rx570 性能

rx570 性能 /仕様

最新世代のNaviも登場し、いよいよRadeonも新機軸へ飛躍していくのかと思いきや、相変わらず旧世代の「RX 570」が人気です。

マイニング特需によって一旦値上がりし、当時のゲーマーの選択肢から外れてしまった「AMD Radeon RX 570」ですが、、マイニングブームの終焉とともに市場に溢れるようになるとコストパフォーマンスの高いGPUとしてゲーマー達から改めて注目を集めるようになりました。

特にここ最近は、2万円を割って1?1.5万台になるなど、異様なほど安価な「Radeon RX 570」ですが、1.8万なら、GTX 1050 Tiと2~3000円しか差が無いので、RX 570は「1050 Tiキラー」と呼べる神コスパグラボと言ってもいいでしょう。

値下がりしたミドルレンジは、果たして2020年のゲーマーのミドルレンジグラフィックボード選択肢になりうるのか?最近人気のゲームでどこまで性能を発揮できるのか?見ていきます。

今回はRX 570をGTX1650~1660シリーズや競合GTX1060、最新RadeonのRX590,RX5500など最新GPUも交えて比較レビューしていきたいと思いますが、特に最新世代のRX5500XT、NvidiaのGTX1650系との比較に注目です。

Polaris10からの微増クロックアップとなるPolaris20!

RX500シリーズは前世代RX400シリーズから基本的にクロックを微増したほぼリネームといって良いAMDの最新GPUです。

Polaris20のフルスペック版である「Radeon RX 580」からシェーダー・演算ユニットがカットされ、クロックも少しセーブされたGPUが「Radeon RX 570」となっています。

最新GPUと比較すると、やや消費電力面で遅れを取っているものの、ビデオメモリ容量はGTX1060の6GB、GTX1650の4GBに比べて、RX 570は4GB/8GBとアドバンテージがあります。

スペック

項目 RX5500XT 8G RX5500XT 4G RX580 8G RX 570 8G GTX 1660 SUPER GTX 1650 SUPER GTX 1050 Ti GTX 1050
プロセッサ数 1408 1408 2304 2048 1408 1280 768 640
ベースクロック 1670MHz 1670MHz 1257MHz 1168MHz 1530MHz 1530MHz 1290MHz 1354MHz
ブーストクロック 1845MHz 1845MHz 1340MHz 1244MHz 1785MHz 1725MHz 1392MHz 1455MHz
メモリスピード 14Gbps 14Gbps 8Gbps 7Gbps 14Gbps 12Gbps 7Gbps 7Gbps
メモリ量 8GB GDDR6 4GB GDDR6 8GB GDDR5 8GB GDDR5 6GB GDDR6 4GB GDDR6 4GB GDDR5 2,4GB GDDR5
メモリ帯域 224GB/s 224GB/s 256GB/s 224GB/s 336GB/s 192GB/s 112GB/s 112GB/s
TDP 130 W 130 W 185 W 150 W 120W 100W 75W 75W
電源コネクタ 8pin × 1 8pin × 1 8pin × 1 8pin × 1 8pin × 1 不要 不要 不要
小売価格 約24,725円~ 約20,000円~ 約19,200円~ 約17,000円~ 約24,800円~ 約19,800円~ 約11,970円~ 約11,880円~

RX 570 8GBは旧世代で、最新世代ですとRX5500XT 4G/8Gあたりが近い存在です。

ライバルとなるNvidiaだと性能的に近いGTX1660/1650(SUPER)あたりでしょう。

特記すべきはVRAM(グラフィックスメモリ)の量とメモリ帯域です。

昨今のゲームではVRAM利用量が多く、またデータ量の多さからメモリ帯域も重要になってきていますが、RX 570はDirectX 12向けというだけあり、旧世代ながら最新世代にも負けないスペックです。

ビデオメモリ4GBの影響としては、60フレームをターゲットにした場合は、4GBというVRAM容量も大きなボトルネックにはならないので、フルHD60フレームターゲットという設定において、極端な設定を用いない限りは十分なメモリ容量と捉えて良えるでしょう。

ただし、旧世代のGDDR5採用なので、メモリスピードは遅くなっている点は注意です。

また、消費電力と発熱は多めになっており、正直ワットパフォーマンスは測るまでもなくNvidiaが上ですが、やはり消費電力が多いので熱を持ちやすいので、小型マシンで組む場合はネックになってしまいます。

あと、そもそもRX 570はiMacに使われているグラボの系統の物なので、汎用性が非常に高く、NVIDIA製ほどの性能はないですがクリエイター系のソフトとの相性は抜群に良いです。

ゲーム系ではフルHDサイズでは普通に動きますし、それより上のサイズだと少しカクつきます。

RX 570と470の性能比較

RX 570、RX 470両方共、実際に使った感覚は大差がないです。

安くなっている物を買えば大丈夫ですが、できれば8Gの物を選ぶと汎用性が高いです。

RX 570とGTX1050Tiの性能比較

RX 570のライバルGPUとしてよく話題になるのが、希望小売価格で30ドル安いGTX 1050 Tiです。

1050 TiはNVIDIA史上もっとも出来が良いと評されている「Pascal」世代のローエンドGPUですが、RX 570と比較して、チップ面積は半分くらいしか無い、とても小さなGPUである事が特徴です。

スペックも理論性能もGTX 1050 TiよりもRX 570が強い!

単純比較は出来ないですが、傾向としてはグラボのコア数(AMDはストリームプロセッサ、NVIDIAはCUDA)が多いほど、ゲームで高いフレームレートを叩き出しやすくなります。

つまり、768コアしか無いGTX 1050 Tiに対して、RX 570は約2.7倍の2048コアを持っているので、RX 570が圧倒的に性能が良いです。

グラボの計算速度を示す理論性能も、GTX 1050 Tiは2.1 テラフロップスしか無いのに、RX 570は5.1 テラフロップスもあります。

ただ、AMD製は実際は理論性能ほどのゲーミング性能が出ない傾向があるので注意です。

RX 570とGTX1060の性能比較

RX 570のコスパや性能は、結論から言うと旧GTX1060相当に値します。

少しだけGTX1060の方が性能が高いですが、ソフトによってはRX 570の方がベンチが上だったりもします。

全体的には少々GTX1060の方が上ですが、コスト的にはGTX1060の方が一万円くらい高かったので、この程度の差ならRX 570を入れた方が安く作れます。

更に言うと、ゲームのヘビーユーザーなら、やはりGTX1060の後継機GTX1660が一番コスパが良いです。

RX 570とGTX970の性能比較

「Radeon RX 570」の実ゲーミングにおけるGPU性能はGTX970とほぼ同等クラスとなっており、フルHDで60フレームをターゲットにしたゲームプレイであれば十分な性能を持っています。

最新の負荷が高いタイトルの場合は最高画質で完全な60フレームは厳しいですが、大きく品質を損なわない程度に画質オプションを調整する事で、60フレーム以上安定も不可能ではありません。

PS3,Xbox360世代のゲームなら4Kモニタや高リフレッシュレートのゲーミングモニタを持ちいたプレイも視野に入ってきますが、この世代のゲームはSteamでもセール対象になりやすいです。

当時は遊べない品質のグラフィックでゲームを安価に楽しむといった事も可能です。

価格

RX 570は、価格においても、Nvidia系や新Navi世代より安い傾向にあるのも魅力でしょう。

特に安価帯で自作PCを構成するなら、コスパではRX 570は定番です。

iMacに採用されているかなり信頼性が高いグラボですし、フルHDくらいまでならゲームでもそこまで不便なく使える性能で1~1.5万円はかなりコスパが高く、安価帯では最高のグラボと言えるでしょう。

これより上のシリーズになってくるとRX 580を入れるなら、GTX1660と同じくらいの性能になるので、価格的にも断然新型のGTX1660を入れた方がコスパが上がりますし、2万円台くらいになってくると、NVIDIAのグラボが強すぎるので、RXシリーズはRX 570、RX 470までにしておいた方が無難です。

つまり、「安くてそこそこ良いコスパの構成でカスタマイズしたい人向けのグラボ」であると言えますね。

マイニング特需による価格の高騰してから特価品となったグラボ

1年かけてRX470が2万円を切る価格まで下落し、RX 570は、RX470の在庫がなくなり次第、RadeonのミドルレンジGPUの主流となると思われました。

しかし、マイニングによるGPU特需が発生してRX580、RX 570の価格は一気に上昇し、店頭の在庫も消えていきました。

そして、国内特需が一段落したあとはマイニングで利用されたGPUが大量放出されており、逆に価格が暴落。

新品から中古市場でも流通量が多く特価品も多く、逆に安価なRX 570~RX590の流通量に引っ張られて、最新GPUが展開しづらい状況になっています。

RX 570はそもそもの販売原価も安い

RX 570は国内では発売当初2.5~2.8万円くらい販売されており、GTX 1060 3GBが価格的に競合するグラボでしたが、そもそも販売元のAMDのMSRP(希望小売価格)はたったの169ドルです。

169ドルということは、GTX 1050 TiとGTX 1060の中間くらいを狙っている感じだったのですが、残念なことに日本のAMD代理店はマージンの載せ方が大きいため、残念な立ち位置になってしまっていた経緯があります。

マイニング特需の後はようやく「適正価格」に戻っているようで、価格コムの最安Top5を平均すると「19744円」、対するGTX 1050 Tiは「16702円」で、3000円ほど安いです。

MSRPが30ドル安いので、こちらはほぼ適正価格といっていいので、3000円追加で出してRX 570を取る価値があるかが購入の判断基準になると言えるでしょう。

rx570 性能 /テスト環境

用意したグラボ

SAPPHIRE社の短尺のショートサイズ グラフィックボード、「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5」を使ってベンチマークを計測しました。

通常のグラフィクボードよりカード長が短く、mini-ITXサイズのPCケースでも無理なく収まる点が特徴です。

SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5の仕様
  • インターフェース形状:PCI Express(3.0) x16
  • コアクロック:ブースト1,244MHz
  • メモリクロック:7,000MHz
  • ビデオメモリ:GDDR5 4GB 256bit
  • 映像出力:HDMI2.0b/DisplayPort 1.4/DL-DVI-D
  • 補助電源コネクタ:6ピン×1
  • 専有PCIスロット:2スロット

シングルファン設計でアイドル時にファンを停止させるセミファンレス「Intelligent Fan Control 3」機能を備えています。

動画視聴の用途も多いRadeonだけに低負荷時は高い静音性が期待できます。

実測してみるとスペック値どおり17cmに収まっており、Metisなど収納カード長が厳しいPCケースでも無理なく収納できそうです。

PCブラケット外部は約1cm飛びてていますが、この程度であれば補助電源を挿す事を想定したPCケースであれば干渉の心配はないと考えていいでしょう。

側面にはメーカーロゴが配置されているがLEDで光るという事はないです

補助電源は6ピン×1に収まっており、RX580の6ピン×2(又は8ピン×1+6ピン×1)ほど消費電力が激しくなってない事が見た目からも分かります。

映像端子は、HDM2.0bとDisplayport1.4に対応しています。

バックプレートはミドルレンジクラスという事で存在せず、基盤パターンは後方まで埋まっています。

PCIの専有枠は2スロット内に収まっているものの、ギリギリいっぱいなので、エアフローを踏まえると直下のスロットは空けておくしかないです。

rx570 性能 /ゲームベンチマーク

フォートナイト

グラフィックボード 最高画質 高画質 中画質 低画質
GTX 1050 Ti 4G 45 fps 62 fps 100 fps 183 fps
RX 570 68 92 217 303
GTX 1650 69 fps 98 fps 211 fps 250 fps
GTX 1650 SUPER 93 fps 119 fps 218 fps 254 fps
GTX 1660 101 fps 124 fps 220 fps 269 fps
GTX 1660 SUPER 116 fps 140 fps 232 fps 295 fps
GTX 1660 Ti 120 fps 146 fps 235 fps 311 fps

フルHD環境のDirectX 11で計測したところ、思ったよりFPS値が伸びなかった印象です。

GTX1650 SUPERに低中領域では勝っているものの、高画質領域では、最大30fpsほど差が付いています。

やはりGDDR5のせいで、テクスチャが重くなるとバススピードの影響が大きいのかもしれません。

RX5500XT 4Gに対しても高負荷領域で大差で負けていますが、「快適にゲームができるか?」という観点では、特に問題なくフォートナイトを遊べると考えて良いです。

高FPSを狙うゲーミングモニター利用も可能です。

モンスターハンターワールド

グラフィックボード fps値(フルHD)
GTX1650 SUPER 63 fps
RX 580 51 fps
RX5500XT 4G 49 fps
GTX 1060 6GB 46 fps
RX 570 42 fps
GTX 1650 36 fps
GTX 1050 Ti 26 fps

1920 x 1080 / 高設定で測定。

MHWでも思ったより数値が伸びておらず、GTX1650 SUPERには全画質領域で負けており、最大で約30fpsほど負ける結果に。

場合によってはGTX1650と大分僅差になりますが、RX5500XT 4Gとは同等に近い結果です。

低~中画質ぐらいなら快適にプレイできる感じです。

Apex Legends

グラフィックボード fps値(フルHD・中) fps値(フルHD・最高) fps値(WQHD・最高) fps値(4K・最高)
RTX 2060 Super 189 fps 150 fps 112 fps 61 fps
GTX 1660 Ti 142 fps 113 fps 80 fps 42 fps
GTX 1660 SUPER 134 fps 105 fps 75 fps 33 fps
GTX 1660 121 fps 95 fps 66 fps 35 fps
GTX 1650 SUPER 118 fps 86 fps 60 fps 31 fps
GTX 1060 6GB 85 fps 70 fps 47 fps 25 fps
GTX 970 102 fps 84 fps 56 fps 30 fps
GTX 1650 80 fps 62 fps 42 fps 23 fps
GTX 1050 Ti 4G 71 fps 55 fps 38 fps 20 fps
GTX 1050 2G 52 fps 47 fps 33 fps 17 fps
RX 570 102 fps 71 fps 50 fps 29 fps

Apexは高画質領域ではVRAM利用量が大きく、8GBのRX 570には適したゲームと言われていますが、GTX1650 SUPER、RX5500XT 4Gに負けています。

特に高画質になるほど差が大きくなっており、GTX1650 SUPERには最大で約40fps、RX5500XT 4Gには約30fpsほど差がつきます。

やはりGDDR5の影響は結構でかいですね。

FarCry5 New Dawn

グラフィックボード fps値(フルHD)
GTX 1660 Ti 89 fps
RX 570 80 fps
GTX 1660 80fps
GTX 1650 55fps
GTX 1060 6GB 70fps
GTX 1050 Ti 43fps
GTX 1050 35fps

FarCry5の続編として登場した重量級のゲームを最高設定で測定。

このゲームにおいてはGTX1060よりも良いパフォーマンスを発揮、GTX1660に並ぶ結果に。

最近のUBIソフトはAMD寄りに作られている事も起因していると思われます。

Assassin’s Creed Odyssey

グラフィックボード fps値(フルHD・標準設定) fps値(フルHD・最高設定)
GTX 1660 Ti 93 fps 57 fps
GTX 1660 Super 90 fps 53 fps
GTX 1660 81 fps 46 fps
GTX 1650 SUPER 80 fps 39 fps
GTX 1060 6GB 70 fps 44 fps
RX 570 64 fps 53 fps
GTX 1650 64 fps 33 fps
GTX 970 57 fps 30 fps
GTX 1050 Ti 4G 49 fps 40 fps
GTX 1050 2G 48 fps 40 fps
GTX 960 40 fps

フルHDベンチマークで標準~高画質まで測定。

アサシンクリードオデッセイもUBIソフトの重量級ゲームですが、このゲームはGPUだけでなくCPU性能も試されるゲームです。

測定の結果、スコアはGTX1060のほうが上の結果となりました。

ゲームによってRX系が強いのと弱いのが分かれているのですが、こちらのゲームはGTXのほうが強いということですね。

ただ、高画質になると差がなくなってきており、これはグラフィックメモリの多さが起因しているからです。

The Division2(DirectX11)

グラフィックボード 低画質 中画質 高画質 ウルトラ
GTX 1050 2G 82 fps 45 fps 32 fps
GTX 1650 4G 126 fps 71 fps 55 fps 39 fps
GTX 1650 Super 158 fps 97 fps 76 fps 55 fps
GTX 1050 Ti 4G 96 fps 52 fps 40 fps 27 fps
GTX 1060 6G 144 fps 85 fps 65 fps 46 fps
RX 570 133 fps 83 fps 62 fps 43 fps

ディビジョン2はDirectX11と12が切り替えられるのが特徴ですが、12の方がグラフィックスがキレイになる分負荷が大きくなります。

フルHD高画質設定でもDirectX11だと平均65fps前後を維持できており、問題なく快適に遊べます。

DirectX11の場合はGTX1060に若干負けていますが、DirectX12になるとRX 570が逆転して上になっています。

Radeon系はDirectX12に強い傾向があって、最近はShadow of The Tomb RaiderやこのあとのDevilMayCry5など、DirectX12を採用するゲームも増えてきたので、将来性も考えるとRX 570かなりお得ですね。

Shadow of Tomb Raider

グラフィックボード 低画質 中画質 高画質 最高画質
GTX 1650 super 126 fps 107 fps 82 fps 76 fps
GTX 1650 4G 93 fps 77 fps 57 fps 53 fps
GTX 1060 6G 98 fps 81 fps 64 fps 62 fps
GTX 1050Ti 4G 72 fps 60 fps 57 fps 38 fps
GTX 1050 2G 66 fps 53 fps 52 fps 35 fps
RX 570 108 fps 88 fps 65 fps 64 fps

DirectX12ベースであるShadow of Tomb Raiderはレイトレーシング対応となっているゲームです。

フルHDベンチマークで低~最高画質まで測定したところ、GTX1060よりRX 570のほうが高い結果になりました。

DirectX12やグラフィックメモリ使用量が多いゲームが今後増えていくと考えると、RX 570のコスパの良さが際立ってきます。

DevilMayCry5

グラフィックボード 低画質 中画質 高画質
GTX 1050 2G 66 fps 54 fps 49 fps
GTX 1650 SUPER 126 fps 114 fps 111 fps
GTX 1650 4G 106 fps 84 fps 77 fps
GTX 1660 SUPER 166 fps 144 fps 127 fps
GTX 1050 Ti 4G 77 fps 65 fps 59 fps
GTX 1060 6G 123 fps 107 fps 98 fps
RX 5500XT 4G 128 fps 118 fps 108 fps
RX 5500XT 8G 139 fps 116 fps 107 fps
RX 570 125 fps 105 fps 98 fps

フルHDベンチマークで低~高画質まで測定。

コンフィグにてDirectX11と12ベース選べるゲームですが、デフォルトは12ベースになっています。

また、このゲームは通常のゲームプレイは非常に軽く作られているのですが、ちょくちょく入るストーリーの差込が高負荷でfpsが低下します。

GTX1060と比べると、基本的には若干GTX1060に負けていますが、高負荷になると並びます。

グラフィックメモリの使用量が増えたことが原因と考えられ、やはり8GBの恩恵はが大きい事が分かります。

Anthem

グラフィックボード fps値(フルHD低画質)
GTX 1660 Ti 93 fps
GTX 1660 85 fps
GTX 1650 61 fps
GTX 1060 6GB 76 fps
RX 570 8G 75 fps
GTX 1050 Ti 49 fps
GTX 1050 39 fps

AnthemはDLSS対応なのでNvidia寄りのゲームですが、とにかく重くて、快適に遊ぶにはそれなりのグラボが必要です。

エントリークラスだと高画質でプレイするのは厳しいので、中・低画質で測定しましたところ、GTX1060とかなり肉薄した結果となりました。

低画質は平均75fpsは確保しているので快適に遊べますが、中画質になると60fpsを微妙に下回りますが、結構厳しいです。

FinalFantasy XV

グラフィックボード fps値(フルHD) fps値(4K)
GTX 1060 6GB 52 fps 19 fps
RX 570 38 fps 15 fps
GTX 1650 38 fps 15 fps
GTX 1050 Ti 28 fps 11 fps

スクウェア・エニックスの看板タイトルとなるFF15のベンチマークでは、RX 570はGTX1650に及ばず、GTX1060との差も大きいです。

Geforceの最適化が強いタイトルなので、全体的にRadeon勢のスコアの伸びが悪い結果となります。

4Kでも傾向は変わらず、最新Radeon勢はドライバの成熟度の問題もあるのかスコアにバラツキが出てきます。

RX 570はGTX1650を上回っているものの、このクラスでのゲーミングは難しいです。

FF14 紅蓮の解放者

グラフィックボード fps値(フルHD)
RTX2080 Ti 200 fps
RTX2080 SUPER 194 fps
RTX2080 192 fps
GTX 1080 Ti 192 fps
RTX 2070 177 fps
GTX 1080 177 fps
GTX 1070 160 fps
GTX 980 Ti 150 fps
GTX 1060 6GB 126 fps
GTX 980 124 fps
GTX 1060 3GB 119 fps
GTX 970 118 fps
RX 580 113 fps
RX 570 93 fps
GTX 1050 Ti 78 fps
GTX 960 72 fps
GTX 660 70 fps

NVIDIA Geforceに有利なファイナルファンタジー14ベンチマークでは、RX 570はギリギリ100fpsに届かないものの、CPU、メモリ、OC具合ではGeforce系に匹敵します。

ベンチマークを見る限りでは、FF14は素直にNVIDIAを選んだ方が良さそうに見えますが、フルHDであればRadeonのRX 570のGPU性能で十分快適にプレイできます。

ドラゴンクエストX

グラフィックボード fps値(4K)
RTX 2070 210 fps
GTX 1080 191 fps
RTX 2060 181 fps
Radeon Vega 64 198 fps
GTX 970 127 fps
GTX 960 86 fps
GTX 660 67 fps
RX 570 112 fps
GTX 1050 Ti 81 fps

フルHD環境ではスコアが飽和気味でGTX1050TIやRX560あたりからスコアが伸びなくなってきますので、どのグラボを選んでもあまり変わりません。

4K環境の場合、RX 570のGPU性能があれば4Kのプレイや、140Hzモニタなんどの高リフレッシュモニターを用いた快適なゲーミングが可能です。

ファンタシースターオンライン2 設定6

グラフィックボード fps値(フルHD)
RTX 2070 902 fps
GTX 1080 850 fps
RTX 2060 762 fps
Radeon Vega 64 612 fps
GTX 970 508 fps
RX 570 287 fps
GTX 1050 Ti 232 fps
GTX 960 212 fps
GTX 660 104 fps
RX 560 78 fps

軽いゲームであるにも関わらず、Radeonと凄く相性が悪い事で有名なのがPSO2です。

GTX1060(6GB)と比較すると倍以上のスコア差がでています。

と言っても、PSOベンチマークはあくまで、本ゲームとの相性確認程度に捉えておけば十分で、RX 570クラスでも十分快適に遊べるスコアが出ます。

PUBG(PlayerUnknown’s Battlegrounds)

グラフィックボード fps値(フルHD・中設定) fps値(フルHD・ウルトラ設定)
RTX 2080 Ti 183 fps 164 fps
RTX 2080 176 fps 142 fps
RTX 2070 166 fps 126 fps
RTX 2060 146 fps 103 fps
GTX 1080 Ti 177 fps 133 fps
GTX 1070 Ti 139 fps 89 fps
GTX 1070 126 fps 81 fps
GTX 1060 6GB 90 fps 59 fps
GTX 1060 3GB 87 fps 56 fps
GTX 970 3.5GB 80 fps 53 fps
GTX 1050 Ti 53 fps 35 fps
GTX 1050 2GB 49 fps 33 fps
RX 590 92 fps 64 fps
RX 580 83 fps 57 fps
RX 570 74 fps 53 fps
Intel HD 630 9 fps

PUBGは最高画質(ウルトラ)で60前後のフレームレートになります。

Apex Legendsほど素早い動きはないものの、RX 570だと中画質程度に落としたほうがスムーズに動かせます。

画質を優先するか、フレームレートを優先するか、プレイスタイルに合わせて決めましょう。

レインボーシックスシージ

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 110 fps
GTX 1060 6GB 95 fps
RX 570 99 fps
GTX 1650 82 fps
GTX 1050 Ti 58 fps

レインボーシックスシージは少し古いゲームということもあり、最高画質のMAXで150前後のフレームレートを出せました。

ゲーミングモニターでプレイしても、非常に快適です。

CS:GO

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 267 fps
GTX 1060 6GB 260 fps
RX 570 249 fps
GTX 1650 181 fps
GTX 1050 Ti 182 fps

CS:GOもグラフィック設定が軽めなので、最高画質でサクサク動かせます。

Battlefield V

グラフィックボード fps値(フルHD) fps値(4K)
RTX 2080 Ti 165 fps 83 fps
RTX 2080 140 fps 68 fps
RTX 2070 117 fps 56 fps
RTX 2060 SUPER 117 fps 50 fps
RTX 2060 100 fps 44 fps
RX 570 47 fps 23 fps
GTX 1050 Ti 4G 40 fps 17 fps
GTX 960 21 fps

バトルフィールド5はFPSゲームの中ではかなり重い部類なので、最高画質だと平均フレームレートは50を切ります。

シングルプレイならとくに問題ないものの、マルチプレイやバトルロイヤルモードで遊ぶなら、中画質程度に落とすことをおすすめします。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

グラフィックボード fps値(フルHD)
GTX 1660 Ti 60 fps
GTX 1660 60 fps
GTX 1650 57 fps
GTX 1060 6GB 60 fps
GTX 1050 Ti 48 fps
GTX 1050 38 fps
RX 570 60 fps

1920 x 1080 / 最高設定で測定。

SEKIROは軽いゲームなので、60べたつきで遊べました。

ゲームの仕様上、フレームレートが60以上に上がりませんので、RX 570でも十分ですね。

ストリートファイターV

グラフィックボード fps値(フルHD最高画質)
GTX 1660 Ti 60 fps
GTX 1650 60 fps
RX 570 60 fps

ストリートファイターVは最高画質で上限の60fpsをキープできます。

DEAD OR ALIVE 6

グラフィックボード fps値(フルHD最高画質)
GTX 1660 Ti 60 fps
GTX 1650 60 fps
RX 570 60 fps

DOA6も最高画質で60ベタ付きキープできます。

ただ、バトル前後のセクシーなムービーシーンなどはフレームレートが多少落ち込みます。

League of Legends

グラフィックボード fps値(フルHD)
GTX 1660 Ti 347 fps/td>
GTX 1650 343 fps
RX 570 324 fps

League of Legendsはグラフィックがかなり軽いので、平均フレームレートは300を超えていきます。

Rocket League

グラフィックボード fps値(フルHD)
GTX 1660 Ti 233 fps
GTX 1650 164 fps
RX 570 185 fps

Rocket Leagueもかなり軽いゲームなので、180前後のフレームレートを出せました。

黒い砂漠

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 50 fps
GTX 1060 6GB 60 fps
RX 570 43 fps
GTX 1650 47 fps
GTX 1050 Ti 34 fps

1920 x 1080 / リマスター品質で測定。

黒い砂漠はリマスター品質だと40前後のフレームレートしか出せません。

カクつきが目立つので、スムーズに動かせる設定に変えましょう。

Call of Duty : Black Ops IV

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 107 fps
GTX 1060 6GB 89 fps
RX 570 72 fps
GTX 1650 73 fps
GTX 1050 Ti 51 fps

1920 x 1080 / 最高設定で測定。

2018年に登場したAAA級のFPSタイトルとしては、もっとも売れたと言われる「CoD : BO4」は、マップ「SKIRMISH」で計測し、RX 570は平均72.2 fpsを記録しました。

GTX1650とほぼ同等の性能ですね。

Overwatch

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 108 fps
GTX 1060 6GB 123 fps
RX 570 95 fps
GTX 1650 82 fps
GTX 1050 Ti 72 fps

1920 x 1080 / 最高設定で測定。

オーバーウォッチは割りと軽いゲームですが、エピック画質にするとちょっとだけ重くなります。

それでもRX 570は余裕の結果です。

DOOM

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 100 fps
GTX 1060 6GB 113 fps
RX 570 96 fps
GTX 1650 110 fps
GTX 1050 Ti 81 fps

1920 x 1080 / 最高設定で測定。

DOOM(2016年版)は、意外とRadeonの伸びが悪いです。

DOOMにはVulkan APIが用意されているので、そちらを使う前提で制作されているのかもしれません。

Grand Theft Auto V

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 62 fps
GTX 1060 6GB 76 fps
RX 570 57 fps
GTX 1650 52 fps
GTX 1050 Ti 48 fps

1920 x 1080 / 最高設定で測定。

GTA VはNVIDIAに最適化されているAAA級タイトルで有名です。

GTX1050Tiと比べると理論性能が2.7倍も高いのに、GTA Vでは17%しか性能差が出ていない。

NieR : Automata

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 47 fps
GTX 1060 6GB 51 fps
RX 570 40 fps
GTX 1650 41 fps
GTX 1050 Ti 30 fps

1920 x 1080 / 最高設定で測定。

激重として知られるニーアオートマタでは、GTX 1050 Tiでたったの30 fps前後、RX 570でも40 fpsくらいしか出なかったです。

最高設定はミドルレンジ上位のグラボでプレイした方が良さそうですね。

Rise of the Tomb Raider

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 68 fps
GTX 1060 6GB 68 fps
RX 570 60 fps
GTX 1650 49 fps
GTX 1050 Ti 35 fps

トゥームレイダーはRX 570が大きく伸びて、平均60 fpsに迫る結果になりました。

gtx1050Tiとの性能差は実に68%で圧倒的です。

Witcher 3

グラフィックボード fps値(フルHD)
RX 580 52 fps
GTX 1060 6GB 50 fps
RX 570 45 fps
GTX 1650 40 fps
GTX 1050 Ti 30 fps

Witcher 3はGTX 1050 Tiが30 fpsほどですが、RX 570は50%伸ばして平均45.1 fpsに届きます。

rx570 性能 /3DMark

3DMARK TimeSpy

グラフィックボード スコア
RX 5500 XT 5146
GTX 1650 SUPER 5021
RX 580 4439
GTX 1060 6GB 4343
RX 570 3883
GTX 1650 3761
GTX 1050 Ti 2387

DirectX12のゲーム指標となる「TimeSpy」では、「RX 570」は最新のエントリーモデル「GTX1650」以上、「GTX1650 Super」未満の立ち位置です。

同世代のミドルレンジ「GTX1060 6GB」にはわずかに及ばなく、最新Radeonのエントリークラス「RX5500XT」との差も大きいです。

3DMARK Firestrike

グラフィックボード スコア
RX 580 15696
GTX 1060 6GB 13643
RX 570 13722
RX 5500 XT 12502
GTX 1650 SUPER 11170
GTX 1650 8510
GTX 1050 Ti 7808

DirectX11の指標となるFireStrikeではRX 570はPascal世代の同レンジGPUになるGTX1060と比較すると少しだけ劣る結果になりますが、GTX1650を圧倒しており、GTX1650 SUPERに迫ります。

現在の主流となるDirectX11でかつ本クラスのターゲット解像度であるフルHDで高いパフォーマンスを示している事から、実際のゲーミング性能の高さが伺えますね。

rx570 性能 /VRMark

VRMark Orange Room

グラフィックボード スコア
RTX 2070 10816
RTX 2060 SUPER 9878
GTX 1080 Ti 11241
GTX 1080 11100
RTX 2060 9878
Radeon Ⅶ 10084
RX 5700 XT 10019
RX 570 6211

RX 570はぎりぎりVRredyといったところで、負荷が極端に重くないたタイトルであれば設定を適切に施すことでVRを体験すること不可能ではなさそうです。

VRMark Blue Room

グラフィックボード スコア
RTX 2070 2761
RTX 2060 SUPER 2723
GTX 1080 Ti 3291
RTX 2060 2344
GTX 1080 2246
Radeon Ⅶ 2635
RX 5700 XT 2489
RX 570 986

高負荷のBlueRoomではGPU性能の差がスコアとなって現れており、上位のグラボと比較すると大きな差を付けられています。

内部解像度を上げるような高品質VR体験を求める場合はRX 570では荷が重そうですね。

SteamVR Perfomance Test

グラフィックボード スコア
RTX 2060 11
GTX 1080 11
Radeon Ⅶ 11
RX 5700 XT 11
GTX 1060 6GB 8.8
GTX 1060 3GB 7.6
GTX 970 6.9
RX 570 6.5

SteamVRのVR性能指標となる「SteamVR Perfomance Test」では、忠実度は6以上でVRレディ判定となります。

GTX970は6.5となっており、十分VRがプレイできる判定となっています。

rx570 性能 /熱と消費電力

GPU温度

グラフィックボード 温度
RX 580 75 度
GTX 1060 6GB 64 度
RX 570 67 度
GTX 1650 69 度
GTX 1050 Ti 63 度

外気温26度の環境でFF14プレイ時にMSIAfterBurnerで測定しました。

RX 570はデュアルファン仕様にも関わらず、平均温度は67℃、最大で73℃に達しました。

ゲームをする上で特に問題ない温度ですが、夏場はファン回転数を追加しないと80℃を超えそうです。

消費電力

「BT-WATTCH1」を利用し、システム全体の消費電力がどの程度異なるかをチェックしてみました。

システム起動10分後の安定値を“アイドル時”、3DMarkの“Time Spyデモ”実行中のピーク値を“高負荷時”としています。

アイドル時の消費電力

グラフィックボード 消費電力
RTX 2060 SUPER 46 W
GTX 1080 Ti 50 W
GTX 1080 47 W
RTX 2060 42 W
GTX 1070 47 W
GTX 1060 44 W
GTX 970 51 W
RX 580 54 W
RX 570 46 W

近年のグラフィックボードはアイドル時には電力を大きく消費しないですが、Pascal世代のGeforce GTX1000シリーズと比較すると、RX 570は少し高いです。

しかし、この程度であれば、CPUやハードディスクアクセスの方が遥かに大きいので、誤差の範囲に収まっていると見て良いでしょう。

高負荷時の消費電力

グラフィックボード 消費電力
RTX 2060 SUPER 289 W
GTX 1080 Ti 350 W
GTX 1080 287 W
RTX 2060 395 W
GTX 1070 243 W
GTX 1060 198 W
GTX 970 265 W
RX 580 291 W
RX 570 221 W

クロックアップによる消費電力の増大が懸念されているRX500シリーズですが、「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI」が大きくクロックアップを施されてないモデルのためか、高い数値ではあるが、RX580と比較すると消費電力は低めにみえます。

また前世代のGTX970と比較しても消費電力面ではアドバンテージがある事も分かります。

ただ、RX 570より性能が高い同世代の競合製品 「GTX1060(6GB)」と比較すると50W以上高い数値となっており、無視できない差です。

クロックが更に高いモデルであれば、消費電力の差は更に広まる事が予想されます。

rx570 性能 /おすすめメーカーBest3

1位:【SAPPHIRE】SAPPHIRE PULSE RADEON RX 570 MINI 4G GDDR5

2017年4月発売の当サイトの検証で使ったモデル。

2スロット占有で厚さ36mmなので2スロット規格に余裕で収まります。

全長が170mmでありMini ITXマザーボードの1辺の長さと同じ。

ブーストクロック1,244MHz、ファン×1、補助電源6ピン×1。

「RX 570 ITX」モデルと非常に似ており、違いはこちらはHDMI2.0b対応でメモリクロックは7,000MHzです。

2位:【ASUS】ROG-STRIX-RX 570-O4G-GAMING

2017年4月発売で2スロット占有(厚さ38mm)、全長241mmで9.5インチ以内のモデル。

ブーストクロック1,310MHzですが、これを超えるRX 570はSapphire製しかなく、信頼性で見ればASUSのほうが上なのでこのグラボもおすすめです。

ファン×2。補助電源8ピン×1です。

3位:【ASRock】Phantom Gaming X Radeon RX 570 8G OC

2018年4月発売のモデル。

公称2スロット占有(厚さ41.91mm)。2スロット占有を謳ってはいますが、バックプレート側とファン側に合計2mmほどサイズオーバーしているので干渉に注意が必要。

全長278.81mmで11インチ以内、ブーストクロック1,280MHz、ファン×2。8ピン×1です。

発売当初からかなり人気があり、今では国内で購入するのは困難です。

rx570 性能 /まとめ

同価格帯のGTXよりも圧倒的に性能が高い

Radeon RX 570のゲーミングにおけるGPU性能は概ね「Geforce GTX 970」に迫る性能で、旧世代のGeforceと比べると消費電力も製造プロセスの微細化で、少しアドバンテージもあります。

FPSゲームもカジュアルに楽しむなら十分ですし、SEKIROなどのアクションゲームや格闘ゲームは最高画質でサクサクプレイできます。

価格が大幅に下がったことで17000円以下と比較的買いやすくなっており、かつ最近の重めのゲームでもちゃんと遊べる点で、性能も申し分ありません。

DirectX12ベースで性能を生かせ、将来性がある!

DirectX 12ベースへの適応がすごく、VRAMが8GBであることもあわせ、今後のゲームトレンドにも十分対応できます。

20,000円以下のグラボの中では圧倒的なコスパ!

GTX 1050 Tiより3000円も割高でありながら、コストパフォーマンスは約15%も高く「コスパ」には文句のつけようがないです。

RX 570は現在15000円前後の範囲で入手可能なので、2万円以下のグラボとして最強の性能であり、価格的にぶつかるライバルも不在なので、良いポジションを取ってます。

GTX 1060 3GBが21000円くらいで攻めてくるならRX 570の立場は一気に苦しくなるりますが、今のところ2.6~2.7万円くらいなので競合はしないでしょう。

最新世代のGPUと比べると消費電力と発熱は高め!

気になるのはやはり消費電力で、小型のケースだとかなり熱を持ってしまいますし、最低限の熱対策はしておかないと、クロックが落ちて性能ダウンにもなってしまいます。

NVIDIAのGTX1650以降のGPUと比較すると消費電力という面では厳しい部分があるのも事実です。

レイトレやDLSS対応に未対応な点も注意!

NVIDIAのRTXシリーズに備わっているレイトレやDLSS対応が無いのも不安要素ではあります。

今後レイトレがトレンドになった場合は、対応できないので、そのあたりゲーム制作側がどう対応していくかで今後が決まるとおもいます。

とは言っても、Radeonには「Fuild Motion」や「Free Sync」テクノロジーなど、AMDだけでしか受けれない恩恵もありますし、「最高画質でゲームを動かせなくても問題ない」「とにかく安いグラフィックカードが欲しい」という方は、Radeon RX 570を選ぶ価値は充分にあります。

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