選べるゲームですが、デフォルトは12ベースになっています。
また、このゲームは通常のゲームプレイは非常に軽く作られているのですが、ちょくちょく入るストーリーの差込が高負荷でfpsが低下します。
GTX1060と比べると、基本的には若干GTX1060に負けていますが、高負荷になると並びます。
グラフィックメモリの使用量が増えたことが原因と考えられ、やはり8GBの恩恵はが大きい事が分かります。
Anthem
グラフィックボード | fps値(フルHD低画質) |
---|---|
GTX 1660 Ti | 93 fps |
GTX 1660 | 85 fps |
GTX 1650 | 61 fps |
GTX 1060 6GB | 76 fps |
RX 570 8G | 75 fps |
GTX 1050 Ti | 49 fps |
GTX 1050 | 39 fps |
AnthemはDLSS対応なのでNvidia寄りのゲームですが、とにかく重くて、快適に遊ぶにはそれなりのグラボが必要です。
エントリークラスだと高画質でプレイするのは厳しいので、中・低画質で測定しましたところ、GTX1060とかなり肉薄した結果となりました。
低画質は平均75fpsは確保しているので快適に遊べますが、中画質になると60fpsを微妙に下回りますが、結構厳しいです。
FinalFantasy XV
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
GTX 1060 6GB | 52 fps | 19 fps |
RX 570 | 38 fps | 15 fps |
GTX 1650 | 38 fps | 15 fps |
GTX 1050 Ti | 28 fps | 11 fps |
スクウェア・エニックスの看板タイトルとなるFF15のベンチマークでは、RX 570はGTX1650に及ばず、GTX1060との差も大きいです。
Geforceの最適化が強いタイトルなので、全体的にRadeon勢のスコアの伸びが悪い結果となります。
4Kでも傾向は変わらず、最新Radeon勢はドライバの成熟度の問題もあるのかスコアにバラツキが出てきます。
RX 570はGTX1650を上回っているものの、このクラスでのゲーミングは難しいです。
FF14 紅蓮の解放者
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RTX2080 Ti | 200 fps |
RTX2080 SUPER | 194 fps |
RTX2080 | 192 fps |
GTX 1080 Ti | 192 fps |
RTX 2070 | 177 fps |
GTX 1080 | 177 fps |
GTX 1070 | 160 fps |
GTX 980 Ti | 150 fps |
GTX 1060 6GB | 126 fps |
GTX 980 | 124 fps |
GTX 1060 3GB | 119 fps |
GTX 970 | 118 fps |
RX 580 | 113 fps |
RX 570 | 93 fps |
GTX 1050 Ti | 78 fps |
GTX 960 | 72 fps |
GTX 660 | 70 fps |
NVIDIA Geforceに有利なファイナルファンタジー14ベンチマークでは、RX 570はギリギリ100fpsに届かないものの、CPU、メモリ、OC具合ではGeforce系に匹敵します。
ベンチマークを見る限りでは、FF14は素直にNVIDIAを選んだ方が良さそうに見えますが、フルHDであればRadeonのRX 570のGPU性能で十分快適にプレイできます。
ドラゴンクエストX
グラフィックボード | fps値(4K) |
---|---|
RTX 2070 | 210 fps |
GTX 1080 | 191 fps |
RTX 2060 | 181 fps |
Radeon Vega 64 | 198 fps |
GTX 970 | 127 fps |
GTX 960 | 86 fps |
GTX 660 | 67 fps |
RX 570 | 112 fps |
GTX 1050 Ti | 81 fps |
フルHD環境ではスコアが飽和気味でGTX1050TIやRX560あたりからスコアが伸びなくなってきますので、どのグラボを選んでもあまり変わりません。
4K環境の場合、RX 570のGPU性能があれば4Kのプレイや、140Hzモニタなんどの高リフレッシュモニターを用いた快適なゲーミングが可能です。
ファンタシースターオンライン2 設定6
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RTX 2070 | 902 fps |
GTX 1080 | 850 fps |
RTX 2060 | 762 fps |
Radeon Vega 64 | 612 fps |
GTX 970 | 508 fps |
RX 570 | 287 fps |
GTX 1050 Ti | 232 fps |
GTX 960 | 212 fps |
GTX 660 | 104 fps |
RX 560 | 78 fps |
軽いゲームであるにも関わらず、Radeonと凄く相性が悪い事で有名なのがPSO2です。
GTX1060(6GB)と比較すると倍以上のスコア差がでています。
と言っても、PSOベンチマークはあくまで、本ゲームとの相性確認程度に捉えておけば十分で、RX 570クラスでも十分快適に遊べるスコアが出ます。
PUBG(PlayerUnknown’s Battlegrounds)
グラフィックボード | fps値(フルHD・中設定) | fps値(フルHD・ウルトラ設定) |
---|---|---|
RTX 2080 Ti | 183 fps | 164 fps |
RTX 2080 | 176 fps | 142 fps |
RTX 2070 | 166 fps | 126 fps |
RTX 2060 | 146 fps | 103 fps |
GTX 1080 Ti | 177 fps | 133 fps |
GTX 1070 Ti | 139 fps | 89 fps |
GTX 1070 | 126 fps | 81 fps |
GTX 1060 6GB | 90 fps | 59 fps |
GTX 1060 3GB | 87 fps | 56 fps |
GTX 970 3.5GB | 80 fps | 53 fps |
GTX 1050 Ti | 53 fps | 35 fps |
GTX 1050 2GB | 49 fps | 33 fps |
RX 590 | 92 fps | 64 fps |
RX 580 | 83 fps | 57 fps |
RX 570 | 74 fps | 53 fps |
Intel HD 630 | 9 fps | – |
PUBGは最高画質(ウルトラ)で60前後のフレームレートになります。
Apex Legendsほど素早い動きはないものの、RX 570だと中画質程度に落としたほうがスムーズに動かせます。
画質を優先するか、フレームレートを優先するか、プレイスタイルに合わせて決めましょう。
レインボーシックスシージ
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 110 fps |
GTX 1060 6GB | 95 fps |
RX 570 | 99 fps |
GTX 1650 | 82 fps |
GTX 1050 Ti | 58 fps |
レインボーシックスシージは少し古いゲームということもあり、最高画質のMAXで150前後のフレームレートを出せました。
ゲーミングモニターでプレイしても、非常に快適です。
CS:GO
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 267 fps |
GTX 1060 6GB | 260 fps |
RX 570 | 249 fps |
GTX 1650 | 181 fps |
GTX 1050 Ti | 182 fps |
CS:GOもグラフィック設定が軽めなので、最高画質でサクサク動かせます。
Battlefield V
グラフィックボード | fps値(フルHD) | fps値(4K) |
---|---|---|
RTX 2080 Ti | 165 fps | 83 fps |
RTX 2080 | 140 fps | 68 fps |
RTX 2070 | 117 fps | 56 fps |
RTX 2060 SUPER | 117 fps | 50 fps |
RTX 2060 | 100 fps | 44 fps |
RX 570 | 47 fps | 23 fps |
GTX 1050 Ti 4G | 40 fps | 17 fps |
GTX 960 | 21 fps | – |
バトルフィールド5はFPSゲームの中ではかなり重い部類なので、最高画質だと平均フレームレートは50を切ります。
シングルプレイならとくに問題ないものの、マルチプレイやバトルロイヤルモードで遊ぶなら、中画質程度に落とすことをおすすめします。
SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
GTX 1660 Ti | 60 fps | GTX 1660 | 60 fps |
GTX 1650 | 57 fps |
GTX 1060 6GB | 60 fps |
GTX 1050 Ti | 48 fps |
GTX 1050 | 38 fps |
RX 570 | 60 fps |
1920 x 1080 / 最高設定で測定。
SEKIROは軽いゲームなので、60べたつきで遊べました。
ゲームの仕様上、フレームレートが60以上に上がりませんので、RX 570でも十分ですね。
ストリートファイターV
グラフィックボード | fps値(フルHD最高画質) |
---|---|
GTX 1660 Ti | 60 fps |
GTX 1650 | 60 fps |
RX 570 | 60 fps |
ストリートファイターVは最高画質で上限の60fpsをキープできます。
DEAD OR ALIVE 6
グラフィックボード | fps値(フルHD最高画質) |
---|---|
GTX 1660 Ti | 60 fps |
GTX 1650 | 60 fps |
RX 570 | 60 fps |
DOA6も最高画質で60ベタ付きキープできます。
ただ、バトル前後のセクシーなムービーシーンなどはフレームレートが多少落ち込みます。
League of Legends
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
GTX 1660 Ti | 347 fps/td> |
GTX 1650 | 343 fps |
RX 570 | 324 fps |
League of Legendsはグラフィックがかなり軽いので、平均フレームレートは300を超えていきます。
Rocket League
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
GTX 1660 Ti | 233 fps |
GTX 1650 | 164 fps |
RX 570 | 185 fps |
Rocket Leagueもかなり軽いゲームなので、180前後のフレームレートを出せました。
黒い砂漠
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 50 fps |
GTX 1060 6GB | 60 fps |
RX 570 | 43 fps |
GTX 1650 | 47 fps |
GTX 1050 Ti | 34 fps |
1920 x 1080 / リマスター品質で測定。
黒い砂漠はリマスター品質だと40前後のフレームレートしか出せません。
カクつきが目立つので、スムーズに動かせる設定に変えましょう。
Call of Duty : Black Ops IV
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 107 fps |
GTX 1060 6GB | 89 fps |
RX 570 | 72 fps |
GTX 1650 | 73 fps |
GTX 1050 Ti | 51 fps |
1920 x 1080 / 最高設定で測定。
2018年に登場したAAA級のFPSタイトルとしては、もっとも売れたと言われる「CoD : BO4」は、マップ「SKIRMISH」で計測し、RX 570は平均72.2 fpsを記録しました。
GTX1650とほぼ同等の性能ですね。
Overwatch
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 108 fps |
GTX 1060 6GB | 123 fps |
RX 570 | 95 fps |
GTX 1650 | 82 fps |
GTX 1050 Ti | 72 fps |
1920 x 1080 / 最高設定で測定。
オーバーウォッチは割りと軽いゲームですが、エピック画質にするとちょっとだけ重くなります。
それでもRX 570は余裕の結果です。
DOOM
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 100 fps |
GTX 1060 6GB | 113 fps |
RX 570 | 96 fps |
GTX 1650 | 110 fps |
GTX 1050 Ti | 81 fps |
1920 x 1080 / 最高設定で測定。
DOOM(2016年版)は、意外とRadeonの伸びが悪いです。
DOOMにはVulkan APIが用意されているので、そちらを使う前提で制作されているのかもしれません。
Grand Theft Auto V
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 62 fps |
GTX 1060 6GB | 76 fps |
RX 570 | 57 fps |
GTX 1650 | 52 fps |
GTX 1050 Ti | 48 fps |
1920 x 1080 / 最高設定で測定。
GTA VはNVIDIAに最適化されているAAA級タイトルで有名です。
GTX1050Tiと比べると理論性能が2.7倍も高いのに、GTA Vでは17%しか性能差が出ていない。
NieR : Automata
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 47 fps |
GTX 1060 6GB | 51 fps |
RX 570 | 40 fps |
GTX 1650 | 41 fps |
GTX 1050 Ti | 30 fps |
1920 x 1080 / 最高設定で測定。
激重として知られるニーアオートマタでは、GTX 1050 Tiでたったの30 fps前後、RX 570でも40 fpsくらいしか出なかったです。
最高設定はミドルレンジ上位のグラボでプレイした方が良さそうですね。
Rise of the Tomb Raider
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 68 fps |
GTX 1060 6GB | 68 fps |
RX 570 | 60 fps |
GTX 1650 | 49 fps |
GTX 1050 Ti | 35 fps |
トゥームレイダーはRX 570が大きく伸びて、平均60 fpsに迫る結果になりました。
gtx1050Tiとの性能差は実に68%で圧倒的です。
Witcher 3
グラフィックボード | fps値(フルHD) |
---|---|
RX 580 | 52 fps |
GTX 1060 6GB | 50 fps |
RX 570 | 45 fps |
GTX 1650 | 40 fps |
GTX 1050 Ti | 30 fps |
Witcher 3はGTX 1050 Tiが30 fpsほどですが、RX 570は50%伸ばして平均45.1 fpsに届きます。
rx570 性能 /3DMark
3DMARK TimeSpy
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RX 5500 XT | 5146 | GTX 1650 SUPER | 5021 |
RX 580 | 4439 |
GTX 1060 6GB | 4343 |
RX 570 | 3883 |
GTX 1650 | 3761 |
GTX 1050 Ti | 2387 |
DirectX12のゲーム指標となる「TimeSpy」では、「RX 570」は最新のエントリーモデル「GTX1650」以上、「GTX1650 Super」未満の立ち位置です。
同世代のミドルレンジ「GTX1060 6GB」にはわずかに及ばなく、最新Radeonのエントリークラス「RX5500XT」との差も大きいです。
3DMARK Firestrike
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RX 580 | 15696 |
GTX 1060 6GB | 13643 |
RX 570 | 13722 |
RX 5500 XT | 12502 |
GTX 1650 SUPER | 11170 |
GTX 1650 | 8510 |
GTX 1050 Ti | 7808 |
DirectX11の指標となるFireStrikeではRX 570はPascal世代の同レンジGPUになるGTX1060と比較すると少しだけ劣る結果になりますが、GTX1650を圧倒しており、GTX1650 SUPERに迫ります。
現在の主流となるDirectX11でかつ本クラスのターゲット解像度であるフルHDで高いパフォーマンスを示している事から、実際のゲーミング性能の高さが伺えますね。
rx570 性能 /VRMark
VRMark Orange Room
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2070 | 10816 |
RTX 2060 SUPER | 9878 |
GTX 1080 Ti | 11241 |
GTX 1080 | 11100 |
RTX 2060 | 9878 |
Radeon Ⅶ | 10084 |
RX 5700 XT | 10019 |
RX 570 | 6211 |
RX 570はぎりぎりVRredyといったところで、負荷が極端に重くないたタイトルであれば設定を適切に施すことでVRを体験すること不可能ではなさそうです。
VRMark Blue Room
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2070 | 2761 |
RTX 2060 SUPER | 2723 |
GTX 1080 Ti | 3291 |
RTX 2060 | 2344 |
GTX 1080 | 2246 |
Radeon Ⅶ | 2635 |
RX 5700 XT | 2489 |
RX 570 | 986 |
高負荷のBlueRoomではGPU性能の差がスコアとなって現れており、上位のグラボと比較すると大きな差を付けられています。
内部解像度を上げるような高品質VR体験を求める場合はRX 570では荷が重そうですね。
SteamVR Perfomance Test
グラフィックボード | スコア |
---|---|
RTX 2060 | 11 |
GTX 1080 | 11 |
Radeon Ⅶ | 11 |
RX 5700 XT | 11 |
GTX 1060 6GB | 8.8 |
GTX 1060 3GB | 7.6 |
GTX 970 | 6.9 |
RX 570 | 6.5 |
SteamVRのVR性能指標となる「SteamVR Perfomance Test」では、忠実度は6以上でVRレディ判定となります。
GTX970は6.5となっており、十分VRがプレイできる判定となっています。
rx570 性能 /熱と消費電力
GPU温度
グラフィックボード | 温度 |
---|---|
RX 580 | 75 度 |
GTX 1060 6GB | 64 度 |
RX 570 | 67 度 |
GTX 1650 | 69 度 |
GTX 1050 Ti | 63 度 |
外気温26度の環境でFF14プレイ時にMSIAfterBurnerで測定しました。
RX 570はデュアルファン仕様にも関わらず、平均温度は67℃、最大で73℃に達しました。
ゲームをする上で特に問題ない温度ですが、夏場はファン回転数を追加しないと80℃を超えそうです。
消費電力
「BT-WATTCH1」を利用し、システム全体の消費電力がどの程度異なるかをチェックしてみました。
システム起動10分後の安定値を“アイドル時”、3DMarkの“Time Spyデモ”実行中のピーク値を“高負荷時”としています。
アイドル時の消費電力
グラフィックボード | 消費電力 |
---|---|
RTX 2060 SUPER | 46 W |
GTX 1080 Ti | 50 W |
GTX 1080 | 47 W |
RTX 2060 | 42 W |
GTX 1070 | 47 W |
GTX 1060 | 44 W |
GTX 970 | 51 W |
RX 580 | 54 W |
RX 570 | 46 W |
近年のグラフィックボードはアイドル時には電力を大きく消費しないですが、Pascal世代のGeforce GTX1000シリーズと比較すると、RX 570は少し高いです。
しかし、この程度であれば、CPUやハードディスクアクセスの方が遥かに大きいので、誤差の範囲に収まっていると見て良いでしょう。
高負荷時の消費電力
グラフィックボード | 消費電力 |
---|---|
RTX 2060 SUPER | 289 W |
GTX 1080 Ti | 350 W |
GTX 1080 | 287 W |
RTX 2060 | 395 W |
GTX 1070 | 243 W |
GTX 1060 | 198 W |
GTX 970 | 265 W |
RX 580 | 291 W |
RX 570 | 221 W |
クロックアップによる消費電力の増大が懸念されているRX500シリーズですが、「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI」が大きくクロックアップを施されてないモデルのためか、高い数値ではあるが、RX580と比較すると消費電力は低めにみえます。
また前世代のGTX970と比較しても消費電力面ではアドバンテージがある事も分かります。
ただ、RX 570より性能が高い同世代の競合製品 「GTX1060(6GB)」と比較すると50W以上高い数値となっており、無視できない差です。
クロックが更に高いモデルであれば、消費電力の差は更に広まる事が予想されます。
rx570 性能 /おすすめメーカーBest3
1位:【SAPPHIRE】SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5
2017年4月発売の当サイトの検証で使ったモデル。
2スロット占有で厚さ36mmなので2スロット規格に余裕で収まります。
全長が170mmでありMini ITXマザーボードの1辺の長さと同じ。
ブーストクロック1,244MHz、ファン×1、補助電源6ピン×1。
「RX 570 ITX」モデルと非常に似ており、違いはこちらはHDMI2.0b対応でメモリクロックは7,000MHzです。
2位:【ASUS】ROG-STRIX-RX 570-O4G-GAMING
2017年4月発売で2スロット占有(厚さ38mm)、全長241mmで9.5インチ以内のモデル。
ブーストクロック1,310MHzですが、これを超えるRX 570はSapphire製しかなく、信頼性で見ればASUSのほうが上なのでこのグラボもおすすめです。
ファン×2。補助電源8ピン×1です。
3位:【ASRock】Phantom Gaming X Radeon RX 570 8G OC
2018年4月発売のモデル。
公称2スロット占有(厚さ41.91mm)。2スロット占有を謳ってはいますが、バックプレート側とファン側に合計2mmほどサイズオーバーしているので干渉に注意が必要。
全長278.81mmで11インチ以内、ブーストクロック1,280MHz、ファン×2。8ピン×1です。
発売当初からかなり人気があり、今では国内で購入するのは困難です。
rx570 性能 /まとめ
同価格帯のGTXよりも圧倒的に性能が高い
Radeon RX 570のゲーミングにおけるGPU性能は概ね「Geforce GTX 970」に迫る性能で、旧世代のGeforceと比べると消費電力も製造プロセスの微細化で、少しアドバンテージもあります。
FPSゲームもカジュアルに楽しむなら十分ですし、SEKIROなどのアクションゲームや格闘ゲームは最高画質でサクサクプレイできます。
価格が大幅に下がったことで17000円以下と比較的買いやすくなっており、かつ最近の重めのゲームでもちゃんと遊べる点で、性能も申し分ありません。
DirectX12ベースで性能を生かせ、将来性がある!
DirectX 12ベースへの適応がすごく、VRAMが8GBであることもあわせ、今後のゲームトレンドにも十分対応できます。
20,000円以下のグラボの中では圧倒的なコスパ!
GTX 1050 Tiより3000円も割高でありながら、コストパフォーマンスは約15%も高く「コスパ」には文句のつけようがないです。
RX 570は現在15000円前後の範囲で入手可能なので、2万円以下のグラボとして最強の性能であり、価格的にぶつかるライバルも不在なので、良いポジションを取ってます。
GTX 1060 3GBが21000円くらいで攻めてくるならRX 570の立場は一気に苦しくなるりますが、今のところ2.6~2.7万円くらいなので競合はしないでしょう。
最新世代のGPUと比べると消費電力と発熱は高め!
気になるのはやはり消費電力で、小型のケースだとかなり熱を持ってしまいますし、最低限の熱対策はしておかないと、クロックが落ちて性能ダウンにもなってしまいます。
NVIDIAのGTX1650以降のGPUと比較すると消費電力という面では厳しい部分があるのも事実です。
レイトレやDLSS対応に未対応な点も注意!
NVIDIAのRTXシリーズに備わっているレイトレやDLSS対応が無いのも不安要素ではあります。
今後レイトレがトレンドになった場合は、対応できないので、そのあたりゲーム制作側がどう対応していくかで今後が決まるとおもいます。
とは言っても、Radeonには「Fuild Motion」や「Free Sync」テクノロジーなど、AMDだけでしか受けれない恩恵もありますし、「最高画質でゲームを動かせなくても問題ない」「とにかく安いグラフィックカードが欲しい」という方は、Radeon RX 570を選ぶ価値は充分にあります。