ゲーミングモニター おすすめ
ゲーミングモニター おすすめ /ゲーミングモニターとは?
ゲーミングモニターとは、ゲームを快適に遊べるよう最適化されたモニターのことです。
FPSやTPS、大規模な戦争が売りのMMORPG等の動きの早いゲームでもシャープで滑らかな動きを表示してくれます。
最新のゲーミングモニターはリアルな描写機能だけでなく、タイムラグを抑える「表示遅延低減機能」、FPSで敵を狙いやすくする「照準機能」等、便利機能を搭載したモデルも数多くラインナップされています。
近年ではゲーミングモニターの良し悪しによって、対戦型ゲームの勝敗が左右されることもあるため、プロアマ問わずに多くのゲーマーから重要視されているゲーミングデバイスの1つなのです。
ゲーミングモニターと普通のモニターの違い
ゲーミングモニターと一般的なモニターには、「リフレッシュレート」と「応答速度」に違いがあります。
ゲーミングモニターの方が、よりなめらかで残像の少ない映像の描写ができるので、普通のモニターよりも圧倒的に有利になっています。
ゲーミングモニターだけの特徴①:高リフレッシュレート
リフレッシュレートは、「モニターが1秒間に何回画面を書き換えられるか」という能力の事で、「Hz」の単位で表されます。
リフレッシュレートは、数値が高いほどなめらかな動きを表現できます。
通常のモニターのリフレッシュレートは60Hzほどですが、ゲーミングモニターは144Hzや240Hzとなっており、一般的なモニターの2倍から3倍のリフレッシュレートがあります。
リフレッシュレートが高ければ高いほど「映像が表示されるまでの遅延が少ない」というメリットもあります。
一般的な60Hzモニターは1秒間に60コマ、つまり約0.017秒に1回の頻度で画面を更新していますが、144Hzモニターの場合だと、0.007秒に1回、240Hzなら、0.004秒で画面が更新されます。
実際に映像を見比べてみると分かりますが、ゲーミングモニターを使っているユーザーは、普通のモニターを使っているユーザーよりも2倍から5倍程度早く画面が更新されている事になります。
これはつまり「少し先の未来が見えている」という事に外ならず、一瞬の判断が求められるFPSでは特に有利です。
ゲーミングモニターだけの特徴②:応答速度の速さ
応答速度は、「表示している色をどれだけ高速で変更できるか」という能力のことで、単位は「ms」(ミリ秒、1msは1秒の1000分の1秒)で表されます。
msの数値が高い(モニターの色が切り替わるのが遅い)と、次のコマに映像が切り替わっても、前のコマの絵が残像として画面内に残ってしまいます。
ゲーム画面がチラつくラグは、回線が原因の場合もありますが、モニターの応答速度が遅いのが原因である場合も多く、モニターを変えるだけでもチラつきが改善する事も多いです。
msは数値が低いほど残像が少なくリアルな描写になりますが、ゲーミングモニターは1ms以下、高性能なモニターだと0.5ms以下です。
一般的なモニターの応答速度は10ms、5msなどが多いので、ゲーミングモニターの応答速度は5倍から10倍以上の応答速度である事が分かります。
ゲーミングモニター おすすめ /選び方
ゲーミングモニターの選び方は、遊びたいゲームのジャンルによって異なります。
サイズ
FPS・対戦ゲーム用モニターのサイズは24インチ
ゲーミングモニターは大きい方がいいと思われがちですが、実はオンライン対戦ゲームやFPSのプロゲーマー達が使っているのは24インチのモニターが多いです。
24インチのモニターは、机に置いた場合にちょうど画面全体を見やすいサイズ感で、あまり視線を動かさずにHPバーや残弾数など、必要な情報を一目で確認しやすいからです。
特にFPSは激しい動きをするので、あまりモニタが大きすぎると隅々まで目の移動がついていかず、全体を把握できなくなりますし、eスポーツの大会でも24インチ前後のモニターが設置されている事が多いです。
MMORPG用モニターのサイズは27インチ
対して、レーシングゲームやMMORPGのように美しいCGを存分に堪能したい方には一回り大きい27インチサイズもおすすめです。
MMOでUIをたくさん表示したい場合や、Webサイトを見ながらプレイしたい場合は30インチ以上のウルトラワイドモニターを選ぶのもありです。
ゲーミングモニターを選ぶ際は、激しい動きが求められるゲームは24インチ、美しい描写が売りのゲームは27インチクラスが適切な大きさであると覚えておきましょう。
解像度
FPS用モニターの解像度は1920×1080のフルHD
対戦ゲームやFPSのようなアクション性の高いゲームをプレイするのであれば、1920×1080のフルHDがおすすめです。
FPSで主流の24インチサイズのモニターは、4Kとの違いがあまり感じられないため、コスパで考えるとフルHDの方が合理的だからです。
MMORPG用モニターの解像度は4K
MMORPGの場合は、2580×1080(21:9)の横長の画面や3840×2160(4K)といった、より解像度が高いモニターがおすすめになります。
モニターの解像度が高まると、表示できる情報量が増え、より高精細画質で楽しむことができるからです。
ただし、高解像度表示にはPCのGPU性能も重要で、性能が追いついていない場合は、映像がカクカクしてかえって不便になってしまう事があります。
4Kモデルのゲーミングモニターを購入する場合は、先のゲーミングPCのスペックが基準をを満たしているか確認しておきましょう。
リフレッシュレート
PCゲーム用モニターは「144Hz」以上を推奨
先述しましたが、一般的なパソコンなどのモニターは、リフレッシュレートは60Hzほどのものが一般的ですが、60Hz以上であれば、画質設定を落とす事でほとんどのゲームでなめらかな動きを再現することが出来ます。
ただし、PCゲームを最高画質で遊びたいのであれば、ゲーミングモニターのリフレッシュレートは最低でも120Hz以上、動きの激しいFPSを遊びたいのであれば、さらに上の144Hz以上ある事が理想です。
最近では240Hz以上というモニターも登場していますが、高速処理する為に必要なパソコンの要求スペックも格段に上がるので、240Hz以上のリフレッシュレートを実現したい場合は予算との相談になります。
FPSやレーシングゲームは144Hz以上、一般的なMMORPGやシュミレーションゲームで120Hz以上、古いゲームであれば60Hz程度を目安にモニターを選んでおくのがコスパ的には無難な選び方です。
PS4用モニターなら「60Hz」程度で十分
ニンテンドースイッチやPS4などの家庭用ゲーム機の場合は、リフレッシュレートは60Hzで十分です。
実は家庭用ゲーム機の場合、本体自体が60Hzという仕様のものが多いので、高いリフレッシュレートのゲーミングモニターを接続しても、本体のスペックが足りないのでモニターの性能を存分に生かす事が出来ません。
PCゲームと兼用で使うなら良いですが、家庭用ゲーム機専用にゲーミングモニターを購入するのであれば、価格もお手頃な60Hzのものを選ぶ方がコスパがいいです。
応答速度
ゲーミングモニターを選ぶ際の応答速度の目安は、MMORPGを遊ぶのであれば5ms以下、FPSや格ゲーを遊ぶなら1ms以下のモデルがおすすめです。
最近の多くのゲーミングモニターは、応答速度の数値を1ms前後としていますので、MMORPGを遊ぶ人でも1ms以下のモデルを選んでもいいと思います。
また、価格はやや張りますが、1msを切るような超高速モニターも最近では販売されています。
勿論、求められるパソコンのスペックも上がりますが、FPSの動画配信を検討されているのであれば、0.5msの超高速モニターの購入も検討してみてもいかもしれません。
FPSや格闘ゲームに特化した機能の有無をチェック
ゲーミングモニターには、特定のゲームジャンルに特化したゲーミングモード(GameVisualなど)を搭載してるものがあります。
ゲーミングモードを搭載しているモニターの場合、該当するゲームをしやすい環境にモニターが自動的にしてくれるのでかなり便利です。
ゲーミングモニターが備えている主なモードとしては、「FPSモード」「格闘ゲームモード」「スポーツゲームモード」「シューティングゲームモード」というものを搭載しているものもあります。
また、3Dゲームを楽しみたい人はNVIDIA 3D Visionに対応しているかも要チェックです。
レースゲームやRPGの場合は、画面を立て向きにできるピポット機能付きのゲーミングモニターをサブに配置するような使い方もできます。
他にも、より没入感の高いカーブタイプのゲーミングモニターや、超ワイドモニターも選択肢に入れてるのもアリです。
入力端子の種類と数
ゲーミングモニターとパソコンを接続する入力端子の主流はHDMIとDMIですが、最近ではDisplayPortやUSBを採用したものも増えてきています。
セレクタで増設することも可能なのですが、安定性にやや不安が残ります。
また、入力端子の数も重要なポイントです。
端子が1つしかないと、他の機器と接続する度にコードを抜き差ししなければなりませんので手間がかかります。
手間を減らすためにも複数のハードとの接続を考えている方は、端子の数は特にチェックしておく事を推奨します。
PS4やNintendo SwitchはHDMIであれば接続できますので、家庭用ゲーム機用のモニターを購入する場合は、モニターがHDMI対応かもチェックしいておきましょう。
ゲーミングモニター おすすめ /人気ランキング7選
低価格でプロ仕様の144Hzモニター|ASUS TUF Gaming
サイズ | 24.5インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI×2・DisplayPort×1 |
価格 | 32,545円 (税込) |
販売元 | ASUS |
おすすめ度:★★★★★
プロゲーマーのために設計されたASUSのゲーミングモニターで、3万円台のモニターの中では最高クラスの性能を誇ります。
応答速度1ms、リフレッシュレートが144Hzと高性能になっており、FPSやバトロワ系のゲームでも、非常に快適にプレイすることができるでしょう。
どんなゲームジャンルでも最適な画質で楽しめるGameVisualを搭載しており、明るい部分を露出せずに、暗い部分を明るくすることができます。
0.7msの高い反応速度と超低価格が魅力|Acer ΣLine
サイズ | 24.5インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 0.7ms |
入力端子 | HDMIx2・ミニD-sub15ピンx1 |
価格 | 15,780円 (税込) |
販売元 | Acer |
おすすめ度:★★★★☆
高い反応速度を持つAcerのゲーミングモニターです。
0.7msという反応速度が売りですが、ジャンルに合わせた8種類の映像モードや、暗いところを見やすくするブラックブースト機能など、ゲーマーに嬉しい機能も多数搭載されています。
更に、目を疲れさせないフリッカーフリー技術が使われているので、長時間のゲームプレイにも向いています。
これだけの機能がついていて、価格は2万円を切るというコスパの良さは魅力的です。
リフレッシュレートだけは低めですが、PCゲームだけでなく家庭用ゲーム機用に利用するのもおすすめです。
IPSパネル搭載の240Hzモニター|Pixio PX5 HAYABUSA2
サイズ | 25インチ |
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解像度 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMI×2/DisplayPort×1/Head Phone Jack |
価格 | 44,980円 |
販売元 | Pixio |
おすすめ度:★★★★★
IPSパネル(AHVA)で240Hzという最新の技術が導入された240Hzモニター。
ゲーミングモニターとしてのスペックは最強クラスですが、価格はわずか4万円弱で購入できます。
これほどコスパがいいモニターはなかなかありませんが、超人気のモニターなので、いつも売り切れな事だけが難点です。。
コスパ抜群の240Hzモニター|Pixio PX279RP
サイズ | 27インチ TNパネル |
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解像度 | フルHD(1920×1080) |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | DP×1/HDMI×2 |
価格 | 35,980円 |
販売元 | Pixio |
おすすめ度:★★★★☆
「144Hzで妥協はしたくない」、「どうしても240Hzのモニターが欲しい」という方におすすめなゲーミングモニターです。
TNパネル240Hz・応答1msというハイスペックにも関わらず、3万円台で買えてしまうので、144Hzとお値段はほぼ変わりません。
余分な機能が付いていないのが安さの理由ですが、240Hzのモニターの中では最安値の部類に入ります。
まずは240Hzの世界を体験してみたいという人におすすめです。
初心者向け144Hzモニター|BenQ ZOWIE XL2411P
サイズ | 24インチ TNパネル |
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解像度 | フルHD(1920×1080) |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | HDMIx1、DVI-DLx1、Display Portx1 |
価格 | 25,091円 |
販売元 | BenQ |
おすすめ度:★★★★☆
少し古い型番のゲーミングモニターですが、2017年に世界中で売れた144Hzモニターの代名詞とも呼べる名作です。
何より2万円台という安さは、限られた予算でゲーム環境を揃えたいライトユーザーにもおすすめできます。
暗い場所を強制的に明るく表示させるBlack eQualizerという機能がついているので、バイオシリーズのような暗闇を走り回るゲームではかなり快適に遊ぶ事ができます。
280Hzの超ハイスペックモニター|ASUS TUF Gaming VG279QM
サイズ | 27インチ IPSパネル |
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解像度 | フルHD(1920×1080) |
リフレッシュレート | 280Hz |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | DisplayPort 1.2 、HDMI 2.0 |
価格 | 53,818円 |
販売元 | ASUS |
おすすめ度:★★★★☆
240Hzをも超える最高のリフレッシュレートを誇る280Hzのゲーミングモニターです。
IPSパネルの曲面液晶を採用しており、平面液晶よりも没入感があります。
最初は目が慣れるまで若干の違和感がありますが、慣れれば曲面の見やすさに感動すると思います。
ゲームモードの種類が多い4K大型モニター|ASUS VP28UQG
サイズ | 28インチ |
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解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 1ms(GtoG) |
入力端子 | HDMI×2 |
価格 | 38,909円 |
販売元 | ASUS |
おすすめ度:★★★★☆
4Kの大型ゲーミングモニターです。
リフレッシュレートは75Hzなので一般的なゲーミングモニターよりも多少速い程度ですが、応答速度は1msでゲーミングモニターの基準を満たした速さになっています。
ゲーム用の照準やタイマーなどを表示するGamePlus機能を搭載しており、シューティング系のゲームにも対応できます。
画質も用途に合わせて、最適なものに調整できるようになっていますので、大型の4Kモニターの中ではかなり使い勝手がいいです。
ゲーミングモニター おすすめ /おすすめメーカー
BenQ
BenQは台湾に本社を置く電気製品メーカーで、主にモニター製品やプロジェクター製品の開発を行っている企業です。
元々はエイサーグループの1部門として設立されたのですが、現在は完全に独立した企業となっており、130カ国を超える国で製品を販売しています。
eスポーツ用にZOWIEブランドを展開しており、BenQの作るゲーミングモニターはPJS(PUBG公式大会)などeSports大会でも利用されるほど認知度が高いです。
ゲーミングモニターについては、家庭用ゲーム機向けの「RL シリーズ」と、PCゲーム用の「XL シリーズ」の2タイプを販売しており、カメラ操作によるブレを抑える独自機能を搭載しているのが特徴です。
ブレに強い事から、FPSやバトロワ系のユーザーに特に人気が高いです。
ASUS
エイスース(ASUS)は、台湾に本社を置く電子機器メーカーで、PCのマザーボードからスマートフォンまで幅広く開発を手掛けている企業です。
eスポーツ業界にも早期から参入しており、PCゲーマーの間では定番のメーカーとして知られています。
スペックに対して価格が安いのが特徴で、コスパのよいゲーミングモニターを探している方におすすめです。
LGエレクトロニクス
LGは韓国に本社を置く電気業界大手の企業で、液晶テレビやモニターといったパネル製品に力を入れているメーカーです。
特に薄型のゲーミングモニターに定評があり、デスクと背面の設置スペースが少ないといった環境でも設置出来るのが特徴です。
一人暮らしで狭い部屋に置くモニターを探しているユーザーには特におすすめです。
Acer
Acer(エイサー)は台湾のメーカーで、様々な種類のゲーミングモニターを展開しています。
画面のサイズごとのラインナップも豊富で、他社と比べて安価なモデルが多いです。
更に、Amazonでは頻繁に割引クーポンが適用されるので、表示価格よりも10%程度安く買えるケースが多いので、コスパはかなり良い部類に入るメーカーです。
MSI
MSIは、マザーボードやビデオカードの世界的メーカーとして知られています。
MSIのゲーミングモニターは、平面タイプはもちろん、湾曲タイプのゲーミングモニターを多くラインナップしているのが特徴です。
画面の大きさを確保しつつ、ゲーミング用途に耐えうるリフレッシュレートと応答速度を実現しているので、性能を重視する方におすすめです。
ゲーミングモニター おすすめ /まとめ
最新のFPSやバトロワ系のゲームは、高リフレッシュレート(144Hz以上)で応答速度が速い(1ms以下)ゲーミングモニターを使用する事で明らかに有利にゲームを進められる傾向が強いです。
特に、家庭用ゲーム機のユーザーとPCのユーザーが対戦した場合に、PCのスペックの高さを生かせるゲーミングモニターの強みが顕著に発揮されます。
アクション性がそこまで高くないMMORPGをプレイする場合でも、美しい映像を堪能できます。
どんなゲームをプレイするにしても、ゲーミングモニターを使用するメリットは大きいので、予算の許す限り出来るだけハイスペックなゲーミングモニターを選択される事をおすすめします。
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ゲーミングPCに使われているPCパーツの供給元は実は同じです。パーツの組み合わせが同じであれば性能差は無いので、「このメーカーの性能は良い!」というのも無いのですが、パーツの組み合わせによって、コスパや性能に大きな差が出てきます。