Space Engineersは重い? /動作環境【スペースエンジニア】

Space Engineersとは?

Space Engineers(スペースエンジニア)は、宇宙で宇宙船を作ったり、惑星で車を作ったり、その他色々なメカを建造して遊べるゲームです。

オプションで隕石を降らすことや、カーゴシップの有り無しやタレットの攻撃有り無し、恒星の公転なども設定可能です。

プレイにはSteamのアカウントが必須となりますが、Steamの認証などが終わればインターネット接続が無くてもプレイが可能です。

関連記事:Space Engineersのマルチプレイのやり方 /サーバーの立て方【スペースエンジニア】

重力にこだわったゲーム

実際プレイしてみたところ、「重力」に対する表現に強い拘りを感じられます。

惑星に重力があったり、重力発生装置が用意されているのですが、物理演算がふんだんに使われており、重量計算もされていてかなりシビアになっています。

特に宇宙船を作る時の3種類のスラスターがリアルです。

電気だけで稼働するイオンスラスターや大気スラスター、水素で稼働する水素スラスターがあるのですが、どれも一長一短で、全部つけると重量も重くなるので、取捨選択が必要になってきます。

イオンスラスターは大気中では 30%程度のパワーでしか動かなかったり、大気スラスターは宇宙空間では全く意味なかったり、1番強力な水素スラスターは燃料となる水素を作ってためておく設備が必要になるなど、悩ましいです。

また、ワールドを作成するときに星系を選ぶのですが、イージーとなっている地球型には上空 43000mまでは重力がかかって船の用意が大変だったりします。

逆に、小惑星帯は、ウランが簡単に採掘できるので、電力効率が良いリアクターが作れたり、イオンスラスターを作るのにかかせないプラチナが取れやすかったりと、宇宙に出やすくなっています。

このように、重力を突破できるかどうかがかなり重要なゲームであるのが本作の最大の特徴であると言えるでしょう。

なお、日本語入力不可で、日本語訳ファイルの公開はされていませんが、本作はModでフォント追加すれば日本語化でプレイする事は可能です。

>>>Space Engineers翻訳ツール

Space Engineersが重くなる理由

マルチプレイヤー シングルプレイヤー
  • コピー&ペースト
  • オブジェクト過多
  • 大量のガトリングガンを船に射撃
  • 爆発、ミサイル
  • 専用サーバ(dedicated server)の過負荷
  • 大量のドリルで採掘
  • 大量のランチャーからオブジェクトに射撃
  • 複雑な形状の小惑星を見る
  • 大量のリファイナリーやアセンブラを同時に動かす
  • 重力範囲の表示を行う(F11のデバッグ画面)
  • 大きく複雑な船が、小惑星や他の船の近くを通る
  • 狭い範囲に大量の物体が浮遊している
  • 大量のガトリングガン、ロケットランチャーの射撃、爆発
  • クリエイティブで巨大なブロックの平面を作る
  • 複数のタレットがターゲットを探している
  • 複雑な形状の小惑星
  • ガラスやソーラーパネルで作られた大建造物
  • ワールドにいるカーゴシップが多過ぎる

Space Engineersは、重くなる場面が多数あり、どの場面でも共通しているのが「プレイ中のゲームへの過負荷」です。

普通にプレイしていても重くなる事が多々ある事を考えると、スペック面だけでなく、ゲームの仕様にも問題があると言えそうです。

実際、開発チームはゲームの要求スペックが高いことを認識しており、パフォーマンスの改良やメモリリークの修正に取り組んでいますが、その気になれば全長数kmの超巨大建造物も作れるゲームということで最適化に苦心している事が分かります。

グラフィック向上により重くなった

Space Engineersは、2015年のアップデートでDirectX 11へ対応しグラフィックが劇的に向上した一方で、ゲーム中に重くなる場面が増えました。

特に2015年のアップデートで追加された惑星は、巨大ボクセルデータの塊なので、動作は非常に重いです。

2016年3月末のアップデートでDirectX 11専用となり、将来DirectX 12に対応する可能性もあり、今後更に重くなる可能性もあります。

複雑なオブジェクトを作るほど重くなっていく

Space Engineersでは、プレイヤーの作る世界の複雑さには制限がありません。

プレイヤーのPCのメモリが限界に達して、オブジェクトの追加ができなくなるという事はありえますが、ゲームの仕様上では限界がありません。

つまり、自分のPCスペック次第で、作れるオブジェクトの複雑さは異なってくるというゲームになっています。

ローエンドのPCでもシンプルな世界なら快適に実行できますが、複雑なオブジェクトが影響し合う複雑な世界は、ハイエンドのPCでも過負荷になる可能性があります。

Space Engineersの動作環境

必要動作環境

OS Windows7 64bit
CPU Intel i5 3.0 GHz or higher (or AMD equivalent)
メモリ 8GB
GPU(グラボ) Geforce 750 Ti, Radeon R9 270X or higher
容量 25 GB
DirectX 11

割と古めのゲームでありながら、最小動作環境(なんとかゲームが最低画質で遊べる程度の環境)ですらメモリを8GB要求している事からも分かるとおり、Space Engineersは重めのゲームである事が分かります。

グラフィックカードを搭載していないPCや、CPUが旧式のPCは論外ですが、最低スペックでプレイするのもかなり厳しいタイトルだと思った方がいいです。

また、Space EngineersはWindows OSでのみ対応しており、MacやLinux系のOSでは動作しませんのでご注意下さい。

それと、以前はWindows XP、32bit OS、DirectX 9でプレイできましたが、現在はサポートは打ち切られています。

Steamのベータ版から旧式のDirectX 9をプレイすることはできますが、16年4月移行のアップデートは含まれず、更に32bit OSにはもともとメモリの制約(1プログラムにつき2GBまで)があるため、巨大建造物の作成や長時間のプレイには支障が出るのでおすすめできません。

推奨動作環境

OS Microsoft Windows 10 64-bit
CPU Intel Quad Core i7 @ 4.5 GHz or higher (or AMD equivalent)
メモリ 16 GB RAM
GPU(グラボ) Geforce 1070, Radeon RX Vega 56 or higher
容量 35 GB free HDD space
DirectX 11

開発は軽量化の為に努力しているようですが、上記の推奨環境であってもなお重いです。

さらに、アップデートによって発生した致命的なバグなどによっても動作が悪くなることがあるので推奨環境が恒常的に変化しているゲームであると言えるでしょう。

おすすめの動作環境

OS Microsoft Windows 10 64-bit
CPU Core i7 12700K 、Ryzen 9 5900X
メモリ 32GB RAM
GPU(グラボ) RTX 3060またはRX 6600以上
容量 250 GB
DirectX 11

本作は、物理演算の負荷が大きくCPUと特にメモリへの依存度が高いため、マルチコアCPUと大容量メモリを搭載したマシンは必須です。

特に物理演算をCPUで行っているので意外とCPUの性能で足を引っ張ることが多いので、高性能のものを搭載しておいた方がいいです。

ただ、本作はそこまでFPS値が求められるゲームではないのが救いです。

もちろん、FPS値が高いほど、ゲームは快適に動きますが、60FPSは優秀、30FPSも快適で、20FPSでも充分です。

FPSが影響するのは、プレイヤーの体感や描写のヌルヌル感であり、少なくとも、FPSは物理エンジンの計算には影響しませんので、グラボについてはミドルレンジのものでも十分です。

Space Engineersがゲーム中に重い場合の対策

Space Engineersは、使っているゲーミングPCがハイスペックであるほど快適にプレイできる事は間違いありません。

ただし、本作はワールド内の複雑さに依存する仕様のゲームある為、プレイの仕方によっては、重くなる可能性があります。

Space Engineersは頻繁に最適化を行っており、パフォーマンスは良くなっていますが、「重くならないように遊ぶ」工夫をした方が快適に遊べます。

画質設定を下げる

快適に遊べないと感じたら、まずは画質設定を下げてみましょう。

特にテクスチャの設定を下げると惑星ではかなり軽くなります。

もともとのテクスチャもさほど細かいものでもないので画質の低下がそこまで気になる事もありません。

作りたい船の大きさに合わせたブロックを使う

本作は、オブジェクトの数が多くなるほど、計算量が増え、メモリを消費するゲームです。

小型船は小型ブロックで、母船やステーションは大型ブロックで作りましょう。

ステーションなどの固定され動かないグリッド(重力判定用などの不可視ポリゴンも含む)は、動いている宇宙船のそれよりもはるかに軽くなります。

ゲームへの負荷が軽いブロックを優先的に使う

負荷が軽めのブロック 負荷が重いブロック
  • 各種装甲ブロック
  • インテリアライト
  • ヘヴィアーマー
  • 機能があり電力を必要とするブロック
  • スポットライト
  • 建造中のブロック

本作は、使用するブロックによって、ゲームへの負荷が変わってきます。

もっとも「軽い」ブロックは各種装甲ブロックで、それ以外のブロックは基本的に重いと考えておいた方がいいです。

ただ、装甲ブロックの中でも、母艦に搭載する小型機のスラスタの噴射炎がブロックにダメージを与えるのを防ぐ為のブロック、ヘヴィアーマーというブロックは例外的に超重いです。

特に多層空母の場合だと甲板面積が広く、その分ヘヴィアーマーを大量に使用するので要注意です。

他には、機能があり電力を必要とするブロックは重くなる傾向があり、装甲ブロックだけで作った母船は、同じ母船に大量のリアクターやスラスター等を積んだものよりゲームへの負荷が軽くなります。

スポットライトは負荷が重いブロックなので、意識して使わないようにするとゲームへの負荷を軽減できます。

インテリアライトは影を作らないのでスポットライトの代わりに優先的に配置するといいでしょう。

また、「建造中」のブロックは、ポリゴンが多く、視覚的最適化が出来ないため完成したブロックより重いので、大型戦艦建造で多用する際は負荷が大きくなるので注意しましょう。

多数の船を同じ場所に配置しない

衝突した物体の物体の形状と内部の構造も、ゲームの負荷に影響します。

2つの物体が衝突するとき、大抵は2つ以上の接触点で衝突しますが、衝突が多くなればなるほど、計算量は多くなってきます。

例えば、小惑星に衝突した母船の中に、小型船群が停泊していた場合、重い計算が必要になってきます。

逆に言えば、小型船を多数配置するのではなく、大型船数台を配置するように意識すればゲームの負荷を下げられます。

おすすめのSpace Engineers用ゲーミングPC

デスクトップ

正式名称 G-Tune PG-I7G60
CPU Core i7-13700F
グラフィックス GeForce RTX 3060
メモリ 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージ 512GB NVMe SSD
無線 Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵
価格 239,800円(税込)
販売元 G-TUNE

ゲームを最高の環境で楽しみたいヘビーゲーマーの為のモデル。

高性能CPUだけでなく、前世代のRTX2070SUPER以上のグラフィックスGeForce RTX 3060を採用しており、ゲーミングモニターでも快適にプレイする事ができます。

筺体の両側面、及び底面がメッシュ加工となっているため、多方面からのエアフローを実現した優れた冷却性能となっており、CPUやグラフィックスカード周囲のスペースを確保しているのでカスタマイズ性も抜群。

ハンドル付属のケースもついており、持ち運びにも便利で、LANパーティやイベントにも使えるのでお得感もあります。

G-Tune PG-I7G60の詳細

ノートPC

正式名称 G-Tune E5-165-WA
液晶 15.6型 フルHDノングレア (144Hz)
重量 約1.73kg
CPU Core i7-12700H
グラフィックス GeForce RTX 3060 Laptop
メモリ 16GB (8GB×1 / シングルチャネル)
ストレージ SSD MVNe512GB
価格 199,800円(税込)
販売元 G-TUNE

演算処理に優れたデスクトップ用のCPUと 速い動きも滑らかに表現するリフレッシュレート144Hz液晶パネルを採用した 15.6型ゲーミングノートPC。

前モデルのE5-Dに搭載していた GeForce RTX 2060に比べ、グラフィック性能では約27%、レイトレーシングでは約87%の性能向上を実現しています。

HDMI、Mini DisplayPort、USB Type-Cの3系統出力により 最大で4画面の同時出力にも対応しています。

無線LANは、最大2.4Gbpsの高速通信が可能なWi-Fi6に対応しており、ワイヤレスでも快適なネットワーク接続を可能となっています。

G-Tune E5-165-WAの詳細

Space Engineersは重い? /まとめ

Space Engineersは、重力に強いこだわりを持ったゲームですが、プレイスタイル次第でゲームもどんどん重くなっていく特殊なゲームです。

オブジェクトを無限大に設置できるので、ハイエンドモデルでプレイしているのであれば、自分のPCスペックの限界に挑戦もできます。

とは言っても、ミドルレンジ以下のPCでプレイするのであれば、やはり重くなる原因をある程度知ってプレイした方がストレス無く楽しめます。

重くなってきたと感じたら、画質を下げる等の対策も必要になってくるのは面倒ではありますが、その手間を補って余りあるくらい面白いゲームなので、是非一度はプレイしてみて下さい。