ウィッチャー3 pc スペック
ウィッチャー3 pc スペック /The Witcher 3: Wild Huntとは?
The Witcher 3:Wild Huntは、ポーランドの開発者CD ProjektRedによって開発されたロールプレイングゲームです。
全三部作の最終章となる本作は、広大なオープンワールドRPGとなっており、アンドレイ・サプコフスキーのファンタジー小説ウィッチャーシリーズに基づいたメインストーリーは、クリアするだけで50時間以上かかります。
サブストーリーも膨大な数があり、それらを普通にこなすだけでも50時間以上、高難易度で挑めば倍以上の時間がかかります。
さらに、各地に眠る財宝や最強装備やアイテムを求めたりすればとんでもないボリュームになるでしょう。
ストーリー重視というのは伊達ではなく、重厚なストーリーにすぐに引き込まれます。
オープンワールドでは単調になりがちなサイドストーリーにも伏線があったりと非常に作り込まれており、いやゆるお使いアクションをこなしているという意識が芽生え辛く飽きがこないです。
登場キャラがリアルで、クズみたいなヤツが意外と良いやつだったりと「生きている感覚」が妙に得られるのが不思議なところ。
じっくりと腰をすえてプレイしたくなる作りになっています。
なお、ウィッチャー3はさまざまなプラットフォームに対応しています。
2015年5月に初めてMicrosoft Windows、PlayStation 4、Xbox Oneこれらのプラットホームで配信されましたが、2019年10月にNintendo Switch、2021年にはPlay Station5とXbox Series X / Sでも利用できるようになりました。
しかし、プレイするならやはりPC版が一番おすすめです。
PC版とCS版の違い
- 豊富なMODでプレイの幅が大きく広がる
- 家庭用版と違ってフレームレート上限がない
- 高画質でプレイしたいならゲーミングモニターが必須
- 表現の規制がない
PC版ならではの楽しみ方として挙げられるのが、改造MODです。
どこからでもファストトラベルができるようにしたり、所持重量が大幅に増加したりする便利系のMODから、レイトレーシングに対応させるなどグラフィックを飛躍的に向上させるMODまで、NEXUS MODSでは多種多様なMODが公開されています。
また、PS4版、Switch版ともにフレームレートの上限が30fpsと制限されていますが、PC版ならPCのスペックに応じて4Kでも60fps以上を出すことが可能です。
高フレームレートでプレイしたいならゲーミングモニターが必須ですが、
本作の特徴である自然に囲まれた美しい世界を満喫するためには、PC版が最も適しています。
また、家庭用版の場合だとさらに一部の性描写の表現や、グロテスクな表現の規制もあるので、規制表現のないウィッチャー3を体験したいという方はPC版でのプレイをオススメします。
PS4版では、ストーリー上の主要なキャラクターはもちろん一般的な住民に至るまで、女性キャラクターに下着を着用していますが、PC版は違います。
ウィッチャー3というゲームはかなり性表現という部分では突っ込んだ作品だと言えるので、PC版だと規制無しで本来のウィッチャー3は”こういう表現がしたかったんだな”という製作者の意図が一番伝わりやすい表現で作品と向き合う事が出来ます。
ウィッチャー3 pc スペック /必要・推奨動作環境
必須動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Windows 7、Windows 8(8.1)、Windows 10 (64ビット) | |
CPU | Intel Core i5-2500K@3.3GHz AMD CPU Phenom II X4 940 |
Intel Core i7-3770@3.4GHz AMD CPU AMD FX-8350 4 GHz |
メモリ | 6GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 AMD GPU Radeon HD 7870 |
NVIDIA GeForce GTX 770 AMD GPU Radeon R9 290 |
ストレージ | 40GB以上 | |
DirectX | DirectX 11 |
ウィッチャー3の発売当初はミドルスペック帯と言えるスペックでしたが、現在では型落ちです。
なお、公式に対応しているのはフルサイズデスクトップ用のグラフィックカードのみとなっています。
必要スペック
OS | 64ビット版 Windows 7または64ビット版 Windows 8 (8.1) |
---|---|
CPU | ntel CPU Core i5-2500K 3.3GHz、AMD CPU Phenom II X4 940 |
GPU | Nvidia GPU GeForce GTX 660またはAMD GPU Radeon HD 7870 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 40GB |
最小動作環境のスペックでは、画面サイズや画質を低く抑えればプレイは可能ですが、細かい操作が必要なこともあるウィッチャー3ではゲーム進行に影響します。
特に戦闘は格下相手でも油断すると倒されるゲームなので、最小スペックでのプレイはおすすめできません。
CPUで指定されているCore i5-2500Kは第2世代Core i5の上位にあたるCPUで、クロックの可変が可能な分性能が高くなっています。
ただ、コア数は4ですが、ハイパースレッディングはないのでウィッチャー3の処理には少々厳しいCPUです。
Phenom II X4 940も4コアCPUで、Black Editionと言われるシリーズの中では上位のCPUですが、ゲーム用としては微妙な性能で、Core i5-2500Kと同じく厳しくなりつつあるCPUです。
GPUはGeForce GTX 660、またはRadeon HD 7870が指定されていますが、最新の3Dゲームに対応するにはかなり厳しいです。
GeForce GTX 660は現行品のローエンドであるGTX1050に相当しますが、実際にはGTX1050の方が少し性能が上です。
GTX660の場合だと、設定を抑えめにしてFPSでいうと30~40前後しか出ないので、ウィッチャー3のプレイには性能が足りません。
Radeon HD 7870もほぼGTX1050と同性能ですが、最新のゲーム用としてはすでに時代遅れであると言えます。
推奨スペック
OS | 64ビット版 Windows 7または64ビット版 Windows 8 (8.1) |
---|---|
CPU | Intel CPU Core i7 3770 3.4 GHz、AMD CPU AMD FX-8350 4 GHz |
GPU | Nvidia GPU GeForce GTX 770またはAMD GPU Radeon R9 290 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 40GB |
公式の推奨スペックのCPUは、インテルの第3世代Core i7-3770とAMDの多コアCPUであるFX-8350が指定されています。
Core i7-3770は第3世代Core i7の中でも最上位にあたるCPUですが、現在では選択肢とはならないCPUです。
現行のCore iシリーズは最新が第9世代なので、Core i7-3770は6世代も前のものになりますので、インテルのCPUを選択する場合は現在の主流である第8世代、または第9世代のCore iシリーズが現実的です。
AMDのFX-8350はまだ現役と言えるCPUですが、すでに旧製品になっているCPUであり、ゲーム用としては性能不足のCPUで、今となっては選択肢にならないCPUです。
特にAMD製のCPUは旧製品になればなるほどインテル製のCPUに劣るため、ゲーム用としては向いていません。
また、GPUの推奨環境で指定されているのはGTX770と3世代前のアッパーミドルレンジグラボですが、現在販売されているモデルですとGTX1050Ti以上であれば性能が上回っています。
現行品で言えばGTX1650に相当しますが、価格は安い一方で、性能的には前世代のGTX1060よりも大きく劣ります。
同じく GPUとして指定されているRadeon R9 290はGTX1060よりも少し性能が劣る程度の性能ですが、快適さを求めるのなら画質は下げる必要があります。
いずれにしても、GeForce GTX 770もRadeon R9 290も現行品と比べると性能は下です。
おすすめのスペック
フルHDのおすすめスペック | 4Kのおすすめスペック | |
---|---|---|
OS | Windows 8.1, Windows 10(各64ビット) | |
CPU | Intel Core i7 9700 / AMD Ryzen 5 3800 | Core i9以上 |
メモリ | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1660Ti / AMD Radeon RX 5700 | RTX 3070以上 |
ストレージ | 250GB以上のSSD | |
DirectX | DirectX 11 |
ウィッチャー3を快適にプレイするには、フレームレートが60FPSを下回らないことが絶対条件です。
安定して60FPSを出せるCPUやGPUであれば、ウィッチャー3を快適にプレイすることができます。
CPU
- フルHD:Core i7-9700 または Ryzen 5 3800
- 4K:Core i9以上
第9世代Core i7-9700は第9世代i7の上位にあたるCPUで、価格が高いのがネックですが、現在のゲームにも十分対応できる性能をもっています。
これより上位のCPUは価格の高いi9しかありませんが、4Kでのプレイをする以外はi7でも十分です。
AMD製の場合は第3世代Ryzen 5 3800が目安になりますが、低価格でありながらCore iシリーズにも引けをとらない性能を持っているので、ウィッチャー3をストレス無く最後まで楽しむことができます。
予算を抑えたい場合は価格次第ですが、第2世代のRyzen 5やRyzen 7も選択肢になります。
予算に余裕があれば、第3世代Ryzenの最上位であるRyzen9を選択すると、より快適にウィッチャー3をプレイできます。
グラボ
- フルHD:GeForce GTX 1660Tiまたは Radeon RX 5700
- 4K:RTX3070 以上
GeForce GTX 1660Tiはほとんどの3Dゲームに耐えられる性能を持つGPUで、ウィッチャー3を快適にプレイできる性能を持ちます。
予算があればRTX2060以上のハイスペックGPUがおすすめですが、低予算の場合はGTX 1660Tiは最適な選択肢の1つになります。
予算を抑えたい場合はさらに前の世代のモデルであるGTX1060も選択肢になりますが、価格にあまり差がないので、できる限りGTX1660Tiを選択した方が無難です。
AMDの場合はRX580やRX590が候補になりますが、今選ぶのなら新GPUのRadeon RX5700の方が性能が上なのでおすすめです。
Radeon RX5700は価格が安いのですが、性能はGTX1080相当と強力な性能を持っています。
RTXで言えば2070と同等ですが、価格面では大幅に安いためコストパフォーマンス重視をした選択をする場合にも有利です。
4Kでのプレイとなると、一気にハードルが上がり、RTX3070クラスが視野に入ってきます。
メモリ
- フルHD:8GB以上
- 4K:16GB以上
4年前のゲームなので、メモリを必要としません。
8GBあれば特に困ることはありませんが、余裕があれば16GBに増やしておくと快適さが増します。
ストレージ
- フルHD:250GB以上のSSD
- 4K:250GB以上のSSD
HDDの必要容量は40GBと昨今のオンラインゲームと比較すると一般的な容量といえますが、以前は35GBとなっていた事を考えると、アップデートやMOD追加で多少は余裕をみておいた方がいいでしょう。
SSDを選択するのなら250GB以上の容量があるものがおすすめです。
規格はSATAで十分快適ですが、予算があればM.2規格のSSDを選ぶと、シームレスに近い環境でウィッチャー3がプレイできます。
特にこだわりがなければ、価格も安いSATA接続のSSDで十分です。
ウィッチャー3 pc スペック /ベンチマーク
検証環境
以下のスペックの自作PCを使って、実際に動作検証を行ないました。
CPU | Core i7 7700K @4.80Ghz他 |
---|---|
ビデオカード | GeForce GTX 1080 Ti他 |
マザーボード | ASRock「B450 Steel Legend」(AMD B450) |
メモリ | DDR4-3200 8GB×4、DDR4-2666 |
ストレージ | Plextor M8Pe M.2 NVMe 512GB (RAID0) |
電源ユニット | 850W 80+ Platinum |
グラボ別フレームレート
グラボ | フルHD | 4K |
---|---|---|
RTX 3090 | 173 fps | 98 fps |
RTX 3080 Ti | 173 fps | 99 fps |
RTX 3080 | 158 fps | 88 fps |
RTX 3070 Ti | 143 fps | 74 fps |
RTX 2080 Ti | 141 fps | 73 fps |
RTX 3070 | 137 fps | 64 fps |
RTX 3060 Ti | 124 fps | 59 fps |
RTX 2080 SUPER | 130 fps | 57 fps |
RTX 3060 | 82 fps | 41 fps |
GTX 1080 Ti | 118 fps | 52 fps |
GTX 1070 Ti | 76 fps | 51 fps |
RTX 2070 SUPER | 111 fps | 49 fps |
RTX 2070 | 106 fps | 44 fps |
GTX 1080 | 93 fps | 39 fps |
RTX 2060 SUPER | 91 fps | 39 fps |
GTX 1070 | 88 fps | 36 fps |
GTX 1660 SUPER | 70 fps | 30 fps |
GTX 980 | 60 fps | 26 fps |
GTX 1650 SUPER | 58 fps | 24 fps |
GTX 1060 | 57 fps | 23 fps |
最高画質設定でCPUはCore i9-11900K、メモリは32GBで測定。
戦闘しない時間も含めた平均フレームレートになりますが、戦闘時などには重くなり、この平均fpsは維持できません。
古いグラボの場合、フルHD最高設定のプレイなら、GeForceGTX980で60fpsを超えてくれます。
GeForce GTX1060でもわずかに60fpsには到達しません。
中古品のグラボで自作する場合でも、70fps台が出るGeForce GTX1070以上を選びたいところです。
ウィッチャー3 pc スペック /グラボなし、低スペックPCでプレイ
ウィッチャー3はグラボなしPCや、低スペックPCでのプレイはできません。
最小スペックを見る限りではグラボなしPCでのプレイは可能と言えますが、実際にはかなり難しいと言えます。
例外として、Ryzen5 3400GクラスのAPU(内蔵グラフィックス)が搭載されているPCであれば、低画質FD環境下でプレイする事はできます。
ただ、快適なプレイができることがウィッチャー3を楽しむために必要なことなので、少なくともフレームレート60FPSが出る程度のPC性能はやはり欲しいところです。
ウィッチャー3 pc スペック /おすすめのゲーミングPC
デスクトップ
フルHD
正式名称 | FRGA-H670 |
---|---|
CPU | Core i7-12700F |
グラフィック | GTX 1660 SUPER |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
価格 | 179,800円(税込) |
販売元 | FRONTIERゲーマーズ |
高い拡張性と冷却性能が特徴の、受注生産のエントリーモデル。
マザーボードのASRock H670 PG RiptideはインターフェースにはUSB 3.2 Gen1 Type-Aを4つ、USB 3.2 Gen2 Type-A / Type-Cを1つずつ、USB2.0を2つ搭載しており、多彩な周辺機器の接続にも十分に対応できます。
PC内の空間が広いため、購入後に RTX3090など大型のグラフィックスカードに載せ替えられるだけでなく、大型のCPUクーラーも搭載可能。
デフォルトの構成では、今やレアなグラボの代名詞とも言えるGTX 1660 SUPERを搭載していますが、GTX 3050やRTX 3060のカスタマイズモデルも選べます。
4K
正式名称 | Astromeda Sirius |
---|---|
CPU | Intel Core i7-12700F |
グラフィックス | Nvidia GeForce RTX 3070Ti 8GB |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 240GB(SATA) |
電源 | 850W【80PLUS BRONZE】 |
価格 | 234,132円(税込) |
販売元 | マイニングベース |
空冷式ながらも高い冷却性能を誇るハイエンドモデル。
一般的なゲーミングPCはファンが2つ搭載されていますが、本機はファンが4つもついており、他のメーカーの4倍搭載されているのが特徴です。
静音性も高いため、ノイズが少ない安定動作するゲーミングPCを求めているユーザーに特におすすめです。
GeForce RTX 3070Tiを搭載しながら20万円台前半で買えるコスパの良さといい、今もっとも熱いゲーミングPCの1つです。
ノートPC
正式名称 | G-Tune E5-165-WA |
---|---|
液晶 | 15.6型 フルHDノングレア (144Hz) |
重量 | 約1.73kg |
CPU | Core i7-12700H |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 Laptop |
メモリ | 16GB (8GB×1 / シングルチャネル) |
ストレージ | SSD MVNe512GB |
価格 | 199,800円(税込) |
販売元 | G-TUNE |
演算処理に優れたデスクトップ用のCPUと 速い動きも滑らかに表現するリフレッシュレート144Hz液晶パネルを採用した 15.6型ゲーミングノートPC。
前モデルのE5-Dに搭載していた GeForce RTX 2060に比べ、グラフィック性能では約27%、レイトレーシングでは約87%の性能向上を実現しています。
HDMI、Mini DisplayPort、USB Type-Cの3系統出力により 最大で4画面の同時出力にも対応しています。
無線LANは、最大2.4Gbpsの高速通信が可能なWi-Fi6に対応しており、ワイヤレスでも快適なネットワーク接続を可能となっています。
ウィッチャー3 pc スペック /まとめ
発売当初はハイスペックなPCでのプレイが必須であったウィッチャー3ですが、現在ではエントリーモデルであるGTX1660クラスのグラボでも十分快適に遊べます。
ただし、それはあくまでもフルHD環境下での話です。
4K解像度となると、依然として要求スペックは高めであり、最新のRTX3070クラスが選択肢になってきます。
ウィッチャー3はグラフィックスに非常に力を入れているゲームなので、「どうせなら4K解像度でプレイしたい!」という人は、検討してみてください。