ark スペック
ark スペック /ARK: Survival Evolvedの概要
2017年に発売されたサバイバルアドベンチャーゲーム『ARK:Survival Evolved』(以下『ARK』)は、恐竜と戦ったりテイムしたりしながら孤島でサバイバルするオープンワールドゲームです。
元々、自由度の高いサンドボックス/サバイバルゲームとして「時間泥棒」などと呼ばれ高い人気を得ていましたが、2019年にデビューしたホロライブ4期生“会長”桐生ココによる布教でホロライブ、にじさんじをはじめとしたvtuber界に『ARK』ブームが到来し、再び大きな注目を集めています。
裸で島に流れ着いた主人公。
周囲には大小様々な恐竜たちがウロウロしており、しょっぱなから絶望を味わいながらも、知恵を絞って必死に生き残っていかなければなりません。
気を抜けば一瞬で死を招き、アイテムをすべてロストしてしまいますし、作物を採取中に空から襲われたり、逃げるために入った水場でピラニアに襲われたり、丸いアイテムが落ちているから拾ってみたら卵で親恐竜に襲われたり、逃げるのに必死になるあまり崖から転落したりと、原始時代のスリリングな生活を味わえます。
過酷な環境の中でコツコツと住処を拡充し、安定を手にしたあとは冒険も待っています。
テイムと呼ばれる手法で恐竜を手名付ければ騎乗も可能で、空を飛ぶことだってできてしまいます。
マップ全体に散らばる「探検家の記録」を集めてかつてその島で何があったのかを探っていくという目的は一応あるのですが、、初期『フォールアウト76』なんかとは違って延々文書を読まされるだけではなくちゃんと面白いSF的展開と個性的なキャラクターも付いてくるのでストーリー性も非常に高いです。
また、非常に自由度の高い本作は、ストーリー的なエンディングはあっても、できることに終わりがありません。
この点は、Minecraftによく似ており、リアル系Minecraftと呼ばれていたこともあります。
PS4よりPC版がおすすめ
『ARK』はPS4版、Switch版、Xbox One版、モバイル版、PC版と様々なプラットフォームで展開されていますが、自由度の高さはPC版がダントツでおすすめです。
PC版『ARK』のグラフィックはPS4より美しい
土地・気候・恐竜の細部まで表現された広大な『ARK』の世界観に浸るには、やはりグラフィックが重要です。
実は、PS4ではスペックの関係上グラフィックとフレームレートが制限されており、フレームレートが低いと画面がカクつき、何をやるにもストレスを感じます。
グラフィックとフレームレートの両方で没入感のあるゲームプレイを体験したい人には、やはりそれなりのスペックのゲーミングPCでプレイするのがおすすめです。
PCでしか使えない改造MODも充実
『ARK』ではレベルアップにより作れるものが増えていき、文明が成長するにつれ銃やロケットランチャーなど近代兵器も使えるようになります。
ただし、移動方法に関しては一貫して恐竜頼みで、飛行生物がいないマップでは移動が困難なのが難点です。
しかし、ユーザーが作成した改造MODを入れればテレポーターを使って移動できるようになります。
他にも恐竜をポケモンに変えてみたり、洋ゲー特有のいかついプレイヤーの髪型をいじるMODもあり、MOD次第で無限大の自由度が楽しめるのはPC版の利点です。
MODは主にSteamワークショップから無料でダウンロードできます。
PC版はサーバー接続先が多い
『ARK』ではPS4版とPC版でサーバープログラムが異なることもあり、相互にサーバーに接続することができません。
関連記事:ark マルチプレイ PC やり方 【PC版 ARK: Survival Evolved】
この手のオンラインゲームだとPCよりPS4のほうが人数が多いイメージがあるかもしれませんが、今は有名な動画配信者達のおかげで、むしろPC版の方が活気があります。
例えばvtuberから『ARK』に興味を持った人が行ってみたいホロライブ視聴者サーバーはPC版でしか接続できません。
動画配信も楽しみたい人は、PC版でのプレイをおすすめします。
PC版の『ARK』はSteamで頻繁な割引セール対象に
『ARK』を開発・発売するStudio Wildcardは「DLCをどんどん出して稼ぐ」タイプのパブリッシャーなので、『ARK』本体はSteamで頻繁に割引しています。
定価5,150円のところ、安ければ2,000~1,000円程度で安売りされていることもしばしばあり、非常に手が出しやすい価格である点はPC版ならではのメリットです。
本体のみでも有料追加MAP以外は遊べるので、気軽に手を出しやすくなっています。
ラグナロクは無料MAP、アベレーションやジェネシスは有料MAPとなっていますが、有料MAPはストーリー性が強く、無料MAPはストーリーと関係しないお楽しみMAPです。
これらDLCも割引の対象になっており、本稿執筆時にはジェネシス以外の有料追加MAP(スコーチドアース、アベレーション、エクスティンクション)と本体を合わせたバンドルが2400円で販売されました。
PS4版の方もダウンロード販売で新しいDLCは遊べますが、どうしてもセールが少ない分、ソフト代が割高となってしまいます。
また、PS4版の『ARK』はPC版に比べると新マップ・新要素・パッチの実装が遅れがち(特に日本語版)です。
主に公式サーバーにおいてPS4の『ARK』プレイヤーは海外プレイヤーと比べて資産や情報に格差のある不利な状態でサバイバルすることになってしまいます。
「友達グループ全員がPS4を持っており、PCを持っていない」「友達グループだけのサーバーで『ARK』をプレイしたい」「他の人とプレイする気はない」という状況の人以外、『ARK』はゲーミングPCで遊んだほうが楽しめます。
ark スペック /必要・推奨環境
ARK: Survival Evolved必要環境
OS | Windows 7/8.1/10 64-bit |
---|---|
CPU | Intel Core i5-2400以上、「AMD FX-8320」 |
メモリ | 8GB |
グラフィックボード | NVIDIA GTX 670 2GB以上、AMD Radeon HD 7870 |
Studio Wildcardによれば、ARKの動作には少なくとも「Core i5 2400」または「AMD FX-8320」が必要とのこと。
前者は4コアCPUで、後者は8コアCPUだから、必要最低限の条件としては「まぁまぁ重たい」部類に入ります。
GPU(グラフィックボード)は、「NVIDIA GTX 670」または「AMD Radeon HD 7870」が推奨されています。
どちらも古いGPUなのでピンと来ない人も多いと思いますが、今で言うところの「GTX 1050」や「GTX 750 Ti」に相当します。
つまり…グラボが入っていないPCや、内蔵GPUしか無い一般的なノートパソコンではまずプレイ出来ないと思っていいです。
ただ、公式の必要環境ではARK: Survival Evolvedを起動する事は出来ても、快適にプレイするのは困難です。
画質を最低のLowにしたとしても30fpsも出ないので、ペラペラ画質に常時ガクガクでゲームを楽しめるような状況ではありません。
ARK: Survival Evolved推奨環境
フルHD中画質 | フルHD高画質 | |
---|---|---|
OS | Windows 8.1, Windows 10(各64ビット) | |
CPU | Core i5-10400以上 | Intel Core i7-9700/AMD Ryzen 5 3600以上 |
メモリ | 16GB | 32GB以上 |
グラフィックカード | GTX 1650 Super/RX580以上 | Geforce RTX2070/Radeon RX 5700以上 |
ストレージ | 120GB以上 |
実は、ARKでは公式から推奨スペックが公開されていません。
実際にプレイしてみると、かなりのスペックが必要で、Mod次第では要求不可が掛かる可能性が極めて高い事が分かります。
また、Ark: Survival EvolvedはUnreal Engine4をゲームエンジンとして採用しており、比較的GPU(グラボ)への負荷が高いゲームになっている一方で、CPUへの負荷はGPUと比べると比較的小さめです。
Modについては、基本的にゲーム性に少しプラス要素加える程度のModが多く、要求スペックが高まるModは少ないのですが、アップデートでプレイ人口が増えると、それだけModの数が増えてくるので、思いも寄らない負荷を生み出すModは必ず登場してきます。
ARKをバニラ状態で快適にプレイすることは容易でも、ModやDLCなどの対応は難易度が跳ね上がるので、余裕を持ったスペックのゲーミングPCでプレイする事をおすすめします。
グラボ
品質 | フルHD(1920×1080) | WQHD (2560×1440) | 4K (3840×2160) |
---|---|---|---|
品質:中(60fps) | RX580、GTX 1650 Super以上 | Radeon Vega 64, GTX 1660以上 | RTX 2080以上 |
品質:高(60fps) | RTX 2070 | RTX 2080 | RTX 2080ti以上 |
品質:最高(60fps) | RTX 2080ti以上 | RTX 2080ti以上 | RTX 2080ti x2 (SLI) |
海外のベンチマークなどを調べてみるとかなり重たいゲームとなっており最高設定で60FPSを安定してだすにはGTX1080TiやRTX2070SUPER以上が最低でも必要である事が分かります。
高設定だとGTX1660Ti以上が60FPSを出す目安になりますが、安定させるならRTX2060以上、余裕を持たせるなら RTX 2070が必要です。
Unreal Engine 4がボトルネックとなり、グラフィックス品質をあげるとGPU負荷が一気にあがってしまうので、どの品質でプレイするかによって選ぶグラボは変わってきます。
特に、グラフィックスの品質を最高(Epic)まで上げると要求されるハードウェアスペックはかなり上がります。
CPU
品質 | フルHD(1920×1080) | WQHD (2560×1440) | 4K (3840×2160) |
---|---|---|---|
品質:中(60fps) | Ryzen 3 3200G、Core i3 9100 | Ryzen 5 2600X、Ryzen 5 3600、Core i5 9400F | Ryzen 7 3700X、 i7-9700K以上 |
必要最低動作環境のCore i5 2400は4コアでAMD FX-8320は8コアですが、目安としてはIntelならi7 9700以上、AMDならRyzen 5シリーズ以上がいいでしょう。
なお、Ark: Survival Evolvedは、CPU負荷は高くありませんが、使用しているUnreal Engine 4というゲームエンジンはマルチスレッドを活かすことができるため、最近のRyzenシリーズと非常に相性の良いゲームになっています。
コストパフォーマンスを考えるなら、グラボをGeforceのできるだけ良いやつにして、CPUはRyzenにするのが1番良いです。
ストレージ
ストレージの必要容量は60GBとなっていますが、追加パッケージ(ラグナロクやアベレーションなど)を導入するならさらに20GB~40GBかかるので、最低でも120GBは空きが欲しいところです。
このデータを保存できるドライブが必要ですし、何よりゲームを遊ぶ際はこのデータが大量に読み込まれますので、処理速度を高める為にHDDよりもSSDを搭載しておく事を推奨します。
メモリ
フルHDでプレイするのであれば8GBのメモリでもギリギリ動かせますが、快適にプレイしたいのであれば16GBは搭載しておきたいところです。
WQHDで高いフレームレートでプレイしたい場合や4Kも視野にいれたり、同時にスクリーン動画をとる場合は32GB以上をおすすめします。
ark スペック /ベンチマーク
フレームレート
グラフィックボード | フルHD(中間設定) | フルHD(高設定) | フルHD(最高設定) |
---|---|---|---|
RTX 2080 Ti 11GB | 171 fps | 138 fps | 91 fps |
RTX 2080 8GB | 154 fps | 123 fps | 81 fps |
RTX 2070 8GB | 143 fps | 106 fps | 68 fps |
RTX 2060 6GB | 133 fps | 93 fps | 55 fps |
Titan Xp 12GB | 101 fps | 100 fps | 55 fps |
GTX 1080 8GB | 97 fps | 78 fps | 40 fps |
GTX 1070 8GB | 80 fps | 65 fps | 34 fps |
GTX 1060 6GB | 61 fps | 46 fps | 27 fps |
GTX 1060 3GB | 54 fps | 42 fps | 23 fps |
RX 480 8GB | 51 fps | 38 fps | 22 fps |
RX 470 4GB | 44 fps | 34 fps | 20 fps |
GTX 1050 Ti 4GB | 37 fps | 27 fps | 14 fps |
GTX 1050 2GB | 31 fps | 22 fps | 10 fps |
RX 460 4GB | 26 fps | 19 fps | 11 fps |
中間設定の時点でかなり重たそうな雰囲気が漂っていますが、平均60fpsを出すには、少なくとも「GTX 1060 6GB」が必要であり、更に安定させるなら「GTX 1070 8GB」が必要になってきます。
ただ、アップデートで改善されたのか以前よりは軽いです。
とりあえずRTX2070があれば最高画質でも安定して平均60fps以上を出せることがわかりましたが、場面によっては40fpsくらいまで下がることもありましたので、RTX2080のほうがおすすめです。
高画質なら結構軽くなり、RTX2060でも安定して60fpsキープできます。
4K解像度の最高設定でのプレイは現実的ではない
プリセットのグラフィック品質:最高設定でまともにプレイする為にはかなり性能が必要になります。
当サイトの調査ではフルHD解像度でもRTX2070以上を推奨します。
4K解像度で最高設定でプレイした場合には最新最上位クラスのハードウェアでも30fpsターゲットとなります。
RTX2080Tiを用いても快適な指標の一つである60fpsの半分程度のフレームレートしか確保する事が出来ませんでした。
つまりARK: Survival Evolvedは無理して最高を狙わなくても高画質設定でプレイするのが現実的とも言えます。
スペックに余裕がある方は最高設定もOKですが、高画質設定でも十分綺麗なのでパフォーマンスの観点から高画質設定がおすすめです。
最高画質じゃなくていいならRTXシリーズは不要
RTXシリーズのグラフィックボードが必要なのは、あくまで最高画質&フルHD解像度でARKをプレイする場合です。
それ以外の場合は最上位のRTXシリーズのGPUが必須というわけではなく、安いRTXシリーズや最上位GTXシリーズで十分です。
そのため、最高画質にこだわりがないのであれば「GeForce GTX1660」搭載パソコンなど、ミドルクラスのゲーミング PC で大丈夫でしょう。
なお、中画質でプレイすると、テクスチャがモザイクというかメッシュっぽくなって目が痛いという人もいるようなのでご注意下さい。
快適にプレイしたいのであれば、高画質でのプレイがおすすめです。
フレームレートを上げる設定
グラボのスペックがギリギリの場合、設定を少し落とせば、画質をあまり落とさずに60fpsキープできる可能性があります。
以下の設定でまだ十分なフレームレートを実現できないのであれば、明らかにスペック不足なので、グラボを交換するかPCごと買い換える事を推奨します。
見た目に大きな影響を与えずにフレームレートをあげる設定
- 地面の散乱物密度を下げる
- グラフィック品質を最高ではなく高にする(これでフレームレートは倍になることもあります)
見た目に影響があるが、フレームレートをあげられる設定
- 空品質を中以下にする
- 影品質を中以下にする
- アンチエイリアシングを中以下にする
- グラフィック品質を中にする
見た目にかなり影響があるが、最後の手段としてフレームレートをあげる設定
- 影品質を低まで下げる
- グラフィック品質を低にする
ark スペック /ARK: Survival Evolved向けおすすめのゲーミングPC
デスクトップPC
フルHD中間設定向け
正式名称 | G-GEAR GA5J-B221/B2 |
---|---|
CPU | Core i5-12400 |
GPU | GeForce RTX 3050 / 8GB (GDDR6) |
メモリ | 16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
価格 | 149,800円(税込) |
販売元 | TSUKUMO(ツクモ) |
汎用性が高さが魅力のツクモの最新のエントリークラスのモデル。
標準構成は最新のRTX3050搭載になっていますが、スペック構成について4つのパターンから選べるのが特徴です。
スペックダウンしたGTX1650のモデルであれば税別10万円から購入できますし、+3万円出せばRTX 3060 Tiのミドルレンジのモデルにカスタマイズできます。
PCケースの配置にもこだわっており、高速転送可能なUSB3.0ポートをアクセスしやすいフロントポートに標準で搭載。
USB2.0規格に比べ転送速度が大幅にアップしていますので大容量データの転送も楽々行えます。
他社の知名度が高いエントリーモデルは軒並み売り切れ&高騰中ですが、本機は売れ筋だけあって、在庫が豊富で価格も安定しているのもありがたいです。
フルHD最高設定・WQHD中間設定向け
正式名称 | OMEN by HP 25L Desktop |
---|---|
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Core i7-12700F |
GPU | GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
価格 | ¥189,000(税込) |
販売元 | OMEN by HPシリーズ |
長らく品切れが続いていましたが、再販が開始されたOMEN Desktopシリーズのロングセラーモデル。
EMコーティングされた強化ガラスサイドパネル越しに映る色彩豊かな各種コンポーネントのLEDライティング等、最先端のデザインのPCケースがとにかく目を引くマシンです。
キーボードや対応するOMENアクセサリー等のLEDライティングの設定が可能で、プリセットから選択することも、自分だけのライティングエフェクトも楽しめます。
もちろん、機能性も充実しており、空冷/水冷いずれかのCPU冷却装置のモデルを選択可能。
ダブルボールベアリングを搭載した92mmファンの空冷クーラーを採用しており、アルミニウム製ヒートシンクと最大ファン速度4500RPMの高出力プロペラファンブレードで効果的に冷却を行います。
電源ユニットの安全動作温度にも配慮されており、50℃の高温度設計の為、安定したゲーミング体験を楽しむ事ができます!
ゲーミングノート
正式名称 | G-Tune P5-RT |
---|---|
液晶 | 15.6型 フルHDノングレア (LEDバックライト) |
重量 | 約2.01kg |
CPU | Core i7-12700H |
グラフィックス | GeForce GTX 3050 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD MVNe512GB |
価格 | 209,900円(税込) |
販売元 | G-TUNE |
G-tuneのゲーミングノートで売れ筋ベスト3常連のP5シリーズの最新モデルです。
持ち運びプレイを前提に作られているため、本体が非常に軽く、バッテリー駆動時間も約8.5時間と非常に長いです。
スペック的にはエントリークラスの立ち位置ですが、GTX1650Tiの上位互換のグラボを積んでいるので、重めの最新ゲームでも、ほとんどのタイトルで中設定で快適にプレイできます。