マウスコンピューターは壊れやすい?故障多い?

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マウスコンピューターのパソコンは壊れやすい?

マウスコンピューターのマシンは「すぐ壊れる」という書き込みを見つけて、購入しようと思ったけど止めたって人も多いんじゃないでしょうか?

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しかし、結論を言ってしまうと、マウスコンピューターのパソコンは壊れやすくはありません。

電子機器なので、「100%初期不良もないし壊れない」とまでは流石に断言できませんが、少なくとも、他のメーカーと比べてもマウスコンピューターが特別壊れやすいということもないですし、中国で生産している海外製のマシンに比べたらはるかに頑丈で信頼性は高いです。

なぜマウスコンピューターが壊れやすいと言われるようになったのか解説していきたいと思います。

マウスコンピューターが壊れやすいと言われる理由

過去に電源ユニットが貧弱だった

マウスコンピューターのパソコンが壊れやすいと言われる所以は、電源ユニットが貧弱という口コミが根強く残っているからです。

私は2006年の創業期の頃のマウスコンピューターの評判も知っているのですが、確かに昔のマウスコンピューターは電源ユニットが壊れやすくてあまり評判は良くありませんでした。

しかし、G-Tuneでは2010年辺りから大幅な品質強化の動きがあり、2022年現在では電源ユニットに限らず、全体的なパーツの品質が劇的に向上しています。

安いから壊れやすいというイメージがある

他のブランドと比べて、マウスコンピューターのパソコンは圧倒的に安いです。

すなわち、「他のパソコンと比べて安い上に性能が高いってありえなくない?」と思い込んでしまう人が一定数いるわけです。

言われてみれば、確かに性能が高いのに値段が安いパソコンが販売されていたらそれは不思議に思ってしまいますよね。

ですが、マウスコンピューターは、家電量販店で販売せずに、人件費を削除したり、一括生産を行う事で中抜きを予防したり、コスト削減に徹底的に勤めています。

つまり、マウスコンピューターが安いのは、単純にコストパフォーマンスが優れているからです。

ゲーミングPCは普通のPCより故障しやすい

普通のPCに比べたらの話ですが、そもそもゲーミングPCは壊れやすいです。

他の家電に比べて非常に自由度が高くて複雑な構造をしており、ハイスペックなゲームはマシンに多大な負荷をかけます。

例えば、東芝、富士通、SONY、NEC、Panasonicなどの家電系メーカーはゲーミングPCに比べて壊れにくいです。

これは、家電の延長線上のような使い方を想定してパソコンならではの自由度の高さを意図的に抑えたような製品が多いためであり、家電系メーカーのPCの方が頑丈という事にはならないのです。

また、家電系の一般的なPCは、初心者には扱いが難しく悪評を生みやすいゲーミングPCのラインナップがほとんどないので、自由度が高いがゆえに壊れやすいというゲーミングPCの欠点が目立ちにくいのです。

一方で、マウスコンピューターは昔からパソコン&パソコン関連一筋のメーカーですが、他の家電メーカー程のブランド力はなく、 パソコン自体も家電の延長線上ではなく、パソコンならではの自由度の高さを存分に生かしたような機種が多いので、家電系のメーカーに比べて悪評が立ちやすいというのが実態です。

初期不良はゼロにはできない

どんなに優れたブランドでも、初期不良は避けることができません。

もちろん、マウスコンピューターのような国産メーカーは、海外メーカーに比べると、流通過程の点では壊れにくいです。

船に揺られて輸入されるリスクがなく、日本の物流業者が丁寧に運んでくるだけなので、輸送中に壊れるリスクは限りなく低いでしょう。

しかし、日本のメーカーも組み立てこそは国内で行なっていますが、使っているパーツは海外製です。

もちろん国内で出荷前に動作試験は行っていますが、パーツ自体に初期不良があった場合、初期不良に当たるのを完全に避ける事はできないのです。

販売数が多いので壊れやすいという口コミが目立つ

マウスコンピュータってのは、国内BTO PCでは売上1位であり、パソコン市場でのシェアも大きいため悪評の絶対数も多く、どうしても悪評が目立ちやすい。

ちなみに、4位以降は売上が1桁違います。

実は故障率は他のメーカーも大差ないのですが、1%の故障率だとして マウスコンピュータが1日1000台売るとしたら10台壊れますが、4位以降だと1桁違うから100台売ったら1台壊れる計算になります。

このように、台数だけ見ると、マウスコンピュータはたくさん壊れているように思われがちですが、売れている数が多ければ故障の数が多いのは当たり前で、当然評価の数も違ってくるから、その評価で故障のことだけ書かれると、どうしても故障率が高いように見えてしまいます。

マウスと似たような立場のメーカーとして、業界2位のドスパラがあります。

ドスパラも昔からパソコン&パソコン関連一筋で、自由度の高さを生かした機種が多く、ゲーミングPCブランド「GALLERIA」を抱え、シェアも大きいというのはマウスコンピューターと共通していますが、やはり他社と品質的には大差ないのに悪評が目立ちやすいです。

購入者に初心者が多いのでトラブルになりやすい

マウスコンピューターはラインナップが豊富であり、PCの知識のない初心者が「最初の1台」に選ぶ事が多いメーカーです。

誰でも最初は初心者ですが、やはり知識が無いユーザーは、自分に原因があっても、PCのトラブルが発生したらすぐにメーカーのせいにしがちです。

一方、上級者向けのフルカスタマイズが可能なBTOブランドであるパソコンショップセブンやサイコムには悪評があまり見られません。

これはサイコムやツクモのシェアがマウスコンピューターやドスパラより低いだけでなく、ラインナップもマニア向けなので、わざわざサイコムやツクモを選んで買う人はある程度「パソコンというものは本質的に壊れやすい」ことを分かっている人たちが多いためです。

つまり、マウスコンピューターのように間口が広いブランドは、理不尽なクレームに直面しやすいというリスクがあるわけです。

マウスコンピューターは壊れにくいカスタマイズも可能

マウスコンピューターはBTOショップなので、購入時に壊れにくいカスタマイズができます。

格安PCを検討している人には向きませんが、以下のカスタマイズを行う事で故障率を大きく下げる事ができます。

  • 電源のアップグレード
  • 冷却性能の強化
  • ストレージはSSDを選択
  • カスタマイズは購入時のみにする

電源のアップグレード

電源はパソコンの心臓にあたるパーツで、万が一電源にトラブルが起きるとマザーボードやCPUなど、ほかのパーツまで故障する事があります。

逆に良い電源を入れていれば、変換効率の高い電源ほど発熱も抑えられて、故障率も低下します。

マウスコンピューターの基本モデルは、80PLUS認証で下から2番目のBRONZEグレードを搭載しているモデルが多いです。

これでも十分に壊れにくいのですが、GOLD以上へアップグレードするとさらに故障率は下がります。

冷却性能の強化

特にゲーミングPCのようなハイスペックマシンの寿命を縮める大きな要因になるのが熱です。

モデルによってカスタマイズの選択肢に差があるものの、CPUクーラーは簡易水冷を選べるとベストです。

値段は高いのですが、一般的な空冷式クーラーと比べて静音性も高く確実にCPU温度を下げられます。

水冷クーラーにする予算が無い場合は、ケースファンの追加、もしくはサイズアップするだけでも格段に冷却性能は高まります。

ストレージはSSDを選択

最近は初めからSSDが搭載されているモデルが多いですが、故障率の低さでパーツを選ぶなら、ストレージはSSDが絶対おすすめです。

HDDは大容量で低価格というメリットがありますが、振動や衝撃に弱く、壊れやすいパーツです。

使用頻度や環境が影響するものの、一般論としてハードディスク(HDD)の寿命は3~4年、SSDは5年以上持つといわれていますので、その差は圧倒的です。

カスタマイズは購入時のみにする

購入後に自分でカスタマイズをするのは、最初は無理に手を出さないほうが無難です。

たしかにメモリやストレージなどは、Amazonなどで買ったほうが安いので、後から増設しやすいです。

しかし、パーツ交換が原因でパソコンが故障したり、不具合が発生した場合、保証の対象外になってしまう恐れがありますし、修理費用で出費が増えてしまったら意味がありません。

購入後のパーツ交換は何が起こっても自己責任なので、リスクを下げたいなら注文時にカスタマイズしましょう。

マウスコンピューターは壊れても24時間365日サポートしてもらえる

マウスコンピューターでは、例え壊れたとしても、24時間365日の徹底サポートをしてもらえます。

初期不良は当然の事ながら、普通の故障だったり修理とかも電話をすれば全て対処してくれるので安心です。

私も実際にマウスコンピューターのサポートを過去に利用したことがありますが、迅速な対応で修理してくれました。

もちろん、壊れにくい事が第一ではあるのですが、実際に壊れた場合に手厚いサポートをしてもらえるかどうかも、パソコンを購入する際には考えないといけないはずです。

その点、マウスコンピューターは安心感のあるブランドだと言えるのではないでしょうか。