ゲーミングpc 安い /高性能な激安モデル【コスパ】
ゲーミングpc 安い /各BTOメーカーの格安モデルの特徴
BTOメーカー | 評価 | 最安値モデルの値段 | 特徴 |
---|---|---|---|
パソコン工房 | ★★★★★ | 76,978円~ | 内蔵グラフィックスの激安モデル有り |
TSUKUMO | ★★★★★ | 109,780円~ | AMD製品の激安モデルが豊富 |
G-TUNE | ★★★★★ | 104,800円~ | エントリークラス最下位の激安モデル有り |
DELL | ★★★★★ | 133,980円~ | エントリークラスのゲーミングノートの最安値 |
FRONTIERゲーマーズ | ★★★★☆ | 129,800円~ | 全体的に安いが激安モデルは無し |
Lenovo(レノボ) | ★★★☆☆ | 97,104円~ | 安いけど在庫がかなり少ない |
ドスパラ | ★★★☆☆ | 89,980円~ | 安いけど質が悪い |
パーツ価格の高騰によって、各社ともに一部モデルが値上がり傾向が続いています。
国内のBTOメーカーであるドスパラ・G-Tune・フロンティア・パソコン工房・TSUKUMOでは、従来のエントリークラスは10万円以下のモデルの取り扱いがほとんどありません。(内蔵グラフィックスの製品は依然として10万円以下のモデルもあります)
また、Dell・Lenovo・HPなど格安モデルに強かった海外メーカーもラインナップがかなり減っており、売り切れも増えています。
値段が安いモデルはすぐに在庫切れを起こすリスクがあるので、在庫が十分にあるBTOメーカーで選ばないとすぐに購入できない事も多々あるので注意しましょう。
格安ゲーミングPCの価格相場
各メーカー公式サイトに掲載されている人気モデルは11万~25万円以上と差がありますが、上位3位のGーtune、ツクモ、パソコン工房の価格をまとめて平均値を算出すると、およそ15~18万円台がゲーミングPCの一般的な相場であることがわかります。
相場の価格帯で販売されているモデルはゲームをプレイするのに十分な性能を備えていることが多いため、快適さを求める方に人気ですが、あくまでも平均的なエントリークラスのモデルに限った話です。
製品によっては良い意味での掘り出し物もあり、逆に安い理由として様々なデメリットがある場合が多いです。
よって、スペックと共にその製品の「デメリットを許容できるかどうか」を都度確認する必要があります。
また、PCパーツはさまざまな要因で価格が上下するため、時期によって相場も変動することを念頭に置いておきましょう。
エントリークラスのモデルまでグラボ高騰中
2020年の年末頃からグラフィックボードの品薄状況が続き価格が高騰していますが、2021年12月現在、エントリークラスのゲーミングPC価格も値上がり状況が続いています。
従来はRTX 3080・RTX 3070・RTX 3060 Tiなどのミドルエンドクラス以上で顕著でしたが、2021年3月になってGTX 1660 SUPERやGTX 1650 SUPERなどのエントリークラス~ミドルクラスまで波及している状況です。
例えば、G-TUNEの人気モデル「G-Tune PM-B」は、GTX 1660 SUPER×Core i5-10400搭載モデルが税込142,780円で購入できたのに今は税込175,780円と33,000円も高くなってしまっています。
グラフィックスがGTX 1660 SUPERが市場全体で品切れを起こして、GTX 1660 Tiにアップグレードされたのも理由の一つですが、値上げのインパクトは大きいです。
そもそもグラフィックボードの供給不足は世界的な半導体不足の影響を受けていルわけですが、グラフィックボード以外のメモリ・ストレージ・液晶などの価格も高騰傾向が続いており、結果的にゲーミングPCだけではなくゲーミングノートPCの価格も上昇傾向にあります。
2021年12月時点では税込10万円以下のゲーミングノートPCはほとんど存在しておらず、曰く付きの製品も視野に入れて購入を検討する必要が出ているわけです。
ゲーミングpc 安い /各BTOメーカーの激安ゲーミングPC一覧
型番 | 価格(税込) | CPU | GPU | メモリ | SSD | HDD | 総合評価 |
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G-GEAR GA5A-D210/T | 111,800円 | AMD Ryzen 5 3500 | GeForce GTX 1650 | 16GB | 500GB | ‐ | ◎ |
G-Tune DG-A5G1B | 139,800円 | AMD Ryzen5 4500 | GeForce GTX 1650 | 16GB | 512GB | ‐ | ◎ |
iiyama STYLE-M0P5-R55G-EZX | 77,800円 | Ryzen 5 5500G | Radeon Graphics | 16GB | 500GB | ‐ | 〇 |
Dell G | 133,980円 | AMDR Ryzen 5 6600H | GeForce RTX 3050 | 18GB | 512GB | ‐ | 〇 |
LEVEL-15FH120-i5-UXSX | 100,078円(税込) | Core i5-1135G7 | Iris Xe Graphics | 16GB | 500GB | ‐ | 〇 |
G-Tune DG-A5G1B | 119,900円(税込)※セール価格 | AMD Ryzen 5 4500 | GeForce GTX 1650 | 16GB | 256GB | ‐ | 〇 |
税込み10万円以下という縛りがあると、十分な性能が保障されたエントリークラスのラインナップはほぼ存在しないのが実情です。
内蔵グラフィックスの製品や、前世代のローエンドであるGTX 1050 Ti搭載モデルも視野に入れれば意外と見つかりますが、どんなゲームもプレイできるスペックも兼ね備えて、かつ確実に購入できる格安デスクトップだと、AMD製品のツクモか受注生産のフロンティアの2択になります。
ゲーミングノートPCの最安値モデルは、十分な性能を備えたエントリーモデルだとDell G一択ですが、こちらも内蔵グラフィックスを視野に入れれば更に安いモデルは存在します。
ゲーミングpc 安い /選び方のポイント
格安ゲーミングPCを選ぶポイントは、ズバリ「デメリットを許容できるかどうか」です。
安かろう悪かろうではないのですが、格安ゲーミングPCは「曰く付き」の製品が多いです。
格安モデルの種類 | デメリット |
---|---|
非ブランド品 | 知名度が低い |
AMD製品 | レイトレDLSS非対応 |
内蔵グラフィックス | 外付けグラボよりも低スペック |
セール品 | 常に購入できるわけではない |
受注生産品 | 納期が遅い |
中古PC | 保障が無い |
自作PC | 動かない可能性すらある |
このように、細かく挙げると様々なデメリットがあるわけですが、人によっては気にならない人も多いはずです。
つまり、格安ゲーミングPCを購入する際は、値段に対してデメリットを許容できるかどうかで購入を決めるといいでしょう。
BTOショップの知名度の低いブランドは安い
項目 | 一般ブランド | ゲーミング |
---|---|---|
ブランド例 | GALLERIA(ドスパラ) GAMEMASTER(ドスパラ) G-Tune(マウス) LEVEL∞(パソコン工房) G-GEAR(TSUKUMO) GAシリーズ(フロンティア) |
Lightning(ドスパラ) Monarch(ドスパラ) Magnate(ドスパラ) mouse(マウス) STYLE(パソコン工房) AeroStream(TSUKUMO) MXシリーズ(フロンティア) |
ケース | シンプル | スタイリッシュ |
価格 | 標準より低い | 標準より高い |
排熱性能 | 標準的 | 高い |
機能性 | 標準的 | 高い |
パーツ構成 | 最低限 | 充実 |
各BTOメーカーのゲーミングPCブランドは知名度が高く、激安の人気モデルがすぐ売り切れてしまいがちです。
しかし、同じBTOメーカーが販売しているモデルでも、一般消費者向けのモデルはそうではありません。
ほとんどのBTOメーカーで数種類のブランド(ゲーミングPC、クリエイター向けPC、一般向けPC、法人向けPC etc.)を展開されており、ユーザーの用途に合わせて選ぶ事ができます。
そして、知名度が低い一般モデルに、ゲーム用のグラボを搭載したモデルも購入する事もできます。
もちろん、ゲーミングブランドとして販売されているPCに比べると、PCケースが一般向けのデザインで味気なかったりするのですが、ゲームをプレイする上での性能面には差はありませんし、何より値段も一般モデルよりも確実に値段が安いです。
もっとも、最近では、各BTOメーカーも「一般向けPCの中身だけゲーミング性能を充実させたモデル」を格安のゲーミングPCとしてラインナップに並べるようになってきました。
例えば、ドスパラでも本来ビジネスモデルであるはずのLightningブランドもゲーミングPCのラインナップとして最近は扱われていますし、TSUKUMOではゲーミングブランドの「G-GEAR」の中に格安ゲーミングPCとして組み込んでいます。
Amazon、楽天の格安ゲーミングPCは買わない方が良い
Amazonや楽天でも、商品名に「ゲーミングPC」と明記されている格安ゲーミングがありますが、こちらは絶対に買わない事をおすすめします。
聞いた事がない知名度が低い販売店にありがちですが、グラフィックボードが付属していない普通のパソコンがゲーミングPCと謳って販売されているケースも多々あります。
一見すると格安なゲーミングPCがたくさんあるかと思いますが、実際にはゲーミングPCじゃない商品がたくさんあ李、4万円の自称ゲーミングPCが本当にまともなゲーミングPCである可能性はものすごく低いです。
いくら知名度が低いブランドが狙い目と言っても、ゲーミングPCはサポートや保証が完備しているBTOショップで購入することを強く推奨します。
内蔵グラフィックスは安い
種類 | 内蔵グラフィックス | エントリークラス | ミドルレンジ | ハイエンド |
---|---|---|---|---|
GPU | Ryzen 5 PRO 4650G | GTX 1660 | RTX 3060 | RTX 3080 |
価格 | 8万円前後 | 15万円前後 | 20万円前後 | 30万円前後 |
快適にプレイできるゲームの例 | マイクラ、fsx、MHW、dbd、kenshi等 | APEX、FF14、kenshi、MHW、PSO2等 | MHW、fallout4、プラネットコースター等 | 黒い砂漠、FF15等 |
当然の事ながら、ゲーミングPCは高性能なほど価格も高くなりますので、「安いゲーミングPC」というのはどこかしらの性能で妥協をしなければなりません。
通常、ゲーミングPCのスペックは、エントリーモデル、ミドルレンジ、ハイエンドの3種類に分けられて販売されていますが、内蔵グラフィックス搭載モデルでもプレイできるゲームはたくさんあります。
ただし、表を見ていただければ分かる通り、ビジュアルにこだわるゲームやオンラインゲームは、内蔵グラフィックスでプレイするのはほぼ不可能です。
実際、最低でもエントリークラスのモデルでないと、『Apex Legends』のような人気ゲームで144fps以上を出してプレイするのは難しいです。
「16GB」、GPU「GTX 1660」が価格と性能のコストパフォーマンスが1番良いラインだと言われていますが、このくらいのモデルなら、『Apex Legends』や『フォートナイト』で144fpsや240fpsを出してプレイできるので、「人気ゲームを快適にプレイしたい」というゲーマーにはエントリークラスのモデルが必須です。
しかし、『マインクラフト』のように高いfpsをそこまで必要としないゲームであればエントリークラス下位のGTX 1650でも十分ですし、更に下のRyzenの内蔵グラフィックスでも対応は可能です。
このように、元々プレイしたいゲームの要求スペックが高くなければ、内蔵グラフィックスの格安ゲーミングPCを敢えて買うのもアリだと言えるでしょう。
CPUにRyzenを選べば安い
項目 | Core i5 | Ryzen 5 | Core i7 | Ryzen 7 | Core i9 | Ryzen 9 |
---|---|---|---|---|---|---|
GeForce RTX 3090 | – | – | 39万円前後~ | – | 48万円前後~ | 44万円前後~ |
GeForce RTX 3080 / 3080Ti | – | – | 28万円前後~ | 26万円前後~ | – | – |
GeForce RTX 3070 / 3070Ti | – | 25万円前後~ | 28万円前後~ | – | 33万円前後~ | – |
GeForce RTX 3060 / 3060Ti | – | – | 20万円前後~ | 18万円前後~ | – | – |
GeForce GTX 1660 / 1660Ti | 15万円前後~ | 13万円前後~ | – | 18万円前後~ | 18万円前後~ | – |
GeForce GTX 1650 | 14万円前後~ | 12万円前後~ | – | – | – | – |
GeForce GTX 1050Ti | 11万円前後~ | – | – | – | – | – |
上記の表は、各BTOメーカーで販売されているゲーミングPCにおけるメジャーなCPU+GPUの組み合わせ例です。
右上にいくほどハイエンド、左下にいくほど低スペックとなっていますが、ご覧の通りRyzenのCPU搭載モデルは、Intel製品の同スペック品または上位モデルよりも明らかに金額が安くなっています。
各BTOメーカーにより販売価格に多少の違いはありますが、CPUをRyzenにするだけでIntel製より2-3万円は安くなります。
以前はRyzenのCPUはIntelに劣っているというイメージがあったのですが、最近では両者の性能差はほとんどありません。
値段にこだわるなら、RyzenのCPUは有力な選択肢として考えていいでしょう。
セール&キャンペーン対象モデルはお得
メーカー | セール名 | 期間 |
---|---|---|
FRONTIER | 冬のボーナス祭 | 12月中頃 |
G-TUNE | 冬のボーナスセール | 12月1週 |
パソコン工房 | ボーナスセール | 12月1週 |
アーク | WEEKYセール | 毎週 |
SEVEN | ウィークリーセール、特価品セール | 随時 |
BTOショップではお得なキャンペーンやセールが頻繁に開催されています。
激安モデルを探すならセール情報は必ずチェックするべきです。
メモリやCPUが無料でアップグレードできたり、人気ゲームが付属したり、ポイントの還元率が上がるなどキャンペーンは様々です。
ただし、当ページで紹介しているいわゆる激安ゲーミングPCは元々の価格が低いためそれほど割引額が大きくないので、数千円でも割引されていれば十分です。
大幅な値引きが期待できるのは、税抜15万円以上のハイクラスのモデルとなってきます。
また、CPUやメモリの無償アップグレードも格安ゲーミングPCでは対応していない場合も多いです。
更に、セール品のゲーミングPCは、販売台数限定モノが多く、早い者勝ちになってしまうことも多く、時期によって値引き率や値引き商品が左右されるので、「今すぐこのモデルが欲しい」という人には不向きです。
セール品のゲーミングPCは、このようなデメリットも納得した上で購入されるようにしてください。
受注生産品はメリットの方が大きい
BTOメーカーが取り扱っている受注生産のゲーミングPCは安いモデルが多いのですが、これは在庫を抱えないで済む=維持費や人件費といった全体のコストを削減できるからです。
デメリットとしては、注文を受けてから組み立てるので納期が遅い事。
例えば、受注生産が強みのフロンティアのモデルは、納品まで2週間~程度かかる場合も多々あります。
他社が即納モデルに力を入れている中で、納期の遅さは弱点と思われてきましたが、グラボが品薄の昨今では、納期の遅さは弱点になりません。
そもそも即納モデルが常に売り切れている事も多い中で、納期が遅くても確実に購入できて安いというメリットは非常に大きいでしょう。
半導体不足の昨今だからこそ、受注生産のモデルを購入するのは賢い選択肢であると言えます。
ゲーミングノートPCの方がコスパが良い
2020年頃までは、デスクトップのエントリークラスは10万円以下で購入できたのに対して、ゲーミングノートPCは最低でも税込12万円以上の予算を用意しておく必要があったため、コスパを考えるとゲーミングノートを選ぶメリットはありませんでした。
しかし、Ryzen 5 4600HやCore i5-10300Hなどのコストパフォーマンスに優れたモバイル向けのCPUが登場したことでかなり価格が引き下げられており、2021年以降は、税込10万円台から購入することができるモデルが増えてきました。
ゲーミングノートPCならキーボードやモニターを後から購入する必要もなく、1からゲーム環境を作るなら安上がりにな上に手間要らずです。
ミドルレンジ以上のゲーミング性能を含めたコストパフォーマンスを考えるならまだデスクトップには及ばないですが、エントリーモデルでプレイするのであれば、ゲーミングノートPCも有力な選択肢にしていいでしょう。
中古のゲーミングPCは上級者向け
- 中古PCは自分でメンテナンスができる上級者向け
- 中古PCは故障やトラブルの確率が高い
- あまりにも安い中古PCはすでに性能が時代遅れ
- 昔ハイスペックだった中古PCはそこまで安くない
- 昔ハイスペックでも今では性能は低め
中古のゲーミングPCは確かに安いのですが、結論から言うと初心者にはおすすめできません。
値段の安さというメリットよりも、デメリットの方が大きく、自分でパーツ交換やメンテナンスができる上級者のためのパソコンと考えた方がいいです。
パーツが経年劣化しているため耐用年数が短いので、購入して数ヶ月で故障してしまう、なんてことが起こる可能性もざらにあります。
また、昔のハイスペックの場合、確かに現在のエントリ~ミドルエントリくらいのスペックくらいありますが、その分結局価格が高くなっている事も多いです。
逆に、昔のハイスペックより最近のアーキテクチャを採用したエントリ~ミドルエントリの新品PCのほうが、ソフト側の最適化もあり高性能だったりします。
ただし、比較的最近のCPUやグラボを搭載しており、価格が安くなっているのであれば購入する価値はあります。
- Intel CPUはCore i 10○○○の第10世代まで
- Ryzen CPUはRyzen 3○○○シリーズの第3世代まで
- グラボはNVidia GeForceならGTX1000番台、RadeonはRX5000シリーズまで
いずれにしても、中古ゲーミングPCは掘り出し物を見極める知識と経験が必要になってきますので、少なくとも初心者の方は迂闊に手を出さないことをおすすめします。
自作PCも上級者向け
デスクトップPCを自作するのは未経験者からは難易度が高いように感じられるかもしれませんが、趣味などで自作する人は少なくありません。
自作することで同じ予算でも高性能なゲーミングPCを構築でき、その都度パーツをアップグレードしたり、カスタマイズはしやすいです。
ただし、自作PCも初心者にはおすすめしません。
自作する場合は、PCケースやマザーボードなどのパーツを自力で揃えて組み立てることになり、AmazonやツクモなどのWebサイトや実店舗から1つ1つ購入する必要があります。
予算自体は抑えることはできますが、初心者が組み立てるのにはかなりの時間がかかり、予想外のトラブルやエラーにも対処できないといけません。
パーツの相性検証や故障時の保証もなく、最悪の場合、壊れて起動しないということになっても自分で組んだPCにサポートはないため、自作PCも完全に上級者向けです。
自作PCの運用コスト(故障時のパーツ買い替えや組み直し)を考えると、初心者の方は「BTOショップ」で新品のゲーミングPCを買うのが、最も安く、最も安全にゲーミングPCを購入する方法です。
関連記事:ゲーミングpc 自作 /必要なPCパーツ、作り方、注意点
ゲーミングpc 安い /格安ゲーミングPCの性能
- フルHD環境×低~中設定が中心
- グラボは前世代のローエンドも増えている
- CPUは第二・第三世代Ryzen 5シリーズがスタンダード
格安ゲーミングPCは、性能面で限界があります。
安さだけにこだわると、最低限のゲームプレイも出来ない可能性がありますので、十分注意する必要があります。
各BTOメーカーが販売している格安ゲーミングPCの共通点を分析する事で、性能の基準がある程度見えてきます。
ゲーム内設定はフルHD×標準設定以下
激安ゲーミングPCは搭載されているパーツは、ゲーミング性能のギリギリのラインを攻めています。
当然の事ながら、フルHD環境でのゲームプレイが中心で高解像度への適性は低く、高リフレッシュレートモニターを活かすことも難しいです。
サービス開始が古いロングセラーのゲームにはフルHDの最高設定で対応できる場合も多いのですが、最新のゲームをプレイする場合は、設定を最低まで落としても厳しい場合が多々ある事は覚えておきましょう。
ローエンドのグラボも視野に
格安ゲーミングPCのグラフィックボードの多くは、2019年4月30日にTuring世代のエントリークラスとして発売されたGTX 1650が搭載されている場合が多いです。
実際のところGTX 1650は、コスパ的にもかなり優秀なグラボです。
価格は$149とGTX 1050 Ti($139)よりも少し高いぐらいで、GTX 1050 Tiを大きく超える性能を持っていおり、GTX 1060 3GBに近いパフォーマンスを発揮します。
なお、GTX 1650の後継モデルとしてGTX 1650 SUPERがリリースされましたが、半導体不足の影響もあって現状では実質ラインナップから消滅しており、エントリークラスのグラフィックボードを探しているならGTX 1650が唯一の選択肢となってきます。
また、GTX 1650を搭載したゲーミングPCの場合、最近では半導体不足の影響から、どうしてもトータルコストで10万円を超えてしまいます。
ゲーミングPCを10万円以下で購入したい場合は、前世代のロークラスだったGTX 1050 TiやGTX 1050も視野に入ってきます。
実際のところ、GーtuneではGTX 1050 Tiを搭載したモデルを格安ゲーミングPCとして2021年に新規販売しており、まだまだ現役で通用するグラボである事は確かです。
ただ、ロークラスのグラフィックボードの場合次の世代のモデルが登場したときに適正がぐっと下がってしまうデメリットは考慮しないといけません。
新しい世代になるとグラフィックボードの性能の底上げが行われてそれに合わせてゲーム側も要求スペックを高くするからです。
10万円以下というラインを超えて安いモデルは、性能の将来性が極端に下がる事は考慮しておきましょう。
Ryzen 5シリーズは優秀
RyzenシリーズはIntel製CPUと比べてもコストパフォーマンスの高さが光るCPUですが、性能面も優秀です。
現在の低価格帯のモデルはRyzen 5 3500搭載モデルが中心となっていますが、特にGTX 1650/GTX 1650 SUPER、GTX 1660/GTX 1660 SUPERといったエントリークラスのグラボと相性が良いです。
これは、性能が高すぎないのでボトルネックとならず性能を発揮しやすいからです。
もちろん、ゲーム適正だけを見るとIntel Core iシリーズのほうがRyzenシリーズより高いです。
Core i5-10400でもRyzen 5 3600に近いパフォーマンスを発揮しますし、Core i3-10100でもRyzen 5 3500に近いと考えて間違いないです。
それでもIntel製CPUを選ぶならCore i5-10400以上の搭載しているモデルが多いので、どうしても高くなってしまいがちです。
性能面を最低限確保しながら激安ゲーミングPCという括りになってくると、Ryzenシリーズを視野に入れる事になってきます。
ゲーミングpc 安い /とにかく安いゲーミングPC
G-GEAR GA5A-D210/T【フルHD最高設定におすすめ・デスクトップ】
正式名称 | G-GEAR GA5A-D210/T |
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CPU | AMD Ryzen 5 3500 |
GPU | GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
価格 | 111,800円(税込) |
販売元 | TSUKUMO(ツクモ) |
基本構成はGeForce RTX 3060を搭載したミドルレンジのモデルですが、GTX 1650にスペックダウンしてエントリークラスとして購入できるモデル。
他社の知名度が高いエントリーモデルが軒並み売り切れの中で、本機は良い意味で売れ残っていた「掘り出し物」と言えるでしょう。
CPUをRyzenにする事で破格の値段の安さを実現しており、GTX 1650が軒並み値上がりしている中で、本機は値上がり前の価格である10万円前後から購入できるのが大きなメリットです。
ほとんどのゲームをフルHD最高設定で快適にプレイできますが、一部のハイスペックFPSについては少々厳しい性能であるのも事実です。
基本構成のGeForce RTX 3060のモデルも、ミドルレンジクラスのスペックでありながら14万円台から購入可能となっており、こちらも他社よりもはるかに安いので、お財布に多少余裕がある人は基本構成で購入する事をおすすめします。
G-Tune DG-A5G1B【フルHD中設定におすすめ・デスクトップ】
正式名称 | G-Tune DG-A5G1B |
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CPU | AMD Ryzen 5 4500 |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB (NVMe) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 |
価格 | 129,800円(税込) |
販売元 | G-TUNE |
G-TUNEのエントリークラスの最下位のモデルとして販売されているゲーミングPC。
半導体不足の煽りを受けて、コスパ抜群のエントリークラスとして評価が高かったGTX 1650やGTX 1660も軒並み高騰していますが、本機はセール対象になる事が多く安く買える事が多いのがポイント。
フルHD中設定であれば人気ゲームであるApexで60 fps以上、フォートナイトで100 fps以上キープできますし、ドラクエ10やPSO2のような国産のゲームであれば最高設定でも快適にプレイできます。
iiyama STYLE-M0P5-R55G-EZX【フルHD低設定におすすめ・デスクトップ】
正式名称 | iiyama STYLE-M0P5-R55G-EZX |
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CPU | Ryzen 5 5600G |
GPU | Radeon Graphics |
メモリ | 16GB DDR4 |
ストレージ | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
電源 | 350W 静音電源 80PLUS |
価格 | 77,800円(税込) |
販売元 | パソコン工房 |
内蔵GPUのマシンですが、メモリ消費が激しいFPSやTPSでなければ比較的スムーズにプレイできるゲームが多い人気モデル。
2022年まではLEVEL-M0P5-R55G-EZXの名称で9万円台で売られていましたが、2023年以降は7万円台で買えるまで値下がりしました。
ドラクエ10やフォートナイト等の数世代前の軽いゲームであれば、60fpsキープも十分に可能。
ただし、動画編集・動画配信のパフォーマンスはあまり良くないので、配信目的であればワンランク上のゲーミングPCを購入するようにしましょう。
→iiyama STYLE-M0P5-R55G-EZXの詳細
Dell G15 プレミアム【コスパ最強の格安ゲーミングノート】
正式名称 | Dell G15 プラチナ(RTX3050Ti搭載) |
---|---|
CPU | Core i7-12700H |
グラフィックボード(VGA) | GeForce RTX 3050 Ti |
メモリ(RAM) | 16 GB, 2 x 8GB, DDR5, 4800 MHz |
ストレージ(HDD・SSD) | 512 GB, M.2, PCIe, SSD |
価格 | 165,153円(税込) |
販売元 | Dell |
ものすごく高コスパで、Blender等、ノートPCでゲームをちょっとやりたい人には一押しのマシン。
CPUをRyzenモデルにすると133,980円で購入できますが、汎用性を考えるとインテルモデルがおすすめです。
起動もSSDて爆速起動なので、電源ONにして10秒かからずデスクトップが開き、すぐ作業できて、何より画面が超キレイです。
デメリットと言えば、充電器がちょっと大きいくらいですが、自宅で使う分には全く気にならないはずです。
外観も渋めのデザインなので、仕事と兼用で職場に持って行っても違和感なく使えます。
半導体不足の昨今では珍しく、即納モデルである点も嬉しいです。
→【Dell】Dell G15 プラチナ(RTX3050Ti搭載)
LEVEL-15FH120-i5-UXSX【最新APU搭載の激安ゲーミングノート】
正式名称 | LEVEL-15FH120-i5-UXSX |
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液晶 | 15.6型(非光沢カラー液晶) フルHD(1920×1080ドット) |
重量 | 約2.0kg |
CPU | Core i5-1135G7 |
GPU | Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
価格 | 100,078円(税込) |
販売元 | パソコン工房 |
低設定でもゲームが出来れば良いという人におすすめのゲーミングノート。
ゲーミングノートの中で最底辺のスペックの部類に入りますが、Iris Xe GraphicsというGeForceのMX350を凌ぐ最新の内蔵グラフィックス(APU)を搭載。
Apexのような最新ゲームでも低設定であれば50fps前後は確保できます。
従来のハイエンドグラフィックボードと同等の性能とまでは行きませんが、カジュアルなゲーミング用途であれば十分快適に使用できる実用性を備えています。
ゲーミングPCに使われているPCパーツの供給元は実は同じです。パーツの組み合わせが同じであれば性能差は無いので、「このメーカーの性能は良い!」というのも無いのですが、パーツの組み合わせによって、コスパや性能に大きな差が出てきます。