黒い砂漠 スペック
黒い砂漠 スペック /黒い砂漠とは?
黒い砂漠はアクションRPG「C9」を手掛けたスタッフが独立・結成した、Pearl Abyssが放つ大作MMORPGです。
アクション要素の高いノンターゲティングバトルが目玉ですが、オープンワールドということもあり、PvPや攻城戦から生産や貿易まで詰め込まれた、非常に自由度が高いのも特徴です。
超美麗なグラフィックスが評価されていますが、MMORPGの中でもハイエンドなスペックが必要なタイトルでもあります。
また、黒い砂漠は2015年のリリースから2020年まで、3回の大型アップデートによって、推奨スペックが上下してきたという経緯があります。
2017年12月のクライアントサイズの軽量化により必要スペックが緩和
まず、2017年12月に軽量化が行われて、クライアントファイルサイズが半分になりました。
これは人気のワールドボスの「ベル」に、人が集まりすぎて落ちるという問題に対処すべく行われた最適化と言われています。
このアップデートにより、画質が下がる代わりに、VRAM使用量が下がり、ゲームの動作がかなり軽くなり、フルHDならGTX1060程度のグラボでも十分動くようになりました。
2018年のリマスター&ウルトラモード画質追加により必要スペックが向上
2018年に、YEBIS3という「画面の後処理(ポストエフェクト)」の技術を投入した「リマスターモード」「ウルトラモード」が実装された事により、黒い砂漠の画質は劇的に向上しました。
リマスターとウルトラではリアルな光源や水の反射、鎧のきらめき等が超リアルに再現されるようになりました。
2018年以降に黒い砂漠のプレイヤーが公開しているスクリーンショットや動画配信は、このリマスターモード以上が適用されているものが多いです。
2019年から2020年までのアップデートで更に重いゲームに!
黒い砂漠は2019年から2020年にかけての伝承関係のアップデートにより、エフェクトが更に派手に豪華になりましたが、比例して超重いゲームになりました。
少なくとも、2018年のリマスターアップデートの時よりもfpsは確実にダウンしています。
どうしても低スペックマシンで黒い砂漠をを快適にプレイしたい場合は、クラウドゲーミングサービス【GeForce NOW】を使うという方法もありますが、可能な限りハイスペックのゲーミングPCでプレイされる事をおすすめします。
黒い砂漠 スペック /必要・推奨環境
必須動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Windows7以上 | |
CPU | Intel Core i3 | Intel Core i5以上 |
メモリ | 4GB RAM | 6GB RAM |
グラフィックカード | GTS 250 / GeForce 9800 GTX Radeon HD 3870 X2 Radeon HD4850/HD5750以上 |
GTX 650 / GTX 550Ti Radeon HD 7770、6770 |
ストレージ | ダウンロード時に約17GB インストール後に約18GB(合計約35GB) |
サービスが開始された2015年当時の推奨スペックはかなり緩かったのですが、度重なるアップデートにより、公式スペックとしてはかなりハードな敷居のスペックになっています。
CPUにはCore i7級を必要とし、メモリは16 GB、グラフィックボードはGTX 960相当は、MMORPGの公式スペックとしてはかなり厳しめの水準です。
また、公式発表の動作環境はHIGH環境スペックであり、30fpsという低いフレームレートを指標にしているので、快適にプレイするとなると更に上のスペックの推奨PCが必要です。
リマスター・ウルトラモード動作環境(公式)
リマスター動作環境 | ウルトラモード動作環境 | |
---|---|---|
OS | 32bit または 64bitのWindows10 | |
CPU | Intel Core i7-8700 | Intel Core i7-8700K |
メモリ | 16GB RAM | 32GB RAM |
グラフィックカード | GeForce GTX 1070 8GB | GeForce GTX 1080 Ti 11GB |
ストレージ | 27GB以上 |
リマスターやウルトラでプレイするとなると、更にハイスペックな環境が必要ですが、こちらも公式のスペックは30fpsという低いフレームレートを指標にしている為、快適にプレイする為にはもう少し上のスペックを目指したいところです。
黒い砂漠 スペック /おすすめのスペック
推奨スペック(LOW) | 推奨スペック(MIDDLE) | 推奨スペック(HIGH) | |
---|---|---|---|
OS | 32bit または 64bitのWindows10 | ||
CPU | Intel Core i5 | Intel Core i7-8700K | |
メモリ | 8GB RAM | 16GB RAM | 32GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GTX 970 AMD RX 480 |
GeForce GTX1070 8GB | GeForce GTX1080ti 11GB |
ストレージ | 27GB以上 |
黒い砂漠を思う存分楽しむ為には、やはりリマスターの美しい画像で快適にプレイ出来るスペックのマシンが必要です。
上記のスペックのPCであれば、フルHDのリマスターモードで60fpsで快適にプレイすることができます。
CPU:最低i5-8400/i9-9900KF以上
i7-8400、i5-9400F以上の構成であれば問題無いですが、予算に余裕があればi7-7700、i7-8700以上あると安心です。
特に人数が多く負荷が高い時はCPUのシングルスレッド能力が重要で、出来ることならi7-9700Kやi9-9900K、i9-9900KFを搭載しておきたいところです。
CPU別のフレームレート
最強のグラボRTX2080Tiを使用して、実際にリマスターのCPU別のフレームレートを計測してみました。
CPU | フレームレート |
---|---|
Core i9 9900K | 141.5 |
Core i7 9700K | 143.7 |
Core i5 9400F | 130.2 |
Core i3 8100 | 113.4 |
Pentium G5400 | 85.4 |
実際に計測してみると、同じRTX2080Tiを使用してもフレームレートに最大40%も差が出ている事が分かります。
コア数が多くクロック周波数が高いCPUほど、フレームレートを出しやすい稽古うが強く、ハイパースレッディングに対応していない方が、フレームレートが伸びやすい事が分かります。
よって、コスパ重視なら「Core i5 9400F」、フレームレートをできるだけ無駄にしないなら「Core i7 9700K」がベストなCPUであると言えるでしょう。
メモリ:16GB以上
中設定でも16GB、ゲーム動画配信をするのであれば32GB搭載しておく事をおすすめします。
リマスター・ウルトラのメモリ使用量
黒い砂漠をプレイ中のメモリ使用量をグラボごとに計測してみました。
グラフィックボード | リマスター(メモリ使用量) | ウルトラモード(メモリ使用量) |
---|---|---|
RTX 2080 Ti 11GB | 7.12 | 7.31 |
RTX 2070 8GB | 7.11 | 7.35 |
RTX 2060 6GB | 6.76 | 6.37 |
GTX 1050 Ti 4GB | 7.54 | 9.16 |
GTX 1050 2GB | 9.33 | – |
リマスターの場合、VRAMがかなり少ないGTX 1050では9GBも消費していますが、VRAMに余裕があるグラボだと、7GB前後のメモリ使用量で済みました。
8GBだと不足してしまうほどカツカツに消費するので、快適には程遠くなるという結果になりました。
よって、黒い砂漠を安定動作させるなら、最低でもメモリ容量は16GB必要な事が分かります。
グラボ:GTX970/GTX1080Ti以上
低画質ではGTX970、高画質でGTX1080Ti以上のグラボであれば快適に遊べます。
中画質に最適のGeForce GTX1070の後継モデルはRTX2070 SUPERなので、コスパも重視したい方にはRTX2070 SUPERを搭載したものを選びましょう。
フルHDのリマスターはGTX 1070 8GBで60fps出ますが、GTX1070の上の1070 Ti搭載モデルでは、リマスターモードで100fps程度出るので更に余裕があります。
RTXシリーズになって70番台は飛躍的にパワーアップしましたので、2070 SUPERならリマスターでも間違いなく快適に遊べます。
フルHDのウルトラモードでもGTX1080Ti搭載機でプレイすると、よほど混んでいる狩場以外は平均60fps程度になります。
GTX1080Tiの後継はRTX2080Tiなので超快適にプレイしたい方はRTX2080Ti搭載機がおすすめです。
フルHD(1920×1080)のfps値
グラフィックボード | リマスター(fps値) | ウルトラモード(fps値) |
---|---|---|
RTX 2080 Ti x2 | 134.1 | 101.0 |
RTX 2080 Ti | 141.5 | 76.4 |
RTX 2080 | 117.7 | 59.9 |
RTX 2070 | 109.5 | 47.2 |
RTX 2060 | 93.4 | 35.6 |
GTX 1080 Ti | 100.6 | 46.9 |
GTX 1070 Ti | 91.7 | 31.3 |
GTX 1060 6GB | 60.0 | 19.5 |
GTX 1050 Ti | 33.9 | – |
GTX 1050 | 28.9 | – |
RX 580 8GB | 50.1 | 17.6 |
RX 570 4GB | 43.1 | 16.7 |
*CPU:Core i9 9900K、メモリ:16GB、ストレージ:SSDのPCで計測
フルHDでも、リマスターだと最新のAAAタイトル並に超重たいです。
平均60 fpsを出すには、最低でも「GTX 1060 6GB」が必要ですが、ゲーミングモニターを使うなら、平均109.5 fpsを出せた「RTX 2070」が必須である事が分かります。
「ウルトラ品質」は更に重たく、超重たいゲームとして有名なARKの上を行きます。
「RTX 2080」を使ってようやくギリギリ60 fpsに届きそうな動作なので、ウルトラ品質を常用プレイに使うのは現実的ではない事が分かります。
WQHD(2560×1440)のfps値
グラフィックボード | リマスター(fps値) | ウルトラモード(fps値) |
---|---|---|
RTX 2080 Ti | 113.8 | 56.4 |
RTX 2080 | 82.4 | 41.0 |
RTX 2070 | 81.8 | 31.5 |
RTX 2060 | 67.9 | 23.4 |
GTX 1080 Ti | 97.6 | 30.8 |
GTX 1070 Ti | 65.4 | 20.6 |
GTX 1060 6GB | 40.4 | 12.2 |
GTX 1050 Ti | 22.5 | – |
GTX 1050 | – | – |
RX 580 8GB | 34.6 | 12.0 |
RX 570 4GB | 29.2 | – |
*CPU:Core i9 9900K、メモリ:16GB、ストレージ:SSDのPCで計測
フルHDより約1.8倍大きい「WQHD」は、リマスターなら「RTX 2060」「GTX 1070 Ti」であれば平均60 fps以上が可能ですが、ゲーミングモニターで使うには「RTX 2080 Ti」が必要である事が分かります。
なお、超重たいウルトラ品質にすると、平均60 fpsを出せるグラフィックボードは1つもありませんでした・・・。
4K(3840×2160)のfps値
グラフィックボード | リマスター(fps値) | ウルトラモード(fps値) |
---|---|---|
RTX 2080 Ti x2 | 99.4 | 32.3 |
RTX 2080 Ti | 76.3 | 17.2 |
RTX 2080 | 39.8 | 17.1 |
RTX 2070 | 43.8 | 10.1 |
RTX 2060 | 34.4 | – |
GTX 1080 Ti | 53.7 | 9.3 |
GTX 1070 Ti | 32.9 | – |
GTX 1060 6GB | 20.3 | – |
GTX 1050 Ti | – | – |
GTX 1050 | – | – |
RX 580 8GB | 19.1 | – |
RX 570 4GB | – | – |
*CPU:Core i9 9900K、メモリ:16GB、ストレージ:SSDのPCで計測
4K解像度はフルHDより4倍も大きいため、動作させられるグラボがかなり限られてきます。
リマスターで平均60 fpsを超えるには最低でも「RTX 2080 Ti」が必須で、3桁のfpsを狙うなら「2枚挿し」のSLIが必要です。
RTX 2080 TiのSLIは、フルHDやWQHDだと効果が非常に薄いですが4K解像度になってくると効果が高いので、4Kゲーミングモニターを考えているなら、SLIを検討しましょう。
ウルトラ品質での4Kは、どう頑張っても60fps出すのは不可能です。
RTX 2080 Tiを2枚使ってギリギリ平均30fpsでる感じでした・・・。
4Kのウルトラモードはスクリーンショット撮影専用のモードと割り切るのが現実的でしょう。
HDD空き容量:40GB
アップデートでクライアントデータはどんどん増えていくので、ストレージの容量は余裕があった方がいいです。
SSD搭載機にしておけば、ロード時間も早くなるのでおすすめです。
黒い砂漠 スペック /おすすめの推奨ゲーミングPC
フルHD推奨PC|G-Tune PG-I7G60(マウスコンピューター)
正式名称 | G-Tune PG-I7G60 |
---|---|
CPU | Core i7-13700F |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
価格 | 239,800円(税込) |
販売元 | G-TUNE |
ゲームを最高の環境で楽しみたいヘビーゲーマーの為のモデル。
高性能CPUだけでなく、前世代のRTX2070SUPER以上のグラフィックスGeForce RTX 3060を採用しており、ゲーミングモニターでも快適にプレイする事ができます。
筺体の両側面、及び底面がメッシュ加工となっているため、多方面からのエアフローを実現した優れた冷却性能となっており、CPUやグラフィックスカード周囲のスペースを確保しているのでカスタマイズ性も抜群。
ハンドル付属のケースもついており、持ち運びにも便利で、LANパーティやイベントにも使えるのでお得感もあります。
リマスター推奨PC|FRGTB660(FRONTIERゲーマーズ)
正式名称 | FRGTB660/SG2 |
---|---|
CPU | Core i7-12700F |
グラフィック | GeForce RTX 3070 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格 | 259,800円(税込) |
販売元 | FRONTIERゲーマーズ |
GTシリーズはFRONTIERの取り扱っている冷却性と拡張性抜群のミニタワーのシリーズ。
最大の熱源となるグラフィックスカードをケース上部に配置、上面から外気を大きく取り込み冷却することで、グラフィックスカードの冷却効率を最大化しています。
さらに、カスタマイズで右サイドパネルをスチール製から強化ガラスへカスタマイズ可能なので、ケース内部のパーツが映えるのも魅力的。
値段も良心的なので、受注生産である事を除けば、文句の付け所がないマシンです。
ウルトラ推奨PC|G-Tune FZ-I9G90(マウスコンピューター)
正式名称 | G-Tune FZ-I9G90 |
---|---|
CPU | Core i9-13900KF |
グラフィックス | GeForce RTX 4090 |
メモリ | 64GB |
ストレージ | 2TB NVMe SSD /4TB HDD |
電源 | 1000W |
価格 | 649,800円(税込) |
販売元 | G-TUNE |
最新グラフィックス GeForce RTX 4090 を搭載したフルタワー型のハイエンドゲーミングPC。
ほぼ全ての最新ゲームについて、4Kの倍の8Kで快適にプレイする事ができます。
超強力なパフォーマンスを誇る構成で電源容量も大きい為、排熱性が心配になるかもしれませんが、本機には120mm の大型リアファンを搭載しているので冷却性も万全。
パワースイッチ、アクセスランプ、USB 3.0×2、USB 2.0×2、オーディオ入出力はフロント上段部へ配置されているので、使いやすさも抜群です!
黒い砂漠におすすめのゲーミングノート|LEVEL-15FR171-i7-UASX(パソコン工房)
正式名称 | LEVEL-15FR171-i7-UASX |
---|---|
液晶 | 15.6型(非光沢カラー液晶) /フルHD(1920×1080ドット) |
重量 | 約2.0kg |
CPU | Core i7-12700H |
GPU | GeForce RTX 3070 Ti |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD MVNe500GB |
価格 | 239,800円(税込) |
販売元 | パソコン工房 |
パソコン工房の売上ランキングでベスト3常連のハイエンドモデル。
第12世代インテル Core i7と最新のGeForce RTX 3070 Ti搭載144Hz対応15型フルHDゲーミングノートパソコンです。
液晶をフルHDに適合される事でコスト削減に成功しており、ライバルのドスパラの同スペック品よりも3万円近く安くてお買い得です。
セール対象でさらに安くなっている事もあるので、マメに値段をチェックされる事をおすすめします。
今のところ完売していませんが、他社含めて売り切れの多いRTX3070Ti搭載の希少なゲーミングノートなので、ご購入はお早目に!
黒い砂漠 スペック /まとめ
黒い砂漠はCPUがかなり重要なMMORPGとなっており、ハイエンドのCPUでも、人数の多い攻城戦ではある程度fpsが落ちる事は避けられません。
リマスターの動作や他の新作ゲームもプレイすることを考えるとRTX 2060 SUPER以上のグラボ推奨ですが、ウルトラ画質でプレイしたい人や、ゲーム配信したいという人はRTX 2080 Tiをおすすめします。
メモリは8GBでは足りないことが多々あるので、最低でも16GB、余裕を持って32GB搭載しておきたいところです。